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解説書き起こし 大相撲九州場所 十四日目 2016.11.26

 きょうにも横綱鶴竜の優勝が決まる可能性が出てきています九州場所、十四日目です。
きょう鶴竜が豪栄道に勝って日馬富士が白鵬に敗れれば鶴竜が優勝ということになります。
九州場所十四日目福岡国際センターです。
現在、十両の土俵が続いています。
正面解説は元小結・栃乃花の二十山親方⇒青色向正面アナウンサー⇒緑色リポーター⇒黄色で表示します。
十両に入って5番目の取組です。
東龍と里山の一番です。
十両の優勝争いは2敗で青狼、3敗で佐藤と小柳そして4敗で大砂嵐と竜電、里山という展開でした。
すでに青狼と小柳は相撲が終わりました。
青狼は敗れて3敗に後退しました。
この里山にもまだ優勝の可能性が残されています。
制限時間いっぱいです。
この場所は、立ち合い潜っていくのではなくてまっすぐあたる立ち合いを見せています、里山です。
東龍は6勝7敗。
寄り倒し、東龍の勝ち。
里山は5敗ということで十両優勝の可能性はなくなりました。
東龍は踏みとどまって7勝7敗です。
この時間の解説は二十山親方です。
東龍はうまく取りましたか。
二十山⇒自分のいい体勢を作りかけたんですけれどそれでも東龍が上手を取ってしっかり相手、入ったところを十分にさせないように引き付けながら持っていきましたね。
右からの引き付けでした。
最後、里山が下手投げにいくんですけれど逆に返していった東龍。
あす、勝ち越しが懸かります。
ここまでの十両の結果です。
十両最初の一番が11勝2敗の青狼と10勝3敗の小柳の対戦でした。
この一番に勝てばまた一歩近づくことになります青狼です。
新十両の小柳戦。
実況⇒右四つです。
青狼、上手、頭をつけた。
小柳を巻き替えた、もろ差し寄り切った、小柳の勝ち。
大坂⇒相手のいい体勢から徐々に自分の体勢を作った小柳が勝って11勝3敗としました。
そのあと幕下の坂元が勝ち越しを決めました。
剣翔と佐田の富士です。
入幕をねらえる番付で負け越しが決まってしまった剣翔。
佐田の富士が西の十両13枚目で2勝11敗です。
平成22年秋場所から6年連続で守ってきた関取の座を明け渡すことを覚悟しなくてはならない成績です。
理由が分からないんですよねと本人も首をかしげています。
どこか痛めているのかなと思うんですけれどそのような相撲ばかりですね。
なかなか前に出る相撲が取れません佐田の富士です。
寄り切り、剣翔の勝ち。
きょうも自分の相撲が取れません佐田の富士。
少し顔をしかめています佐田の富士です。
ただ相手に十分にさせるだけになってしまいましたね。
完全に剣翔の内容になりました。
勝って6勝8敗。
佐田の富士、2勝12敗となっています。
幕下筆頭勝ち越しをした坂元ですがきょうは思い切っていこうと考えていました。
これで4番ですから5番、6番と勝てないのはまだ心の弱さがあるのかと思いました。
これで上げてもらえるかは分からないですよね。
どうしても合ってしまうところがあるのでもっと攻める相撲を磨いていかないと来場所以降つながってこないかなと。
十両と幕下の入れ替えという意味では現時点では枠が2つほどということになっています。
果たして阪本がどう勝つかということになります。
入れ替えということでいうと幕下の東の筆頭力真が勝っています。
枠が2つしかないとなると西の筆頭の坂元が十両に上がれるかどうかというのはまだちょっと分からない。
あしたもありますのでぎりぎりのラインの人も何人かいますのでその結果次第ですね。
坂元は勝ち越しを決めて朗報を待つということになります。
十両の優勝争い4敗勢にもまだ可能性は残されています。
竜電が9勝4敗。
関取初の勝ち越しを決めてさらに上積みをねらう竜電です。
阿武咲は今場所は右手を伸ばして立つ立ち合いを多く見せています。
はたきこみ、阿武咲の勝ち。
しまったという表情を竜電が見せました。
阿武咲、勝って踏みとどまりました。
7勝7敗です。
目の上でしょうか切れてますね竜電。
それぐらい強かったという阿武咲の突きでしょうか。
二十山⇒阿武咲、あたって下から突き上げているんですがね。
いろいろなことができるのがこの阿武咲の持ち味でもあるんですが1つ決め手、これといったものを磨いていってほしいですね。
今の時点では、この押し突きというのを磨いていると思うのですがならば、なおさら。
1つ徹底してやって自分の力をつけていくのがいちばんだと思います。
阿武咲がはたき込みで7勝7敗と踏みとどまりました。
その阿武咲がすでに勝ち越しを決めている北太樹に力水をつけています。
北太樹、8勝5敗です。
こちらは大栄翔この一番に4場所ぶりの勝ち越しが懸かります。
北太樹が今山響と書いてありますが去年の場所中に師匠の北の湖親方が亡くなりました。
ことし1年は山響部屋の力士として始まった年でした。
番付をかなり下げて関取を守れるかという苦しい状況にも追い込まれた場所もあったんですが2場所連続勝ち越しでことし1年ということになりました。
北太樹のリポートです。
この1年股関節の痛みで全くだめで名古屋、幕下陥落を覚悟しました。
8月の巡業をすべて休んで整体やリハビリに通ってそれでだいぶよくなってこの2場所の成績につながりました。
1年前に先代師匠・北の湖親方北太樹はおやじという言い方をしていますが、亡くなって時々おやじのことを思い出しますと生前は相撲で負けるといい相撲ではないんですが時々怒ってくると怒ると怒られた翌日はいつも勝っていたんですが今も負けた日はきょうはおやじはこう言うんだろうなと思っています。
きっと今はまだまだだなと言ってくれるんじゃないかと言っていました。
本来の力を考えるとここで満足してはということですね。
そうですね。
まだまだ年齢的にもやれますから悪いところを直して幕内の上位を目指してほしいですね。
もっと上で取っている力士もいますからね。
34歳の北太樹です。
大栄翔戦、ことしの春幕内で対戦がありました。
大栄翔が突っ張って左がのぞいて北太樹のはたきについていって押し出しました。
北太樹、寄り切り勝って9勝目。
大栄翔が悔やまれるのは途中で少し一瞬はたく動きがありました。
あのはたきが…。
少しやっぱり呼び込みましたね。
途中までは手を出してこの一瞬のはたきだったんですが。
やはり序盤の突きがある力士なんでそれをもっと使わないといけないんでしょうね。
ちょっと最近相撲を見ているとそういう突きも我慢ができなくてはたきにいってしまうようなところがありますね。
十一日目に7勝目を挙げた大栄翔なんですが3連敗で7勝7敗という星になってしまいました。
勝ったのは北太樹です。
これは、おやじも褒めてくれる相撲なんじゃないでしょうか。
上手を取って速い攻めがありました、北太樹9勝目です。
幕下と十両の入れ替えの話をしましたがここで十両の上位の成績です。
幕内との入れ替えが確定的ではありませんが1人あるかというところです。
勝ち越した場合、佐藤がなるかというところですが。
今の状況で話すとなるとこの2日間あと2番ありますのでどういう結果になるか。
ということで東の筆頭ですから大体一番手になりますからどのような結果になるのかは難しい状況ですね。
新入幕に向けては意識をしていると佐藤は話しています。
この2日間でどういう状況になるかというのはあります。
十両の優勝争いに現時点では先頭に並んだ形になっています。
やはり十両の優勝というよりは新入幕というほうが本人は。
新入幕その結果十両優勝というのがあればいいなというのがあるでしょうね。
きょうは青狼と小柳の対戦があって小柳が勝ちました。
それに伴い青狼が3敗に後退して佐藤、小柳、青狼が現時点で3敗で3人が並んでいます。
きょう、佐藤は宇良との対戦が組まれています。
よくこの2人幕下のころから対戦があって盛り上がるような相撲を取りますからね。
過去3回顔が合ってすべて佐藤が勝っています。
きのうの佐藤、里山戦でしたがうまく取りますよね。
背はそんなにないですが小さい相手には、そんなに苦労もはないですがと見ていますね。
時間です。
徳勝龍は負け越しが決まってから3連勝で5勝8敗です。
寄り切りました、徳勝龍の勝ちです。
これで負け越しが決まってから4連勝、6勝8敗です。
大翔鵬は5勝9敗。
後ろ2番の番付です。
二十山⇒相撲もちょっと集中力が見られない相撲でしたね。
すぐ相手の得意なほうに差してしまいましたから。
左四つになりました。
大翔鵬は東12枚目です。
なんとかこのあと勝って結果を待つしかないということですね。
最後の力を出して相撲を取らなければいけません。
さあ、佐藤と宇良の対戦です。
大きな拍手が起こりました。
十両の星を整理すると3敗で小柳、青狼、そしてこの佐藤と3人が並ぶ展開になっています。
4敗力士が2人敗れましたから優勝争いは3敗の3人に完全に絞られました。
過去3回、佐藤がすべて勝っています。
先場所は佐藤が押して突いて宇良が中に入ろうとしたんですが入ることができずに佐藤が勝っています。
これまで両者は3回対戦していずれも佐藤が勝っています。
対戦相手の宇良も勝ち越しを決めています。
宇良のリポートです。
プロに入って3連敗ですがプロに入る前もずっと佐藤に負け続けていました。
自分が高校生のときに佐藤は小学生でそのときも勝てませんでした。
大学のときにも中学生の佐藤に勝てなかったということを言っています。
きょうは策は考えています。
内側から攻めてきた。
立ち合いはもろ差しをねらっていくと言っています。
いつもと違う立ち合いをしようという宇良。
お互いに若いころから稽古をよくやっているんですからお互いのことをよく知っているんでしょう宇良からすれば何か勝機を見つけるためにやるんでしょうね。
佐藤の攻め、押し出し。
佐藤11勝目、11勝4敗。
宇良は8勝6敗となりました。
今場所も佐藤の勝ちです。
今場所も宇良は中に入ることができませんでした。
やはり佐藤がうまいんでしょうか。
相撲を見ていても宇良が何をしてくるのか分からない立ち合いにほかの力士は腰が引けますが佐藤は怖がらずに思い切って出ていきますから何かする前に持っていかれてしまうんですね。
一発で右ののど輪が入って起こされました。
怖がらずにどんどん佐藤は出ていきますからね。
宇良からすれば何をするにもできない状況になっているんです。
確かに差すような動きで宇良は立ちましたが全く関係ありませんでした。
3枚目で11番勝った佐藤新入幕が見える白星ではあります。
あとは新入幕の枠がどうなるかです。
十両の優勝争いは3敗で佐藤、青狼、小柳の3人が並びました。
まだ佐藤と青狼、小柳との対戦がまだありません。
あすの千秋楽、どういう組み合わせになりますか。
優勝争いですから。
佐藤が11勝目を挙げました。
5連勝です。
佐藤の話ばかりしていましたが宇良も8番勝ちました。
東5枚目で勝ち越しています。
宇良も自分のよいところはよく出していますね。
誉富士と琴恵光です。
5勝8敗どうしです。
休場明けの誉富士。
力が入っていない印象があるんですと本人は言っていました。
琴恵光も東の十両2枚目に躍進したんですが自己最高位で負け越しが決まっています。
受ける相撲が多かったということばがありましたという反省のことばがありました琴恵光硬くなったと言っています。
新入幕は意識していないんだけれども自然と硬くなったと言っています。
先場所先々場所に比べると肩に力がない、上体ばかりで相撲を取っていますね。
突き落とし、逆転誉富士の勝ちです。
左足1本で残っていました。
自分の形を作ったという気持ちが琴恵光にはあったと思うんですが。
そうですね。
出足もそろいましたしがぶっていくときにも相手を引き付けませんから相手にも十分に余裕があります。
両足そろったという話がありましたが。
両足で飛んでいますから相手のタイミング、合わせやすいんです。
上体の引き付けが弱いから相手がいくらでも動けるんです。
体を少しひねって突き落としになりました。
十両の優勝争いは3人に絞られています。
幕内は、きょうにも優勝が決まる可能性が出てきています。
2敗で追う日馬富士が場所入りしました。
その後ろ1敗の鶴竜が続いて入ってきました。
3時5分のことでした。
きょう鶴竜が勝って日馬富士が敗れれば鶴竜3度目の優勝が決まります。
今場所の鶴竜はどうですか?二十山⇒そつなく相撲を取っていますね。
自分の体勢を作りながら危なげなく相撲を取っています。
がぜん有利な状況で残り2日間ですが。
きょう、大事な相撲ですけどきのうの相撲の結果で、ずいぶん楽になったと思います。
鶴竜、きょうは豪栄道戦です。
1敗鶴竜を2敗で日馬富士が追うという展開の幕内です。
きょうにも優勝が決まる可能性が出てきています。
千代皇と北はり磨の土俵です。
西の十両2枚目で新入幕の可能性がある千代皇、6勝7敗。
場所前から意識していますと話していました。
場所中には考えないようにしているそうです。
6勝7敗であとがありませんからとりあえず勝ち越さないと権利がありませんから。
北はり磨、ちょっと呼吸が合いません。
間合いを嫌がりました北はり磨です。
突き落とし、千代皇の勝ちです。
これで星を五分にしました千代皇です。
北はり磨は左を入れたんですがいかがですか?中に入っているんですが相手のほうにくっつけてませんよね。
巻き替えて入るよりは下から相手のほう押っつけたり絞ったりして相手の上体を起こして入っていくほうが体のくっつきもよくなりますからね。
小さい体ですからね。
動きの中で勝機を見つけていくんでしょうけどもきょうのはあまりよくなかったですね。
千代皇が7勝7敗と星を五分にしました。
千代皇は残りの相撲の大切さの話もしていました。
土俵に上がった千代丸も幕内ということを考えれば大事な残り2日間となります。
6勝7敗、東の十両筆頭です。
対戦相手は3年ぶりの十両での勝ち越しをねらう山口です。
左の肩に厳重にテープを巻いている千代丸です。
おととい肩鎖関節を痛めてこの左肩の状態です。
きのうの取組でも使ってはいましたが痛いですと本人は正直にことばにしていました。
きのうはかなり弱気になったそうですが、花道の奥にふるさとの鹿児島の志布志市の応援団が20人ぐらいいるのを見かけて花道の奥で急に気合いが入ったと言っていました。
ご当所ですから気合がはいりますよね。
千代丸は鹿児島そして山口は福岡の飯塚の出身です。
3年ぶりの十両での勝ち越しをねらう山口です。
押し出し、山口の勝ち越しです。
千代丸は負け越しとなりました東の十両の筆頭。
山口は3年ぶり十両での勝ち越しです。
やはり肩が痛いのか精彩を欠く相撲でしたね。
突いたあとのはたきのある力士でしたが山口は怖がらずに出ていきました。
けがなどもあって番付を下げて大喜鵬というしこ名から本名の山口に戻して再起を果たしてきた山口8勝6敗勝ち越しです。
これはうれしい勝ち越しですね。
いろいろ苦労もしたでしょうし我慢もしたこともあるでしょうから。
自分の力にして変えていってやっていかなければいけないわけですからそれを乗り越えての勝ち越し。
本当にずいぶん努力したんだと思います。
山口、十両で3年ぶりの勝ち越しを決めました。
十両の優勝争いは3人に絞られました。
3敗で並ぶ佐藤、青狼、小柳佐藤は、まだ青狼と小柳とのとの対戦がまだありません。
千秋楽どういう対戦が組まれるかということになります。
千代丸が東の筆頭、敗れたということで佐藤も新入幕の可能性が出てきました。
寄り切り、天風の勝ち最後は上手を引いていました。
天風、5勝9敗旭日松、破れてこちらも5勝9敗です。
十両の優勝争いはあす千秋楽までもつれ込みました。
解説は二十山親方でした。
放送席を交代します。
館内アナウンス⇒西方幕内土俵入りです。
先導は木村元基蒼国来
(そうこくらい)中国出身荒汐部屋英乃海
(ひでのうみ)東京都出身木瀬部屋千代鳳
(ちよおおとり)鹿児島県出身九重部屋大翔丸
(だいしょうまる)大阪府出身追手風部屋旭秀鵬
(きょくしゅうほう)モンゴル出身友綱部屋荒鷲
(あらわし)モンゴル出身峰崎部屋輝
(かがやき)石川県出身高田川部屋勢
(いきおい)大阪府出身伊勢ノ海部屋貴ノ岩
(たかのいわ)モンゴル出身貴乃花部屋栃ノ心
(とちのしん)ジョージア出身春日野部屋錦木
(にしきぎ)岩手県出身伊勢ノ海部屋宝富士
(たからふじ)青森県出身伊勢ヶ濱部屋千代の国
(ちよのくに)三重県出身九重部屋正代
(しょうだい)熊本県出身時津風部屋遠藤
(えんどう)石川県出身追手風部屋碧山
(あおいやま)ブルガリア出身春日野部屋小結・玉鷲
(たまわし)モンゴル出身片男波部屋関脇・隠岐の海
(おきのうみ)島根県出身八角部屋大関・稀勢の里
(きせのさと)茨城県出身田子ノ浦部屋1年納めの九州場所大詰め十四日目を迎えました。
西方の幕内力士です。
正代が見えてきました。
2桁10勝を挙げました。
3敗勢は星のうえではかろうじて優勝の可能性が残っています。
その3敗の1人、大関の稀勢の里3人の横綱を破りました。
その大関稀勢の里にとってはきのう栃ノ心戦、痛恨の3敗目となってしまいました。
館内アナウンス⇒かわって東方幕内土俵入り。
今場所は幕内力士休場力士がいません。
先導は木村銀治郎臥牙丸
(ががまる)ジョージア出身木瀬部屋豊響
(とよひびき)山口県出身境川部屋石浦
(いしうら)鳥取県出身宮城野部屋千代大龍
(ちよたいりゅう)東京都出身九重部屋逸ノ城
(いちのじょう)モンゴル出身湊部屋北勝富士
(ほくとふじ)埼玉県出身八角部屋千代翔馬
(ちよしょうま)モンゴル出身九重部屋妙義龍
(みょうぎりゅう)兵庫県出身境川部屋佐田の海
(さだのうみ)熊本県出身境川部屋豪風
(たけかぜ)秋田県出身尾車部屋松鳳山
(しょうほうざん)福岡県出身二所ノ関部屋琴勇輝
(ことゆうき)香川県出身佐渡ヶ嶽部屋嘉風
(よしかぜ)大分県出身尾車部屋魁聖
(かいせい)ブラジル出身友綱部屋栃煌山
(とちおうざん)高知県出身春日野部屋小結・御嶽海
(みたけうみ)長野県出身出羽海部屋関脇・高安
(たかやす)茨城県出身田子ノ浦部屋大関・照ノ富士
(てるのふじ)モンゴル出身伊勢ヶ濱部屋大関・琴奨菊
(ことしょうぎく)福岡県出身佐渡ヶ嶽部屋大関・豪栄道
(ごうえいどう)大阪府出身境川部屋新入幕の石浦との小兵の体で存在感を示しています3敗勢の1人。
きょうは正代と3敗どうしの対戦です。
敗れたほうはその段階で優勝の可能性がなくなります。
しんがり、この場所横綱昇進を懸けた豪栄道きのう敗れて優勝の可能性が消えました。
綱取りも出直しです。
ただきょうの結び、鶴竜戦で大関としての意地を示すことができるでしょうか。
正面解説は元大関・琴風の尾車親方⇒青色向正面は元小結・普天王の稲川親方⇒緑色リポーター⇒黄色で表示します。
館内アナウンス⇒横綱鶴竜土俵入りであります。
佐藤⇒西の花道からきょうにも優勝の可能性があるただ1人1敗の横綱鶴竜です。
きょうは2敗の日馬富士が敗れ鶴竜が結びで勝てば鶴竜が千秋楽を待たずに3回目の優勝が決まります。
館内アナウンス⇒横綱鶴竜露払い蒼国来太刀持ち勢行司は式守伊之助であります。
佐藤⇒きのうから三つぞろいをかえました横綱の鶴竜です。
(館内)ヨイショ!佐藤⇒鶴竜は初日から10連勝のあと十一日目に稀勢の里に敗れました。
そのあと立て直しました。
きのうは横綱どうし白鵬を破りました。
尾車さん、今場所の鶴竜は安易にはたく相撲がほとんど見られませんね。
尾車⇒そうですね。
立ち合いから思い切りあたってからゆっくりと構えてしのいでしのいで、前に出ていくという。
簡単にはたいたりしませんね。
きょうは結びで大関の豪栄道との対戦です。
優勝が目前に迫っているそういう思いは、あまり横綱の頭の中にはないでしょうか。
やはりちょっと優勝から遠のいていましたからね。
なんとか横綱の意地で優勝したいという気持ちは大いにあるでしょう。
7場所ぶりの優勝が懸かりますきょうの相撲です。
平成28年は優勝がありませんでした。
その鶴竜が最も優勝に近い位置で、きょう十四日目を迎えています。
館内アナウンス⇒西方より横綱白鵬土俵入りであります。
佐藤⇒先場所全休の横綱の白鵬です。
ですから序列としては3番目東の横綱の白鵬ですがきょうは西方に回っています。
横綱白鵬、露払い石浦太刀持ち魁聖。
佐藤⇒きのうは鶴竜との対戦に敗れて優勝の可能性が消えました。
(館内)ヨイショ!佐藤⇒白鵬は先場所、横綱昇進後初めて15日間全部休みました。
全休明けの九州場所です。
尾車さん、やはり周りの力士もそう簡単には白鵬といえども勝たせてはくれないですね。
そうですね。
やっぱり万全ではなかったですね。
そういう中で土俵を務めようという意識が強いために出てきたんだと思います。
でもこうして相撲を取っていけばまたどんどん土俵に慣れてきて白鵬らしく戻ってくると思いますよ。
この場所、出てきたということこの勇気は買わなくてはいけないと思いますよ。
秋場所は全休しましたそのあとに右足の親指の遊離軟骨の除去手術を行いました白鵬。
決して万全ではない中で今場所臨んだ白鵬。
館内アナウンス⇒横綱日馬富士土俵入りであります。
佐藤⇒東の花道から横綱日馬富士です。
1敗の鶴竜をただ1人2敗で追っています。
館内アナウンス⇒横綱日馬富士露払い大翔丸太刀持ち宝富士行司は木村庄太郎であります。
佐藤⇒年間勝利数が日馬富士、稀勢の里が67で並んでいます。
年間最多勝は、この2人に絞られています。
3位の白鵬勝利数で7、差をつけています。
拍手
佐藤⇒仮にきょう日馬富士が敗れて鶴竜が勝ちますと鶴竜の優勝が決まります。
日馬富士、優勝のためにはとにかくまずきょう勝ってあすの千秋楽に望みをつなげたいところです。
まだ、あす千秋楽の対戦相手は発表されていませんが間違いなく日馬富士はあす横綱どうし、鶴竜との対戦が組まれます。
きょうは日馬富士、横綱どうし白鵬との対戦です。
日馬富士も星の差1つですからここは引き締めてくるでしょうね。
そうでしょうね。
きょう勝ってやっぱり望みをつなげておきたいですよね。
あす、直接対決がありますからね。
東西の幕内力士横綱の土俵入りが終わりました。
最終盤、優勝争い徐々に絞り込まれてきています。
きのうの稀勢の里鶴竜、日馬富士の相撲を取組順にご紹介します。
実況⇒今場所初めての大関戦が組まれている栃ノ心戦です。

 

 

こらえる稀勢の里、栃ノ心、下手投げ。
実況⇒時間です。
左の前まわし、差し手争いです。
鶴竜押した、もろ差しだ。
寄り切り、鶴竜の勝ち。
実況⇒上手投げ、日馬富士の勝ち。
佐藤⇒改めて優勝の条件を整理していきますと1敗から3敗はご覧の顔ぶれです。
きょう日馬富士で敗れて鶴竜が勝ったときのみきょう鶴竜が優勝を決定します。
あす日馬富士と鶴竜の取組が組まれるということを前提にしますと日馬富士が勝ったからといってきょうの優勝の決定はありません。
優勝争いは日馬富士、鶴竜2人に絞り込まれます。
鶴竜と日馬富士が2人とも敗れた場合のみ3敗勢の優勝の可能性が残されています。
尾車さん、どうでしょうか。
星のうえでは3敗勢にも可能性があるとはいえ2人の横綱に限りなく近いのかどう見てらっしゃいますか。
尾車⇒そうですね。
直接の対決もありますしこの2人に絞られつつあるといえるんじゃないでしょうか。
3敗まで落ちるのは考えづらいですね。
とにかく3敗まで落ちるにはきょう鶴竜、日馬富士いずれも敗れた場合のみです。
いずれにしても優勝の最有力は単独で先頭の鶴竜ということは間違いないと思います。
その鶴竜はきょう結びで大関の豪栄道との対戦です。
この1年の取組をすべてご紹介することにします。
実況⇒張っていきました豪栄道。
鶴竜は引いてしまった。
軍配、豪栄道しかしすぐに物言い。
軍配は豪栄道に上がりました。
豪栄道の体が先に落ちており行司差し違えで鶴竜の勝ちとします。
実況⇒張って中に入った豪栄道豪栄道の勝ち、勝ち越し。
踏み込んだ豪栄道中に入ったのは鶴竜。
寄り切り、鶴竜の勝ち。
実況⇒押し出し、豪栄道の勝ち。
佐藤⇒まず5番を振り返りました。
印象はどうですか。
この5番だけを見ると豪栄道のほうが鶴竜戦に関しては有利なような感じを受けますね。
まともに引かせているような印象がありますね。
鶴竜戦に関しては思い切って突っ込んでいきますよね。
豪栄道について確認しますとすでに4敗です。
綱取り、これはもうきのう敗れて優勝の可能性はなくなりましたので出直しですね。
でも、きょう、あす横綱戦がきっとありますよね。
ここで勝つということが豪栄道にとって、先を見て大きな一番だと思います。
何もかもが終わったわけではないと思います。
本人も綱取りにいい経験ができたがまた十四日目以降も頑張っていくと気持ちの切り替えに努めていました。
向正面の普天王の稲川さんに聞きます。
稲川⇒よろしくお願いします。
どういう一番になると思いますか。
心中を察するとどうでしょうか。
1年の取組を見て分かるように中に入ったほうが勝ちというか勝っていますよね。
豪栄道に至っては、張り差しから入る相撲が多かったですけれど今場所、先場所、その前から立ち合いがいいですから思い切りあたっていけばいい相撲になると思います。
今場所、鶴竜の調子もすごくいいと思いますのでまともにいけばいい相撲になると思います。
その結びの鶴竜豪栄道戦をどういった状況で迎えるのか。
結び前は日馬富士と白鵬です。
対戦成績は白鵬が33対21とリードしていますがこの1年は3対2直近で両者が勝った相撲をご覧いただきます。
実況⇒張っていった日馬富士。
日馬富士が万全の体勢ただ白鵬は慌てない。
日馬富士、早く攻めたい。
圧力をかける白鵬。
日馬富士、どう攻めるか。
白鵬も慎重です。
足を出した。
日馬富士、残したがそこまで。
実況⇒上手が取れない白鵬日馬富士が形を作りました。
先に形を作ったのは日馬富士。
できれば頭をつけたい。
上手は届かない白鵬。
巻き替えにいった日馬富士寄り切り、日馬富士優勝。
佐藤⇒直近の両者の勝った相撲をご紹介しました。
夏場所は白鵬が勝って結果稀勢の里が敗れて優勝決定名古屋場所は日馬富士が白鵬に勝って優勝決定という一番でした。
モチベーションの違いが結果に表れることが多いような両横綱ですね。
2番ともやはり日馬富士が左の上手を引いて右を差して頭をつけるという形を作ってくるんですけれどじっくり白鵬が構えたときは白鵬。
我慢できずにやっぱり上手を取りにいったときは日馬富士が巻き替えているという2番でした。
ですから今場所勝ったときのように白鵬がじっくり腰を構えて我慢して自分の体勢に持ち込めるかどうかですよね。
きっと立ち合いから日馬富士が早く左の上手を引いて仕掛けてくると思います。
白鵬のほうがすでに今場所の優勝の目が消えています。
その中で気持ちをどうもっていくかということですね。
しかし白鵬としてもこのままずるずると連敗するというわけにはいかないという気持ちも出てきた以上はあるでしょうしね。
十四日目幕内の取組が始まります。
土俵上は旭秀鵬と千代翔馬です。
寄り切り、千代翔馬勝ち越し新入幕から2場所連続の勝ち越し決定。
旭秀鵬が東の11枚目2勝12敗今場所は膝に全く力が入りませんでした。
千代翔馬は7勝2敗から4連敗中でしたがようやく十四日目勝ち越し決定です。
稲川⇒左の上手を取りにいくのかと思ったんですがもろ差しねらいというか中に入るような感じで最初入らなかったんですが2度目、差しにいったときに中に入ってもろ差しになりましたね。
向正面側に相手の突き出しも警戒して突っ張っていったんですね。
連敗中も内容自体は決して悪くない腰が少し高いというところを支度部屋で反省していた千代翔馬ですがようやく十四日目で勝ち越し決定。
これでまた来場所、初場所は自己最高の番付自己最高位を更新して迎えることになります。
千秋楽の相手は取組進行来場所の番付編成もにらみながら決まっていきますのでまだ発表されていません。
決まりしだいご紹介することにします。
星のうえでは優勝の可能性が残っている3敗勢、正代、石浦という好取組が組まれました。
結び前が2敗の日馬富士に優勝の可能性のない白鵬結びで1敗の鶴竜に大関豪栄道きょう日馬富士、敗れ鶴竜が勝った場合にきょう十四日目鶴竜、7場所ぶり3回目の優勝が決まります。
今場所12回目の満員御礼です。
二日目、三日目以外は満員御礼となりました。
勝ち越しを決めた千代翔馬やはり笑みがこぼれて長かったというコメントがこぼれてきました。
きょうは突っ張ってそこから中に入ってきました千代翔馬。
荒鷲はすでに9番勝っています。
一方の妙義龍きのう連敗を3で止めてようやく7勝目勝ち越しに王手をかけました。
過去3回の対戦は妙義龍の2勝1敗。
先場所は妙義龍が突いて出ていきました。
きのうから、こうして右の上腕にテーピングを巻いています。
右四つ、そして左の前みつを引く相撲荒鷲としては組み止められるか。
妙義龍、今場所も突っ張っていくでしょうか。
寄り切り、荒鷲が2桁10番勝ちました。
妙義龍はきょう勝ち越しなりませんでした、7勝7敗あす千秋楽に勝ち越しを懸けます。
荒鷲はこれで2年前の名古屋場所以来の2桁の星。
尾車さん、このところ地力を徐々につけてきた荒鷲ですね。
尾車⇒立ち合いのあたりが強くなりましたね。
きょう辺り、妙義龍に持っていかれるのかと思いましたがやはりしっかり受け止めて右を差して右から振ってね妙義龍の体勢を崩して前に出ていくという非常にいい一番ですね。
力をつけてきたというかやっと目覚めてきたというか。
いつも一門の連合稽古でいるんですけどね。
あまり目立たないんですよ。
師匠からうるさくうるさく言われてやっとここまできましたから師匠に感謝しなければいけないですね。
きょうで10番でしょうあした、もう一番勝てば。
自己最高ですね。
地味ですからあまり目立たないですけれどもやはり、三賞の選考委員会もよく見ててやってもらいたいと思いますね。
右差し、そして左の前みつ1つの型がありますね。
あした勝てば11番ですからね。
石浦が目立っていますけどね。
荒鷲もちゃんと見てやってもらいたいと思いますよ。
好成績者が複数いますので三賞はどういった結果になるのかというところも楽しみです。
石浦の名前が出ましたが石浦と同時に今場所新入幕の北勝富士が土俵に上がりました。
勝ち越しを懸けての土俵です。
輝はすでに5勝8敗ときのう負け越しが決まりました。
新入幕の北勝富士に注目します。
入門以来、負け越しなしでこの幕内に上がってきました。
その北勝富士は7勝目を挙げてから、連敗中です。
おととい宝富士、きのうは千代の国との対戦きのうは激しい押し合いになりましたが千代の国にはたかれて敗れてしまいました。
きのう俵ですった傷が残ってますね。
思い切り前に出ていってはたかれましたからね。
でもきびきびして新入幕らしくて気持ちいいじゃないですか。
本人の心境としては早く勝ち越しを決めてという思いがあるでしょうが。
勝ちたいでしょうね。
いい相撲を取ってもらいたいですね。
2人とも若手ですから若手らしいいい一番になることを期待したいですね。
北勝富士と輝は初めての対戦です。
輝はすでに2場所ぶりの負け越し。
今場所、自己最高位はね返されてしまいました。
まずは突っ張り合いになるでしょうか。
北勝富士は左にずれて押っつけるような立ち合いも見せています。
体を前に倒して、その勢いで突っかけてしまった輝。

 

 

 

 


立ち合い2度目。
北勝富士、3日連続勝ち越しのかかる相撲。
寄り切り。
新入幕北勝富士、勝ち越し十四日目にようやく決めました。
2日間、連敗がありましたがようやくこの十四日目に新入幕の勝ち越しが決まりました。
まだ気合いが残っています。
決まり手、寄り切りです。
まず向正面側から稲川さん、印象いかがですか。
稲川⇒いい相撲だったと思います。
両者立ち合い鋭くあたったんですが立ち合い五分ぐらいだったんですが北勝富士のほうが下から下から攻めていますよね。
その分、輝の上体が起きてそのまま押し込むような形になりましたね。
腰の高さというとこですね。
そうですね。
立ち合いは五分ぐらいに見えたのでその低さ勝ちというか。
尾車⇒若手どうしで激しい相撲でよかったんじゃないでしょうか。
1回、突っ張り合ったときに北勝富士がいなしましたよね。
いなしたところで、ちょっと輝の足が止まっちゃったんですね。
そのあと北勝富士のほうが下からぐいぐいと押し込んで右を差して。
左の上手を取らずに押っつけて一気に出ていきましたね。
輝の腰が浮いてしまいましたね。
隠岐の海関が支度部屋の外に出てきて私がリポートするところにテレビモニターがありますのでそこをじっと見ていました。
いなしたときによし!よし!と右が入ったときに、おーし!とうれしそうでした。
佐藤⇒北勝富士が新入幕勝ち越しということでインタビュールームに向かっていきました。
このあと喜びの声も聞けると思います。
北勝富士⇒少し安心しました。
もしかして勝ち越せないんじゃないかと思ってあと2番しかなかったので勝ててよかったです。
今場所ここまでの相撲は基本的に前に出ているのでいいと思います。
幕内力士との対戦、圧力いいもの出てるんじゃないでしょうか。
幕内の力士の方々もすごい圧力が強いのでそれに負けずに押せたのでよかったなと思います。
あと一日あるんですが次に向けてさらに磨きたいところは。
また来年に向けてしっかり前に前にまだ下半身も弱いので強化していきたいと思います。
ありがとうございます。
いい汗をかいていました北勝富士。
これで入門から10場所連続勝ち越しということになりました。
うれしい新入幕で勝ち越しになりました。
土俵上はご当所九州場所熊本出身の佐田の海2勝11敗。
鹿児島出身の千代鳳は6勝7敗です。
逆襲しました、佐田の海。
寄り切りの勝ち連敗を7で止めました。
ようやく今場所の3勝目を挙げました。
千代鳳は6勝8敗、ご当所の場所負け越しとなりました。
東の8枚目、佐田の海なんとか幕内に残るために、ようやく3勝目。
千秋楽も大事になります。
千代鳳はこのところもろ差しあるいは左を差して下手を求める相撲なんですが尾車さん、佐田の海はどうでしょう?尾車⇒うまく左、回って残しましたがその前に向正面に寄っていったときに中に入ってがぶるようにして出る力があるんですがどこか悪いんですかね?悪いということは本人は何も言いませんが秋の巡業は左のふくらはぎのほうか織炎があって休んでしまいました。
そういうこともあったんですね。
右の足首にテーピングを施しています。
巡業部長を4年やらせていただきましたが本当によく稽古をする真面目な力士ですからまたその地位に戻ってくると思います。
九州に入って場所前はよく稽古をこなしていました。
巡業でできなかったということが本場所に影響してしまうんですね。
そんなに大きくない体ですから稽古が足らないとどうしてもさっきも勝ちはしましたが前に出る圧力がなかなか佐田の海は馬力が出ませんね。
負けた千代鳳もこの辺りで負け越すような力士ではないんですが2人とも早く上に戻ってきてもらいたいですね。
十両に落ちるのを気にして取っているような2人ではありません。
佐田の海は8枚目で3勝11敗です。
千秋楽、1つ勝って星のうえでは残る成績となりますので大事になります。
佐田の海、千代鳳いずれも九州ご当所の場所負け越しとなってしまいました。
今場所、9勝4敗と好調の勢。
勝ち越しの懸かる逸ノ城との対戦です。
九州場所は去年も三賞を取りましたしそれ以外も三賞を取った場所もありました。
関取となってからは、この九州は負け越しとなったのは一度しかありません。
勢のリポートです。
験のよさを感じていますにっこり笑ってたまたまですよと言いながらただ九州場所は15日間集中して土俵に上がれるそうですなぜかと、で考えてみると1年納めの九州場所いい気持ちでお正月を迎えたい1年を締めくくりたいなという気持ちで土俵に上がることができている。
今場所もいつもの場所よりもさらに集中できて土俵に上がっている攻めの相撲が取れていると勢は言っています。
残り2日間しっかりとその気持ちで相撲を取っていい気持ちでお正月を迎えたいと話しています。
大阪では勝ち越しましたが5月7月9月と負け越して九州では4場所ぶりの勝ち越しが決まった勢です。
今場所は自分の前に出る相撲も勢は取りきれていますね。
ここまで落ちてくると力がありますから。
地力がありますね。
上に上がってくると最近ははね返されるというパターンが続いていますね。
この一番に2桁の星が懸かる勢。
逸ノ城は勝ち越しが懸かります。
制限時間いっぱいです。
押し出し。
もつれました、最後土俵際。
勢、押していきました。
2桁10番勝ちました10勝4敗。
逸ノ城は7勝7敗。
勝ち越しなりませんでした。
千秋楽に懸けます。
本人が言うように前に出る相撲がきょうも出ました勢。
3連勝で10勝4敗。
逸ノ城は五分の星で千秋楽を迎えます。
向正面、稲川さん、逸ノ城はどうでした?稲川⇒すぐに取れました。
すぐに取れましたが勢の立ち合いの圧力が強くて途中で切られてしまうような勢いがありました。
そこからはどうでした?勢は立ち合いのままですね攻め込んでいっていい相撲でしたね。
逆に逸ノ城は最近元気がない感じがします。
立ち合いで押し込めていない分下がって相撲を取るような傾向が見られます。
もっと前に出ていけば体も生きると思います。
受け身の相撲といいますか押しきれていない相撲が続いているという印象です。
勢とは真逆の相撲になっているんですね。
勢は意気揚々と引き揚げました。
10番勝ちました。
九州場所、最終盤を迎えてきょうも満員御礼。
満員御礼、十二日目ということで去年の十一日目を上回りました。
九州場所さかのぼってみますと連日666日満員御礼が続いた平成8年のころは15日間でした。
9年に満員御礼が10日と減りました。
2年続けて2桁の満員御礼は19年ぶりということになりました。
平成12年から14年までは、満員御礼ゼロという年が3年続きました九州場所です。
客入りがややほかの場所に比べると鈍いという九州場所です。
今場所は10日間満員御礼あすも切符が売れていますから13日ということになります。
大きな会場ですからここが満員になるというのはかなり大変なんです。
それでも九州の相撲ファンの皆さんに連日足を運んでいただいて大変ありがたいと思っています。
それに応えるような相撲を力士には見せてもらいたいと思っています。
そのように指導していかなければいけないと思っています。
豪風が土俵に上がりました。
この一番に勝ち越しが懸かります。
勝てば2場所連続の勝ち越しとなります。
年齢を重ねていますが渋い相撲を取る豪風です。
豪風はすべての生活を土俵に懸けてやっています。
左変化、はたき込み豪風、十四日目勝ち越し。
何度か見せた今場所の変化。
大翔丸はあっさりと落ちてしまいました。
豪風、8勝6敗大翔丸は6勝8敗です。
観客はため息が漏れました。
大翔丸も簡単に落ちてしまいました。
褒められた相撲ではないと思いますが37歳ですからよくやっていると思っていただければ。
確かに真っ向からあたる相撲が少なくなってはきています。
きょうは立ち合いからの注文ですけれどもここのところあたっておいてからいなすというなかなか押して勝負をつけることができる相撲が少なくなってはきています。
あたるときは低いあたりでガツンとあたりますから変化技が決まるんだと思います。
十四日目勝ち越し決定の豪風です。
2場所連続の勝ち越しです。
大翔丸は負け越しが決まりました。
きょうにも鶴竜十四日目で優勝が決まるかどうか。
優勝争いの先頭を走ってきた鶴竜が逃げきるかどうかという九州場所の展開です。
解説の尾車さん幕内最高優勝2回初優勝のときには十四日目での優勝でした。
昭和56年の秋場所十四日目。
琴風と佐田の海の相撲です。
実況⇒単独トップにいる琴風です。
突っ込む、右が入る。
琴風、出ます。
引き付ける。
胸を合わせました。
琴風、慎重です。
引き付けます。
寄り切り。
琴風の勝ち。
ついに12勝これで大関待ったなし。
大きな一番です。
優勝にも王手をかけました琴風です。
佐藤⇒追いかける3敗の横綱北の湖関がいました。
横綱が敗れることによって優勝が決まったんですね。
終盤逃げきるときの心境はどうでした?尾車⇒優勝うんぬんなんていうことは当時考えていませんでした。
勝ったら優勝という一番ではなかったので私は勝っても横綱が負けないと優勝にならないわけですからとにかくその一番思い切ってやる。
そういう気持ちでした。
実況にもありました大関昇進も懸かった一番でした。
重圧もある中で先頭を走る最終盤の思いというのは?初めての体験で何が何やら分からない。
無我夢中でやってきたという感じでした。
ただぐっすり寝れたかと言われると寝れてなかったと思います。
目がさえちゃうんですね。
次の日のことを考えて朝が来るのが怖いような気持ちになったかなあのときは、正直言うと。
なかなかぐっすり寝られない中で日々戦っていたんですね。
ただ土俵に行くと体がよく動いてくれたという感じでした。
今場所は鶴竜が単独で先頭を走っています。
千代大龍、敗れて今場所幕内に帰ってきた場所千代大龍、負け越しとなりました。
立ち合いからの流れは千代大龍と思いましたが一歩攻めきれませんでした。
かいなが上から下へ出てますよね。
やはり押し上げないと、なかなか土俵を割ってくれませんね。
胸で思い切りあたっていくというタイプですからね。
かち上げて突っ張っていくんですけどもここは上から下になってましたからその分、下からじっくり構えられて残られましたね。
その分、貴ノ岩、下がりましたがそこから中に入ることができました。
貴ノ岩、6勝8敗で千代大龍、西の14枚目で6勝8敗の負け越し西の14枚目という番付を考えると、あすの千秋楽、勝つか負けるかで幕内に残れるかどうか大事な千秋楽になってきます。
上がってくるころは千代大龍ものすごい馬力だったんですがね。
上位陣も蹴散らすぐらいのそういう荒々しさがあったんですが、ちょっとここのところそういう荒々しいあたりが影を潜めてますね。
まだまだ若いですから奮起して上に上がってきてもらいたいですね。
土俵上はジョージア出身どうし臥牙丸が勝てば勝ち越し一方の栃ノ心はすでに9番勝っています。
栃ノ心きのう2敗の稀勢の里を組み止めて差し勝って破るという殊勲の星を挙げました。
栃ノ心はきのうは右四つになるために突き放してそこから思いどおりに取れましたと話していました。
逆に稀勢の里からすると3敗目ということになりました。
改めて尾車さんきのうの稀勢の里、3敗目大きい黒星になってしまいました。
返す返すも残念な一番でしたね。
何やら13番勝てば来場所綱取りという場所になるという期待もあったんですが。
自分に期待がかかってくると急に相撲が萎縮するんですかね。
横綱3連戦のときは土俵をかき回してやろうという優勝争いをおもしろくしてやろうという気持ちで臨んだんだと思うんですが動きもよかった。
ところが、きのうは一気にあたりが弱くなって3日間出ていた左からの突きが影を潜めてしまいました。
人の心は大きく左右しますからね。
八角理事長も3横綱に勝つ強さの稀勢の里そして、ここぞというところで取りこぼしてしまうところも稀勢の里、という談話を残していました。
栃ノ心は、その稀勢の里を破ったわけですから大いに自信にしていい白星だと思います。
すでに9番勝っています。
栃ノ心自身、星の積み重ねによっては来場所の三役復帰ということも見えてきます。
寄り切り、臥牙丸勝ち越し。
栃ノ心はきょう2桁の星はなりませんでした。
東の16枚目の臥牙丸勝ち越しです。
来場所も幕内に残り番付も上げることになります決まり手、寄り切りです。
これですから相撲は分かりませんね。
きのう稀勢の里に勝った栃ノ心がきょうは臥牙丸に持っていかれるわけですから。
臥牙丸がとにかく立ち合いのあたり集中していたということでしょう。
今、木瀬部屋で指導にあたっている向正面の稲川さんどうでしょうか。
稲川⇒立ち合いも低かったですし何よりも止まらなかったことがよかったですね。
立ち合いの勢いのまま自分の四つになってそのまま攻めきりましたね。
非常に気持ちが出ているような相撲でした。
この体を生かすには止まらないことですかね、臥牙丸は。
低さもありますからね。
体を生かして前に出るそれがいちばんの強みだと思います。
きょうのような相撲を取ればまた上で活躍できるようになるのではないでしょうか。
あす千秋楽の取組が発表されました。
あすは臥牙丸、妙義龍栃ノ心は、あすは石浦戦であす千秋楽結び、横綱どうし日馬富士、鶴竜の割が組まれています。
結び前で日馬富士が勝つことによって鶴竜、日馬富士に完全に絞り込まれることになります。
優勝争い、先頭が鶴竜星の差1つで日馬富士きょう日馬富士が敗れ鶴竜が勝った場合のみきょう十四日目に鶴竜の3回目の幕内最高優勝が決まります。
ご当所・福岡のファンからの大きな声援を受ける松鳳山が7勝6敗左差し、あるいは張り差しからのもろ差しの相撲で7番勝っています。
この一番に勝ち越しが懸かります。
一方の蒼国来はすでに5場所ぶりの勝ち越しを決めています。
序盤から右四つの相撲場所の途中からは、相手によって左四つの相撲も見せています。
きょう向正面は熊本出身の普天王の稲川親方の解説です。
稲川さん、松鳳山への歓声の大きさ、升席の中にいるとよく響いてくるんではないですか。
かなり響きますね。
去年でしたか、優勝争いをしたの。
九州場所、やはり力が出るしいい相撲を取りますね。
親方も熊本出身で声援、当然大きかったと思いますが。
力になる場合といろいろあったと思いますが。
松鳳山の場合は力にかえていると思いますね。
松鳳山コールがきょうも始まりました。
これが九州場所ですね。
制限時間いっぱいです。
松鳳山コール地元の声援を力に変えてきょう勝ち越しを決めるか松鳳山。
過去の蒼国来と7回対戦があって5対2松鳳山がリードしています。
松鳳山、もろ手突きを突き起こして出ていくという内容が多くなっています。
蒼国来としてはしっかりと組み止めなければなりません。
今場所は突き放すよりも左差し、あるいはもろ差しが多い松鳳山。
突き出し、松鳳山十四日目勝ち越し。
指笛も起きています。
蒼国来、敗れて8勝6敗。
ご当所九州場所で勝ち越しを決めました。
2場所続けての勝ち越しです。
立ち合いからの流れを見ます。
蒼国来もきょう突き起こしてきました。
松鳳山のあたりが低くて突きっぱなしも効きましたね。
蒼国来、応戦しましたがやはり立ち合いからの圧力に勢い松鳳山のほうにありましたね。
ついたあと頭であたりにいくという松鳳山松鳳山のほうが体勢がいつも下に下にありましたね。
立ち合いこそ頭でいくことは少ないですが二の矢で頭でいくところがありましたね。
体は大きくありませんから、二の矢のところで頭でいく下から押し上げるようにしていくそれと背中に九州のファンの方からの声援がエンジンのようにくっついていつもよりも激しいですね。
九州エンジンをつけて勢いを増しているという感じがあります。
あるいは周囲の状況によっては来場所三役ということも可能性が出てくるかもしれません。
あしたの一番が大事ですよ。
あすは琴奨菊との対戦が組まれた松鳳山です。
今夜の「サタデースポーツ」のお知らせです。
NHK杯フィギュアは男女のシングルのフリー。
羽生結弦選手と宮原知子選手2連覇はなるのか織田信成さんが徹底解説です。
男子ゴルフの国・地域別対抗戦ワールドカップは3日目松山英樹選手と石川遼選手がペアを組む日本の戦いに注目です。
「TomorrowSong」は、サッカーのJ1チャンピオンシップ決勝に臨む浦和レッズ、駒井善成選手の1曲です。
放送は夜10時45分からです。
ぜひ、ご覧ください。
松鳳山のリポートです。
きょうは立ち合い、相手の変化もあるかなと思ってそれも頭に入れながら立っていきました。
今場所いい相撲が取れていて地元の声援が大きいので最低ラインだけはクリアできましたという言い方をしていました。
確かに千秋楽まで優勝争いに顔を出すという大活躍でしたからそこからすると最低ラインということばなのかもしれませんがそれでもご当所でうれしい勝ち越しを決めた松鳳山です。
九州のお隣、山口も相撲の場合はこの九州場所がご当所という扱いになります。
九州場所の前夜祭などでもファンの前で紹介されます。
山口出身の豊響が6勝7敗です。
西の15枚目幕内残留に向けてあとがない状況です。
土俵下には3敗の両者がいます。
正代と石浦は幕内後半戦最初の一番です。
宝富士は8勝5敗。
宝富士がこのところ9連勝中という両者の対戦です。
宝富士、9勝目を挙げました。
決まり手は突き落とし。
あと一歩でした。
尾車⇒豊響とすればあたって勢いよく出ていく。
それしかないと思っていたんでしょうね。
足がやっぱり。
あたりはよかったんですけれどいま一歩、出ませんでしたね。
豊響は右を締めていきましたけれど前みつを探るような動きだったんでしょうか。
稲川⇒を差すような形でした。
差されないようにしていったんですね。
宝富士は、あした大関の稀勢の里戦が組まれました。
そこに2桁の星が懸かります。
宝富士も西の5枚目ですから星の積み重ねによっては三役返り咲きなるかどうか。
あす千秋楽は大関戦が組まれました。
ここまでの幕下上位からの結果をご紹介します。
豊ノ島はきょう敗れましたが復帰の場所、勝ち越しで終えています。
十両はきょうを迎えた段階で2敗はただ1人、青狼でしたが小柳が寄り切りで勝ちました。
十四日目、十両この一番は3敗の小柳が2敗の青狼を破った一番です。
実況⇒この一番に勝てばまた一歩近づくことになります青狼です。
新十両の小柳戦。
前まわし取らせませんでしたが右四つです。
青狼、上手もろ差し、切って寄り切り小柳の勝ち。
佐藤⇒十両は3敗で3人が並んでいます。
4敗はいません。
この3人に優勝争いが絞られています。
あすは青狼と佐藤の一番が組まれました。
小柳は千代皇との対戦です。
青狼と佐藤、勝ったほうが3敗を守ることになります。
4敗に下がったほうは脱落です。
小柳の結果によっては優勝決定戦の可能性があります。
十四日目幕内前半最後の一番です。
ともに、この1年納めの場所負け越しとなってしまった英乃海そして琴勇輝です。
過去2度の対戦は、1勝1敗です。
英乃海は今場所幕内に戻ってきました。
通算5場所目です。
今場所も幕内で勝ち越しはなりませんでした。
向正面の稲川親方です。
なかなか幕内で勝ち越しができない英乃海ですね。
稲川⇒幕内の圧力にまだついていっていないのかなと。
もともと差し手のほうから攻めますから圧力負けしてしまうと半身になって押されることが多いですから自分十分の上手を先に取るということが今後の課題でしょうね。
きょうの琴勇輝戦相手もあたりが強いですね。
組み止められるかということですね。
そうなりますね。
しっかり立ち合いあたっていかないと突き起こされる可能性があります。
立ち合いしっかりあたることが大事です。
英乃海本人も幕内は立ち合いが厳しいと言っていました。
残り2日間頑張りたい英乃海です。
琴勇輝の勝ちです。
英乃海、立つことができません。
琴勇輝は6勝目です。
英乃海、全く立つことができません。
張るような音が土俵からは遠い放送席にも聞こえてきました。
英乃海、大丈夫でしょうか?決まり手は突き倒しです。
脳震とうでしょうか?尾車⇒あごのところ、ちょうど顔面に入ったのかな?立ち合いの突きっぱなしというか。
まともに、のど元に食らっていますね。
張ったわけじゃないんですね。
突き放した手が入ってしまったんですね。
足首、大丈夫かな?足も心配ですね。
もろ手突きが少しほおに入り気味でしたね。
足首もひねってしまいましたね。
タイミングがよすぎたんですね。
英乃海にとってはかなり気の毒な十四日目の相撲となってしまいました。
尾車さんが脳震とう気味とおっしゃるように。
それと足ですね。
足をひねりましたね。
稲川さん、心配ですが低く踏み込んでいこうというところがあったんでしょうか。
そこにカウンター気味に入ってしまったんでしょうか。
それもありますし上体気味に出ていったところにうまく入りましたね。
しかたないんですけど。
英乃海の状況は花道の奥、取材情報を教えてもらいます。
どうやらこのまま医務室の方向に向かっていったようです。
琴勇輝は6勝8敗であす千秋楽を迎えます。
きょう日馬富士が敗れて鶴竜が勝った場合のみ鶴竜の十四日目の幕内最高優勝が決定します。
今場所の横綱鶴竜の成績をご紹介していきます。
10連勝から十一日目稀勢の里に敗れました。
ただ連敗せずに琴奨菊、白鵬に勝ってきょう豪栄道戦です。
あすは日馬富士との対戦が決まっています。
敗れた十一日目稀勢の里戦以降3日間の相撲を振り返ります。
実況⇒小手投げ、稀勢の里の勝ち。
鶴竜、1敗。
実況⇒鶴竜が形を作っていった。
寄り切り、鶴竜の勝ち。
鶴竜勝って11勝1敗。
実況⇒もろ差しだ、鶴竜。
寄り切り、鶴竜の勝ち。
佐藤⇒正面の解説は元琴風の尾車さんです。
連敗をしなかった。
これが鶴竜は大きいでしょうね。
尾車⇒稀勢の里に負けましたけれど、そのあと腰がしっかり下りて下半身が安定していますよねそのあとの2番。
それは大きいですね。
鶴竜本人も連敗しなかったこときのうの白鵬戦については自分のできることに集中していたそれがいいのではないかということを振り返っていました。
稀勢の里戦も腰は下りていたんですよしっかり上から潰されるような形になりましたね。
リードする展開できょう十四日目を迎えています。
きょうにも優勝決定なるかというところです。
なかなか詳しいことは言えないと思いますけれど鶴竜はどれくらい優勝に近づいていると思いますか。
残り2日というのはかなり長く感じる2日間だと思います。
まだどうでしょう?6割ぐらい?確率としてはですね。
リポートです。
英乃海ですけれどやはり倒れたときに意識が飛んだそうです。
車いすで運ばれていきましたけれどもそのときはしっかりしていました。
右の足ですね。
本人は右足の親指が全く動かないと言っています。
みるみる色も変わってきました。
まずい状況かもしれません。
土俵上は3敗どうしの対戦です。
正代と石浦、この場所を盛り上げてきた両者の対戦です。
現段階では優勝の可能性が残っている2人です。
敗れた段階で優勝争いからは脱落です。
制限時間いっぱいです。
行司は木村庄太郎。
軍配は東に上がりましたが物言いです。
頭をつけながら出ていった石浦。
軍配は出ていった石浦に上がりました。
正代が肩越しの上手上手から振りました。
その土俵際石浦も渡し込みにいっています。
向正面の稲川さん、どうですか。
稲川⇒渡し込みにいっているんですけど石浦の体も返っていますのでかなり微妙なところだと思います。
単純に土俵につく、つかないでは正代のほうがついているように見えます。
友綱さんの説明です。
ただいまの協議について説明いたします。
行司軍配は石浦に上がりましたが同時ではないかと物言いがつき協議した結果、同体と見て取り直しといたします。
好調どうしの両者同体取り直し。
観客は大喜びです。
尾車さん、妥当なところでしょうか。
それでいいと思いますよ。
取り直しの一番になりました。
やっぱり相撲は単純にどっちが早くついたかだけではないですからね。
名さばきだと思います。
石浦が新入幕10番勝ったあとにここのところ連敗しています。
本人はどう振り返っていますか。
石浦のリポートです。
相撲内容はいい内容が続いているのであまり連敗は気にしていないということです。
正代戦について聞いたところ強烈な立ち合いをなんとかしなくてはいけない。
しっかりあたることが大事そういうあたりができましたね。
それから腰を寄せて逃げ道をなくすそれがうまい力士なので軽くあたって回りこんではだめしっかりあたって圧力をかけながら動いていかないと勝機はないと思いますと話していました。
支度部屋の話でした。
1番目の相撲ではそういった意識も出ていたのではないかと思います。
そうですね。
突っ込んでいきました。
逆に正代のほうが相手の出方を見て左をすくうように差しにいくような感じになりましたね。
そこから右の上手をつかみましたが石浦が強烈に頭をつけていきました。
石浦も土俵につきそうになったんですが正代の足が流れました。
そこを石浦が出ていきました。
もつれた相撲取り直しの一番です。
敗れたほうは優勝の可能性がなくなります。
10勝3敗どうしです。
押し出し、正代の勝ち。
足を前に出していきました。
石浦はこの段階で優勝の可能性が消えました。
最終盤、3連敗で10勝4敗。
館内から大きな拍手が沸いています。
西の3枚目正代これで11勝目です。
決まり手は、押し出しです。
星のうえでは優勝争いに残った形の正代です。
今場所大活躍の石浦。
これで10勝4敗で優勝の可能性は消えました。
左がのぞきました正代。
稲川さんはどうご覧になりましたか。
2度目の立ち合い、正代が起こしていきましたよね。
最初の立ち合いと違ってもっと圧力をかけてかけた分、左がのぞいたように見えますね。
石浦もやはり強くあたってくるというところ一度受け止めたうえでいったのかもしれませんね。
2度目は右からかち上げましたね。
やっぱり体力負けしましたよね。
だけど石浦も変化をせずに思い切って突っ込んでいったというのは評価していいんじゃないですか。
これで正代が3敗に残りました。
西の3枚目ですから来場所の新三役は確実で関脇昇進、一気にいきそうな状態です。
今場所は本当に力をつけたということを証明したような場所でしたね。
正代、石浦、ともに三賞に名前が挙がるでしょうね。
2人とも三賞候補でしょう。
3敗勢どうしの対戦は正代が取り直しの末、勝ちました。
そして終わり3番稀勢の里は照ノ富士2敗の日馬富士が白鵬戦です。
そして1敗の鶴竜は豪栄道との対戦です。
きょう日馬富士敗れて鶴竜が勝った場合のみ十四日目、鶴竜の7場所ぶり3回目の優勝が決定します。
刻々と日馬富士、鶴竜の取組が近づいてまいりました。
今場所は三賞候補が多いですよね。
前半の中では尾車さんから荒鷲という名前が挙がりましたね。
勢も活躍しましたしね。
このあと登場してくる中でいきますと玉鷲辺りも返り三役、いきそうですね。
遠藤も活躍しました。
少ないときもあるんですが多いときがあっていいんじゃないですか。
うれしい悩みですね。
本当ですよ。
それだけ活躍しているということですからね。
今場所振るわなかった両者の対戦です。
はたき込み魁聖がようやく2勝目2勝12敗。
錦木、腰高そして攻めの遅さ課題が残りました。
4勝10敗です。
決まり手ははたき込みで魁聖が勝ちました。
魁聖はこれで2勝12敗。
なんとか残り2日新年初場所につなげるためにも勝っておきたいと本人が言っていました。
正代のリポートです。
最初はちょっとやりづらくてなかなか残せなくて左もうまく入れなかった。
取り直しのときは起こしてから左を入れようとうまく左が入りましたと言っていました。
稲川さん、尾車さんがおっしゃるようにしっかり立ち合いで起こして右からのかち上げも効いて勝ちました。
三賞候補という話が先ほど出ました。
土俵上に東の3枚目遠藤登場です。
7勝6敗きょうは栃煌山との対戦です。
今場所は1横綱3大関を倒しました。
遠藤自身、去年の初場所以来の横綱大関戦を今場所経験しました。
結びの一番も去年の初場所以来でした。
その中で1横綱3大関白鵬に勝ちました。
照ノ富士、稀勢の里琴奨菊にも勝ちました。
ここまで7番勝っています。
東の3枚目ですから遠藤も勝ち越せばこれは来場所の新三役も十分に見えてきます。
逆に栃煌山が東の筆頭で上位にはなかなか通じずに横綱大関、6連敗だったんですが白星を重ねて星を戻してきました。
きのうは大関琴奨菊戦立ち合いの変化で敗れて負け越し。
三役復帰なりませんでした。
過去4回の対戦はいずれも栃煌山が勝っています。
この両者去年の初場所以来の対戦です。
その最も近い対戦では遠藤も突っ張っていきましたが栃煌山が起きずに引いてしまって栃煌山が勝っています。
なかなか遠藤が栃煌山戦、突っ張りを繰り出していくんですがその突っ張りが通用していません。
向正面、稲川親方遠藤が今場所上位に戻ってきて7勝6敗、ここまでの相撲どう分析されますか。
稲川⇒圧力が増した分低さが生きるようになりました。
立ち合い、上位とやると受けるというか通じないところがあったんですが少しずつ押せるようになってきましたよね。
もともと低さもありますからその強さが出てきたと思います。
遠藤の応援団が福岡国際センターに駆けつけています。
栃煌山も負け越しが決まっているとはいえこれまで勝っていません。
今場所、相撲を取れるかどうかっていうとこでしょうか。
立ち合い強いですから栃煌山相手に遠藤がどれぐらい圧力をかけるか見どころですね。
この一番に勝ち越しがかかる栃煌山。
遠藤です。
上位にとどまるためにも残り2日間大事です。
はたき込み、落ちてしまった遠藤きょうも勝ち越しなりませんでした。
栃煌山、勝って6勝8敗。
向正面からの攻めどうだったでしょうか。
稲川⇒前みつ取れなかったんですね、たぶん押していったあとに組もうとするんですが圧力、最終的には通じなかったどうかなという内容でした。
地力がだんだんついてきて一方的な相撲にならない分だいぶ力をつけてきたと思うんです。
体も厚みを増してきました。
正面、尾車さんにお聞きします。
突いて、前みつをさぐる相撲引かせてもらえませんでした。
尾車⇒あたって突っ張って左の前みつを探りにいったんですが、うまく栃煌山に左からすくわれるんです。
前みつが、なかなか引けない。
そこに足が止まってしまう。
その隙を見てさっと引きましたね。
遠藤はもう少し突いてからのほうがよかったんでしょうか。
右から突いてもう2、3発、突っ張ってもよかったかも分かりません。
ちょっと速く、右の前みつ欲しがりすぎたかもしれません。
一瞬のことですから僅かの差だと思います。
栃煌山は地力がありますから負け越しているとはいえそうそう簡単には勝たしてはくれませんね。
栃煌山、6勝8敗遠藤、敗れて7勝7敗。
遠藤、あす千秋楽は小結玉鷲との対戦です。
三役昇進争いには遠藤が勝ち越すか勝ち越さないかがそれによって松鳳山ですとか宝富士、栃ノ心といったところもそのチャンスが巡ってくるか非常にし烈な千秋楽の来場所の三役を巡る争いになってきています。
大分出身の嘉風に対してご当所九州のファンからの声援が飛んでいます。
過去、玉鷲戦は9対6と嘉風が大きくリードしています。
大きくというのは言いすぎかもしれませんが嘉風がリードしています。
初顔合わせで嘉風が勝ったあと玉鷲が6連勝そのあとも嘉風が8連勝中という両者の対戦です。
嘉風の師匠の尾車さん今場所、嘉風負け越しはしましたが嘉風らしい出し切る相撲は出ています。
尾車⇒勝敗、あまり関係なく自分らしい相撲は取っていると思います。
特に負け越してからのここ3日間本当にいい相撲を取っていると思います。
3連勝で星を戻してきました。
何番であろうが出し切ってお客さんに喜んでもらえればいいと思います。
一方、三役で初めて勝ち越し来場所、新関脇昇進確実な情勢の玉鷲。
きのうは右からの小手投げで照ノ富士に勝って勝ち越し決定でした。
突き出し、玉鷲の相撲でした。
玉鷲9勝目。
幕内300勝というきりの白星にもなりました。
尾車さん玉鷲は一門の力士にもあたりますがきょうなんか今場所の集大成じゃないですか。
あたってからも突きがすごく強いんです。
嘉風を起こすわけですから体重が乗っているというんでしょうか、重みが違うんですよ。
今までと。
ぐいぐいと押すその馬力というかこれが嘉風も諦めましてね。
完全に起きてしまいました。
こういう突っ張りが今場所きょうまで出ていますよね。
初日の日馬富士戦白星そこから1つの流れができましたね。
押し相撲というのは1つ波に乗ると怖いですよ。
玉鷲も今場所1横綱3大関を破っています。
新関脇昇進へあすは遠藤との対戦です。
嘉風は5勝9敗であすは碧山戦です。
15日間の戦い、いよいよあす千秋楽を迎えます。
十両は優勝が決まっていません。
3敗で青狼、佐藤、小柳ら3人です。
3敗どうしで青狼、佐藤の対戦が組まれました。
3敗の小柳は千代皇との対戦が組まれました。
荒鷲に3敗の正代です。
白鵬に豪栄道結びが日馬富士に鶴竜。
英乃海のリポートです。
救急車が呼ばれました。
医務室に入った親方によりますと本人は右の足首が痛いと言っているということです。
このあと救急車で運ばれて病院で念のためMRIもとるそうです。
英乃海、あす出場できるかどうか微妙な状況になってくるかもしれません。
今場所大関昇進を目指した高安5勝8敗と跳ね返されました。
千代の国は上位挑戦西の4枚目に上がってきましたが5勝8敗とすでに負け越してしまいました。
自己最高の番付でこの場所臨みました。
後半になって白星も徐々に増えてきました千代の国こちらは勉強の場所となった高安5勝8敗。
高安、残り2日勝てば小結にとどまるという可能性もあります。
高安勝って6勝8敗。
千代の国は5勝9敗となりました。
高安は勉強の場所になりましたかね。
そうですね、大関取りの場所でもありましたがまた再挑戦ですね。
ちょっと大きくなりすぎたんではないですか、体が。
腰が立っているというか高いですね、棒立ちですね。
あす大関の照ノ富士戦勝てば小結にとどまる可能性もあります。
三役に残るのも大事でしょうね。
もう一番しっかり取りたいですね。
十四日目の取組残り5番となりました。
きょう日馬富士が敗れ鶴竜が勝てばきょう優勝が決定します。
その前、3敗の稀勢の里は照ノ富士との対戦です。
3人の横綱に勝ちましたがきのう敗れた稀勢の里。
星のうえでは優勝の可能性もあるにはありますが極めて厳しい状況です。
本人は、きのう負けてどういう思いだったのかね?本当にもったいないですね。
残り2日、きょうは照ノ富士あす千秋楽は宝富士戦です。
12勝というところに乗せられるかどうか、稀勢の里。
ことし1年は琴奨菊の日本出身力士10年ぶりの優勝から始まってそこから琴奨菊の綱取りそして稀勢の里の綱取り、さらには豪栄道の優勝という日本人大関が存在を示し始めた年でもあります。
稀勢の里にしても10番、11番で終わるのと12番しっかり勝って終わるのとでは、また変わってきますよ。
3横綱を破って12勝というのは大きいですよ。
大関の優勝もある中では振り返ってみれば、白鵬の優勝もありましたし日馬富士の優勝もありました。
今場所は鶴竜が優勝に近づいている。
モンゴル出身の横綱が締めるところは締めるという強さも示しています。
鶴竜が十四日目、単独の先頭に立っています。
きょうにも優勝が決まるかという十四日目。
鶴竜が十四日目で単独で先頭に立つのは大関昇進以降では初めてです。
かつて関脇の時代に十四日目単独トップに立ったのが4年前の春場所でありました。
優勝決定戦で、そのときは敗れています。
その鶴竜は大関時代に初優勝。
横綱に昇進して去年の秋場所2回目の優勝を飾りました。
7場所ぶり、3回目の優勝に近づいている鶴竜です。
制限時間いっぱいです。
4勝9敗どうし。
隠岐の海と御嶽海の対戦です。
頭を振りました、突き落とし。
勝って新三役の御嶽海5勝9敗隠岐の海は、敗れて4勝10敗となりました。
来場所は平幕からの出直しということになります。
向正面の稲川さん御嶽海の新三役の場所はどう見られますか。
若干、力が及ばなかったかなと。
立ち合いの変化もいくつかありました。
うーん、なかなかね低さを生かして相撲を取る力士は少ないですからもっと磨いて、立ち合いを。
いいものを持っていますから今後に期待しますね。
四つに組みたいような動きもありますが突き押しに徹することも必要かもしれません。
支度部屋から2敗の横綱日馬富士が花道に向かいました。
星の差1つで追っている日馬富士。
日馬富士とすれば星の差1つ追って迎えている、きょう十四日目。
きょう、白鵬に勝ってあすにつなげていきたい。
西の支度部屋から早くも鶴竜が姿を現しました。
きょう日馬富士が敗れ鶴竜が勝った場合のみ鶴竜の十四日目の幕内最高優勝が決まります。
先に日馬富士登場で白鵬戦です。
結びで鶴竜は豪栄道との対戦です。
日馬富士はいい汗をかいていますね。
支度部屋で立ち合いの練習をしてきたんではないですか。
支度部屋の様子です。
日馬富士のリポートです。
立ち合いの稽古もしていました。
支度部屋を出る直前にてっぽう柱を打ちました。
その汗が、今、光っています。
立ち合いの稽古としてはまっすぐあたって押す。
押すだけではなく左の前まわしを取る、左を差す右ののど輪で突き起こす左右ののど輪、一とおりのことを確認するような動きが見られました。
数は決して多くありませんが気合いのこもった表情で稽古を繰り返していました。
きょうは白鵬との対戦です。
このところ両者の対戦は上手を求めて立ち合う動きが多いんですが支度部屋ではいろいろな動きを確認した日馬富士です。
目を閉じて集中した日馬富士。
逆転優勝のためにはなんとか白鵬に勝って鶴竜の結果を待ちたい日馬富士です。
日馬富士が仮に敗れた場合でも、鶴竜が敗れた場合は複数の力士にチャンスが残ってあす千秋楽ということになります。
汗を光らせながら日馬富士が入ってきました。
対戦相手の白鵬も西の花道、入っています。
白鵬には優勝の可能性はなくなりました。
日馬富士の厳しい表情は変わりません。
尾車さん、この一番に懸ける動機づけ当然優勝の可能性もある横綱は好対照だと思います。
それはそうですね。
しかし日馬富士が気合いを入れるのはよく分かるんですが白鵬もここまでの第一人者としてのプライドもあるでしょうしそう簡単に崩れるわけにはいかないという思いが強いんではないですか。
その気持ちを白鵬はぶつけることができるかどうか。
土俵は制限時間いっぱいです。
ご当所の大関琴奨菊は苦しい場所になりました。
存在感を示すことができませんでした、4勝9敗。
福岡のファンは連日この琴奨菊に声援を送りました。
碧山は3勝10敗。
勘太夫が合わせます。
変化でした。
碧山4勝目。
琴奨菊、敗れて4勝10敗です。
琴奨菊は来場所は7回目のカド番となります。
はたき込んで碧山の勝ちです。
十四日目、残り3番です。
いったん土俵が整えられます。
すでに稀勢の里、白鵬照ノ富士、日馬富士は控えについています。
結びの一番の鶴竜は花道に見えています。
日馬富士と同じタイミングで支度部屋を出てきました。
きょう結びで鶴竜は豪栄道との対戦です。
このところの豪栄道戦は入られて引くような相撲が多い鶴竜です。
鶴竜の支度部屋はどうでしょうか。
鶴竜のリポートです。
落ち着いてゆったりと過ごしていました。
幕内の中盤ぐらいからしこを踏んで付け人へのてっぽう、すり足30分ぐらいかけてじっくりと汗をかいて目立った動きとしては付け人に突っ張らせておいて手を下のほうから出す。
圧力をかけて引かないで前まわしを取るそういう動きを確認していました。
非常に落ち着いていました。
落ち着いた表情のまま、花道に鶴竜の表情が見えました。
鶴竜がいずれにしても優勝にいちばん近い存在です。
落ち着いているという支度部屋での動きでした。
そうですね。
きょう勝ちたいのはもちろんですがあしたもありますからとにかく一番一番自分の相撲を取り切ろうそういう気持ちではないんでしょうか。
きょうは日馬富士が敗れて鶴竜が勝てば鶴竜の優勝がきょう、決まります。
本人はあまりそこまでは考えていないでしょうか。
13日間の相撲が落ち着いて相手をさばいて勝っていく。
一方的というよりは動きの中から勝機を見いだして勝っていくという相撲が鶴竜は今場所、多かったです。
そういう落ち着きがあると思います。
ことし1年鶴竜は優勝がありませんでした。
7場所ぶり3回目の優勝が懸かっています。
この1年を振り返ると名古屋場所は腰痛で休場。
その後、左の肩も痛めました。
その中で、1年納めの場所で優勝に一歩一歩近づいている鶴竜です。
豪栄道も綱取りが失敗したかも分かりませんが全体的に今場所も、先場所と同様相撲の取り方は非常によくなっていますからきょうは鶴竜といえども侮れないと思います。
この1年の対戦成績は豪栄道が3勝2敗とリードしている鶴竜戦です。
鶴竜と豪栄道も花道を入ってきました。
役者がそろいました。
すでに優勝の可能性のない豪栄道。
星の差1つ追う日馬富士。
そして土俵上は3敗の稀勢の里。
きのうは痛恨の3敗目。
平幕の栃ノ心に敗れました。
ただ星のうえでは稀勢の里もまだ可能性は残っています。
稀勢の里が優勝争い千秋楽残るためにはとにかくこの一番に勝ち日馬富士、鶴竜が敗れることが条件です。
稀勢の里にとっては12勝3敗というのと11勝4敗とでは綱をねらう意味でも大きく違いますからこの2番は大切ですよ。
稀勢の里、照ノ富士大関どうしの一番。
制限時間いっぱいです。
このところ稀勢の里6連勝中です。
優勝争いからは後退した稀勢の里。
まずこの一番勝っていちるの望みをつなぐことができるでしょうか。
稀勢の里、勝ちました。
11勝3敗。
優勝争いにはかろうじて残りました。
なんでこの立ち合いがきのうできなかったのかね本当に。
もったいないですね。
勝って両横綱の相撲を待ちます。
左からの押っつけ、右ののど輪そして先に左の下手を取るという。
ちょっとまわしが伸びて危なかったんですが腰は浮かなかったですね。
上手一枚まわしがこのあとずっとつかんだままですね。
一枚なんですけど腰が伸びず逆にしっかり引き付けて前に出ていきました。
この攻めでよかったんですよきのうもね、本当にもったいない。
11勝3敗とした稀勢の里はあす千秋楽は宝富士との対戦が組まれています。
勝って横綱白鵬に水をつける稀勢の里。
あす千秋楽優勝の可能性を残すには稀勢の里の上をいく日馬富士鶴竜、2人ともに敗れなければなりません。
結び前、横綱どうしの対戦です。
2敗の日馬富士優勝の可能性のなくなった白鵬との対戦です。
きのうの豪栄道との相撲では日馬富士際どい相撲、取り直しの一番になりました。
取り直しの一番で左の上手をつかみにいく立ち合いを見せて上手投げで豪栄道を破りました。
この両横綱の対戦は白鵬の33勝ですがこの1年は日馬富士が3勝2敗とリードしています。
向正面はきょうは普天王の稲川親方です。
過去の白鵬日馬富士戦をご紹介しましたが日馬富士は左の上手を求めにいくような立ち合いをよく見せますがきょうはどうでしょうか。
今場所の白鵬の相撲を見ていると押し込むというよりは押し込まれるような形が多いですから立ち合いあたってやはり左の上手を取りにいく相撲になると思いますね。
押し込んでからということですね。
そうですね。
尾車さんはどう見ますか。
この両者の相撲の流れはほとんど一緒というんでしょうか。
立ち合いから日馬富士があたって左の上手をねらいにいくという感じですね。
日馬富士としては左の上手、そして頭をつける横に食いつく最後は左も入って中に飛び込んで寄っていく。
そういう相撲を考えたいでしょうね。
白鵬はそうさせてはいけないわけですからやはり立ち合いに大きな鍵があるんではないでしょうか。
1敗の鶴竜が控えています。
結び前、日馬富士勝って逆転優勝に望みをつなげられるか。
横綱どうし、白鵬との一番です。
日馬富士が少し前にのめってしまって白鵬が待ったのしぐさ。
一度目は合いませんでした。
土俵際、逆転日馬富士敗れました。
結び鶴竜が勝てばきょうにも優勝が決定する展開となりました。
まわしをつかんだのは日馬富士でしたが土俵際白鵬が回り込みました。
これで鶴竜が優勝に王手。
勝負あったと思ったでしょうね日馬富士は。
あたって左の上手、出して中に飛び込んでここまで思いどおりですよね。
白鵬が小手投げ、回り込むのが早かったですね。
ちょっと日馬富士が制限時間いっぱいを勘違いするような場面がありましたね。
その分、焦りがあったんですかね。
ちょっと頭の中が真っ白になったのかな。
日馬富士らしくないふわっとなってしまいましたね。
これで星の差2つついて十四日目、結びの一番です。
優勝争いの先頭を走ってきた鶴竜十四日目、この一番に勝てば7場所ぶり3回目の優勝。
対戦相手は優勝の可能性が消えた豪栄道です。
安定した相撲を取ってきた今場所の鶴竜。
稀勢の里には敗れましたがそのあと琴奨菊、白鵬と破ってきょう十四日目を迎えています。
勝てば優勝の一番。
対豪栄道は、この1年鶴竜から見ると2勝3敗と大関の豪栄道のほうがリードしています。
館内からは鶴竜への声援、それよりもむしろ今場所、横綱昇進を懸けてきた豪栄道への声援も飛んでいます。
鶴竜とすると日馬富士が負けたのを見たわけですからなんとかこの一番で決めてしまいたいという気持ちは大きいでしょうね。
きょう負けると3敗まで優勝の権利が出てきますからね。
豪栄道コールですね。
やはりもつれた展開で千秋楽を見たいという福岡のファンの声です。
ただ鶴竜はこの一番に集中しています。
支度部屋では立ち合い圧力に負けないようなそういう意識も見られた鶴竜。
この1年の対戦では豪栄道戦で引いて墓穴を掘るという相撲が何度かありました。
立ち合いにあたっていかないと引きも決まりませんからね。
豪栄道が懐に飛び込んで二本差して前に出るような相撲になれば勝機はありますが。
時間です。
鶴竜、勝てば優勝。
十四日目、結びの一番。
鶴竜優勝か、あるいはもつれてあす千秋楽か。
鶴竜が突っかけました。
十四日目、注目の終わり2番。
いずれも立ち合いが待ったという形になりました。
表情はほとんど変わりません。
伊之助、止めた。
豪栄道側に手つき不十分を見た伊之助。
鶴竜、優勝決定!7場所ぶり3回目!十四日目に決めました!動きのよささすがの動きでした。
1年納めの九州場所。
優勝で締めくくったのは横綱鶴竜でした。
鶴竜の前回の優勝は白鵬、日馬富士休場、不在の中で一人横綱という中での優勝でした。
今回は両横綱と争ってのもぎ取っての優勝。
今、鶴竜がインタビュールームに向かっています。
鶴竜、7場所ぶり3回目の幕内最高優勝です。
豪栄道が左巻き替えにきたときにうまく出しましたね。
優勝、うれしいです。
きょうは勝機はありましたか。
心がぶれないように自分の相撲だけに集中していました。
2度立ち合いのやり直しがありました。
そうですね、そういったことにもしっかり集中して自分の相撲を取ろうと思っていきました、よかったです。
しかし1年納めの九州場所優勝した今のお気持ち改めてどうですか。
最高です。
この1年はなかなか優勝に絡めませんでしたがどうでしたか。
気持ちと体がなかなかうまく絡めなくて苦しい時期を過ごしたので最後にこうやっていい形で終われてよかったと思います。
黒星がついたときを思い出しませんでしたか。
思い出しましたね。
「大相撲九州場所十四日目」をお伝えしました2016/11/26(土) 16:00〜18:00
NHK総合1・神戸
大相撲九州場所 十四日目 ▽鶴竜7場所ぶり優勝へ 豪栄道と大一番[二][字]

▽鶴竜7場所ぶり優勝へ 豪栄道と大一番 ▽2敗日馬富士は白鵬戦 (4:10)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)尾車(元琴風),向正面(幕内)稲川(元普天王)

詳細情報
番組内容
▽鶴竜7場所ぶり優勝へ 豪栄道と大一番 ▽2敗日馬富士は白鵬戦 (4:10)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)尾車(元琴風),向正面(幕内)稲川(元普天王),【アナウンサー】正面(幕内)佐藤洋之 <副音声>【ゲスト】デビッド・シャピロ,【実況】ラジャ・プラダン,【通訳】小川浩美 〜福岡国際センターから中継〜
出演者
【出演】【解説】正面(幕内)尾車(元琴風),向正面(幕内)稲川(元普天王),【アナウンサー】正面(幕内)佐藤洋之,<副音声>【ゲスト】デビッド・シャピロ,【実況】ラジャ・プラダン,【通訳】小川浩美