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解説書き起こし フィギュアスケートグランプリファイナル2016 男子ショート 2016.12.09

当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫今年のフィギュアスケートグランプリファイナル。
世界トップの6人が立つリンク上でもやはり、一番の視線を集めているのがこの人、羽生結弦です。
日中の公式練習では今年から新たに組み込んだ超大技、4回転ループも見事に成功。
日本はもちろんヨーロッパ各地や北米から来た世界中のファンの前で本番さながらを思わせる気迫あふれる時間を過ごしました。
また、今夜行われる男子シングルには日本からもう1人宇野昌磨選手が登場します。
世界で初めて成功させた4回転フリップに加え磨き続ける表現力でシニアデビューから2年連続での表彰台メダルを目指します。
一方、日本勢のライバルたちも好調です。
特に世界選手権2連覇中スペインのフェルナンデスは念願の金メダルへシリーズ2連勝。
過去、ファイナル2連覇ソチオリンピック銀メダリストカナダのチャンもシリーズ2連勝で勝ち上がってきました。
誰が表彰台に立つでしょうか。
羽生結弦は、男女シングル前人未到の4連覇はなるのか。
世界最高得点、更新はあるのか。
グランプリファイナルいよいよ開幕です。
≫世界トップ6による頂上決戦グランプリファイナル。
この舞台で幾多の伝説を作ってきた羽生結弦。
≫出ました!≫やったね。
≫羽生結弦、世界チャンピオンを破ってファイナルで金メダル。
≫グランプリファイナル金メダルへ。
日本男子初の連覇達成です。
≫4回転トウループ3回転トウループ。
≫持っていきました。
≫羽生結弦が羽生結弦を超えました。
男子シングル史上初の3連覇達成です!≫前人未到のファイナル4連覇へ。
今シーズンは、新たな大技4回転ループを取り入れ異次元の進化を続ける。
≫去年、初出場で銅メダルに輝いた宇野昌磨。
≫4回転フリップ。
≫見事決めました。
≫世界で初めて成功させた4回転フリップを武器に18歳が初制覇へ。
世界王者フェルナンデスパトリック・チャンらシリーズを勝ち抜いた強豪たちと頂点を争う。
一方、女子は日本のエース、宮原知子が悲願達成へ。
世界女王メドベデワら最強ロシア勢に挑む。
≫氷上サバイバル最終決戦。
世界一の称号を手に入れるのは…。
≫氷上サバイバル世界一決定戦グランプリファイナル。
今年はここフランス・マルセイユで行われます。
日本の皆さん、こんばんは。
この大会はシリーズを勝ち抜いた世界のトップ6だけが出場できるという頂上決戦です。
いよいよファイナル。
≫世界のトップ選手として印象付けるためにも重要な試合なんですけれどもこのファイナルに出るためには2試合を勝ち抜かないといけないので安定した力を見せないといけないんですね。
大変なんです。
≫安定していて、そして強い。
日本からは羽生さん、宇野さんそして女子、宮原さんが出場しますが男子、注目です。
≫まずは、なんといっても羽生選手だと思いますね。
朝の練習も非常に調子がよかったです。
この4回転ループですよねきれいに決まっています。
曲かけの中でも3つジャンプを跳んだんですけれども3つとも全て成功させていました。
これが本番で決まってくると世界歴代最高得点というのも狙えると思います。
そして、宇野昌磨選手です。
昨年、この大会3位ということでこの1年間で更に実力をつけてこの大会に戻ってきました。
4回転フリップという大きな武器も持っていますし彼も3位以上を目指せる実力を持っていると思うので頑張ってほしいと思います。
≫皆さんも、この熱を感じてほしいです。
このフランス・マルセイユで世界一を決める戦いが始まります。
≫男女シングル史上初グランプリファイナル4連覇の偉業へ羽生選手の挑戦が始まります。
≫去年のファイナル、羽生結弦。
≫4回転サルコウ。
4回転トウループ。
≫自身の持つ世界最高得点を塗り替え3連覇を成し遂げた。
あれから1年。
男子初の4連覇を目指し決戦の地へ。
≫だがあの異次元の演技に触発されライバルたちも急速な進化を遂げてきた。
ここ2年世界選手権で羽生を抑え優勝しているハビエル・フェルナンデス。
2種類の4回転ジャンプと豊かな表現力に磨きをかけシリーズ2連勝。
羽生とは、4年前からカナダ・トロントの同じリンクで切磋琢磨してきたよきライバルだ。
≫そして、去年のファイナル銅メダル宇野昌磨。
シニア2年目の今年羽生にもない大技をマスターした。
≫4回転フリップ。
≫見事決めました。
≫世界初の成功としてギネスにも認定された4回転フリップを武器に羽生に挑む。
≫更に、ソチオリンピックで羽生と金メダルを争ったパトリック・チャン。
これまで1種類だけだった4回転ジャンプを2種類に増やしてきた。
カナダ大会では、羽生を破り2連勝でファイナル進出。
ライバルたちが進化を遂げる中羽生も世界初の大技を手にした。
≫4回転ループ。
≫新たにプログラムに組み込んだ4回転ループ。
更に、4回転サルコウ。
4回転トウループと3種類のジャンプを決め今シーズン世界最高得点をたたき出した。
≫羽生を中心とした世界一決定戦の行方は…。
≫ビックリ、4回転。
どこまでいきますか。
≫そこで、修造さんにぜひ見ていただきたいフリップが、こちらにあるんですけれども。
こちらは今大会出場する6選手のどの4回転ジャンプを跳べるかというのをまとめたフリップでして。
4回転トウループ4回転サルコウというのが昨シーズンまでの主流だったわけですが今シーズンからは羽生選手が4回転ループ。
宇野選手が4回転フリップネイサン・チェン選手に関しては4回転フリップ、4回転ルッツ。
パトリック・チャン選手も4回転サルコウと4回転の種類を増やしてきている。
新しい種類の4回転ジャンプまでどんどん、どの選手も挑戦するようになってきているのが現状なんですよね。
≫荒川さん、どうなんですかこの進化。
≫若手選手たちが世界チャンピオンたちに挑むためには何か新しい4回転そして、高得点を狙っていかなくてはということで4回転の種類を増やしてチャレンジしているんですけれどもそこに、世界チャンピオンたちも迎え撃って進化しようとしているので世界的に、かなりレベルが上がっていますね。
≫男子注目なんですけれどもその前に女子のジュニアのショートをお伝えします。
≫いつものように少しずつ気持ちを高ぶらせていく羽生選手です。
2週間前のNHK杯では自身3度目となる合計300点超えを果たし1つ1つ前に進めている実感がある。
でも、もっと上にいけると更なる高みを見据えていました。
今朝の公式練習ではショートプログラムの曲をかけての練習で、4回転ループをはじめ全てのジャンプで成功。

 

 

 

 


練習にもかかわらず大歓声が起こり自身の最高得点の更新へ期待は高まる一方です。
≫かつて、羽生も頂点に立ったジュニア世界一決定戦。
ジュニアグランプリファイナルも開幕。
日本からはファイナル初出場の2人が登場。
高校1年生、16歳の坂本花織。
昨シーズン、右足の疲労骨折。
一時はリンクを離れその後も思うような演技ができず苦しみました。
≫しかし怪我が癒えた今シーズン。
9月の日本大会では自己ベストを大幅に更新し初優勝。
更に全日本ジュニアも制しいよいよ世界のメダルを狙います。
そして、14歳、紀平梨花。
今年9月、女子史上7人目となるトリプルアクセルに成功。
抜群の身体能力でファイナルに臨みます。
≫ジュニアグランプリファイナル女子シングルは本田真凜が体調不良による棄権ということで5人で争われることになりました。
まずはシリーズ初参戦にして見事ファイナル進出を決めた日本の紀平梨花です。
第1滑走、日本の紀平梨花。
ラベルの「ツィガーヌ」。
解説は織田信成さんです。
よろしくお願いします。
初参戦注目の最初のジャンプです。
≫ダブルアクセル。
≫ジュニアのショートはダブルアクセルが必須のジャンプになっています。
注目のトリプルアクセルは明日のフリーで挑んでくるはずです。
≫フライングキャメルスピン。
回転速度も非常によかったと思います。
≫シリーズ2戦でも高い評価を受けてきたスピンが2つ続きます。
≫ビールマンポジションになっても回転速度が落ちない速くてとてもいいスピンでしたね。
≫そして演技後半の大技へ。
≫トリプルルッツトリプルトウの予定だったんですが転倒して単独のジャンプになりました。
トリプルループ。
こちらはよかったですね。
≫今シーズン、ジュニアにおける単独の3回転ジャンプはループというふうに決められています。
ですから最初がコンビネーションにならなかったといって最後、ループをもう1つつけるわけにはいかないんですね。
≫ステップシークエンス。
インサイド、アウトサイドエッジ正しいエッジで滑れていたと思います。
コンビネーションスピン。
≫最後に笑顔がこぼれましたが演技中はちょっと緊張気味。
硬い表情でした。
≫ロッカーチェンジエッジからダブルアクセル。
これは間違いなくプラスのつくすばらしいジャンプでした。
降りたあとの流れ、動きも非常によかったと思います。
ここが後半に入ってからのトリプルルッツ、トリプルトウだったんですけれども足がしっかり締まっていなかったですね。
≫高さはすごくありましたね。
≫高さはあったんですけれど回転軸を作るためのしっかりしたポジションというのが空中でとれなかったのでうまく回りきることができなかったです。
このループは少し回転軸が傾いたんですけれどうまく着氷してとてもいい流れで跳んでいましたね。
≫日本の14歳中学2年生の紀平梨花です。
どんな得点が出るのでしょうか。
パーソナルベストは66.78を持っている紀平。
初めてのジュニアグランプリファイナル。
ショートの得点は54.78。
転倒による減点1もありました。
≫ジュニアグランプリシリーズは挑戦4年目になりますがついに念願のファイナル進出を果たしました。
11月には全日本ジュニアのチャンピオンにもなりました。
好調、坂本花織。
いよいよ世界への挑戦が始まります。
日本の坂本花織。
フランス映画「アーティスト」より。
≫出だしから非常にスピードがありますね。
≫まずは、必須のジャンプループに挑んでいきます。
≫スリーターンからトリプルループ。
非常に高さのあるいいジャンプでしたね。
レイバックスピン。
≫スピンの速さが自分の武器ですと話してくれました、坂本。
≫難しい入り方からのフライングキャメルスピン。
≫つなぎのパートも軽快です。
そして、インパクトのある3回転、3回転を跳びたいと話していましたが。
≫トリプルフリップトリプルトウループ。
≫見事に決めました。
≫バックアウトカウンターからダブルアクセル。
これも難しい入り方ですので加点されますね。
≫ステップへ。
≫1つ1つのエッジに非常に伸びがありますね。
こういったところも加点につながってきます。
コンビネーションスピン。
≫やりました!ついにつかんだファイナルの舞台。
坂本花織がすばらしい演技でスタートしていきました。
≫決まったジャンプ全てに高さと流れそして幅がありました。
ダブルアクセルに関しては難しい入り方から跳んでいますのでこういったところも加点3つのジャンプ全てでプラス、間違いなく加点がもらえる美しいジャンプでしたね。
スピン、ステップに関してもスピンも非常にバランスよく回転数もきちんと回れていたのでレベル4を狙ったスピンになっているんですけれども全てきちんと取れていたのではないかと感じます。
≫当然、緊張感はあったんでしょうけれど順番的には早いほうが気が楽でいいですというようなことを話していましたが2番滑走ですばらしい演技を見せました、日本の坂本花織。
中野園子コーチに背中を押されて勢いよく飛び出していきました。
≫プログラム冒頭から非常にスピードに乗っていました。
このトリプルループは完璧でしたね。
プラス2からプラス3出てもおかしくないかなというようなそんなすばらしいジャンプでした。
後半のトリプルフリップトリプルトウループですね。
坂本選手の持ち味は非常に高さのあるジャンプそして回転が非常にクリーンですので確実にプラスをもらえるそれが彼女の強みだと思いますね。
そして伸びのあるスケーティング。
坂本選手のよさというのがこのショートプログラムすごく見れましたね。
≫本当に終盤になるにつれ表情もいい感じになってきました。
今シーズンはフランス大会で2位。
そして、日本大会で見事に本田真凜選手の上優勝という成績を収めましたこの坂本花織です。
≫ダイナミックさに更に繊細さも加わってくると本当に敵なしという感じになってくるんじゃないでしょうかね。
≫さすがは11月に行われた全日本ジュニアのチャンピオン。
その実力をこの舞台でも見せてくれました。
得点も楽しみになってきます。
パーソナルベストは65.66。
坂本花織の得点はベストにはわずかに及びませんが64.48という得点を出してきました。
満足の表情。
坂本花織のショート。
高い得点をマークしました。
≫女子ジュニアのショートが終わって日本の坂本選手は2位そして、紀平選手は5位。
日本選手、育っていますね。
≫坂本選手、今シーズン非常に勢いがあるんですけれども今日も得意のジャンプが決まったことですごいショートだったなというふうに思います。
紀平選手もフリーも頑張ってほしいと思いますね。
≫日本の皆さんいよいよ、男子。
織田さん、どうでしょう。
≫超ハイレベルな戦いになると思うんですけれども羽生選手と宇野選手にはぜひ日本の強さを見せてほしいと感じています。
≫荒川さん、ショートです。
≫男子は得に基礎点が高いジャンプが多いのでミスが許されないのがショートの厳しいところですけれども頑張ってほしいと思います。
≫皆さん男子ショートいきますよ!≫ファイナルへ向けてより本番を想定してトレーニングしてきたと話す羽生選手。
このあと、行われる直前の6分間練習の内容までも練習をして、試合への入り方を徹底して突き詰めてきたと話していました。
大きな偉業へ向けて一歩一歩確実に進んでいきます。
そして、6人中一番乗りでファイナルを決めた宇野選手はこのファイナルまでの1か月間ジャンプの質にこだわり更なる成長を求めかなりハードな練習を自らに課してきたといいます。
≫シーズン開幕前羽生結弦は男子の戦いについてこんな展望を語っていた。
≫その言葉どおり…。
羽生が史上初の4回転ループを成功。
18歳の宇野昌磨も…。
世界で初めて成功させた4回転フリップを武器に躍進。
男子フィギュアの戦いは4回転ジャンプ新時代へと突入した。
≫最も難度が低いトウループは跳べて当たり前。
それ以外の種類をいかに増やし高得点につなげるか。
今日のショートで羽生と宇野はともに2種類を予定。
一方、ファイナル初制覇を狙う世界王者ハビエル・フェルナンデスは得意のサルコウと、トウループ。
そして、初出場の17歳ネイサン・チェンは…。
最も難度の高い4回転ルッツをコンビネーションで組み込んでくる。
≫群雄割拠の4回転バトル。
ショートで抜け出し世界一に近づくのは果たして…。
≫すでに舞台は整っています。
かつてないスピードでの進化を実感した今年のグランプリシリーズ男子シングル。
世界6か国を転戦してきた厳しい戦いを勝ち抜いた世界のトップ6人だけがここ、マルセイユでのファイナルに進んできました。
ここからはトップの中のトップを決める時間です。
まず早速アダム・リッポンの姿が見えました。
そして、世界チャンピオンフェルナンデスの背中があります。
放送席には織田信成さんがスタジオから移動してくださいました。
改めまして、どうぞよろしくお願いいたします。
いよいよ始まりますね。
宇野昌磨選手の姿も見えました。
今回の顔ぶれ6人すごいな、純粋にそんな印象を受けますけれど織田さんはどういうふうに思っていますか。
≫本当に今までで一番レベルの高いこのグランプリファイナル男子シングルではないかなと思うくらい練習からどの選手も4回転ジャンプを何本も跳ぶ姿が印象的でした。
≫本当に公式練習からまるで本番かのようなもちろん場内にはお客さんが入っていたこともありますけれども各選手の気迫だったりジャンプにスタンドもどよめいてましたもんね。
織田さんがおっしゃっていましたが1試合だけが強い偶然調子がよいわけじゃなくてスタンドで見ながらシーズン全体を通して高いレベルを維持している選手たちとおっしゃっていました。
≫このグランプリシリーズを勝ち抜く。
ファイナルまでくるためには2戦、いいショートとフリーをしっかりそろえないといけませんので。
やはり、そういった面でも本当に実力がないとこのファイナルには進出することができないと思いますのでそういった面では本当に実力者がそろったこの6名だと思います。
≫宇野選手なんかは去年はジュニアから上がっていきなりのファイナル。
銅メダルとりましたけれどただ、どちらかというと自分の中では運がよかったというイメージがあって。
しかし、この1年で戦えるという希望が見えてきたというふうに話していました。
≫昨シーズンは本当にシニア1年目ということもあって非常に勢いがありました。
ただ、そのつけた勢いを更に加速して4回転フリップジャンプを武器としてこのファイナルに戻ってきて3位以上を本人も狙ってこの大会に臨んでいると思いますのですばらしい演技を期待したいですね。
≫今年は本当にこの6人の中で表彰台に誰が立つのか。
特に織田さん、これから始まるショートプログラムというのは1つのミスが本当に響きますもんね。
≫そうですね。
1つのミスが響きますし4回転ジャンプというのはリスクが非常に高いジャンプですのでやっぱりその分ミスが生まれやすい。
そのぐらいの大技ですのでそれがどこまで決まるのか完成度というところでも出来栄え点というところも大きく影響してくると思います。
≫ネイサン・チェンパトリック・チャンに続いていよいよ…。
羽生結弦の姿を捉えました。
日中の公式練習は本番さながらでしたよね。
≫今日練習で跳んでいたジャンプ全てクリーンで確実にプラスのもらえるジャンプばかりでしたのでそれが、この本番でも決まってくるとものすごい点数というのは出てくると思います。
≫場内が再びライトアップショーアップされました。
このリンクサイドには松岡修造さんがいらっしゃいます。
なんだか、気持ち高ぶってきますね。
≫高ぶるどころか僕は選手のま隣りにいるんですけれどやっぱりファイナル。
もう選手の思いが全部ここに集まっているという気がします。
そして、選手たちがリンクに入っていきますね。
織田さん、これは選手にとっては緊張感と興奮とやってきたもの全て出す時間だと思いますが。
≫やはりファイナルにかける思いというのはどの選手も強いと思いますのでどんな演技が見られるのかすごく今からワクワクしますね。
≫そして、進藤さんこれは珍しい紹介の仕方ですね。
≫今年、フランス大会では唯一、シリーズ行われました。
こうしてリンクの中央で滑走順に選手たちが紹介されていきます。
抽選で今シーズンから滑走順が決められるんですがなんと、1番滑走に世界チャンピオンフェルナンデス2番滑走にパトリック・チャン。
3番滑走に宇野昌磨。
そして、4番滑走はアメリカ、17歳去年のジュニアグランプリファイナルの金メダリスト4回転新時代の申し子とも言われるネイサン・チェン。
そして、アメリカ勢2人目27歳の全米チャンピオンアダム・リッポン。
最終滑走に羽生結弦です。
前人未到の男女シングル4連覇はなるでしょうか。
松岡さん、この滑走順を見てもなんだか、1つの物語が始まっているかのようなそんな印象を受けました。
≫やっぱりみんな6人とも自信を持っている。
全てを出したいという気持ちが本当にこのリンクを通して感じるんですがなんといっても一番、輝いているのは僕は羽生さんのように見えます。
織田さんも言っていましたが今日の朝の練習は織田さん、すごかったですね。
≫ものすごかったです。
羽生選手の調子がいいという中でも本当に調子がいい。
そういったジャンプを跳んでいましたので。
前回の大会では少し4回転ループの回転軸というのが傾いていたんですけれどもそういったところもこの短期間でしっかり修正してきて美しい回転軸真っすぐした回転軸できちんと跳んでいましたのでこの4回転ループがどこまで決まってくるかも楽しみですね。
≫その4回転ループ。
今回、特にプリンスのショートの「Let’sGoCrazy」という曲を羽生さんはとにかく楽しんでほしいということを言っていましたが彼はプリンスの動画とか言葉を調べて失敗で成功するためのものが見えるということを言った。
本当にそういう失敗したことを力に変えていくって僕がずっと見てきた羽生さんという気がします。
≫そういった、いろんな苦難であったりですとか大変なことを乗り越えてきて更にそこから成長していく。
それを力に変えていくというのが羽生選手の強さだと思うのでそういった強さ集結された強さというのがこのショートでも見られると思います。
≫そしてちょうど目の前でジャンプ跳びましたが日本の皆さんにはわからないと思うんですけどとてつもない氷の音力強さとシャープさというのを織田さん、感じますね。
≫特に、ここにそろっているのは世界のトップ6ですから。
やはり男子のスケートというのは力強いんですよね。
ですので、スピードはもちろんあるんですけれどもジャンプの着氷したときの音であったりだとかあとは滑っていく音であったりとか生で見て驚かれるかたっていうのはたくさんいらっしゃられますね。
≫羽生さんサルコウでいった!≫きれいですね。
≫そして、それを見た宇野選手もいます。
宇野さんはシニアに入って2年目ですけれど本当に勢いづけてきていると思います。
≫シニア2年目なんですがもう、シニアの選手としての風格といいますかそういったものを携えていって非常にこういったメンバーの中で滑っていても落ち着いている。
4回転ジャンプがダブルになりましたが非常に落ち着いている部分とまだまだ、成長していく部分。
そういった可能性に満ちた選手ですよね。
羽生選手、今は3回転ループでした。
≫これを見ているとどんどん、全員が4回転跳んでいるので普通、1回でも跳べば歓声が上がるんですがその中でも4回転といえばフェルナンデス選手。
彼は世界選手権2回勝っている。
勝負強いというイメージなんですね。
≫今日の練習でもかなり調子がよくて4回転ジャンプしっかり決まっていましたし彼の場合、多少調子が自分の思うようにならなかったとしても本番で絶対に決めてくるところはバシッと決めてくる選手ですので。
このファイナル、金メダルをとりたい気持ちというのも強いと思いますし彼もやってくれるんじゃないでしょうか。
≫ここで羽生さんはもってきますかね。
ループの。
≫これはまだ3回転ループですね。
≫今度はネイサン・チェン選手といえば4回転の嵐というかどこまで行っちゃうんだろうという気がしますが。
≫練習から本当に彼も4回転ルッツ、そして4回転フリップを跳んでいてそれを見ていたお客さんからもどよめきが沸くくらいそのくらいフィギュアスケートというスポーツに対して驚きを持ってきた選手だと思うんですよね。
それぐらい彼の存在というのは今、とてもセンセーショナルで…。
4回転ループ。
≫回れ!≫少しタイミングがまだ合っていないように見えます。
ただ、回転軸はすごくいい軸だと思います。
≫練習時間のほうも迫ってきましたけれどもやっぱりパトリック・チャンという選手が最初、4回転を跳んで彼、追っていったじゃないですか。
そのパトリック・チャンが4回転をもう1つ増やしました。
彼が今の新しい4回転の時代を追うことになってますよ。
≫彼も今までは4回転ジャンプを新たに跳ばなくてもよかったんですけれども…。
もう一度きますね。
少し、タイミングが合っていない気がしますね。
スピードだったり流れは非常にいいと思うんですけど。
≫今までの6分間練習の中では珍しい…。
ただ、6番目の滑走ということなのでまだ時間はありますし進藤さん今までの6分間で時間が経つのが早すぎる。
そして羽生さんが気になります。
≫そうですね。
30秒を切って…。
≫もう一度、いきますね。
きれいに決めましたね。
≫こうした、いい印象で織田さん、終えるというのも大切なことですよね。
≫決まれば本当にきれいですのでちょっとしたタイミングというのが非常に重要になってきますからそのタイミングをしっかり合わせれば本番でも絶対に跳べます。
≫自分がすべきことに集中。
そうすれば道は開けると羽生結弦は話していました。
この羽生結弦と日本からは宇野昌磨の2人が今年のグランプリファイナルに残りました。
22回目を数えるグランプリファイナル。
いよいよ直前の公式練習を終えて選手たちがいったんリンクをあとにします。
1人、世界チャンピオンのハビエル・フェルナンデスがまだリンク上、第1滑走です。
深々と礼をして一度、羽生結弦はリンクをあとにしました。
≫悲願のファイナル初制覇へハビエル・フェルナンデス。
世界選手権2連覇中のスペインの英雄。
活躍の裏には5年前から指導を仰ぐブライアン・オーサーコーチの存在があった。
≫シーズン前さまざまなトレーニングに取り組み肉体を強化。
≫グランプリシリーズ2週連続優勝で更なる進化を証明。
同じ門下生・羽生結弦と切磋琢磨してきた世界王者が今、望むものは…。
≫ここ2シーズングランプリファイナルは羽生結弦に届かずの銀メダル。
世界選手権は羽生結弦を逆転しての連覇。
今年はどう羽生との勝負を演じていくのか見せてくれるのか。
ハビエル・フェルナンデス「マラゲーニャ」。
昨シーズンから滑り込んだフラメンコのプログラムです。
今年のファイナル男子の幕開きを飾るジャンプ。
≫4回転トウループ3回転トウループ。
≫鮮やか!シリーズ2戦ではうまく決まらなかったジャンプを決めていきました。
2種類目の、次は4回転。
≫ステップから4回転サルコウ。
≫なんとか、こらえました。
≫フライングアップライトスピン。
≫ジャンプ3つ目は後半です。
≫ステップからトリプルアクセル。
このジャンプを失敗したのは珍しいですね。
コンビネーションスピン。
ウィンドミルから足換えのシットスピン。
それぞれのポジションの回転数もよかったと思いますね。
≫振り付け、演奏そしてボーカル名だたるスペインの力を結集したプログラムです。
≫ステップシークエンス。
≫しびれるような緊張感の中での第1滑走でした。
世界チャンピオン2連覇中のハビエル・フェルナンデスもただ、今年のファイナルはこの表情からのスタートになりました。
≫冒頭の4回転トウループ3回転トウループのコンビネーションジャンプはほぼ完璧に決めましたね。
プラス2からプラス3もらえるすばらしいジャンプだったと思います。
ただ、そのあとの4回転サルコウトリプルアクセルで着氷が乱れてしまいました。
ただ、よく転倒をしなかったなという感じでこらえたなというのが印象的でしたね。
≫シリーズも2戦ともにショートプログラムでは後半ではありましたけれどもグループの1番滑走というのは経験しました。
ただ、ファイナルの1番滑走ですから。
≫やはり、緊張感もあったと思います。
ジャンプ以外のエレメンツも少し彼らしくない部分がありました。
スピンも少し回転軸がぶれたりステップも少しいつもよりスピードがなかったように感じました。
そういったところも点数には響いてきますね。
≫世界選手権のタイトルは2度、続けて取っていますけれどファイナルのタイトルだけは取っていません。
今年はなんとしてもそのファイナルのタイトル金メダルがとりたいと話していたフェルナンデス。
≫ただ、ジャンプの失敗はあったんですが回転はしっかり回っていますのでそこからの出来栄えでのマイナスということになりますので基礎点としては、どれもしっかり入ってきます。
≫滑りであったり技と技のいろんなつなぎであったり高い評価がずっと出てきていますもんね。
≫特にトリプルアクセルの前の入り方などはすごく難しい入り方で非常に工夫があってああいったところは技の出来栄えを上げるとともに演技構成点の技のつなぎというところも点数としては上がってきますね。
≫このショートプログラムは2分40秒プラスマイナス10秒の間に7つの必須要素を行っていきます。
ジャンプが3つ1つのミスが大きく得点を左右します。
この放送では選手の採点結果や動画を見ることができます。
リモコンのdボタンを押してデータ放送をご覧ください。
フェルナンデスの隣にはオーサーコーチの姿も見えました。
羽生結弦とともにカナダ・トロントを拠点に普段はトレーニングをしています。
よい友人であり尊重し合う最高のライバルでもある2人第1滑走に登場してきたハビエル・フェルナンデス。
90点台には乗せてきました。
91.76。
まずは第1滑走フェルナンデスの演技が終わりました。
次はもうパトリック・チャンの出番です。
≫羽生選手の背中を追い続けてきた宇野選手。
去年、ファイナル初出場で3位。
この1年で、その背中は近づいたんでしょうか。
去年の3位はたまたま。
今年は実力で3位以上を狙いたいと話した宇野選手。
王者に真っ向勝負を挑みます。
ショートプログラム最終滑走。
よりプレッシャーがかかる中出番が近づいてきました。
羽生選手は、プレッシャーは自分への期待。
≫5年ぶりのファイナル制覇へパトリック・チャン。
圧倒的なスケーティング技術を誇りソチオリンピックでは羽生と金メダル争いを繰り広げた。
しかし、1年の休養を経て挑んだ昨シーズンはファイナルでメダルを逃すなど苦戦。
そこで、今シーズンマリーナ・ズエワコーチを新たに迎え練習環境を一新した。
≫グランプリシリーズでは2大会連続優勝を飾りファイナルに進出。
強さを取り戻した元世界王者が日本勢の前に立ちはだかる。
≫一瞬静まり返ったリンク。
パトリック・チャンがやってきました。
今年はカナダ大会で羽生結弦を上回り、中国大会でも見事に優勝。
フェルナンデス同様2連勝でこのファイナルに進んできました。
カナダ、25歳パトリック・チャン。
「ビートルズ・メドレー」。
最初は4回転のコンビネーションを予定しています。
≫4回転トウループ3回転トウループ。
≫持っていきました。
次のトリプルアクセルが今シーズン、まだショートでは決まっていません。
≫トリプルアクセル。
≫降りました。
この人の持ち味が存分に発揮されるパートです。
≫ステップシークエンス。
アウト、インと正しいエッジで非常に滑らかでスピードがあってすばらしいですね。
加点につながってきます。
≫2010年、11年とファイナル2連覇。
13年までは世界選手権3連覇。
かつては圧倒的な強さで男子フィギュア界をリードしてきました。
最後のジャンプ。
≫トリプルルッツ。
こちらのジャンプも完璧でしたね。
間違いなくプラスがついてきます。
すばらしいキャメルポジションですね。
足を換えてからも回転速度が全く落ちない。
非常にお手本のようなスピンです。
コンビネーションスピン。
回転速度もすばらしいですね。
≫場内を1つにまとめ上げました。
引き込みました。
≫すばらしい演技でしたね。
≫カナダパトリック・チャンさすがの演技をこのファイナルの舞台で見せました。
≫冒頭のコンビネーションジャンプ最初の4回転ジャンプで少しランディングが詰まりましたのでそういったところでいつももらえる加点よりかは少しもらえなくなってしまうかなという感じはするんですけれどもそれ以外は完璧に全ての要素でプラスのもらえる4回転ジャンプのコンビネーションジャンプも間違いなくプラスのジャンプになってきますね。
すばらしい演技でした。
冒頭の4回転トウループからのコンビネーションジャンプですね。
ここの着氷時に少し着氷が詰まってしまいましたので少し出来栄えのほうでは影響してくるとは思うんですけれども間違いなくプラスの評価のジャンプですね。
トリプルアクセルも非常に美しかったですね。
回転軸もしっかり真っすぐでとてもいいジャンプでした。
そして、エッジワークですよね。
本当に緩急が自由自在というかしっかりスピードを出すところは出して丁寧に滑るところは丁寧に滑る。
本当に氷の上のマジシャンかのような本当、自由自在に滑ることができるというのが彼の強みですね。
≫今シーズンの「ビートルズ・メドレー」は昨シーズンのエキシビションナンバーをより洗練して作り上げました。
子どものころ家族でドライブしながら聞いていた曲でまさに織田さんが言っていたように自由に滑れる気がすると話していました。
いずれにしてもシリーズではショートプログラム3つのジャンプを全て成功というまではいかなかったんですがこのファイナルの舞台で決めてきました。
この次には、日本の宇野昌磨が出番を目前に控えています。
まず、世界チャンピオンのフェルナンデスが演技を行いました。
フェルナンデスが91.76。
今シーズンはコーチを変え4回転も種類、本数を増やしさまざまなトライ挑戦を、もうすぐ年末で26歳になりますが織田さん、パトリック・チャンも進化、成長を続けていますね。
≫そうですね。
≫パトリック・チャンの得点が出ます。
99.76。
自己ベストをグランプリファイナルの舞台で更新してきました。
100点まで、あとわずか。
≫2年連続のファイナル出場宇野昌磨。
世界で初めて成功させた大技4回転フリップに注目が集まるが彼には、もう1つ大きな見せ場がある。
≫代名詞のクリムキンイーグル。
大きな歓声!≫両足を180度に開き上半身を大きくそらせるクリムキンイーグル。
よく見るとスケート靴の刃がこんなに傾いている。
ロシアのイリヤ・クリムキンが得意としていた技でこれまで使い手はほとんどいなかった。
強い筋力と柔軟性があってこそできる、この技。
ショートではトリプルアクセルを跳んだ直後に入れる予定。
難しい流れにチャレンジする。
≫初の頂点へ、宇野昌磨が登場。
≫樋口美穂子コーチから強いあと押しを受けてリンクの中央にやってきました宇野昌磨です。
フランス入りをしてそして直前までなかなか、いい笑顔を見ることができませんでした。
笑顔で終えたいと話したファイナル。
宇野昌磨映画「ラヴェンダーの咲く庭で」より「バイオリンと管弦楽のためのファンタジー」。
世界で初めて成功させたジャンプ。
ファイナルの舞台での披露です。
≫ステップから4回転フリップ。
≫持ちこたえました。
次は2種類目の4回転。
コンビネーションにできるか。
≫スリーターンから…。
≫すぐに起き上がります。
≫少し、トウをつくタイミングが合わなかったですね。
珍しいミスです。
足換えのシットスピン。
≫最後のジャンプは着氷後にもこだわってきたアクセルです。
≫イーグルからトリプルアクセル。
難しい入り方ですので加点につながりますね。
そのままステップシークエンス。
体の使い方がすばらしいですね。
非常に大きく使っていて。
こういった動作もレベルを上げる要素になってきます。
≫よく持ち直しました。
冒頭、果敢に4回転フリップ挑んで決めてそのあと転倒がありましたけれど本人の表情を見ていても今、何かやれることを思い切ってやっていったようなそんなふうにも感じます。
≫冒頭の4回転フリップは非常にすばらしかったと思います。
練習で少し苦戦しているようにも感じたんですけれども本番でしっかり1回決めてくるという宇野選手の強さを見ましたね。
ただ、そのあとの4回転トウループが失敗してしまいました。
そこはコンビネーションジャンプだったんですけれどもコンビネーションジャンプをつけることができずに転倒してしまいましたのでコンビネーションジャンプのジャンプ分も失ってしまうという形になってしまいました。
≫演技に臨む前からこのフランスに入ってからというよりかロシア大会でファイナル進出を決めて1つ1つの技を磨き上げていこうと自分を追い込みすぎて調子を落としたこともあったんですと宇野は話していました。
≫回転もきっちり回りきっていますね。
すばらしいジャンプでした。
ただ、4回転フリップはステップからの単独のジャンプですので少しステップの数が少なかったかなと感じますね。
もう少しステップを踏んでからジャンプを跳べればなおよかったかなと思います。
ここはトウのつく位置が浅かったですね。
もう少しトウをしっかりついていれば上に上がることができたんですけれども。
トリプルアクセルは非常によかったですね。
これは間違いなく加点になってきます。
プラス2からプラス3。
≫クリムキンイーグルも一歩間違えると後ろに倒れそうになるくらい筋力だったり柔軟性がいると言っていました。
≫降りたあとの動きというのも非常によかったですのでそういったところは技と技のつなぎ演技構成点でも高い評価になってきますね。
ですので4回転トウループの回転不足がかなり足りていないように見えましたので3回転トウループの基礎点となってくるとやはり、少し点数は伸びないかなという感じはしますね。
≫4回転トウループですと基礎点は10.3。
3回転トウループになるとあっという間に基礎点は4.3。
それだけで6点変わってきます。
宇野選手も話していました。
ショート、フリー通してこの4回転がこれだけ選手たちが多種多様にやっていくと、その成功率1本成功するか、しないかで順位が大きく変わってくるんじゃないか。
大切にしていきたいと話していました。
ただ、何か手応えもつかんだようなフリーにもつなげるような表情にも見えました。
宇野昌磨の得点です。
転倒による減点が1ありますが86.82。
本人もうなずきました。
2年連続の表彰台を目指す宇野昌磨まずは、今年のファイナルショートの演技を終えました。
≫最終滑走の羽生の前にアメリカ勢2人が登場。
異彩を放つ全米王者アダム・リッポン。
大歓声を巻き起こす代名詞は…。
≫両腕を上げてトリプルルッツ。
≫両手を上げながら回転するオリジナル技その名もリッポンルッツ。
更に、個性的な衣装で艶やかに舞い観客を魅了する。
≫そして4回転ジャンプ新時代の申し子ネイサン・チェン。
最大の武器は、この技。
≫今、世界で最も高得点をたたき出すコンビネーションから≫4回転ルッツ3回転トウループ。
≫持っていきました。
≫20点近い得点をたたき出す4回転ルッツトリプルトウループ。
NHK杯で戦った羽生は…。
≫羽生をも、うならせる驚異の4回転ジャンパー。
ファイナルではどんな衝撃をもたらすのか。
≫続いて、登場してくるのは17歳です。
男子シングル新時代を象徴するネイサン・チェン。
去年のジュニアグランプリファイナルチャンピオン。
バレエ「海賊」より。
今大会、男子シングル最年少17歳。
アメリカのネイサン・チェンです。
いきなり最大の武器最高難度のジャンプからです。
≫4回転ルッツ3回転トウループ。
少し、オーバーターンがありましたね。
≫着氷してしかしコンビネーションにはしてきました。
次の2種類目も難度の高いジャンプです。
≫4回転フリップ。
≫転倒です。
≫足換えのキャメルスピン。
トリプルアクセル。
≫課題にしていたアクセルは見事に決めました。
≫フライングシットスピン。
スピン中のジャンプ動作もレベルを上げる要素になってきます。
曲の捉え方も非常にいいですね。
体もよく動いています。
≫去年の宇野昌磨と同じように前の年のジュニアグランプリファイナルでチャンピオンになってシニアデビュー1年目で世界トップ6に割って入ってきました。
どのポジションどんな得点でこの人はショートプログラムを終えるでしょうか。
≫コンビネーションスピン。
≫去年はスタンドから観戦をしていたシニア男子シングルのリンク。
緊張感あふれる中での演技を終えましたネイサン・チェンです。
≫彼が1つ課題としていた後半のトリプルアクセルそれがプラスのつく形できれいに決められたというのは1つ、自信のつくところだったんじゃないでしょうか。
4回転フリップだったんですけれど少し回転が足りずに着氷しているように見えますのでそうなると出来栄えと基礎点のほうから減点となってきます。
ここですね。
トリプルアクセル。
きれいに決まっていますね。
ここは本当に彼、1つ苦手としていてなかなか決められなかった部分でもあったのでここを決められたというのは今大会よかったところだと思います。
≫初めてのファイナルネイサン・チェンの得点です。
85.30。
4人を終えてチャン、フェルナンデス宇野、ネイサン・チェンという順位になりました。
もう、あっという間に残すは2人です。
≫宇野選手です。
お疲れさまでした。
≫ありがとうございました。
≫得点が出たあと何度もうなずいていましたがどんな思いでしょうか。
≫4回転トウループ3回転トウループの一番、点数の高いジャンプで失敗してしまったので仕方ないなという思いでした。
≫ただ、4回転フリップを決めたというのは本当に明日に大きくつながるんじゃないでしょうか。
フリーに向けて。
≫こっちへ来て、初めて跳んだフリップが試合という。
すごい気持ちの問題だと思うんですけれどこれで、跳べなくはないという自覚ができたかなと思うので明日につながると思います。
≫フリーではどんな演技をされますか?≫ショートでできなかったことをやりたいですけどまずは、調子を戻してしっかり自分の演技ができる状態で試合に臨めるように頑張りたいなと思っています。
≫フリーも頑張ってください。
≫ありがとうございました。
≫残すは羽生結弦とこの全米チャンピオンアダム・リッポンあっという間に2人だけになりました。
アメリカ大会、3位フランス大会は3位。
シリーズのポイントランクは6番目で念願のファイナル初出場を果たしました。
あっという間に自らの世界に場内を引き込みましたアダム・リッポン。
全米チャンピオンのショートプログラム。
「LetMeThinkAboutIt」。
ただ1人、ショートでは4回転は組み込んでいません。
確実に決めたいジャンプ。
≫トリプルフリップトリプルトウループ。
トリプルアクセル。
このレイバックポジションは彼の持ち味ですね。
すばらしいです。
コンビネーションスピン。
≫ジャンプの基礎点が1.1倍になる後半は得意のジャンプを残しています。
≫ウォーレイ、チョクトーからトリプルルッツ。
これも両手を上げていますので加点につながります。
フライングキャメルスピン。
ステップシークエンス。
体の動き、リズムのとり方非常にすばらしいですね。
足換えのシットスピン。
≫すばらしい演技にすばらしい歓声が沸き起こります。
全米チャンピオンアダム・リッポン。
≫トリプルアクセルのところで少しランディングしたときのフリーレッグがタッチしたかなというふうに見えたんですけれどもミスとしては本当にそこだけでほかのジャンプは非常にクリーンに決まっていたんじゃないでしょうか。
スピン、ステップ各エレメンツともに非常にクオリティーが高かった。
完成度が非常に高かったですね。
≫リッポンと入れ替わるように最終滑走の羽生結弦がリンクに入っていきました。
リッポンも本当にシリーズ2戦通しての安定感がそのまま、織田さんこのファイナルにも出ていますね。
≫はい。
27歳のベテランになってきて更にスケーターとしての魅力にあふれているなという感じがしますね。
ここがトリプルフリップ少しセカンドのトリプルトウのところで回転が足りていなかったように見えますのでそうなってくると基礎点と出来栄えのほうで減点になりますね。
トリプルルッツは非常にすばらしかったですね。
両手を上げるのは非常に難しいんですがきれいに決まっていました。
≫かつてはルッツジャンプでは4回転にもチャレンジしていたリッポンです。
≫このステップが体を大きく使って非常にエッジワークも丁寧でしたしレベル、そして出来栄えのほうでも高い評価になってくると思います。
≫あっという間に5人目のアダム・リッポンまでの演技が終わりました。
得点を、リッポンは待ち羽生結弦はその出番を待ちます。
今は、羽生は2つ目の4回転サルコウのちょうどジャンプする辺りでしたね確認をしていたのが。
あとは、冒頭のループ。
先ほどの直前公式練習では最後4回転のループも決めていったんバックヤードに戻っていった羽生です。
2週間前に日本でNHK杯を戦ってそこで、久しぶりにショートでいい演技ができて少しの安心感を得られたと話していました。
毎年のようにこのファイナルでは何かをやってのける見せてきた羽生結弦です。
アダム・リッポンの得点が出ます。
リッポンの得点は83.93。
5人を終えて、5位。
依然、トップはパトリック・チャン。
2位にフェルナンデス3位に宇野昌磨。
そして、最終滑走羽生の出番です。
≫男子初の4連覇へ。
羽生結弦が演じるショートは…。
今年4月に亡くなった伝説のロックスタープリンスの名曲「Let’sGoCrazy」。
プリンスをイメージした紫の衣装を身にまといその世界観をリンクの上で表現する。
≫先日のNHK杯では…。
≫4回転ループ。
少し着氷が乱れましたが回転は足りていました。
≫こらえました。
≫4回転サルコウ3回転トウループ。
完璧です。
≫大歓声です!≫冒頭の大技4回転ループ以外は完璧な内容。
そして…。
≫もうちょいという感じででしょうかね。
ショートの得点は100点、超えてきました!≫今シーズンの世界最高得点をマーク。
≫去年、ファイナルで出した世界最高得点更新へロックスター羽生が見せる!≫静まり返ったリンクに手拍子も起き始めています。
世界最高得点4回転ループいろんな思いはあるけれどまずはそれぞれのプログラムで最高の演技をしたいと話す羽生。
一度、自分に言い聞かせました。
ノーミス、完璧な演技を目指したいと話す羽生。
4連覇へ向けてのショートプログラムです。
羽生結弦「Let’sGoCrazy」。
より強くなるために組み込んだジャンプです。
≫イーグルから4回転ループ。
≫懸命にこらえました。
少し苦笑い。
手拍子に乗ってスピードに乗って2種類目の4回転です。
≫4回転サルコウトリプルトウループ。
≫こちらは完璧。
≫バタフライからフライングキャメルスピン。
バックアウトカウンターからトリプルアクセル。
ウィンドミルから足換えのシットスピン。
ポジションを変えるたびに曲をアピールしていてすばらしいですね。
こういったところも加点につながってきます。
≫見せ場がぎっしり詰まった今年のプログラム。
楽しさ、勢いを感じてほしいと羽生結弦は話しました。
難しさもぎっしり詰まったこのステップです。
≫非常に難しいステップなんですけれどもよく曲に合っていますね。
こういった動きもすばらしいです。
加点につながってきますね。
コンビネーションスピン。
≫場内は割れんばかりの大歓声。
羽生本人の評価はどうなのか。
今、NHK杯のときのようなちょっとというような手のしぐさを一瞬見せたようにも見えました。
ただ、うんうんとうなずく織田さん表情、しぐさもありました。
≫すばらしいショートプログラムでした。
冒頭の4回転ループはよく持ちこたえましたね。
本当に、もう少ししたら転倒してしまうんじゃないかというジャンプでしたけれどもよく本当に右足だけで支えました。
あそこで支える、支えないで点数にも大きく関わってきますからよく頑張ってきたと思いますね。
そしてその次の4回転サルコウ3回転トウループは完璧でした。
着氷もすばらしかったです。
≫本当にショートもフリーも挑戦的なプログラムだと羽生選手は話していますが。
本当にショートプログラムまずは思い切り力を、思いを込めたというような表情です。
羽生。
何事かつぶやいて…。
≫ここが冒頭のイーグルからの4回転ループ。
回転はしっかり足りています。
本当によく持ちこたえましたね。
かなり軸が前のほうに傾いていたんですけれども本当、ちょっとしたら前にこけてしまうところだったんですけどよく持ちこたえましたね。
≫そしてこれが、2つ目。
≫ここは完璧でしたね。
間違いなくプラス2からプラス3もらえるすばらしいジャンプでしたね。
練習から安定感抜群でしたね。
そしてバックアウトカウンターからトリプルアクセル。
これも難しい入り方ですので加点につながりますね。
こういった動きは上半身の動きというのはレベルを上げる要素であったり加点にもつながってきますので曲とも非常に合っていましたしここでも、かなり高い評価を受けると思います。
≫これですね…。
NHK杯のときは、あとちょっともうちょっとといいながらも地球1周分くらい悔しかったと本人は話していましたけれども。
≫ただ、前回の大会のちょっとよりは少し減っている感じがしましたね。
本人も前回の大会より少し、成長できた部分は。
もちろん彼の性格からしたらまだまだというところがあると思うんですけれども非常にすばらしいショートだったと思います。
≫得点が出ます。
羽生の得点は106.53。
今シーズンの世界最高を上回ってきました。
わずか2週間前自身が出した103.89を上回る106.53。
これで男子シングル6人の演技が終わりました。
羽生結弦がただ1人の100点台突破。
トップに立って以下、パトリック・チャンフェルナンデス宇野昌磨はただ上位。
フェルナンデスとも僅差の4位。
ネイサン・チェンアダム・リッポンという6人の並びになりました。
得点を受けて、織田さん。
羽生のいろんな表情であったり改めて、どういうふうに感じていらっしゃいますか?≫羽生選手としては4回転ループが完璧でなかった分もう少し、点数は出ないのかなという印象だったんですけれども見たときは、しっかり回転も足りていましたのできちんと評価されたんだなというよかったという表情が見られたと思います。
≫このあとのインタビューが楽しみです。
≫キスアンドクライからインタビューエリアへと羽生結弦が向かいます。
≫羽生選手です。
お疲れさまでした。
≫ありがとうございました。
≫シーズンベスト更新。
ただ、あとちょっとというポーズもありました。
羽生選手の中ではどうだったんでしょうか。
≫正直ちょっと悔しい部分があって。
もっと全体的にきれいに滑れたなというのもあるしあとは、まだまだ改善する点が多々あったと思うのでしっかりやっていきたいなって最初に思いました。
≫ただ、あとちょっとの指の幅が2週間前よりは少なくなったように感じたんですけど。
≫こらえたので、一応は。
その点に関してはまず、よく足が持ってくれたなというのとあとは、前回よりもループ終わったあとからすでに曲を楽しみながら皆さんとこのプログラムを作ることができればなという気持ちがあったのでそういう点では少しずつ成長してるのかなと思います。
≫演技の完成度も滑るごとに高まっているんじゃないですか。
≫点数見てわかるように徐々に、徐々によくはなっていっていると思うので。
でも、自分の中でかなりまだ伸びしろがあるプログラムだと思いました。
≫この得点を見るとあさってのフリーより一層期待が高まるんですが。
≫でも、今日同様に1つ1つ丁寧にやっていって最終的には今日はちょっと悔しい気持ちが残っていますけれどもこの悔しさをあさってに向けてしっかりためておいて爆発させられたらなというふうに思います。
≫最後に4連覇へ向けて大事になってくるのはどこになるでしょうか?≫4連覇というのは自然に自分がいい演技をできればついてくるものだと自分の中では信じているので自分の体を信じながら今日も耐えてくれた自分の体やあとはここまで作りきってくれたチームの方などに感謝をしてまた、あさって楽しみながらやりたいと思います。
≫フリーも頑張ってください。
≫ありがとうございます。
≫お疲れさまでした。
羽生選手でした。
≫すごい、伸びしろがまだあるって自分で言えることがすごいです。
≫今日のスケートは本当によく伸びていてよかったですね。
乗ってましたし生き生きしていました。
≫この生き生き感。
これ、コンサート感覚というのがうれしかったですね。
2016/12/09(金) 20:00〜21:54
ABCテレビ1
フィギュアスケートグランプリファイナル2016 男子ショート[デ][字]

羽生結弦は、男子史上初の4連覇へ!!宇野昌磨は、初の世界一を目指す!!▼グランプリシリーズを勝ち抜いた“トップ6”による世界一決定戦『グランプリファイナル』が開幕!!

詳細情報
◇番組内容
グランプリシリーズを勝ち抜いた、成績上位6人による世界一決定戦『グランプリファイナル』が開幕!! 
◇大会予定選手
羽生結弦、宇野昌磨、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)、パトリック・チャン(カナダ)、ネイサン・チェン(アメリカ)、アダム・リッポン(アメリカ)
◇出演者
【メインキャスター】松岡修造
【特別解説】荒川静香
【解説】織田信成
【実況】進藤潤耶(テレビ朝日アナウンサー)
【リポーター】三上大樹(テレビ朝日アナウンサー)
◇会場
〜マルセイユ(フランス)
◇おしらせ
☆フィギュアスケート グランプリファイナル 2016
≪女子ショート≫12月10日(土)よる6時56分〜
≪男子フリー・女子フリー・エキシビション≫12月11日(日)よる7時58分〜