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地上波テレビの字幕を全文書き起こします

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解説書き起こし ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日 2016.12.04

実況
各選手の心臓の鼓動と興奮が伝わってくるような素晴らしい最終日になりました。
第53回ゴルフ日本シリーズJTカップ男子ツアーの最終戦にしてメジャートーナメントです。
今、最終組が13番のティーグラウンドにやってきました。
丸山
たぶん3ウッドでしょうね。
パクは3ウッドで打つと思います。
右からの少しだけフォローですかね。
実況
今日は南風がベースなんですね。
丸山
今、風がピタっと止まりました。
実況
パク・サンヒョン、ティーショットです。
牧野
左に行くのを防ぐために手を放しましたね。
実況
最終組はあと2人です。
池田勇太と小平智、そして池田ですね。
丸山
本当はちょっと左から感じる風がきましたね。
実況
12番はナイスパーセーブ。
丸山
いい球です。
ドロップぎみに行ってるんですが、少し先っぽに当たってるのかもしれないですね。
実況
ファーストカットに出てきました。
今回、ラフは8cm。
青木
一瞬打った時に左に大きくいかないように我々もよく手を離すんですけれど、ああいうふうにしてコントロールするっていうことはよほど調子がいいんですよね。
実況
小平はどうでしょう。
丸山
フェアウエー、右サイドのいい所ですね。
実況
いいポジションをキープしました。
トーナメントリーダー小平。
キム・キョンテ、13番。
実況
今日、キム・キョンテにしますと打ってきました。
この人も伸ばすだけという気持ち。
谷原、15番です。
青木さん、牧野さんがティーショットを攻めてほしかった。
ナイスタッチです。
石川遼が13番のバーディートライ。
佐藤
これもキョンテと似たような感じですね。
青木
結構、打ってますよね。
さっき11番で打てなくって、怒った分、今度は打ちに行ってるんじゃないですかね。
実況
ディフェンディングチャンピオンの石川。
舞台は東京都北西部稲城市にあります東京よみうりカントリークラブ、全長7023ヤード、パー70の設定です。
男子最終戦の舞台。
放送席解説は青木功さん、牧野裕さんです。
今シーズンのツアーの主役達が顔をそろえました。
青木
前半から後半にかけて引っ張って来た人達が上位を争っている。
ホントの年に一度の集大成。
ふさわしいような選手がやっていますね。
実況
石川遼のパーパットは入りません。
牧野
これはちょっと厳しくなりましたね。
実況
−8。
一歩後退。
混戦です。
勝負のポイントは、どういったところでしょうか。
牧野
今日の天候でいえば、伸ばしていかないといけないですね。
小平選手もそう思っているでしょうし、追うほうも今から2つ3つバーディーを取るような気持ちですね。
実況
キム・キョンテは繊細なパーパットです。
これはしっかりと沈めてきました。
今日はご覧のように5つのバーディーでボギーはありません。
青木
キム・キョンテが15、16、17と18番はパーだったら、いい。
バーディーだと普通のホールだったらイーグルぐらいのチャージがあるからね。
実況
最終組です。
丸山
小平のセカンドショット。
7番アイアンです。
牧野
ちょっと左からカットになっているけれど。
実況
きました。
バーディーチャンスです。
ピンの左下につけました。
牧野
勇気がありますね。
青木
小平自体が物怖じしないですよね。
一番最初に回った時でも、こっちのほうがもじもじするような感じの度胸がいいゴルフをしてますから。
実況
今日スタート前、お父さんも応援にかけてくれたんですが、小平のプレーを見る時は本人が一番落ち着いている。
私達のほうがドキドキしますと話していました。
パク・サンヒョン、9番アイアンと出ています。
丸山
あまりライが良くなかったので、捕まえちゃってる感じなんですが、いいキックでしたね。
実況
ラフに入ってしまうと、随所に難しくなってきます。
青木
パク・サンヒョンのを見て、池田が、これ、9番でどこまで突っ込んでくるかですね。
丸山
今まで間、間の距離できたんですけれどこれはしっかり打てると思うので、いいんじゃないかと思いますね。
青木
できることならピンの右横ですね。
実況
奥ですがどうでしょう。
青木
いいですね。
実況
これで小平、池田、チャンスを作りました。
キム・キョンテ、14番、ティーショットです。
ティーショット。
ドライバーではありません。
ティーグラウンドの前方が丘。
セカンド地点はブラインドですが、フロントエッジまで100のペイントですね。
その辺りまできました。
今日のホールロケーションは、右やや奥です。
牧野
ちょうどマウンドを越えた所にありますので攻めたいですね。
実況
石川遼です。
佐藤
少しアゲンストを感じます。
実況
これは素晴らしい、フロントエッジまで、残り70ヤードのペイントが実況
本年度メジャー最終戦ゴルフ日本シリーズJTカップは、賞金総額1億3000万円、優勝賞金4000万円をかけて開催されます。
大会優勝者にはJTカップが贈られます。
優勝副賞として日産自動車からゴルフバッグが4つ積め、ドライバーの心を高揚させ、走りの未来へと疾走する特別なスカイライン60thLimitedが贈られます。
大会期間中、18番ホールではホールインワン達成者全員に、JTから賞金200万円とJTグループ・テーブルマークの冷凍さぬきうどん1年分が贈られます。
最終日の17番ホールではイーグル達成者全員に、JTから賞金50万円とテーブルマークのパックごはん新潟県産こしひかり1年分が贈られます。
大会初日から最終日までの各ベストスコア達成者に対し、JTから賞金50万円が贈られます。
会場内のJTプラザでは、JTグループの事業紹介と併せて、オリジナルグッズが当たるキャンペーンを実施しています。
JTはタバコを吸われる方と吸われない方が快適に共存できる環境作りを目指して、携帯灰皿の普及活動を行っています。
これまでツアー選手権、日本オープンとメジャータイトルを取りました。
今回の日本シリーズを取ればメジャー3冠、尾崎将司の記録を抜いて史上最年少の3冠達成となります、小平。
パク・サンヒョン、まずはバーディーパット。
青木
ちょっと打ち切れてないね。
丸山
ちょっとラインが読みづらかったかもしれないね。
カップのところがもしかしたらフックもあるんじゃないかなというような傾斜なので僕は真後ろから見てたんですけど、あってなかったですね。
実況
18番、片岡大育はボギーパット。
今シーズンは非常に着実に上位陣に入って盛り上げました。
牧野
いいゴルフをしてましたね。
実況
今日の片岡大育は6つ伸ばしてトータル−5。
蛯原
1年の締めくくりとしてはよかったですが、最後18番は残念だったです。
賞金ランク初のトップ10は非常にうれしかった。
これからも毎週、優勝争いができるような1年にしたいですと話していました。
実況
賞金ランキング5位という片岡です。
小平もバーディーパットです。
丸山
パクのを見ていたのでイメージがわくと思います。
青木
少し下ってるように見えるでしょ。
丸山
見えますね。
カップのどっちに行くかですね。
実況
入れればキム・キョンテに2打差をつけます。
切れて行きました。
丸山
カップ1mくらいの所が逆にカップから奥に下ってるんで、その傾斜に惑わされるのかなと思いますね。
実況
小平、バーディーを逃がしたあと、追うキム・キョンテは1ストロークビハインド。
ちょっと弾かれた。
青木
これはやっぱりバーディー取りたいがために攻めてくるんですよ。
この傾斜、みんな知ってるはず。
ただ、ピンの右側にのったら打ち上げだから、入れる確率は多いということですね。
実況
チャンスなのではないかという池田のパット。
青木
上ってるように見えるんですよね。
フックするだろうけども。
丸山
しっかり打てるかどうかだと思います。
実況
決めた。
池田勇太、−11。
丸山
セカンドショットに行く時に僕にチョコレートをくれたぐらい余裕があったから大丈夫だと思いました。
青木
面白いですね。
見てるほうもわくわくして面白いですよ。
これだけ盛り上がる試合はめったにないんじゃないですか。
実況
石川遼、59度のウエッジです。
牧野
ピンの奥に落として戻してくる。
これだとバックスイングがかかり過ぎちゃいますね。
佐藤
打った瞬間にアゲンストが強く吹いたんですよ。
運がないですね。
実況
谷原秀人、16番。
今日の16番は左奥のカップの位置です。
牧野
これは攻めてますね。
実況
今シーズンは何よりも気持ちの粘り強さ、格段に自分でも感じると言っていました。
青木
海外にも行ってますから、海外の選手の仕草を見て学んでるんでしょうね。
僕もアメリカに行った時に自分でも我慢してるんだけど、その我慢の具合が全然違うんですよね。
牧野
自分でも、あきらめの悪い男と言ってますからね、プロゴルファーに1番大事なところですからね。
実況
谷原2位、池田、賞金ランキング1位、その差が3077万円です。
谷原は優勝が絶対条件。
池田単独3位以上でありますと、谷原が優勝でも池田が初の賞金王となります。
青木
池田君は賞金王よりも小平を捕まえて優勝したいでしょうね。
実況
時間を十分とって仕切り直します、池田。
良さそうです。
丸山
ちょっと右ですがいいショットです。
実況
1983年4月生まれの韓国の選手です、パク・サンヒョン。
現在、賞金ランキングは27位。
まだ勝利はありません。
これは右にいくと崖になって落ちてしまうんですが、とどまったでしょうか。
牧野
大丈夫みたいですね。
実況
これはグリーン方向からのカメラでご覧いただいています。
小平です。
丸山
これはちょっと左サイドですかね。
実況
ラフです。
少し立っているラフとラフの間でしょうか。
青木
このへんのジャッジの仕方というか、打つのに何を使って止められるかというのが一番難しいですよね。
実況
キム・キョンテのアプローチです。
青木
やっぱり思いですね。
実況
今週、各選手が言っているんですが、上りのパットが見た目以上に重い下りが見た目以上に速い。
青木
芝の質が葉が細いんですよ。
我々の頭の毛みたいな感じの実況
石川遼のパーパットです。
しっかり沈めた。
今シーズンは腰痛で5ヶ月、ゴルフから離れるという時期がありました。
その傷める前よりもさらに強くなって戻ろう。
その気持ちでトレーニングを続けてきたそうです。
青木
1回ケガすると精神面が強くなりますよ。
やっぱりゴルフをしたい。
何をしたらどうなんだというそういうものに対してやることに対して、あまり惜しまないですからね。
プロっていうのは、そうでなくちゃいけないですよ。
牧野
石川選手と話したら、筋肉のこととか骨格のこととか体の知識について調べたと言っていましたね。
実況
自分としてはゴルフに対する向上心は旺盛だと思っていたけれど、ここ数年、どうなのかなと思っていた。
ゴルフを離れてあらためて大事なんだと気付いたと話していた石川です。
実況
パク・サンヒョンです。
丸山
前の木がスタイミーです。
この上に行くのがもしかしたら厳しいかな。
青木
ピッチングでもダメ?上げるのは難しいかもね。
ここまでスコアを出している人だから。
牧野
少し左を向いてますね。
丸山
8番を持ってますから、スライスのイメージですね。
牧野
ラフなので曲げにくいですかね。
あとは止められるかですね。
実況
スライスをかけられるかどうか。
手前のカラーで止まりました。
牧野
うまく打ち過ぎましたね。
実況
次が小平です。
ボールがほんのわずか見えるだけ。
丸山
ライはよかったです。
少しピンより右方向に行っています。
牧野
カラーです。
青木
このほうが、かえってパッティング打ちやすいでしょ。
実況
池田です。
12番、ナイスパー。
そして14番丸山
ちょっと捕まえちゃいましたね。
実況
ここで戻ります。
丸山
左足下がりになっているので、ちょっと上から入って、捕まっちゃったのかなという感じですかね。
実況
15番のキム・キョンテ、ティーショットです。
佐藤
軽く左からフォローを感じますね。
ピンに真っすぐいってますよ。
実況
来ました、バーディー、チャンス、キム・キョンテ。
これを入れれば、−13で小平をとらえます。
実況
藤田寛之。
この日本シリーズ、ただ一人、3連覇を達成した選手。
17番が、いかにスコアを伸ばせるホールか、セカンド、打ち下ろしになります。
イーグルチャンス。
これがあるから分からないですね。
石川遼です。
これは、ずいぶんと右ですね。
牧野
フィニッシュは割りとうまく取ったんですけれど、その割には球が散ってますので、彼の中ではアイアンの精度は今1つといっていますね。
実況
今日のハイライトプレーです。
3番ホールの池田。
長いバーディーパットだったんです。
これを沈めました。
このあと、6番ホールがパー5です。
迎えたイーグルチャンス。
10mくらいあったでしょうか。
これを石川遼、決めました。
このコースでは、6番、17番のパー5は絶対、伸ばさなきゃいけないと石川はいっています。
小平も最終組で負けていません。
上からでした。
このイーグルトライ、2オンに成功してしっかり流し込んで、この6番でイーグルです。
9番ホール、非常に難易度が高いここで谷原。
牧野
この曲がり方を見ていればグリーンの難しさが分かりますよね。
実況
この難関バーディーでギャラリーが沸きました。
青木
谷原も追い掛ける立場になったけど、よく追い込んでいるよね。
実況
小平は3打差あってリードがちょっと安心できるかなと話していました。
青木
63で回って、青木さん、どうですかねといわれたんですが、先に行けば大丈夫だよと言ったんだけどね。
行きたい気持ちばっかりで、ゴルフは空回りしている感じがしますね。
実況
パク・サンヒョンの長いバーディートライです。
丸山
いいタッチですね。
ちょっとライ読むってほどではない。
距離を合わせるというほうが先かもしれないですね。
実況
17番、藤田がイーグルチャンスを迎えているホールに、谷原です。
牧野
振りましたね。
実況
このホールでは選手の飛距離、表示でご覧いただきましょう。
260ヤード。
風の影響もあるんでしょうか。
青木
打ち下ろしてきていますけど、南の風ですから。
牧野
左からアゲンストでしょうね、今日は。
牧野
谷原選手にもイーグルバーディーを期待したいですね。
実況
池田勇太のバーディートライです。
青木
距離を合わせながら、これ入ったら面白いんですけどね。
実況
13番では、バーディーを取りました。
来た。
13、14、連続バーディー、池田勇太。
青木
よく打ってますね。
丸山
今は完ぺきに読み切れたのとよく打ててますね。
実況
終盤で流れをつかみかけてますね、池田は。
池田勇太が小平と1ストローク差。
同じ組ですからね。
青木
それだけに今のバーディーは小平に相当プレッシャーがかかってますよ。
実況
藤田のイーグルトライ。
イーグル来た。
この大会はずっと出場していて去年途切れました。
あらためてここにいる意味と、この大会にいる意味、それを感じて喜びを喜びを感じて戻ってきたという藤田です。
小平のバーディーパットは。
丸山
打った瞬間、跳ねちゃいましたね。
青木
これで1ストローク差で4ホール、楽しみですね。
実況
賞金ランキング上位、そして、各ツアーの優勝者、限られた条件を得たものだけが出場を許されたJTカップ。
歴史は53回目を迎えています。
果たして小平が史上最年少のメジャー3冠なるんでしょうか。
最終組、ラウンド解説、丸山茂樹さんです。
最終組のプレーはいかがですか?丸山
見ごたえがありますね。
前半、小平がこのままいっちゃうのかなと思いきや、自分で流れを止めた瞬間に周りが追撃して来るという最高の舞台になってきたんじゃないかなと思います。
実況
この後を予想してください。
丸山
すごいことを聞きますね。
これは言いづらいですね、いろいろと。
とにかく青木さんと石川遼の話が出てましたけど、17番がキーポイントになるかなと思いますね。
本当に、そこで2打差、終わって2打差あると2打差でどうかなという感じですね。
実況
17番ホールがキーになってくるわけですね。
さぁ、谷原。
イーグルチャンスを作れるか。
青木
ちょっとトップ下ね。
逆光なので打ちにくいんですよね。
青木
晴れて欲しくないというのが選手の言い分ですよ。
実況
石川遼のパーパットです。
パーをセーブしました。
石川、随分ファーストパットを打ってきましたね。
佐藤
打つという信念に向かって打ったという感じですね。
牧野
全部バーディーを取るつもりでしょうね。
実況
キム・キョンテ、バーディーパット。
このパット巧者、キム・キョンテが外しました。
青木
今、ちょっと合わせましたね。
実況
小平をとらえるチャンスを逃したキム・キョンテです。
青木
13、15、16、17。
やっぱり3ホールが勝負なってきましたね。
実況
グリーン上でそういった様子、見ていたのか。
最終組ですが、池田は本当に回る時にはリーダーズボードを見て他の選手の動向をしっかりチェックする。
それが自分のパターンだと話していました。
牧野
14番のグリーン奥にありますからね。
キョンテのスコアも見ているでしょうね。
青木
そういうものを気にしてるようじゃいけないかもしれないですね。
実況
池田のティーショットです。
丸山
ちょっと、やっぱりここはティーグラウンドに近づけないので1つ下のティーボックスで見ています。
牧野
ラインは出てそうな目線ですね。
実況
しかし、奥です。
止まっていないです。
テレビの中継台の足元です。
丸山
ちょっと強いフォローが吹いてきたんですよね。
滞空時間が長いとその風に押される可能性がありますよね。
青木
あとはアドレナリンが完全に出て来ていますよね。
実況
これを見た後にパク・サンヒョンと小平がどう感じるか。
青木
自分がどれだけバーディーチャンスにつけるかどうかですね。
実況
パク・サンヒョン、6番アイアン。
これまで優勝争いを演じましたが何回か惜しいところで逃がし続けてきたパク・サンヒョン。
これはピンの右です。
チャンスを作りました。
いい所です。
そして小平です。
牧野
7番でしっかり振るかもしれませんね。
6番ですか。
コントロールできるかどうか。
丸山
いい感じですよ。
ピンに真っすぐです。
実況
手前です。
キム・キョンテ、さきほどバーディーチャンスを逃しました、16番のティーショット。
佐藤
3ウッドです。
左ラフ方向ですね。
青木
ちょっと動揺したかな。
佐藤
キム・キョンテ、ずっとノーミスでしたけどね、あのパットは。
実況
谷原です。
17番、アプローチです。
青木
ちょっと距離があるから。
大丈夫かな。
牧野
いいですね。
実況
バーディーチャンスにつけました。
西日、逆光の中、打っていきます、藤田。
ボールはほとんど見えていませんね、実況
最終組で同じ組のトーナメントリーダー、小平を1ストロークビハインド、追っている池田。

 

 

 

 


これは臨時の障害物というケースですね。
牧野
救済ですね。
2回ドロップしましたけれど、転がり過ぎるので再ドロップして、最初に地面に落ちたところにリプレースする。
実況
ラフがところどころ深くなっています。
ここからの返しのアプローチになります。
丸山
1つラッキーなのはドロップすると2クラブ以上いってしまうので再度やって、それ以上といってしまったのでリプレースできるので、ふわっと沈まないでおけるんですよね。
実況
ドロップではなくリプレースですね。
丸山
ボールにコンタクトしやすいですけど、プレッシャーがかかっているアプローチですから、そんなに簡単ではないと思います。
青木
いいところに置き過ぎて、下をくぐってしまう時もあるんだよね。
それを気を付けなきゃいけないんだよね。
実況
谷原、バーディーパット。
入れました。
−11、トップの小平と2打差。
そして18番で果たして、スコアがどうなるか、ですね。
青木
小平君は17番で取ると3打差という計算は立ちますけど、先に行ってるということで待っているのはいい意味でどうだ、というふうに構えられるかもしれませんね。
牧野
最終日、ここまで−6は見事ですよね。
実況
なお、このホール、18ホール最少ストロークは61、ブレンダン・ジョーンズ、−9というスコアです。
池田がクラブを抜きました。
丸山
カップからエッジまでは上りなんですが、1m以上行くと下りなんですね。
あまりにも意識するとショートしちゃうかなという感じですね。
青木
下りのパットが残るしね。
その辺のジャッジが難しいですね。
実況
今年はオリンピックの代表。
国を代表するというのはどういうことなのかを考えさせられた。
それに応えたいという気持ちがより強くなったと話しています。
このタッチはどうでしょう。
青木
半分はチップインを狙ってますからね。
丸山
ワンピンまでは行かなかったですけれど。
実況
石川遼です。
完璧にピンを狙っています。
ショットといいパットといい、すごいですね、気迫が。
先週はワールドカップオーストラリアで松山英樹とチームを組みました。
この点でもやはり国を代表するということの意味、じっくり考えています。
小平は、まだ距離があるバーディーパットです。
実況
今日は優勝争い、東京・三鷹市の実家からご両親交際中の古閑美保さんが応援に駆けつけているそうです。
小平、もう車で実家から車で30分というところ。
地元のトーナメントですと話していました。
華やかさとドラマがあるこの大会の歴代優勝者に名を連ねたいというふうにこたえています。
キム・キョンテです。
佐藤
最後、少し右に行くように見えますけれど。
牧野
キム・キョンテ、フックライン、左に行くと読んでいましたね。
実況
パク・サンヒョンのバーディーパット。
入ればトップの小平と1打差でした。
丸山
見てるほうも入ったと思いましたけどね。
カップ際の切れ方、すごかったですね。
実況
最終ホール、藤田のバーディーパットです。
この大会、このコースを知りつくしている藤田ですが、ちょっとまだ繊細な距離が残りました。
高いところ、低いところ、最大2mの高低差があるんですね。
このグリーンは。
牧野
やっぱり男子ツアーの中で一番難しいグリーンといってもいいんじゃないですか。
実況
これから池田のパーパットです。
丸山
ちょうど、てっぺんのところに切ってあるようにも見えるんですよ。
青木
少し左に行くような気がするんだけど、打ったら真っすぐとかね。
牧野
もしかしたら右に行くかもしれないですね。
実況
百戦錬磨の皆さんでも意見が分かれました。
読みきれなかった。
ちょっと右でした。
丸山
やっぱり強気な気持ちで、これ入らなきゃいいやというぐらいの気持ちで打ってると思うんですけどね。
実況
1つ落とします。
賞金王の条件、谷原は優勝しかありません。
谷原が優勝しても、池田が単独3位、2位タイ3人以上で池田の賞金王となります。
ここで1つ、スコアを落とします。
青木
1つ落としても谷原君と同じ−11。
実況
あとは谷原が−13の小平とどこまで接近することができるかどうか。
青木
谷原君は18番のバーディー。
12にしておけば少し違うのかなと思いますね。
実況
石川遼のバーディーパットはわずかに左です。
藤田が、これがパーパットです。
ナイスパー。
藤田寛之が本当に、この大会の直前の2つのトーナメントで出場の条件をクリアしました。
3連覇、そして連覇の記録をご覧いただいています。
石川遼、ディフェンディングチャンピオンが連覇すれば最年少の連覇となります。
平成生まれで初の連覇となります。
16番のティーグラウンドに最終組がやってきました。
まず、パク・サンヒョンです。
青木
見ていて大きな緊迫感がありますね。
こう見てると、フェアウエーが狭いですよね。
牧野
狭くなるフェアウエーの手前に止めようということですね。
実況
池田勇太は、この大会のラフの難しさを話していました。
青木
芝も15cmぐらいだと冬眠に入ってますから、寝ないんですよね。
たってるんですよね。
実況
そして青い芝と枯れ葉が混在しているので、フライヤーが難しい。
小平です。
丸山
これは、いいショットです。
実況
小平がフェアウエーにおきました。
そして池田です。
青木
これは攻めていけるかどうか。
牧野
池田も5番ウッドですね。
丸山
これもいいショットです。
牧野
これは特に飛んでますね。
丸山
パクは何かに当たったのか、左から出てこないですね。
実況
片山の18番、パーパットです。
これぐらいのこの距離のパーパットでも安心できない。
片山、今シーズン通算30勝を達成しました。
青木
だけどマイナビですか、あの時はハラハラしましたと言ってましたけどね。
実況
キム・キョンテが17番、イーグルチャンスをつくれるかどうか。
ここ3日間は全てバーディーです。
佐藤
軽くアゲンストです。
キム・キョンテはリーダーズボードを全く見ませんでしたね。
あえて見ないようにしていました。
いいショットですよ。
牧野
フロントエッジ250ヤードのマークです。
実況
ピンまで267ヤード。
丸山
パクのボールは電線に当たって打ち直しですね。
問題なかったです。
実況
谷原が18番に来ました。
夏以降、し烈な池田との賞金王争い。
ピリオドを打ちます、この大会。
牧野
先ほどの藤田選手に近いラインですね。
青木
ピンの手前方向に傾斜があって、少しボールが伸びるんですよね。
実況
石川遼は昨日、フルスイングを見せました、ティーショット。
佐藤
左です。
実況
あとは、実況
16番パー4、ティーショットはフェアウエーキープの小平からです。
セカンドです。
丸山
161ヤードですね。
ここで気を付けなきゃいけないのは、ちょっとフォローが吹いているので、オーバーでしょうね。
実況
ピンフラッグも緩やかに揺れています。
牧野
上空が4.0となっていますが選手は全く読めないと思いますね。
丸山
距離が少し余っていると思うので、少しカット気味に入れてますね。
実況
ここはパク・サンヒョンがティーショット、電線に当たったということで、無バツで打ち打ち直し、9番アイアンです。
実況
ほぼ池田と同じような上りです。
先にパク・サンヒョンが打ちます。
牧野
いいスイングをしましたね。
実況
来ました。
バーディーチャンス。
これを入れれば、小平とは1ストロークビハインドにつめます。
青木
15番はいいライで打てたんですけど、伸び過ぎましたね。
実況
キャリーとあらためて最終確認。
丸山
ちょっと右です。
実況
右やや手前。
ただ距離を残しました。
牧野
ちょっとオーバーを気にしましたね。
丸山
勇太のところからだとピンの根元が見えないんですよ。
見る所まで来るとやはり15番のロケーションに雰囲気に似ているんですよ。
実況
この画面で傾斜を皆さんにご紹介したいと思います。
高低差が2mあります。
あらためて、線の間隔が詰まっていると急傾斜なんですが、カップまで8m。
高低差が3cm。
そして、ご覧のようなラインなんですが。
牧野
これは本当に何回出てても、このラインを読み切って打つというのは難しいです。
青木
3cmっていうのが普通、そんなので済んでるのっていう感じですよね。
今、谷原君とカップの間に少しマウンドが深くなってるんですよね。
ピンとボールは3cmしかないけれど。
牧野
画面の右から左はもっとありますね。
実況
随分と手前で落ちていって、まだ止まりません。
牧野
選手のイメージは真っすぐまで持ってきて、そこから直角に落とすイメージじゃないと入らないんですよ。
でも、その距離感を出せないんですよね。
青木
ビリヤードをやっているみたいだよね。
実況
キム・キョンテ、クリークです。
佐藤
今、アゲンストが強いですよ。
実況
エッジで止まりましたがラフに寄りかかりました。
牧野
後ろ側の芝が気になりますね。
リカバリー率は1位です。
見物ですね。
実況
その粘りというものがキム・キョンテの今シーズンの強さです。
たくさんのギャラリーが入りました。
朝からスタートホールは熱気に包まれました。
それを演出したのは小平であり、あとはツアー全体で見ればすばらしい戦い、賞金王争いを展開した池田、谷原でしょう。
結果がどうであれ、両者のここまでの戦いは拍手を送りたいと思います。
青木
いい意味でみんなをギャラリーを見てる人みんなそうですけれども、引き込みましたよね、今年は。
実況
池田はオリンピックでファンの皆さんの存在を考え、谷原は大好きな広島東洋カープの黒田投手、その生き様からファンへの気持ちを学びました。
実況
ここからのアプローチ。
ただ、バーディーチャンスは十分にあります、石川。
今日の17番、手前から15ヤードです。
小平の、これからバーディーパットです。
突き放せるんでしょうか。
入れれば−14。
青木
これが入る入らないで展開が変わってきますよ。
フックに読んでるのかな。
切れてこないね。
やっぱり見えるんですよね。
グリーンの奥がやっぱり高いですから、フックに見えますよね。
丸山
これを入れれば少し楽になるのは分かってるんですが、そんなに簡単じゃないですよ。
実況
今日は選手を最後まで悩ませるピンポジションになってますね。
牧野
ツアーを勝ってきた選手、その選手でも錯覚を起こしやすい所に切ってますね。
実況
細川和宏プロが今回のコースセッティングアドバイザーです、パク・サンヒョン。
これを入れれば、1ストロークビハインドです。
丸山
パクは、これは大事なパットですね。
牧野
弱い。
実況
手前から切れていきましたね。
パク・サンヒョンは、おととし、つるやオープンでは藤田とのプレーオフで負けました。
去年は予選落ち、わずか1試合。
東海クラシックで17番、18番の連続ボギーで優勝を逃しました。
逃がしたチャンスの分だけ今回優勝には強い思いがあります。
ここでチャンスをものにすることができませんでした。
11番から全てパーです。
青木
ノーボギーで回っているだけに17番でイーグルを取るか、それだけですね。
実況
最終組のパーパットは見ているだけでドキドキします。
呼吸を忘れそうです。
小平が−13、キム・キョンテ、−12、池田、谷原、パク・サンヒョン、−11。
丸山さんの言う通り、やはりこの17番というものがキーポイントホールになって来ましたね。
青木
これが2ストロークになるのか、1ストロークそのままくるのか。
そのへんのジャッジの仕方っていうか、選手の心境のあらわれですね。
どういうゴルフをするんだというね。
実況
谷原、パーパットを沈めて−11。
このスコアを守りました。
ナイスラウンドです。
実況
17番は535ヤードのパー5。
まずは韓国のパク・サンヒョンがティーショットです。
丸山
いいショットですね。
実況
キーポイントホールの17番に来ましたね。
丸山
ティーショットが非常に大事になりますね。
青木
さぁ、小平。
牧野
振りましたね。
実況
ファーストカットで止まりました。
距離は274ヤード、残りが241ヤードです。
ということは、イーグルチャンス絶好の形でつくれるかどうか。
そして池田です。
青木
丘を越えたところにちょっと木が見えるんですよね。
昔は見えなかったんですよ。
ただ、光が邪魔するんで、どうなんでしょう。
丸山
これは左ですけど小平よりちょっと右かな。
実況
小平をオーバードライブ。
距離は290ヤード。
残りが223ヤード。
小平、池田、イーブンですかね。
青木
面白いですね。
実況
キム・キョンテ、この人の動向です。
佐藤
難しいですよ。
牧野
さすがですね。
佐藤
ボールを見てちょっとがっかりしていたんですけどね。
聞き手
谷原選手です。
僕は諦めが悪いんですとおっしゃっていましたが、素晴らしい最終日だったんじゃありませんか?谷原
もう少し足りなかったですけど、今日は本当に−8ぐらいを目指さないと追いつけないと思っていたので一応、−8目指したんですけどね。
なかなかうまく行かないですね。
聞き手
注目の賞金王争いも結果は出ておりませんけれど1週間、賞金王争いの渦中のなかで戦った1週間、いかがでしたか?谷原
ここ何試合かもやってますけれど、最後の最後でこういうふうに今年1年、いいスコアで終わたんで、それが一番よかったかなと思います。
聞き手
この経験というのが来年にもつながると思いますが?谷原
また来年は来年で新しくいいスタートなんで、また、こういう位置で戦えるように頑張っていきたいなと思います。
実況
キム・キョンテ、これを入れれば−13で小平をまず捉えます。
青木
是が非でも入れなきゃチャンスはないですね。
佐藤
サングラスしているので分からないんですが、ボードをに見たように見えましたね。
実況
−13、小平を捉えました。
この時点。
小平もこの後ティーショットが非常にいいですから、また突き放す可能性もあります。
青木
1ストロークで来るのと、2ストロークで来るのと違いがありますから、小平はイーグルが欲しいぐらいですね。
実況
グリーンが空きました。
丸山
パクからですね。
多分5ウッドだと思います。
ユーティリティーっぽい感じですけどね。
実況
高低差が11.9mの打ち下ろしです。
丸山
ピン真っすぐ。
右サイドですけど、キャリーで行くか。
実況
来ました、イーグルチャンス。
今度は小平、そして池田です。
丸山
これも5ウッドですね。
ちょっと左ですね。
実況
木に当たりました。
斜面を落ちてきまして、バンカーとバンカーの間です。
青木
これはラッキーです。
牧野
手前のバンカーに入ってしまうと大変なショットになってしまいますし、林の中に入りますと、打ち上げなくてはいけないですから。
実況
これを見た後の池田勇太です。
牧野
4番アイアンですね。
実況
賞金王は今年一番頑張った人への勲章だと話していました。
丸山
これはちょっと右ですね。
実況
小平がこれから最終組の第3打です。
その状況はどうでしょうか。
丸山
ちょっと左足下がりですが、ライは大丈夫です。
ラフなのでスピンがしっかり効く感じではないですけれど、グリーン手前のほうがいいと思います。
実況
グリーン、フロントエッジからピンまでが15ヤード。
キム・キョンテを突き放したい17番ではあります。
ちょっと距離を残しました。
丸山
ちょっとキャリーが出ちゃいましたね。
実況
キム・キョンテと並んで。
−13。
小平は突き放して18番を迎えたいですね。
あとは18番のキム・キョンテのティーショットですね。
牧野
左足下がりがキツイですからね。
牧野
思った以上にボールを上げ切れませんでしたね。
青木
パッティングは、そんなに悪くないから、逆に言えばそれのほうがいいかもしれないね。
実況
小平、優勝すれば、27歳84日でマークします。
これまでの記録は尾崎将司、27歳と248日。
それを更新する記録。
青木
更新する記録ですけれども、そのあとのジャンボの強さを見て、小平がもし達成したのならば、あとの記録を塗り替えるぐらいいってほしいですよ。
実況
100勝以上の積み重ねですね。
青木
それぐらいの気持ちを持って行かないといけないですよ。
実況
今年、最初のメジャー、日本プロ。
そこから意識したそうです。
キム・キョンテのティーショットを見ましょう。
右サイド、バンカーよりも距離がありますか。
右サイドのエッジから距離はありません。
4ヤードです。
池田のイーグルトライ。
青木
入れに来ますから、打ってきますよ。
実況
今、18番のティーグラウンドの打つ順番を気にしたでしょうか。
音が近くなりますからね。
池田のイーグルトライ。
勝負の上では重要になりますね。
丸山
18番のティーグラウンドに人がいるので十分に時間をかけてラインは読んでいます。
実況
池田勇太、2009年、日本プロでツアー初優勝。
これまで通算16勝。
この大会は8年連続8回目。
自身初の賞金王とこの大会、優勝に向けてこの人も今日、勝てばメジャー三冠です。
イーグルトライです。
牧野
曲がるラインですよね。
丸山
最後、切れましたね。
やっぱりいいパットですけどね。
青木
目が邪魔してますよね。
逆目とか。
牧野
曲がり始めると急激に大きく曲がりますね。
実況
石川遼の18番のティーショットです。
牧野
高いボールを打ちましたけど、ちょっと右ですね。
実況
キム・キョンテ、石川遼、右に出ました。
パク・サンヒョンがこれを入れれば、−13です。
丸山
勇太のを見てたのでスピードは出しやすいと思うんですよね。
青木
ただ切り方を読み切れるかどうかだね。
実況
来たか。
わずかに届かない。
青木
惜しいね。
やっぱり池田のを見てて、切れ方は読めてたね。
実況
パク・サンヒョン、この段階で−12。
今日4つ伸ばして、この時点で−12です。
17番のグリーン。
その奥が18番、その奥にクラブハウスの手前には自然のマウンドを利用したスタンド状のギャラリー席があります。
いくたのチャンピオン達が大歓声と大きな拍手に包まれてまいりました。
これまで53回の歴史をつむいでまいりました。
さぁ、小平。
丸山
これはパーを確保しなくちゃいけないので、あまり気持ち良く打てないですよね。
実況
惜しい。
わずかに左。
限られた状況の中でも狙っていきましたね。
丸山
距離を合わせなくちゃしょうがないですもんね。
実況
とりあえず−13は守りました。
同じく−13のキム・キョンテはピンチを迎えています。
まずは石川です。
青木
これはグリーン上で止められたら大したもんですよ。
佐藤
ライは悪くないですけれど、奥に行っちゃってますからどうでしょう。
グリーン、センター、右のほうに打っても10m以上左に落としてという感じでしょうかね。
青木
こういう時に限って遼の技術が出る時になりますからね。
実況
今度は池田勇太のバーディーパットを見ましょう。
青木
−12にしておけば、まだチャンスはありますからね。
実況
18番はパーを守ることすら難しいパー3です。
−12にしました。
まだ優勝への挑戦権は十分にあります。
青木
面白くなりましたね。
実況
石川です。
牧野
カップに背を向けて打ちますね。
左に傾斜が強いんですね。
でも、いいところに止まりましたよ。
実況
やはりあれが難しい状況。
さて、キム・キョンテです。
佐藤
キョンテのほうがライが悪いですね。
青木
遼と同じようにグリーンエッジに落ちたら最高だけどね。
実況
−13を守れるか。
アプローチです。
上げた。
牧野
これはうまい。
実況
素晴らしいアプローチを見せた。
スーパーショット。
これがキム・キョンテの技術です。
小平が見つめています。
青木
この状況でこれだけのショットできる?佐藤
キム・キョンテはロブショットっていうイメージないんですけどね。
もう、すごいの1点ですよ。
そこしかないというところですからね。
落としどころも見えないですから、すごい。
実況
キム・キョンテが、実況
これだけのギャラリーが18番のパー3をぐるっと取り囲むような形で視線を送っています。
石川遼、これからパーパットです。
青木
入れてほしいね。
実況
今シーズンのツアー最終戦。
これだけカップの上から。
牧野
出だし、ちょっと跳ねましたね。
青木
ここは相当、跳ねますよね。
あそこで止まるくらいですから、深いですよね。
実況
この大会連覇を狙った石川遼ですがスコアは−8。
その夢をつかむことはできませんでした。
ただ、このオフから12月、もう一回つくって、そして、アメリカツアー、もしくは世界を股にかけての2017年を期待しましょう。
それにしても日本での戦ってるときの強さ、光りましたね。
青木
そうですね。
今年は2月に腰をケガしてね。
7月に予選落ちという屈辱を味わってそれで復帰した8月のKBCで優勝しました。
ケガしても復活するのがこういうふうにすれば復活できるんだよっていうね。
見せてくれたし、いろんな意味でこれから来る選手もそうでしょうけど、そういうものをしたって来る、見て育ってくるっていうのが一番じゃないでしょうか。
実況
ここまで5試合出て3位以内が3回。
牧野
アメリカの復帰戦もトップ10に入りましたからね。
青木
それまでに体をつくってまた、いいゴルフを見せてくれるんじゃないかと思います。
実況
ケガをする前よりも強い体をつくるんだという強い気持ちでまい進しています。
ともに戦った松山英樹に強い刺激を受けました。
池田、小平は18番のティーグラウンドで待ちます。
さぁ、キム・キョンテが−13を守るか。
同じ−13の小平が見つめている。
そしてキム・キョンテがフィニッシュ。
このパットを沈めて、もう1パットあっても賞金王の決着、池田ということになります。
牧野
距離は短いですけど横のラインですからね。
青木
本当に憎たらしいぐらいグリーンのコンディションがいいだけに切れますよね。
実況
去年の賞金王が今年の賞金王を大きく左右する存在になりました。
キム・キョンテ、−13を守れません。
一歩後退。
小平が見つめている。
青木
あれだけ打っても切れるんですね。
実況
これが18番の怖さです。
−12、一歩後退、そしてこの瞬間に谷原を抜いたポジションでフィニッシュということで2016年賞金王は池田勇太ということになりました。
今度は優勝争いです。
青木
優勝争いが小平と池田勇太といるんで。
牧野
パク・サンヒョンも最終組にいるので。
青木
ティーショット次第だけどのっても分からないからね。
実況
少し待ちの時間がありました。
丸山
ここ待たされるのもつらいものがありますよね。
ただ、小平としては2人が先に打ってくれるので、参考になると思います。
青木
逆にパンパンと乗せられてしまうと打ちにくいけどね。
丸山
ちょっと突風が吹いて来ちゃったんですけれど距離は行きますかね。
実況
池田勇太のキャディーが身を乗り出すようにして弾道をのぞいていました。
少しでも参考が欲しい。
その情報を伝えます。
小平−13で単独トップ。
池田勇太、キム・キョンテ、パク・サンヒョンが−12。
牧野
ピンフラッグが揺れ始めていますね。
実況
ここで勝って賞金王というものが一番喜べる。
池田は、そう昨日プレーを終わった後、今日への展望を話しました。
ティーショットです。
丸山
これはいいショットです。
距離が行っていれば最高です。
実況
チャンスにつけました。
勝負どころ、池田勇太。
青木
一番いいところですよ。
ボールが動かなきゃいいけど。
実況
止まりました。
牧野
上りのラインになりますね。
実況
これを見た後の小平です。
丸山
これは、ちょっと左です。
実況
左サイドですが距離があります。
牧野
ピンよりも上に来てますので、最後、下りの大きな傾斜を気にしないといけないですね。
青木
この辺のジャッジが難しいですよ。
実況
2016年の日本ツアーの賞金王を決めた池田勇太。
この大会、役者達が素晴らしいシナリオを書いてくれました。
池田勇太のティーショット。
青木
一番いいです、打ち上げだし、ただ打ち上げでも切れるラインの読み方が難しいですね。
実況
小平のこれからのパット。
牧野
難しいと思いますね。
しかも優勝がかかってますしね。
青木
2パットで行けば勝ちっていうのは分かってるんですけど、2パットで行くのを可能にしてくれないグリーン。
雰囲気もそうですよね。
実況
ギャラリーから最終組が拍手で迎えられます。
日差しが照りつける中、続々とギャラリーの皆さんが最終組を迎えるために18番、グリーンサイドに集まりました。
小平智、大きな舞台、日本タイトルの舞台では無類の強さを発揮しています。
難しいセッティングは燃えるものがある。
池田勇太、今シーズンはあきらめない粘り強さを持って戦ってまいりました。
そしてパク・サンヒョンとともに今、拍手の渦が3人を迎えます。
7番の小平、バーディーです。
そして14番、谷原のショットです。
13、14と連続バーディー。
結局、谷原はトゥデイ−6、−11まで上位に迫りました。
そして、この選手がひたひたと追って来た12番、キム・キョンテ。
今日ここまで−5伸ばして−12フィニッシュというキム・キョンテ、そして池田勇太の14番です。
このロングパット。
沈めて13、14、17と後半取りました。
そして18番のキム・キョンテが素晴らしいアプローチだったんですが結果、ボギーということで、ため息がつかれました。
見つめていた小平です。
まずはパク・サンヒョンです。
丸山
ライはあまり良くないです。
打っていかないと厳しいですね。
実況
来たか。
出れば−13。
小平をとらえた。
パク・サンヒョンのスーパーショット。
青木
こういうことが起きうりますか。
丸山
今のはすごいです。
実況
−13。
小平をとらえました。
優勝への渇望です。
丸山
イチかバチかのショットなので彼もそれに懸けていたと思います。
ただ、まさか入るとはね。
青木
今思うと、宮里優作のチップインパーと似てるよね。
丸山
ちょっとすごいですね。
何も言えないですね。
実況
今まだ歓声の残ってる中、これから小平のファーストパットですね。
丸山
一番、3者の中で難しいんじゃないですかね、小平が。
状況的に。
青木
2パットで完全に行かなきゃプレーオフに入れないし、できることなら入れたいけどそうもいかないしね。
牧野
まずは2パットで行くことですね。
牧野
左5、6m左を向いていますね。
もっと。
丸山
10m以上左を向いています。
実況
ここからです。
右に落ちるか。
青木
落ちれば大丈夫、OK。
こういうときに限って止まるの。
実況
これから難しいパッティングが残ります。
丸山
これは相当厳しいですね。
牧野
小平選手のイメージだと、あそこに出せば、あとは惰性でカップまで行くという読みだったんですけどね。
すごい勇気あるパットをしましたよね。
青木
あそこには止まらないと思って打っていますよ。
実況
それが今年のグリーンは止まるというところです。
こうなると、気になるのは池田の状況です。
池田は入れないと、池田は入れないといけないシチュエーションになりました。
丸山
どんなふうにどんな思いで打つかによりますよね。
何もかも捨てて、とにかく入れるという気持ちで打つならば相当しっかり打ってくると思います。
ただ、いろんな状況を考えて、2位を確保とかそうなるとラインと距離を合わせなきゃいけなくなってくるので。
牧野
でも池田選手の頭の中に2位とかはないでしょうね。
丸山
そこを信じたいですよね。
実況
池田勇太、これを沈めなければ、優勝の権利はありません。
もう一度、仕切り直します。
青木
これが、池田君が入ったら小平君も開き直ってコンと打って入るかもしれないね。
それは分からないね。
入らないっていうのと入れなきゃいけないっていうのと全然違いますからね。
実況
優勝への権利をかけたバーディーパット。
わずかに数cm届かない。
丸山
昨日と全く一緒ですね。
実況
それを池田勇太は昨日も怒っていました。
今シーズンの賞金王、池田勇太。
わずかに届かず。
青木
最後に来て、打てなかったか。
丸山
自分の中では打ってるんですよ、多分。
実況
小平のこれからのパーパットです。
これで決まります。
丸山
はっきり言って目つぶって打つしかないですよ。
それぐらい気持ちを割り切って打たないと絶対難しいのではっきり言って入ると思って見てるほうがつらいですか。
そのくらいのパットですよ。
難易度的には相当厳しいです。
実況
ある意味、入ったらプロの技量でも奇跡にに近い。
この18番。
丸山
ただ最後ここで入れてほしいですね。
願うばかりです。
実況
小平がメジャー三冠、史上最年少制覇を狙う者として、打っていくか。
入れれば、プレーオフ。
入らない。
わずかに入らなかった。
優勝は、パク・サンヒョン。
小平、わずかにカップ右を抜けていきました。
牧野
左に行きかけたんですけどね。
実況
丸山さん、いかがですか?丸山
やはり17番でしょうね。
ポイントは17番だったと思います。
青木
18番でボギーしてもプレーオフにしなきゃという形にしていなくちゃいけなかったですね。
あえて厳しい目で言いますとね。
実況
今シーズンの優勝は、パク・サンヒョン。
池田、小平、谷原、大健闘。
石川も踏ん張りました。
聞き手
見事逆転で日本シリーズ制覇、パク・サンヒョン選手です。
実況
優勝したパク・サンヒョン選手に、日本たばこ産業株式会社小泉光臣代表取締役社長からJTカップが贈られました。
優勝副賞として日産自動車からドライバーの心を高揚させ、走りの未来へと疾走する特別なスカイライン60thLimitedが日産プリンス西東京販売株式会社、足立篤司取締役社長から贈られました。
そして今シーズン、自身初、賞金王に輝いたのは池田勇太。
最終戦で決めています。
池田
本当に欲を言い出したらキリないんですけどね。
優勝して賞金王を決めたかったという。
まぁ、悔しさとやっと賞金王になれたという安堵感といろいろありますけれども、一度なったからにはまた次もどんどん欲は増えると思うんだけれども次は、ほんとにまた、自分が一番勝って最多勝の賞金王というものを目指したいと思うし、来年こそはこの日本シリーズで勝って最高の形で賞金王になりたいなというふうに思います。
実況
素晴らしいゲーム、そしてシーズンでした。
牧野
今夜も今話題の場所と中継を結ぶ…
今回はですね今人気の…。
2016/12/04(日) 15:00〜16:55
読売テレビ1
ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日[字][デ]

賞金王が決定する、シーズン最終戦・メジャー。「真の王者」決定戦。賞金ランク1位池田勇太vs2位谷原秀人。名門・東京よみうりCCを制するのは誰か。

詳細情報
番組内容
賞金王が決まる最終戦・メジャー。キャリアで一度は制したいという日本シリーズJTカップ。昨年は石川遼が自身初のメジャータイトルを獲得した。2016シーズンの勝者は誰か。初の賞金王を狙う池田勇太・逆転タイトルを狙う谷原秀人。昨年王者・石川遼は連覇を狙う。勢いに乗る小平智、ベテラン藤田・宮本らも虎視眈々と狙う。まったく新しいバーチャルシステムに、弾道解析システムなど、新技術にも注目!
出演者
【解説】
青木功プロ
牧野裕プロ
【ゲストラウンド解説】
丸山茂樹
【ラウンド解説】
佐藤信人プロ
【実況】
河村亮
制作
【プロデューサー】
木村拓也
【ディレクター】
椿亮輔