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セリフ書き起こし ちびまる子ちゃん【おひなさまを飾ろうの巻】 2017.02.26

(まる子・さきこ)みんな集まって。
『ちびまる子ちゃん』が始まるよ。

(まる子)少しあったかくなってきたね。
(たまえ)うん。
こうして日なたに出るともうすぐ春が来るなと思うね。
(まる子)うん。
あしたはおひな祭りだね。
たまちゃんあたしこの前おひなさま買ってもらったんだ。
(たまえ)へえ〜まるちゃん今までおひなさま持ってなかったの?うん。
自分のはね。
うちはほらお姉ちゃんがいるからお姉ちゃんのおひなさましかなかったんだ。
ああそうか。
でも2つも飾るなんて大変だね。
まあね。
でもあたしが買ってもらったのってすっごく小さいんだ。
このくらいのガラスケースの中に全部お人形が入ってるの。
アハハ。
じゃあお人形もすごく小さいんだね。
うん。
5cmくらいだよ。
えーカワイイね。
そんなに小さいおひなさまなんて。
そうそう。
すっごいカワイイんだ。
あたし小さい物って好きだから気に入ってるんだ。
ぼんぼりや他の小道具も全部小さくてカワイイんだよ。
いいな。
私もそういうおひなさまが欲しいな。
うちのなんて普通の大きさだもん。
でもさ普通の大きさのはやっぱり立派だよ。
奇麗じゃん。
まあねでも飾るのが大変だよね。
うちもこの前飾ったけどお父さんとお母さんが苦労してたもん。
そうだね。
うちなんてあたしのおひなさまを飾ったらもう安心しちゃってことしはまだお姉ちゃんのおひなさま出してないや。
ちょっとそれは早く出さなきゃ駄目だよ。
もうあしたが3月3日だよ。
おひなさまがかわいそうだよ。
そうだね。
早く出さなきゃね。
うん。
うち帰ったら早速やるよ。
(たまえ・まる子)ハハハハ…。
(野口)ひな祭りか。
あーあ…。
(とし子)へえ〜。
まるちゃんのおひなさまそんなにカワイイんだ。
うん。
私前から小さいおひなさまが欲しかったんだ。
大きいのも立派だけどね。
でも大きい方のおひなさま早く出した方がいいよ。
そうだね。
さっきもたまちゃんとそう言ってたとこなんだ。
ねっ。
(たまえ)うん。
そうそう。
おひなさまってさ奇麗だけど夜になるとちょっと怖いよね。
ああそうだね。
暗い部屋に置いてあったりするとちょっと怖いね。
そう言われてみりゃそうだね。
(藤木)かぶとの人形も結構怖いよ。
へえ〜かぶとの人形も怖いの?
(藤木)うん。
夜になるとあれが動くんじゃないかと思って怖いんだ。
うう…。
(とし子・まる子・たまえ)うっ…。
(山田)アハハハ…。
おいら全然怖くないもんね。
藤木君は臆病だな。
だから唇が青いのかな。
(藤木)うん。
そうかもな。

(藤木)・「青い唇僕の特徴さ」・「いつもどこでも青いんだよ」・「別に体調は悪くはないんだ」・「だけど少しカッコ悪いだけさ」・「だからも少し赤くなりたいな」・「どうすれば真っ赤な唇なれるんだろう」藤木元気出しなよ。
アハハハ…。
(野口)あーあひな祭りか。
うちのおひなさまは古い古い人形なんだ。
(野口)おばあちゃんの物を受け継いでいるんだ。
へえ〜おばあちゃんのなの?
(野口)うん。
孫にまで受け継ぐなんてすごいね。
別に。
ねえ野口さんって何かおひなさまみたいな顔してるね。
(一同)あっ…。
(たまえ)そういえばそうだね。
あっ野口赤くなったぞ。
アハハハ…。
照れてるぞ。
アハハハ…。
山田。
(山田)んっ?お黙り。
うっ…。
あっああ…。
野口って無口だけど迫力あるよな。
うん。
ギャーギャーわめいてばっかりいる丸尾君よりよっぽど迫力あるよね。
お母さんお姉ちゃんのおひなさま早く出さなきゃ。
もうあしたがひな祭りだよ。
(すみれ)あっそうね。

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  まる子のおひなさま飾ったもんだからすっかり安心して忘れていたわね。
忘れちゃかわいそうだよ。
すぐ出そうよ。
ちょっと待っててよ。
私は今夕飯作ってるんだから。
これ以上待たせたらおひなさまに失礼だよ。
もう待ちきれないよ。
おじいちゃん。
(友蔵)何じゃ?今からお姉ちゃんのおひなさまを出そう。
手伝って。
よし手伝うぞ!あれ?おひなさまってどこに片付けてあるんだっけ?はて?どこだっけ?うん…。
(まる子・友蔵)あっ!茶の間の押し入れの中だ!
(まる子・友蔵)ハァ…。
この部屋にあったのに忘れてたね。
ああ忘れとったな。
うちの物はたいていこの部屋にあるよね。
ああ茶の間はわが家の物置じゃ。
便利だね。
ああ。
便利だけど少し悲しいのう。
んっ?おじいちゃん元気出してよ。
せっかくの便利な茶の間じゃん。
ここには何でもあるんだからちょっとお茶でも飲もうよ。
おおそうじゃな。
(まる子・友蔵)ハァー。
あったかいね。
こたつでお茶を飲むのは幸せだね。
ホントホント。
落ち着くねえ。
ハァー。
(まる子・友蔵)あっ!おじいちゃんおひなさま出さなきゃ。
ああそうじゃそうじゃ。
落ち着いとる場合じゃないのう。
おじいちゃんあたしたちってすぐ横道にそれちゃうよね。
うん。
これじゃ脱線トリオじゃのう。
おじいちゃんトリオは3人だよ。
脱線コンビでしょ。
偉いのう。
まる子はホントに偉いのう。
さっおひなさまを出そう。
おうっ!この箱は確か小道具が入ってるんだよね。
フフ。
ほらね。
もっと色々あるからどんどん箱を出そう。
よしきた!はい!はいよっ!もう1つ!はいもう1つ!はい!はい!はい!はい!もういっちょ!ハァー。
これで全部かな。
そうじゃのう。
だいたいこれで全部じゃろう。
じゃあ箱から出してみよう。
ああ!よし全部いるね。
うん。
んっ?どうしたの?1234…。
あっ!五人ばやしが1人足りないぞ!えっホント?ほれ4人しかいない。
あっホントだ。
どこだろう。
うーん…。
もう押し入れの中にはなさそうだぞ。
どこいっちゃったんだろう。
5人いなきゃ駄目なのに。
ちょっとお母さん。
五人ばやしの人が1人足りないんだけどどこにあるか知らない?あら押し入れの中に全員入ってなかった?それがないんだよ。
じゃあお父さんが帰ってきたら聞いてみなさい。
お父さん知ってるかな。
去年お父さんが片付けたんだから知ってるはずだよ。
あっそっか。
それじゃ帰ってくるまで待とう。
(ヒロシ)五人ばやし?俺は知らねえぞ。
知らないじゃ困るよ。
お父さんが片付けたんでしょ。
見つからなきゃかわいそうだよ。
うーん…。
そういや去年片付けたとき押し入れの中がいっぱいで人形1つだけどこかにしまった覚えがある気もするな。
どこかにしまった気がするなんてそんな曖昧なことじゃ困るんだよ。
押し入れにはないんだからどっかにしまったに決まってるんだよ。
おいおいちょっと待てよ。
今考えてるんだから。
えーと…うーん…。
おっそうだ!確かじいさんの部屋の押し入れにしまったような気がするぞ。
よし行こう!おじいちゃんちょっと押し入れを見せてもらうよ。
んっ?五人ばやしの1人がこの押し入れの中にあるはずなんだ。
おお!あれがこの中にあるのかい。
おう。
確か去年こん中にしまったような気がするんだ。
ないよ。
それらしい物は何にもないね。
何だと!?おいちゃんと見たのかよ。
見たよ。
信用してよ。
お父さん他の所にしまった覚えない?うーん…あっそうだ。
じいさんのとこの押し入れにしまおうとしてやっぱりやめて天袋にしまったんだ。
何だ早く言ってよ。
えっ…。
早く言ってよ。
(ヒロシ)うっ…。
(ヒロシ)おっあったあった。
これだよこれ。
うわ〜。
おお〜やっと会えたね。
五人ばやしの1人よ。
あんたが行方不明だったから大変だったんだよ。
よしそれじゃ人形を飾るとするか。
うん。
ハハ。
やっと揃った五人ばやし
後半へ続く
(さきこ)奇麗ね〜。
うん。
大きいのはさすがに迫力があるね。
おう。
見応えがあるな。
(すみれ)でもまる子の小さいのもカワイイわよ。
うん。
あたしこれ気に入ってるんだ。
買ってもらえてうれしいよ。
どうもありがとう。
フフッ。
よかった。
ねえぼんぼりつけてもいい?そうだねつけてみようよ。
うん!奇麗だね〜。

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  ねえ白酒とかあられとか桃の花も飾らなきゃね。
そうだね。
あした買ってらっしゃい。
うん。
その夜
うん?《何かちょっと怖い感じがするね》《おひなさまってさ奇麗だけど夜になるとちょっと怖いよね》《ああそうだね。
暗い部屋に置いてあったりするとちょっと怖いね》うっ。
《怖いかね?クックックッ…》ぎゃっ。
お母さんひなあられとひし餅と白酒と桃の花を買ってくるよ。
ああそうだったわね。
1人で行ける?う〜んちょっと大変かも。
よしわしが一緒に行こうか。
うん!おう。
いいよじいさん。
俺が行くぜ。
(すみれ・友蔵)えっ!えっ!何だよ次々すっとんきょうな声出しやがって。
俺が行っちゃ悪いのかよ。
(すみれ)いや悪かないけど…。
この面倒くさがりのヒロシが何でまた行く気になったのかと思ってのう。
そうそう。
お父さんが来てくれるなんてこと最初っから期待してなかったんだから。
チッ。
何でぇまる子。
白酒買いに酒屋に行くんだろ?俺はついでに自分の酒を買うために一緒に行ってやるんだ。
分かったか?何だ自分の酒のために行くのか。
別にまる子のためじゃないんだね。
あ〜あ何か悲しいや…。
酒も買ったしひなあられやらひし餅も買ったし。
さあ帰ろう。
まだ桃の花を買ってないよ。
もう桃の花なんて諦めろ。
なあ?やだよ。
あんた桃の花はあたしの名前の花だよ。
この季節しか見られないんだからちゃんと買ってよ。
あっそっか。
お前そういやまる子じゃなくてももこだったな。
すっかり忘れてたよ。
嫌な人だねえ。
さっ桃の花を買いに行こ。
ああ。
うわあ奇麗〜!お父さんちょっとチューリップも買ってよ。
駄目駄目。
桃の花を買うんだろ。
桃とチューリップを買って。
両方なんて駄目だ。
どっちかにしろ。
え〜じゃあチューリップにしようかな。
ええっ?お前自分の名前の方の花を裏切るのか?それならももこなんて名前捨てちまえ。
今日からお前はチューリップのチュー子になれ!意地悪なこと言うね。
じゃあ桃の花にする。
(ヒロシ)最初っからそのつもりで来たんだからそれでよし。
ブー。
ただいま〜!
(おばあちゃん)おかえり。
おやまあ奇麗な桃の花だねえ。
春らしいのう。
おばあちゃん桃の花好き?ああ大好きじゃよ。
(友蔵)わしも大好きじゃよ。
桃の花ってももこって感じがする?ああするとも。
ねえ?おじいさん。
(友蔵)ああそうじゃ。
まる子は桃の花みたいにかわいらしい子供じゃ。
だからももこって名前がぴったりじゃ。
うわあ。
まる子年寄りに褒められたからって調子に乗るんじゃないぞ。
何さ!お父さんなんてヒロシなんていう名前のくせにちっとも広い心じゃないね。
セマシにすりゃよかったんだよ!
(友蔵)「セマシ」だってさ!アハハハ…!そりゃ…そりゃいいのう…。
アハハハ…。
(ヒロシ)フンッ!さあ桃の花を飾ろう。
(おばあちゃん)そうじゃそうじゃ。
はいこれでよし。
まる子全部揃ったわよ。
うわ〜い何かわくわくしちゃうね。
ひな祭りって感じがするね。
ねえねえ。
おひなさまが完璧に飾られたよ。
ひな祭りの用意ができたよ。
ちょっと来てよ〜。
おお!そうかそうか。
じゃあちょっと見てみよう。
(おばあちゃん)どれどれ。
じゃちょっとのぞいてみるか。
(さきこ)私も。
(友蔵)立派立派!
(おばあちゃん)春らしいのう。
(さきこ)奇麗ね〜。

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  これでまる子も満足でしょう?うんうれしいよ。
さあもう見たから茶の間に戻るとするか。
ちょっちょっとみんな待ってよ。
何?
(ヒロシ)何か用か?見ただけで帰っちゃ駄目だよ。
ひな祭りなんだから。
は?何かするのかい?だってひな祭りなんだよ?もっとひな祭りをしなくちゃ。
何をどうするの?えっ?例えば…ええっと…ええっと…。
さあ戻るぞ。
ああ〜やだ待ってよ〜。
何だよ。
もう見たんだからいいだろ。
ちょっとみんなここに輪になって座ってよ。
座ってどうすんのよ?ええっと…みんなで座って歌ったりしなくちゃ…。
(一同)えっ。
歌?ひな祭りの?そう。
何でみんな黙ってんのさ!ひな祭りだよ。
お祭りなんだよ?何かしなくちゃ。
せっかくこうやってちゃんと飾ったんだから。
歌だってさ…。
(すみれ)みんなで?やだなあたし。
そういうの。
(おばあちゃん)うん。
いまさらそんなことみんなでするのもねえ…。
わしは〜歌うぞ!・「あかりをつけましょぼんぼりに」・「おはなをあげましょもものはな」あっ。
な何でわししか歌わんのじゃ。
まる子。
せめてまる子くらいは一緒に歌っとくれ〜。
ああ…。
ほらなまる子。
歌なんてみんなで歌っても何だかバカらしい気がするだろ。
うん。
うちの家族でそんなことしても仕方ないね。
分かりゃいいんだ。
ひな祭りなんてもんはな人形を飾ることだけに意義があるんだ。
そうとも言い切れないけれど別に何をどうするってものでもないのよね実際。
うん。
みんなよその家は何かやっているのかしら。
(一同)さあ。
あっもう人形を片付けちゃうの?おう今日ちょうど日曜だからな。
さっさと片付けちまおうと思ってさ。
何もそんなに早く片付けなくてもいいじゃん。
来週の日曜まで飾っておこうよ。
おひなさまはさっさと片付けないとお嫁に行くのが遅くなるっていわれてるのよ。
そんな言い伝えがあるの?そうだ。
だからさっさと片付けりゃいいんだ。
いよっと。
ふ〜ん。
お?これはまたあの五人ばやしの箱じゃないか?それだけ茶の間の押し入れに入らなかったのよ。
しょうがねえなあ。
またじいさんの部屋の天袋にでも片付けるか。
あらここの部屋の押し入れの奥に入れとけばいいんじゃないの?おおそりゃいいなあ。
(ふすまの開く音)
(ヒロシ)これでよし。
来年ここに五人ばやしがあることをしっかり覚えておけよ。
(すみれ・まる子)はーい。
ところが来年もまたこの家族は五人ばやしの1人がどこにあるのか忘れているのであった
たまちゃんごめん。
あたしすっごく悪いことしたんだ。
ひきょうなまねをしてみんなのことを裏切ったんだ。
藤木よりひきょうだね。
最低だよね。
もうたまちゃんの顔も見られない。
次回の『ちびまる子ちゃん』は…。
お楽しみにね。

(サザエ)サザエでございます。
・「お魚くわえたドラ猫」2017/02/26(日) 18:00〜18:30
関西テレビ1
ちびまる子ちゃん[字][多][デ]【おひなさまを飾ろうの巻】

『おひなさまを飾ろう』の巻

詳細情報
番組内容
 明日はひなまつり。ひな人形ってきれいだけど、夜になるとちょっと怖いよね。実はお姉ちゃんの人形が一人見つからないんだ。お姉ちゃんがいじわるだから、夜のうちに逃げちゃったのかな?
 今回のちびまる子ちゃんは『おひなさまを飾ろう』っていうお話だよ。お楽しみにね。
出演者
まる子: TARAKO 
お父さん: 屋良有作 
お母さん: 一龍斎貞友 
おじいちゃん: 島田敏 
おばあちゃん: 佐々木優子 
お姉ちゃん: 豊嶋真千子 

ほか
スタッフ
【原作】
さくらももこ 

【OP曲】
「おどるポンポコリン」 

【END曲】
「100万年の幸せ!!」 

【脚本】
さくらももこ 

【絵コンテ】
西山映一郎 

【演出】
野田泰宏 

【作画監督】
才田俊次