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セリフ書き起こし ちびまる子ちゃん【理科の実験は大さわぎの巻】 2017.01.22

(永沢)みんな『ちびまる子ちゃん』が始まるけど見てみるかい?
(まる子)お姉ちゃんたちはさ理科の実験でアルコールランプを使うことってよくあるでしょ。
(さきこ)あるよ。
しょっちゅう使うけどね。
あたしあした初めて使うんだ。
アルコールランプってランプに直接火を付けるんだよね。
ちょっと怖いよね。
そうだね気を付けないと危ないよ。
(すみれ)アルコールが中に入ってるんでしょ?火が付いてるときにそれをひっくり返したりしたら大変なことになるね。
そりゃもう大変だね。
(ヒロシ)一面火の海だな。

 

 

 

 


《あああわわ…!》考えただけでも恐ろしいね。
まあそんなことめったにないけどね。
アルコールランプに火を付けた途端爆発なんてことにならないよね?《ああ…》なるわけねえだろ!そんな危ねえもん小学生の理科の実験で使うかよ。
そうだよ。
爆発はしないよね。
(さきこ)うん。
でまる子お前らそんな物使っていったいどういう実験をするんだ?水の沸騰だよ。
「水の沸騰」?うん。
ビーカーの中に水を入れてアルコールランプの火で温めて水が沸騰するまでの様子を観察する実験なんだ。
くっだらねえ!そんなもん台所に行って鍋の中をのぞけばいつだって見られるじゃねえか。
何でまたいちいちそんなもんを観察するんだよ。
あたしに聞いたって知らないよ。
学校でそれをやるって言ってるんだからしょうがないじゃん。
そうそう。
私もさ水の沸騰の実験をやるって聞いたときは何でまたそんなもんやるのかって思ったけどさ。
でやってみてどうだったよ。
台所で鍋の中見てるのと同じだったよ。
やっぱりね。
水が温まってくると小さい泡が出てきてね。
そうそう。
もっと温まってくると少しずつ大きい泡が出てきてね。
(すみれ・さきこ)そうそう。
そんでしまいに風呂ん中でへこいたときみてえなでかい泡がボコボコ出てきてな。
(3人)そうそう。
そんな分かりきったことを何でいちいち実験するのかしらね。
だからあたしは知らないけど学校でやるって言ってるんだからしょうがないじゃんってさっきも言ったでしょ。
あっそうか。
ハァ〜。
(穂波)えっ?理科の実験でアルコールランプを使うのかい?
(たまえ)うん。
初めて使うんだよ。
(穂波)撮りたいなあ。
理科の実験で初めてアルコールランプを使っているたまえの姿ぜひ撮りたいなあ。
そう言うと思ったよ。
でも無理だからね。
参観日でもないしお父さん会社だしね。
分かってるさ。
で理科の実験は何時間目だって?何で時間を聞くのよ!無理だって分かってるのなら時間を聞く必要ないでしょ!いいじゃないか。
一応聞いておくのさ。
もしも何かの弾みで急に行けることになったらすぐに行くからさ。
「何かの弾みで」ってどういう意味よ!まあまあ。
どんな弾みか知らないけどとにかく一応教えてくれよ。
理科の実験は何時間目だい?しつこいわね!5時間目だよ。
ほほう5時間目か。
じゃあ昼飯の時間を少しずらして調節すれば行けるかもしれないな。
そんなこと真剣に考えないでよ!アハハハ…!まあまあ。
たまえはあしたの理科の実験に向けてしっかり睡眠を取れよ。
もう寝ろ。
まだ7時半でしょ。
あっまだそんな時間か。
それじゃテレビでも見ようか。
(たまえ)うん。
(穂波)おっ!カメラのCMだ。
ほらテレビでも写真を撮りましょうって言ってるぞ。
たまたまカメラのCMだっただけでしょ。
アハハハ…!たまえといるとホントに楽しいな。
5時間目はいよいよ理科の実験だね。
うん。
アルコールランプを使うんだもんねちょっとドキドキするよね。
そうだよね。
水の沸騰の実験なんていまさらいちいちやらなくてもいいと思うけどな。
(藤木)そうだね。
どうなるか分かりきっているもんね。
(山田)へえ〜藤木君と永沢君は水が沸騰するのってどうなるかもう分かっているのかい?すごいなあ。
別にすごくないよ。
知らない方がどうかしてるよ。
そうだよ。
山田君も知ってるだろ?おいら全然知らないよ。
やかんに水を入れてその後母ちゃんがコンロに火を付けた後いつの間にかお湯になってるだけだもんね。
ふ〜ん。
それじゃ山田君は今日の理科の実験でせいぜい新しい発見をするがいいさ。
そうだね。
水が沸騰するまでの様子をじっくり観察するといいよ。
(山田)うん!おいらじっくり観察するよ。
あ〜楽しみだなあ。
(大野)おい山田のやつ水の沸騰の実験をすっげえ楽しみにしてるぞ。
(杉山)おうあいつ色々楽しみなことがあっていいな。
お前うらやましいか?別にうらやましくねえけどさ。
(野口)プッ。
(チャイム)
(丸尾)皆さん!理科室に移動してください。
静かに素早く移動してくださいよ!花輪君や長山君は水の沸騰の実験なんてバカらしくてやってられないんじゃないかい?
(花輪)まあ一応みんなで実験することに意義があるからいいのさ。
(長山)そうだね。
それに水の沸騰って身近なことだけど真剣に観察したことも今まで特になかったからこの機会によく観察するのもいいかと思うんだ。
なるほどね。
そういえば真剣に観察したこともないね。
(戸川)皆さん今日は水の沸騰の実験をします。
アルコールランプを使いますからじゅうぶん気を付けてください。
(児童たち)はい!
(戸川)では班長さんはアルコールランプを取りに来てください。
え〜っと理科室はどこかな?おっあれだあれだ。
(穂波)《おっ!いたいた》《たまえのやつ結構真剣な顔をしているじゃないか》《1枚撮っておこう》
(シャッター音)ハァ〜。
では今から先生が皆さんのテーブルを回って火を付けていきます。
全部付け終わるまで静かにしていてくださいね。
(児童たち)はい。
(丸尾)お〜!
(児童たち)わあ〜!
(穂波)《ああやって次々とテーブルに火を付けてゆくなんて結婚式のキャンドルサービスみたいだな》《たまえもいつかそんな日が来るんだろうな…》
(穂波)《何かもう感動して涙が出ちゃったぞ》《まずいまずい…理科の実験を見ているだけなのに何を泣いてるんだ俺は…》《しっかりしなくっちゃな》
(野口)《あっ!穂波さんのお父さんだ》クックックッ…。
わあ!ランプの火って奇麗だね。
うん。
わ〜いわ〜い!火が付いたぞ〜!バンザ〜イバンザ〜イ!山田君火が付いたぐらいでそんなにはしゃぐと危ないよ。
(とし子)そうだよ。
そんなにはしゃぐと危ないよ。
アハハハ…!ごめんごめん。
はい。
全部のアルコールランプに火が付きましたね。
ではいよいよ水の沸騰の実験を始めます。
水を入れたビーカーを火の上に置いてください。
ビーカーの中の水が変化してきたらそれをノートにメモしてくださいね。
(児童たち)は〜い。
ねえねえもう沸騰したかな?まだ全然沸騰してないよ。
見りゃ分かるじゃないか。
沸騰するとどうなるのかな?泡がブクブクいっぱい出るんだよ。
山田ほらもう小さい泡が少しずつ出てきてるでしょ。
これがもっと大きい泡になるんだよ。
へえ〜みんなよく知ってるな。
(シャッター音)
(穂波)《たまえ山田君に教えてあげている写真も撮ったぞ》
(穂波)《いや〜理科の実験はなかなかいい場面がいっぱいあるな》細かい泡がいっぱい出てきたね。
そうだね。
だんだん泡の大きさも大きくなってきたね。
うん。
でも別にいまさら珍しくないよね。
まったくね。
うん?あわわわ…!?大変だ!もうやめないと水があふれるぞ!大丈夫だよ。
落ち着いて。
わあー!ああ…。
もう…もうやめろ!
(5人)えっ!?あっ!
(山田)アチッアチッアチッ…!
(3人)うわっ!
(山田)ああーっ!
(5人)ああ…。
ひっ!
(山田)うわっ!?
(5人)わーっ!?
(3人)キャーッ!
緊急事態発生!後半へ続く
(3人)キャーッ!
(永沢)うわわ…。
うわ〜!うわわ…大変だ〜!
(児童たち)キャーッ!皆さん落ち着いて!
(穂波)たっ大変だ!たまえ!
(たまえ)んっ!?たまえ〜!
(たまえ)お父さん何でいるの?そんなことはどうでもいい!早く逃げろ!まるちゃんも早く!あっおじさん待ってくれ〜!
(永沢)あっ藤木君!うわ〜!
(永沢)うん?
(永沢・山田)うわっ!痛た…えっ?えっ…えっ…。
(消防車のサイレン)《うう…》《わあ〜!》火事だ…。
かっ火事だ火事だ〜!大丈夫だしっかりしろ。
(大野)永沢落ち着け!火事だ火事だ火事だ…。
うう…火事だ〜!
(大野)待てよ!行っちまったな。
(大野)すぐに戻ってくるだろう。
ふう…よかった。
消えましたよ。
あ〜よかった。
怖かったね〜。
一時はどうなるかと思ったよ。
(たまえ)あっ!お父さん来るなって言ったでしょ!早く会社に戻りなよ。
いいじゃないか。
たまえのピンチを救えたんだから。
ププッ。
緊急事態発生だ〜!・
(非常ベルの音)
(一同の騒ぎ声)永沢だ。
(杉山)そうだ。
永沢がベルを鳴らしたんだ。
(戸川)永沢君が?さっき「火事だ!」って叫んで廊下に出ていったんです。
永沢君火事を人一倍恐れているからパニックになったんだ。
皆さん今から先生は放送室に行ってきますからちょっと待っててください。
(チャイム)
(戸川)全校生徒の皆さん。
ただ今の非常ベルは心配しないでください。
3年4組の理科の実験でぼや騒ぎがありましたが火はすぐに消し止められました。
(さきこ・よし子)ハァ…。
まる子たちのクラスだわ。
(よし子)ぼや騒ぎがあったのね。
何やってんのかしらねあの子たち。
(永沢)うう…。

(戸川)永沢君。
(永沢)えっ?先生。
永沢君もう大丈夫ですから理科室へ戻りましょう。
先生僕怖くて怖くてベルを鳴らしちゃったんです。
火事になったら大変だと思って…。
分かってますよ永沢君。
(永沢)えっ…。
まさか永沢が非常ベルを押すとはな。
ああ。
やっぱり火事の思い出が尾を引いているんだろうね。
ところでさ穂波の父さん何しに来てたわけ?うう…。
理科の実験で初めてアルコールランプを使うところを写真に撮りたかったんだって。
(杉山)ええ〜!それだけの理由でいたのかよ。
すごいな。
でもさおじさんが急に現れてあたしとたまちゃんの手を引いてくれたおかげで助かったよ。
少しは役に立ててよかったよ。
それにしても山田が悪いんだよなあ。
あいつがアルコールランプをひっくり返したんだもんな。
そうそう水が沸騰したのを見て驚いちゃってさいきなりビーカーを素手でつかんだりしたからあんなことになっちゃったんだ。
バカな話だよな〜。
でもだ〜れもケガとかしなかったからよかったよね。
まあな。
それが一番だよね。
(たまえ)うん。
(4人)アハハハ。
《僕は…僕はクラス中で一番うろたえて用もないのに非常ベルまで鳴らしてしまって学校中を大騒ぎにしてしまったなんて》《とんだ腰抜けの大バカ野郎じゃないか》《あ〜あ》《いつもみんなに意地悪なことばっかり言ってるくせにいざとなったらこのざまか》《フッ…フフフ…》《くだらないよなあまったく》・
(藤木)永沢君。
(永沢)えっ?何だい?君も僕のことを笑いに来たんだろう。
えっ?
(永沢)どうせ僕はアルコールランプがひっくり返ったぐらいで大パニックになって非常ベルを押しちゃうようなやつなのさ。
笑えばいいだろ。
(藤木)笑うわけないじゃないか!君が火のことで取り乱すのは無理もないことさ。
火事の怖さを誰よりも知っているのは君だからね。
それより僕はあのとき君を置いて逃げたんだ。
君のことなんて構わず僕は一人で逃げたのさ。
みんなの言うとおり僕はやっぱりひきょう者だよ。
いざというとき自分だけ逃げるんだ。
どうしてもそういう人間なのさ。
フッ。
(藤木)えっ?いまさらそんなことを力強く告白されても君の評価は変わらないよ。
君は今までどおりの藤木君さ。
それに比べて僕は今日からは血迷って非常ベルを鳴らした男として生きていくんだ。
ひきょう者の君がうらやましいな。
いくらひきょうでも非常ベルを鳴らさなかったんだからね。
ひきょう者のことをうらやましがるなよ!そんな情けない永沢君なんて見たくないよ!非常ベルを鳴らしたことぐらいでそんなに悩むのはやめろよ!うう…。
非常ベルを鳴らさなかったやつに鳴らしてしまった僕の気持ちなんて分かるもんか!君は悪くないよ!本はといえば山田君がいけないんだ。
僕らがこんなに悩む羽目になったのも山田君が沸騰した水の入ったビーカーを手で持ったりしたからいけないんだ。
今ごろ山田君も落ち込んでいるかもしれないなあ。
(山田)アハハハ!あっ!藤木君と永沢君じゃないか!ねえねえ二人ともこんなところで何してるんだい?アハハハ!
山田は何にも悩んでいないのであった
ねえねえ一緒に遊ぼうよ〜。
藤木君君一緒に遊んでやれよ。
嫌だな。
僕こういうときはさっさと逃げるたちなんだ。
フッ…ひきょう者だからね。
(永沢)ああ…ひきょうだぞ!だから自分でもそう言ってるじゃないか!
(山田)アハハハ!
(永沢)ああ…。
危なかったわねえ。
もう本当に怖かったよ。
あたしも。
非常ベルが鳴ったときには何事かと思ったわ。
まさかまる子のクラスが原因だったなんて。
永沢が慌てて非常ベルを鳴らしちゃってさ。
まあ気持ちは分かるけどね。
とにかく無事でよかったわね。
そうそう私もさ危なかったけれどたまちゃんのお父さんが突然現れて助けてくれたんだよ。
(一同)ええっ!?何でたまちゃんのお父さんが急に現れるんだよ。
まさかまた写真のことなの?そう。
あたしたちが初めてアルコールランプを使うところを撮りたかったんだってさ。
あきれた親父だな。
会社はどうしたのかしら。
昼休みをずらして利用したらしいよ。
よくやるわよね。
(友蔵)いいんじゃよ。
そのくらいの情熱を持ってこそ穂波さんなんじゃ。
(さきこ)それにまる子のことも助けてくれたんだしね。
そうじゃそうじゃ!穂波さんはまる子の命の恩人じゃ。
何も「命の恩人」っていうほどでもないかもしれないけど助かったことは確かだね。
(たまえの母)まったく!会社を抜け出して写真を撮りに行くなんてどうかしてるわよ!いいじゃないか。
そのおかげでたまえとまるちゃんのピンチを救ったんだぞ。
俺が行っていなかったら今ごろ二人とも入院してるぞ。
まあね。
今回はたまたまお父さんのおかげで助かったけど。
ほら見ろ。
俺はたまえとまるちゃんの命の恩人だな。
あ〜あ今日はいい日だったぜ。
子供たちのピンチは救うし珍しい写真は撮れたし。
えっ?珍しい写真って…。
火が燃えているときも写真を撮ったの!?撮ったとも!たまえのアルコールランプのピンチの記念だからな!そんな記念いらないわよ!アハハハ!まあいいじゃないか。
(たまえの母・たまえ)うん?ああ…。
(たまえ)ええっ…。
《クックックッ…プッ》あ〜もう!何で今日はこううまくいかないことばっかりなの。
あたしってホント運が悪いよなって思ってたらたまちゃんや長山君もそんなときがあったんだって。
いや〜大変だったね二人とも。
次回の『ちびまる子ちゃん』は…。
お楽しみにね。

(サザエ)サザエでございます。
・「お魚くわえたドラ猫」2017/01/22(日) 18:00〜18:30
関西テレビ1
ちびまる子ちゃん[字][多][デ]【理科の実験は大さわぎの巻】

『理科の実験は大さわぎ』の巻

詳細情報
番組内容
 今度、理科の授業で初めてアルコールランプを使うんだ。火で実験するんだから気をつけなくちゃ。あぁ、ドキドキしちゃう。爆発して火事になったら永沢はパニックになっちゃうね。
 今回のちびまる子ちゃんは『理科の実験は大さわぎ』っていうお話だよ。お楽しみにね。
出演者
まる子: TARAKO 
お父さん: 屋良有作 
お母さん: 一龍斎貞友 
おじいちゃん: 島田敏 
おばあちゃん: 佐々木優子 
お姉ちゃん: 豊嶋真千子 

ほか
スタッフ
【原作】
さくらももこ 

【OP曲】
「おどるポンポコリン」 

【END曲】
「100万年の幸せ!!」 

【脚本】
さくらももこ 

【絵コンテ】
入好さとる 

【演出】
市橋佳之 

【作画監督】
才田俊次