セリフ書き起こし べっぴんさん（９３）「明日への旅」 2017.01.24

（はな）
この世には変わらない事などめったにありません
（紀夫）すみれ。
ゆりさんの家に行かへんか？
（すみれ）私は行かない。
家族は一緒におるもんやと思う。
何で家族なのに一緒におられへんのか分からへんのや。
大きな変化や小さな変化をくぐり抜けて確固たるものになっていくのです

 

・「『雨上がりの空に七色の虹が架かる』」・「ってそんなに単純じゃない」・「この夢想家でもそれくらい理解ってる」・「たとえば１００万回のうちたった一度ある奇跡」・「下を向いてばかりいたら見逃してしまうだろう」・「さぁ空に架かる虹を今日も信じ」・「歩き続けよう」・「優しすぎる嘘で涙を拭いたら」・「虹はもうそこにある」・「きっと虹はもうここにある」おはようございます。
（一同）おはようございます。
（紀夫）え〜皆さん。
それぞれの仕事はどうですか？
（良子）秋冬物も徐々に出来上がってきてます。
製作所の方は問題ないです。
（君枝）来年の春夏に向けてのデザインも進んでます。
（明美）展示が終わったらまたそろそろ育児相談やらなね。
あ…そうね。
僕の方では新たに取り引きできる工場を開拓していきたいと思うてる。
いろんな可能性を持っておく事は大事な事やと思うてるんや。
（明美）そやね。
西城君。
（西城）はい。
（紀夫）君に任せたいと思うてるんや。
えっ…ありがとうございます。
頑張ります！
（紀夫）期待してるで。
はい。
（紀夫）あっ…。
（悦子）皆さんいらっしゃる？
（良子）来た！
（君枝）弥生ちゃんやない。
久しぶりねぇ。
弥生ちゃん。
こんにちは。
（弥生）こんにちは。
２人？婚約者の方は…。
いるわ。
この方よ。
小山さん…。
小山さん。
私のフィアンセです。
（小山）いつも悦子がお世話になってます。
（明美）はあ…。
全然知らなかった…。
ごめんなさいね。
相手が相手やし言いづらくて…。
弥生の事もあったし…。
私がお母さんにやっといいよって言えたの。
（明美）何があってもお母さんは弥生ちゃんのお母さんやもんね。
（弥生）うん。
それにおじさんもいい人やって分かってるからね。
たくさん時間かかってしまったけど…。
（悦子）弥生…。
生涯を懸けて２人を幸せにしたいと思うてます。
皆さんこれからも家族３人よろしくお願い致します！
（拍手）おめでとう！
（良子）おめでとう！
（拍手）
（秋山）この紙袋を持って歩くんが若者の間で大流行しとるんです。
（潔）ほう〜。
（秋山）何でもアメリカ帰りの男が作った会社のようです。
潔君。
（潔）おう紀夫君。
どないしたんや？今晩時間ありますか？
（潔）おう。
（五月）さくら。
どないしたの？
（さくら）元気かなぁ思うて。
（五月）元気よ。
二郎さんは？
（五月）えっ？あ…ママにも龍ちゃんにも会うてないし元気かな思て。
（五月）ママはもうすぐ来るよ。
龍は知らんわ。
二郎ちゃんは東京。
東京？そや。
仕事も休んでなぁレコード会社回ってるわ。
プロ目指して？そうや。
来年には東京行くかもな。
（五月）明日の晩帰ってくるよ。
うん。
明日なんやけど…。
（ゆり）ん？友達の家で勉強しよう思うてて少し遅くなるかもしれないんやけど。
（ゆり）それなら友達をうちに連れてきなさい。
でもここは学校から遠いし…。
（ゆり）うん…。
それやったらあかんよ。
うちにいてる以上どんなに遅くても夕飯までには帰ってきなさい。
（ゆり）返事は？はい。
（ゆり）よろしい。
いや〜こないな事になってしもうてほんまに…。
親として情けないです。
それは違うで紀夫君。
情けないなんて言うたらあかん。
まだ途中やないか。
さくらちゃんの長い長い人生の。
誰かて迷う事もあれば何かを見失う事もある。
何かを見つけたくてもがく事もある。
若ければなおさらの事や。
今は苦しいやろけどなぁ紀夫君もすみれちゃんも。
待つしかないんやないか？さくらちゃんが何かを見つける日を。
何かを見つける日…。
必ずその日は来るわ。
どんな事もいつかは変わる。
そうですね。
あっそういえば栄輔さんが…。
栄輔？
（紀夫）はい事務所に来たんです。
事務所てキアリスにか？
（紀夫）ええ。
ついこないだすみれが偶然会うたらしくてみんなに挨拶にって…。
三宮で洋服屋してるらしいです。
三宮？
（紀夫）はい。
エイス…エイスか？ええ。
何でも若者に大はやりの店らしいですよ。
ああ…。

（栄輔）もしアニキに会えてなかったらどないなっとったやろな。
アニキのおかげで生きる希望が持てた。
栄輔…。
いつか…アニキのおかげで今があると言えるようになりたいわ。

（ドアが開く音）こんにちは。
（二郎）ああ。
東京に行ってたって…。
ああ。
あの〜…。
（龍一）二郎ちゃん！龍ちゃん。
（龍一）何やさくらもおったんかいな。
東京どないやった？結構いろんな人に会えたで。
そしたらプロになれそうか？手応えは感じた。
すごいやないか！本格的に東京進出か？そのつもりや。
近いうちに。
（男）二郎。
（二郎）はい。
（龍一）東京かぁ。
夢をかなえる場所や。
大人になると忘れてしまいがちな夢や憧れ
そして強い思い
（潔）あれから考えたんですが若者向けの店を入れたらどうかと思うてます。
（大島）ほう…。
実は今若者たちに大はやりの紳士服メーカーがあるんです。
そこと婦人服メーカーの若者向けを同時に仕掛ける。
男女の若者に向けて２店舗増やすと…。
はい。
なるほど…。
でその大はやりの紳士服メーカーというのは？それは三宮にあるエイスいう店です。
（ドアが閉まる音）2017/01/24(火) 12:45〜13:00
ＮＨＫ総合１・神戸
連続テレビ小説　べっぴんさん（９３）「明日への旅」[解][字][デ][再]

すみれ（芳根京子）たちの元に、売り場担当の悦子（滝裕可里）が娘とフィアンセを連れてやってくる。その相手を見て、一同は驚きのあまり絶句する。

詳細情報
番組内容
すみれ（芳根京子）たちの元に、売り場担当の悦子（滝裕可里）が娘とフィアンセを連れてやってくる。その相手を見て、一同は驚きのあまり絶句する。一方、潔（高良健吾）は紀夫（永山絢斗）から、昔一緒に働いていた岩佐栄輔（松下優也）が神戸に戻ってきたという情報を得る。若者に大流行している洋服店「エイス」を経営しているのが栄輔だと思い当たった潔は、早速大急百貨店に推薦の話を持ちかけていく。
出演者
【出演】芳根京子，高良健吾，菅野美穂，蓮佛美沙子，谷村美月，百田夏菜子，土村芳，永山絢斗，松下優也，伊武雅刀，中島広稀，井頭愛海，森永悠希，林遣都，江波杏子，久保田紗友
原作・脚本
【作】渡辺千穂