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セリフ書き起こし べっぴんさん(92)「明日への旅」 2017.01.23

(さくら)もううちには帰らへん。
帰りたくない!
(すみれ)何勝手な事言うてるの!
(さくら)お母さんと分かり合えるとは思われへん。
会いたくないし話したくない。
(すず)へぇ〜やるなぁ。
ふざけないで下さい!
(すず)ふざけてなんてないわ。
本気で言うてるのよ。
お嬢さん育ちがよう勇気出して飛び出したもんや。

 

 

 

 

 

(はな)
離れる事で見えてくる事がある。
そう信じて今日という一日がまた始まります
今日は大急に直接行きます。
(紀夫)ああ。
・「『雨上がりの空に七色の虹が架かる』」・「ってそんなに単純じゃない」・「この夢想家でもそれくらい理解ってる」・「大量の防腐剤心の中に忍ばせる」・「晴れた時ばっかじゃない」・「湿った日が続いても腐らぬように」・「たとえば100万回のうちたった一度ある奇跡」・「下を向いてばかりいたら見逃してしまうだろう」・「さぁ空に架かる虹を今日も信じ」・「歩き続けよう」・「優しすぎる嘘で涙を拭いたら」・「虹はもうそこにある」・「きっと虹はもうここにある」夏の展示の案です。
(大島)う〜ん…。
これのテーマは?「女の一生」です。
(大島)なるほどねぇ…。
(良子)百貨店のお客様はやっぱり女の人ですし…。
(君枝)これやったらどこかに自分を当てはめて考えられるんやないかなと思うてます。
よく考えたなぁ。
うん。
ありがとうございます。
(小山)何せキアリスですからねぇ。
(せきばらい)婦人物や和装全てにキアリスの商品を置ける訳やないですがそこは問題ないですか?
(明美)はい構いません。
大急に出店しているお店から並べてもらえればね。
大急の顔や。
それぞれ一番のものを置かしてもらおう。
各店舗に自信のあるものを出させて一番のものを選考する。
それでいいですか?はい!キアリスの一番のものこれというものは何です?肌着です。
ほう。
肌着は赤ちゃんの肌に直接触れるものですから柔らかくて優しくて気持ちがよくなるものをとずっとそこを大事にしてきました。
そうか。
何せキアリスですからねぇ。
何や小山さんが身内みたいに思えてきた。
まあ何やかんや言うてつきあいも長いしね。
あっ悦子さん。
ご苦労さまです。
(悦子)明日なんやけどフィアンセを連れて事務所へ挨拶へ行きたいのよ。
彼も明日なら少し時間が取れるって言うてるの。
待ってるわ。
悦子さんの選ぶ人やもの。
すてきな人やろなぁ。
うん。
(良子)楽しみやわ。
待ってるね。
フフフ…。
(長谷川)「女の一生」か。
よろしいですね。
(秋山)お〜キアリスの発案なんや。
(笹井)これやったら取材も来そうやな。
(長谷川)ああ。
(潔)従来どおりの婦人服とこの若者向けを狙う。
これを機に大急にオライオンの若者向け路線を導入してもらえるよう売り込みたい。
秋山今はどないなってる?はい。
(秋山)吉田美代先生のデザインの見本品を発注してます。
(潔)それやったら展示に間に合うな?
(秋山)はい。
よし。
華々しくお披露目できそうや。
(足立)はい。
(紀夫)今日の夜空いてるか?今日の夜は搬入がありますけどどげんかしました?
(紀夫)いや接待があってな。
誰か同席させたいと思うてるんやが。
あっよろこんぢお供さしちもらいます。
あ…搬入は今日中に終わりゃあいいんで夜中に作業すりゃ大丈夫です。
(紀夫)悪いな。
いやいや喜んぢ…。
(西城)社長すいません。
私を同席させて頂けないでしょうか?西城君。
一度話さな思うてたんやが…。
(西城)タノシカナイ!何が楽しいてあんなおしゃべり女と机並べてチマチマチマチマせなあかんのや!あれはどういう…?申し訳ありません。
全く覚えてないんです。
おお…。
酒に弱くてのまれてしまうところがありまして…。
そうか。
はい。
いやそやけど松島屋さんの接待の時は普通に飲んでたやないか。
あっ酒のふりして水飲んでました。
今夜かて大丈夫です。
どうか私をお供させて下さい。
お願いします。
分かった。
ありがとうございます。
(紀夫)まあタケちゃんに徹夜させても悪いしな。
搬入よろしくな。
えっ…いやわしの事は気にせんじょって下さい!
(君枝)ただいま。
おおご苦労やったな。
(西城)お帰りなさい。
(紀夫)どうやった?大急の展示の件は。
こちらの提案は無事通りました。
(紀夫)それはよかった。
(足立)あ…勉強になったか?
(中西)それはもう。
すごいんです。
あの大急百貨店に「何せキアリスですから」って言われたんです。
ほう〜。
肌着なんですねぇやっぱりキアリスは。
赤ちゃんの肌に触れる肌着。
フフフッ…。
ほな西城君後ほど。
はい後ほどお願いします。
そしたら行ってきます。
(一同)行ってらっしゃい。
定休日…。
(二郎)東京で勝負する。
それがわしの夢や。
(霧笛)ここまでは自分もたどってきた道やから分かるけどこの先どうなるんやろね。
(良子)ほんまやねぇ。
このとおりおばあちゃんになっておしまいやろ。
冗談やて。

与えられた時間の中で親としての在り方を自分に問うすみれです

その時間はすみれの人生にとっても必要なものなのです
(ゆり)すてきやねぇ!さすがキアリスやわ。
発想が違うなぁ。
(潔)そやろ?
(ゆり)我が妹ながら尊敬するわ。
さくら見てみぃ。
ふ〜ん。
(足立)あ…お帰りなさい。
(紀夫)ただいま。
搬入は?
(足立)無事終わりました。
ご苦労さま。
ああ…すみれは?
(足立)今日は帰られました。
そうか。
(ため息)すみれ。
ん?今日の夜なんやが早うに終わりそうなんや。
あ…そう。
ゆりさんの家に行かへんか?私は行かない。
行ったところで…言える事がないの。
「帰ってきなさい」とか「心配してる」とかそういう事は言えるけど…。
私自身どうしたらいいのか…。
母親としてさくらにどんなふうにしたらいいのか…。
僕はただ家族は一緒におるもんやと思う。
何で家族なのに一緒におられへんのか分からへんのや。

これまでたどった道が今を作っています。
未来のために頑張らなければならないのもきっと今なのです
2017/01/23(月) 12:45〜13:00
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 べっぴんさん(92)「明日への旅」[解][字][デ][再]

すみれ(芳根京子)は、任されていた大急百貨店の展示のテーマを「女の一生」に決め、明美(谷村美月)、良子(百田夏菜子)、君枝(土村芳)と準備を進めていく。

詳細情報
番組内容
すみれ(芳根京子)は、任されていた大急百貨店の展示のテーマを「女の一生」に決め、明美(谷村美月)、良子(百田夏菜子)、君枝(土村芳)と準備を進めていく。一方で、家出中の娘・さくら(井頭愛海)は姉のゆり(蓮佛美沙子)の家からいまだ帰らない。すみれは夫の紀夫(永山絢斗)に「会いに行かないか」と誘われるが、「今はまだかける言葉が見つからない」と断るのだった。
出演者
【出演】芳根京子,高良健吾,菅野美穂,蓮佛美沙子,谷村美月,百田夏菜子,土村芳,永山絢斗,田中要次,平岡祐太,宮田圭子,伊武雅刀,中島広稀,井頭愛海
原作・脚本
【作】渡辺千穂