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セリフ書き起こし 真昼の悪魔 #03【「命日」悪魔が親に手を掛けるとき】 2017.02.18

(葉子)大腸がん。
ステージ1です。
(難波)先生お願いします。
助けてください。
(葉子)大丈夫ですよ。
これからは私の言うことをよく聞いてください。
(大塚)恋愛に興味がないんですか?
(葉子)愛なんて退屈です。
聖書に重罪だと書いてありました。
親を殺すことが。

 

 

 


(神父)バカなことを考えてはいけません。
それに挑戦してみます。

(梓)《またやってる。
怖っ》
(一同)《やっちゃえ。
やっちゃえやっちゃえ》
(梓)《逃げろ!》
(悲鳴)
(葉子)《あっ》
(刑事)《梓ちゃんとは通学路が一緒だよね?》《同じぐらいの時間に学校を出たと思うんだけど梓ちゃんを見ていないかな?》
(ちひろ)《葉子》
(葉子)《見てません》
(刑事)《誰か変な人を見たりはしていない?》
(葉子)《見てません》
(葉子)《お父さん。
人間も動物だって本当?》
(徳広)《ああ。
生物学上はね。
でも実際は人間は別だ》
(葉子)《どうして?》
(徳広)《だってこんな本を読める動物はいないだろ?》《知識と道徳を持っているのが人間だ》
(徳広)《葉子は将来は獣医さんかな?》
(葉子)《獣医?》
(徳広)《うん》
(徳広)《だって動物好きなんだろ?》《葉子も人の役に立つ仕事に就けるといいね》・
(せき)
(徳広)《ちひろ。
大丈夫か?》
(徳広)《血?》《おい。
大丈夫か?えっ?ちひろ》そんなこと言うわけねえ。
違うよ。
女の子なんだからねえ。
つないでも…。
あのう。
手とかにぎっても。
お父さん。
(徳広)うん?お母さんがよく作ってくれてた野菜スープ食べたい?
(徳広)懐かしいな。
お父さんの病気にもいいかと思ってレシピ捜してみたの。
何かあったのか?突然俺の体を心配するなんて。
一応娘だから。

(芳賀)入院が長引いて病院食にも嫌気が差してるだろうと思って。
(芳賀)よかったらどうぞ。
(難波)いや。
でも…。
(芳賀)これくらいで病院は何も言いませんよ。
ほら。
病は気からっていうでしょ?好きなもの食べて元気出してください。
(難波)ありがとうございます。
(芳賀)あーん。
(芳賀)そういえば前にアレルギー発作を起こして死にかけた女の子の話したじゃないですか。
あの子退院したらしいですよ。
そうですか。
よかったです。
(芳賀)それだけですか?えっ?いや。
その話したとき難波さん何か引っ掛かってるふうだったじゃないですか。
お菓子が拾い食いだって言ったら意外そうな顔して。
そうでしたっけ?
(芳賀)難波さん。
あれも誰かの仕業だって疑ってたんじゃないですか?そんなことないですよ。
あっ。
これおいしいっすね。
ふーん。
(渡来)難波さんってあの医療ミスって騒ぎ立てた患者さん?ええ。
大腸に悪性腫瘍があって。
でも早めに分かってラッキーでした。
(浅川)その程度のオペ葉子さんなら目をつぶっても切れちゃいますよね?やれって言うならやってみるけど?
(浅川)冗談です。
やめてくださいよ?
(渡来)でも気を付けて診てあげてね。
私の父は同じ大腸からの転移が広がって手遅れになっちゃったから。
あっ。
ごめんなさい。
いや。
別に暗い話題を振るつもりじゃなかったの。
手遅れにならないように頑張ります。
あんな振られ方をしたのは人生で初めての屈辱です。
あなたは僕といると退屈だと言いました。
その言葉を撤回してほしい。
僕はシャイニングホテルグループの次期社長です。
父から経営を受け継いで社長になれば会社は僕の意のまま。
何だってできる。
あなたに病院を丸ごと買うことだってできる。
それは興味深いですね。
僕にだって意地があります。
あなたを振り向かせるためには手段を選ばないって決めたんです。
僕に興味を持ってもらう理由が金であっても構わない。
それも含めて僕という人間ですから。
病院が私のものになったら私の思いどおりにできるんですよね?楽しそう。
それじゃこれからも会ってもらえますね?それは付き合うってことですか?そう取ってもらって構いません。
後悔しますよ?きっと。
たとえあなたがどんな人であっても僕は後悔なんかしない。

(宮島)あれ?
(宮島)大塚君じゃない。
ご無沙汰だね。
どうしてる?どうも。
(宮島)車回しといて。
(男性)かしこまりました。
(宮島)これから収録なのよ。
いやぁ。
最近テレビの依頼が多くてさ。
日本のドナルド・トランプとかいって持ち上げられて迷惑な話だよ。
お忙しそうですね。
テレビ拝見してます。
(宮島)どうも。
こんにちは。
宮島といいます。
大河内です。
宮島グループの。
(宮島)ええ。
ご存じのとおりうちもホテルの経営がメーンなんで大塚君のところはよきライバルなんですよ。
とても宮島さんのところにはかないませんよ。
宮島さん。
また時間のあるときにでもゆっくり…。
(宮島)僕は一代で今のグループ築き上げたんです。
最近は実業家タレントみたいにされちゃって本意ではないんですがね。
そうですか。
すごいですね。
大塚君とはお付き合いされてるんですか?そうです。
(宮島)ふーん。
ちょっとだけご一緒してもいいかな?収録じゃないんですか?
(宮島)いや。
まだね時間があるんだよ。
大河内さんはお仕事何を?医師です。
(宮島)ドクター!?ええ。
驚いたな。
いや。
この間一緒に仕事したタレント医師なんかよりも何倍も奇麗だ。
お上手ですね。
いやいやいやいや。
宮島さん。
うん?悪いんですけど久しぶりの休みで彼女と会ってるんですよ。
俺だって久しぶりにこんな美しい女性に会ったんだ。
簡単に帰るわけにはいかんだろ。
冗談だよ。
邪魔者は退散しますよ。
あのう。
よかったらうちのスイートいつでもタダにするんで連絡してくださいね。
大塚君のところよりちょっとだけ…。
もうほんのちょっとだけ金掛けていい部屋にしてますから。
ありがとうございます。
(宮島)では。
アディオス。
すいません。
ああいう人なんですよ。
その名刺迷惑だったら僕が預かっときますよ。
いいえ。
せっかくなんで取っておきます。
今日はこの後は?今日はちょっと用事があって。
またですか?ごめんなさい。
ホントに大事な用事があるんです。
シートベルト。
トマトリ…。
しり取りをしてるんじゃない。
トマトリゾットでも「ト」だから。

(徳広)土曜日。
命日だな。
えっ?母さんの命日だな。
ああ…。
(徳広)墓でも行ってくるかな。

(徳広)フフッ。
濃い味付けだな。
寿命が縮まりそうだ。
好きなもの食べて死ぬ方が幸せだって言ったでしょ?そうだな。
あいつの命日にぽっくり逝くのも悪くないかもな。
(宮島)こいつ殴った。
殴りやがったぞ!
(男性)大丈夫ですか?
(宮島)キレちゃったよ。
歯折れてないか?
(男性)大丈夫です。
(浅川)葉子さん。
大塚さん。
大変じゃないですか?うん?何?えっ!?知らないんですか?誰かを殴っちゃったみたいですよ。
ネットに動画が出回ってます。
(渡来)うん?この人。
どっかで見たことあるわね。
(吉田)宮島浩介だよ。
時々テレビに出てる変な実業家だ。
大塚さん。
こんなことする人に見えなかったけどな。
(浅川)この人。
いろんなところで大塚さんのこと非難しまくってるみたいですよ。
訴えるのも検討中だって。
えーっ。
そうなんだ。
(吉田)うわ。
あいつはいつも僕に絡んでくるんです。
世間知らずのぼんぼんだと思ってバカにしてるんです。
何かといえば「俺は一代で今の会社を」って調子に乗りやがって。
どうして殴ったんですか?親父の悪口を言われた上に葉子さんとのことまで言われて。
ついカッとなってしまって。
うん?私とのこと?俺みたいなのと一緒にいる女は物好きか金目当てのどっちかだって。
金目当てでもいいって言ってませんでしたっけ?言いましたけど…。
あいつに言われるとムカつくんですよ。
ふーん。
親父が宮島のところに謝罪に行くそうです。
親父に申し訳なくて。
お父さんのこと好きなんですね?嫌いですよ。
親の七光りって言われ続けて。
今でも会社の誰も僕のことを大塚光という一人の人間として見てない。
でも申し訳ないと思うんですよね?まあ親父ですから。
葉子さん。
今夜一緒にいてもらえませんか?一緒に?お願いします。
今なら何回刺されてもいい気分だ。
今夜は駄目です。
でもあしたならいいですよ。
ホントですか?刺さなくてもいいです。
あしたは触らせてあげます。
(従業員)あのう。
・ここがいいんです。
これ何ですか?
(従業員)サーロインステーキとジンジャーエールですが。
・じゃあ同じのを下さい。
(従業員)かしこまりました。
お父さまと二人暮らしなんですよね?お父さまはまだお仕事を?大学の教授でしたけど退職しました。
ぜひ一度お会いしたいです。
会ってもつまらないと思いますよ。
そんなことないですよ。
会いたいですよ。
今度お二人を食事にでもご招待します。
今度ですね。
あした楽しみにしてます。
(神父)《あなたに足りないのは愛情です》
(神父)《愛によって人は救われるのです》そうなんですか?えっ?どこで?
(宮島)ジャングルで。
えっ?何?
(宮島)ホントホント。
ホントに?信じられない。
(宮島)彼氏のお出ましだ。
何をしてるんです?
(宮島)うん?何って。
彼女から食事のお誘いを受けて来たんだよ。
うちのホテルのレストランを提案したんだけどここがいいっていうんでね。
この間のことは水に流すよ。
お父上から丁重に謝罪を頂いたんでね。
バカ息子がとんだことをって何度も頭下げて。
あんまり迷惑掛けないように気を付けなさいよ。
では葉子さん。
そろそろ行きましょうか?行く?
(宮島)うん。
上でゆっくり話の続きをしようってことになってね。
まあスイートは君が押さえてるようだからしょぼい部屋だろうけど君のホテルの一室お借りするよ。
葉子さん。
これはどういうことですか?
(宮島)フッ。
フフッ。
あっ。
失礼。
大塚のことを思い出したら耐えきれなくて。
宮島さんって罪悪感ないんですか?罪悪感?大塚さんにわざと殴らせて動画を撮らせたんでしょ?気に食わないやつがいるとつぶしたくなるんですよ。
それは誰でも同じでしょ?僕は自分に正直に生きてるだけです。
君だって彼にあんなひどいことをして。
悪女だよね。
大塚さんって退屈なんですもの。
彼が哀れで涙出てきちゃう。
まっ事実だからしかたがないか。
はい。
乾杯。
乾杯。
私のお願い聞いてもらえますか?もちろん。
何でも聞いちゃいますよ。
首を絞めて。
えっ?思いっ切り。
君はそういう子か。
もっと。
もっと。
よし。
ああー。
(従業員)お下げしてもよろしいですか?嫌いじゃないけどこんなSな子は初めてだ。
これからが本番です。
はーい。
(宮島)どしたの?ちょっ。
ここまできてじらし?勘弁してよ。
ちょっと。
どうしたの?ねえ?どうした…。
何のまねだよ?おい!私が呼んだの。
刺して。
えっ?刺していいですよ。
そのために来たんでしょ?ふざけんなよ。
外せ。
外せよ。
なぜこんなことを?理由なんて必要ですか?刺さないなら写真だけでもどうぞ。
そうすれば大塚さんの気が晴れるでしょ。
このくそ女。
てめえら訴えてやるからな。
プレイを要求されて首を絞められて殺されそうになりました。
あなたが訴えるなら私はそう言いますよ。
さあ撮って。
我慢なんて必要ない。
自分に正直に生きればいいの。
おい。
やめろ。
やめろ。
なあ。
悪かったよ。
俺が悪かったよ。
やめろ!やめてくれ!頼む。
やめてくれ!頼む!ハァ。
ハハッ。
いい気分です。
こんな気分は初めてです。
それはよかった。
葉子さんが言ってたことは分かるような気がします。
葉子さんには悪魔的な部分があるって。
後悔しました?普通なら恐ろしい人だって逃げ出すんでしょうね。
そんな気にならないのが自分でも不思議です。
でもあなたは優しい人でもある。
僕のためにやってくれてうれしかったです。
だって私に病院を買ってくれる人だもの。
買ってくれるんですよね?お父さん。
何してんの?
(徳広)星を見てる。
土曜日。
大塚さんって人がうちに来るから。
(徳広)誰?シャイニングホテルグループの専務。
(徳広)恋人か?うーん。
お父さんに会いたいんだって。
嫌ならいいけど。
あのう。
はい。
これって例えばそのう。
医療ミスが起きたような場合でも文句は言えないってことですよね?私が失敗すると思ってるんですか?いえ。
そういうわけじゃないんですけど。
大丈夫ですよね?100%成功しますよね?それは分かりません。
えっ?手術に絶対はありませんから。
夜眠れてますか?少し血色が悪いです。
何とか。
難波さん。
病気のときは何でも悪く考えてしまうものです。
大丈夫です。
私を信頼してください。
はい。
麻酔ってちゃんと効きますよね?ハハッ。
大丈夫ですよ。
(徳広)娘から恋人を紹介したいと言われてびっくりして。
しかもシャイニングホテルグループの専務をしてらっしゃる方だと聞いてさらにびっくりして。
こんなおんぼろのうちに招待するのはやめた方がいいって言ったんですがね。
あのう。
こちらご仏前に。
ああ。
専務なんて肩書だけで大したことは何もしてないので。
お父さまは大学で教授をなさってらっしゃったと?いやもう。
30年間何の役にも立たないことを教えただけでして。
いえ。
そんな。
葉子さんの聡明なところはお父さまからの遺伝だったんですね。
いえ。
うちにいるときは聡明だと思ったことはありませんが。
でも確かに子供のころから難しい本を読んだりして生真面目な子でした。
堅い話が多くて退屈ではありませんか?いや。
とんでもないです。
葉子さんのお話には独特の面白さがあります。
自分にはない考え方といいますかいつも勉強させてもらってます。
そうなんですか?そうですよ。
いやいやいや。
物は言いようですな。
大塚さん。
リップサービスがお上手だ。
葉子はご存じのとおり素直でない面もあるんですが昔から両親思いの子供でした。
妻は葉子が8歳のときに病気で亡くなりました。
妻が入院していたとき葉子はうちに帰ろうともせず片時も離れずに付き添っていたんです。
妻の死が葉子を医者という道に導いたのかもしれません。
違うよ。
お母さんが病気だったとき病院に興味を持ったの。
いろんな患者を見て注射とか点滴とかそういう仕組みが気になったし手術っていうのをして患者の体を治していくことも知った。
助からない患者が死んでいく場所だっていうことも分かった。
そのとき思ったの。
ここが自分のいる場所だって。
医者になる運命だったっていうことだろ。
人の命を救う葉子さんのお仕事はホントに素晴らしいと思います。
大塚さん。
いやぁ。
これからも葉子のことをよろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いいたします。
あっ。
ウイスキー開けましょうか?えっ!?私は飲まないけども今日は特別の日だ。
(鈴の音)
(徳広)母さんの命日にお前が恋人を連れてくるとは奇遇だな。
どうしてあんなことしたの?うん?あの人が金持ちだから?一応父親だからな。
んっ。
でも楽しかったな。
お父さん。
後で話があるんだけど。
あしたは雨かもしれんぞ。
えっ?外が嫌な空気だった。
あしたのことなんて気にするんだ。
お母さんの命日に死にたいなんて言ってなかったっけ?そうだな。
でもできればあしたまでは生きたい。
どうして?あしたの夜好きなお笑いコンビがテレビに出る。
あっ。
全然笑ってなかったじゃない。
今の唯一の楽しみなんだ。

(倒れる音)あっ。
お父さん?お父さん?
(苦しむ声)お父さん!お父さん?お父さん!
(浅川)葉子さん。
あっ。
腹部に激しい痛みを訴えてる。
大動脈瘤かも?CT室へ。
手術室も準備しといて。
(浅川)はい。

(ドアの開く音)
(吉田)どうだった?
(浅川)再破裂が起きて手術できる状況じゃありませんでした。
輸血だけつないで辛うじて心肺が維持されてる状態です。
朝まで持つかどうか。
(吉田)そっか。
(渡来)大河内先生は?お父さんに付き添ってます。
(渡来)つらいわね。
目が覚めるまでそばにいるから。
まだ死んじゃ駄目だよ。
お父さんは私が殺さなきゃいけないから。
話せる?無理よね。
お父さんに残された時間は少ないかもしれない。
だから最期に話したいことがあるの。
ずっと言うのを我慢してきたこと。
子供のころからずっと隠してきたこと。
私は…。
(徳広)言わなくていい。
どうせ倒れるならお前のスープを食べてからにしたかった。
知ってたの?父親だからな。
昔警察がうちに来たことがあっただろ?クラスメートの子が誘拐されてお前に話を聞きに来た。
(刑事)《変な人を見たりはしていない?》
(葉子)《見てません》
(徳広)母さんはお前を疑っていた。
(徳広)葉子は本当は犯人を見たんだ。
誘拐された子が嫌いだから黙っているんだと。
見たのか?うん。
お母さんには何もしてないよ。
安心した。
私は子供のころ自分がこういう人間だってことを2人に気付かれないように頑張った。
何でか分からないけど知られちゃいけないって思ったの。
人間の本能だよ。
そうなの?白衣を着ると医者らしくなるもんだ。
医者だから。
同じ先生と呼ばれる職業でもお前と俺は違うな。
俺が教えた学生は誰も俺のことを覚えちゃいない。
退職したら同僚の誰からも連絡は来なくなった。
俺は人生で何も残しちゃいない。
それに気付いたとき怖くなった。
お前がうらやましい。
うらやましい?お前は人にできないことができる。
私が何人もの患者の命をもてあそんでること?衝動的に簡単に人を傷つけられること?うらやましいならお父さんも行動に移してみたら?あっ。
無理だよね。
お父さんは心に痛みを感じるから。
それが行動をやめちゃうから。
私はお父さんがうらやましい。
私もこの渇いた心に痛みを感じてみたい。
子供のころからずっとそうだった。
教えて。
お父さん。
罪悪感ってどういう気持ち?他人じゃなくて身内を手に掛けたら私もそれを得られるのかな?ねえ?お父さん。
死ぬ前に私を泣かせて。
こんなひどいことを続けてる私を叱って。
私が良心の呵責を感じるまで怒鳴りつけて。
お父さんに言われたら私は泣けるかもしれない。
どうして私はこんな人間なの?父親なら答えてよ!お前がお父さんに何かをねだるのは初めてかもしれないな。
だからかなえてやりたいが俺には無理だ。
答えを見つけたら教えてくれ。
お前は…。
今のままでいい。
今のままでいい。
何言ってるの?お父さん。
神様に会ったら教えてあげて。
自分の娘は悪魔だって。
うわ。
芳賀さん。

(浅川)葉子さん。
遅くまで残っていただいてすみません。
(渡来)お父さんは?亡くなりました。
ご心配おかけしました。
もう終わったので大丈夫です。
そんなことあり得ない。
嘘だ!
(芳賀)「自分の父または母を撃つ者は必ず殺されなければならない」「自分の父または母を呪う者は必ず殺されなければならない」ヨウコのヨウは何だろうな?初めまして。
いまさらジャンプと申します。
お願いします。
個人名も覚えてください。
お願いします。
頑張っていきましょう。
いきなりなんですけどね最近家の近くのコンビニで夜たむろしてるやついんのよ。
注意しようと思うんだけどなかなか勇気出なくてね。
なるほど。
そういうのはね今ここで練習してみてあなたが本番で言えるように今から練習してみましょ。
(舌打ち)何で舌打ちするんだよ?いやぁ。
ユカ。
化粧とったらマジ化け物みたいな顔してんな。
ことしみんなで花火やろうな。
すいません。
すいません。
あん?肉まん1つ。
見んじゃねえよ。
おい。
いや。
別に君の親戚とかじゃないからさ。
「おい」とか「めい」の「おい」って言ってねえよ。
このタイミングはどう見ても呼んだ方の「おい」だろ。
フフッ。
フフフ。
2017/02/18(土) 23:40〜00:35
関西テレビ1
オトナの土ドラ・真昼の悪魔 #03[字][デ]【「命日」悪魔が親に手を掛けるとき】

父親の殺害を予告した葉子(田中麗奈)。母親の命日、夕食を作ろうと台所に立った葉子はある容器を手にする。一方葉子に猛アタック中の大塚(大倉孝二)にライバル出現!?

詳細情報
番組内容
教会の懺悔室で父親の殺害を予告した葉子(田中麗奈)。葉子が台所で料理をしていると、父の徳広(村井國夫)が何気なくつぶやく。「今度の土曜、母さんの命日だな」。葉子の目がカレンダーをじっと見据える。
葉子と大塚(大倉孝二)がデートの最中、大塚のライバルで実業家の宮島(原田龍二)が声を掛けてきた。宮島は葉子に興味を持った上、大塚を挑発して去っていく。後日、大塚が宮島を殴っている動画がネットに出回った。
番組内容2
挑発に乗って落ち込む大塚を慰めるように、葉子は食事の約束をする。しかし大塚が待ち合わせ場所に行くと、葉子の隣にいたのは…。
一方、入院中の難波(中村蒼)は手術を間近に控え落ち着かない日々を過ごしていた。数々の不可解な出来事について葉子への疑念が生じてきている難波だったが、結局葉子に説得されて手術同意書にサインをする。
母親の命日の日、葉子は大塚を家に招く。身だしなみを整え、
番組内容3
父親として娘の恋人に向き合う徳広の姿に、葉子は意外な表情を見せる。そして大塚が帰った後、夕食を作ろうと台所でスープ鍋の前に立った葉子は、あるものの入った容器を手にして…。
出演者
大河内葉子: 田中麗奈 
難波聖人 : 中村蒼 
芳賀明善 : 篠原篤 
吉田誠  : 鈴木省吾 
渡来倫子 : 福田ゆみ 
浅川純  : 瑛蓮 
大河内徳広: 村井國夫 
宮島浩介 : 原田龍二 
大塚光 : 大倉孝二 
神父   : 伊武雅刀(今回登場なし)
スタッフ
【企画】
横田誠(東海テレビ)

【原作】
遠藤周作『真昼の悪魔』(新潮文庫 刊)

【脚本】
香坂隆史

【音楽】
大間々昂 
兼松衆 
田渕夏海

【主題歌】
倖田來未「On my way」
(rhythm zone)

【演出】
千葉行利

【協力プロデューサー】
市野直親(東海テレビ)

【プロデュース】
遠山圭介(東海テレビ) 
高橋史典(ケイファクトリー) 
馬場三輝(ケイファクトリー)
スタッフ2
【制作著作】
ケイファクトリー

【制作】
東海テレビ