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地上波テレビの字幕を全文書き起こします

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セリフ書き起こし アニメ 3月のライオン「第19話」 2017.02.25

「川沿いを走る電車の音うつむいて咲く向日葵の色」・「夕焼けがしましまのボーダーになる」・「『ありがとう』って君が言うたんび」・「泣きそうな気持ちになるのはなんでだ子供みたいにさ」・「涙なら冷蔵庫に置いてきたはずだ」・「勝ってうれしいはないちもんめあの娘がほしい」・「さよならバイスタンダー僕らは歩いて行く」・「この道行きの最後が天国かそこらじゃあないとしても」・「ただの君と笑って立っていたいよ」・「誇らしさとか願いとか希望とか」・「もっとずっと持ち合わせとくよ」・「こわくてこわくてこわくて沈みそうでも」・「守るよ守るよ僕の全てを捧げ」・「目の前の君に誓うよ」
(島田)
将棋盤はずっと赤ん坊の頃から当たり前に目の前にあった
オレが育った所は東北の雪ばっかりの村で牛とかニワトリが人間より多い所で更にその人間も老人ばっかりで俺は同年代の子供が全くおらず野球もサッカーも人数不足で出来ずに育った。
遊ぶといったら一人で虫を捕るかゲームをするか本を読むか。
しかしそれもやりつくしてしまったある冬の日近所のじいさま達が将棋を教えてくれた
これが王様。
そしてこれが金。
銀。
飛車。
角。
ゲームもマンガも小説もすぐに終わりが来てしまうのに将棋だけはどこまで行っても終わりがなくてどこまでもオレを夢中にさせてくれた
ぐわぁぁ…!また負けた〜!
小学校の2年で村中の大人を負かすようになり小3になる頃にはバスに揺られて市内の小さな将棋道場へ通うようになった。
そこでもどんどんクラスが上がり
参りました。
すごいこの子はすごいぞ!
道場の先生の紹介で大内先生の門下に入り東京の奨励会に入る事になった
中学生の自分にとって東京は遠かった。
月2回の奨励会へ通う交通費を捻出する為村中のリンゴやモモをもいで回り秋には稲刈りを手伝い冬には牛という牛の世話をして回った
すごいな開は。
こりゃひょっとしてワシらの村から名人が出るかもしれん。
村中のじいさんが心から応援してくれた
バイト代と応援してくれたじいさま達や地元の将棋クラブの人達の後押しで奨励会に通いつづけた。
夜行バスに揺られて…。
その頃から胃はいつもこんな調子だった
(駒音)
三段リーグは誰もが口にしていた通り鬼の棲家だった。
オレはそこで何年も動けなくなった。
田舎では「天才」と言われたガキもそこではただの「ガキ」の一人でしかなかった。
それでも故郷のじいさま達は俺をずっとずっと応援し続けてくれた。
ギシギシと軋む夜行バスのシート。
果てしなく続く夜の道
(シートの軋む音)

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  そのうち軋んでいるのがシートなのか胃袋なのかそれとも心なのかわからなくなった。
どこまで行ってもどこにも辿り着けないのではとうなされた。
でもみんなの期待も恩もどうしてもムダにはできなかった。
したくなかった。
その痛みをオレは多分
…って。
今も抱えている
(ドアチャイム)お邪魔します。
よお桐山。
ああいいです。
座ってて下さい。
適当に色々買って来たんで冷蔵庫に入れちゃいますね。
すまんな。
いえ全然。
春休みですから。
お昼食べましたか。
あーいや…豆腐とか少し。
うどん買って来ました。
煮ていいですか?うんとやわらかくしたら負担が少ないです。
ああそれなら喰えるかも。
悪いな。
父が胃痛持ちだったんで…何となく覚えてます。
ちょっと待ってて下さい。
ん?あれ?幸田さんって胃痛持ちだったっけ…。
タマゴも入れていいですか?
あ…。
違う
ああうんたのむ。
そうか…本当の親の方か…
おおすごい。
うん…うまいなこれなら喰えそうだうん。
よかった。
あの島田さんボク今日はこれで帰ります。
へ〜何で。
4局目は5日後です。
今はもう体調を整えるのに専念すべきでは?ここでこれ以上無理をしても…。
うーん…大丈夫だがな?オレの胃はいつもこんなもんだし意外に対局中は痛まんし。
うーんホントですか?ああ…とは言っても今回はな…たしかに困ったな。
封じ手はあまりしたくない側なんだがま自然な流れで自分の中で「これはいける」という手が浮かんだのでそれを封じ手にしたんだが夜中にな…。
はうあっ!4六角っっ!?6六銀じゃないよ同銀じゃん!!6五歩とつかれて同銀5五飛で6六香で行くぞって思ってたんだけど4六角見落としてたーーっっっ!!!ダメじゃん!!コレ…昼飯前に詰んじゃうんじゃね!?そっからがさ…もうさ…「それでも何とか粘る道はないか」と考えまくってさ…。
胃はもうバッキュンバッキュンいうしさ…。
朝までのたうち回ってそりゃもう…。
うん?あれ?でオレは何を言いたかったんだっけ?ええですからやはり休まれた方がよろしいかと…。
うん。
そうか…そうだなわかった。
いや…俺は居飛車でいくからお前飛車振ってくれる?全然聞いてませんね?わー…。
あの…。
んー?いいんでしょうか。
僕はこんなんで少しは役に立ててるんでしょうか?僕ばっかり得してないでしょうか?C1の僕はA級の島田さんと指せるのはとてもとても勉強になります。
でも僕は何か返せているんでしょうか。
お前さ同じ事言うんだよね。
時々だけどさ。
え?言ったろ?「気持ち悪い」って。
えーと何ていうか…気持ち悪い?っていうか。
あの3七銀を見た時控え室で同じ事言ったんだってさ宗谷が。
(宗谷)3七銀が…気持ち悪い。
(島田)…って。
ちょっと似てんだよね。
どこがどうって訳じゃなくてさ…。
強いて言えば視点かな。
オールラウンダーな所も勿論だけれど攻守の切り替えの柔軟さとかたたみかける時の判断のタイミングとか…。
だから向かいに座って好きに動いてもらってると宗谷に似た視点の感覚を少し掴める気がする。
付け焼き刃とは思うがそれでもやらないでいるよりいい。
宗谷名人ってどんな人なんですか?うん?そっかそうだな。
あれだけタイトル持ってるともうほとんど将棋会館には現れないからな。
免状に署名する時くらいしか。
うーんなんか…そうだな鳥に似てる。
鳥?そ。
こう…静かで白くてスッとした感じの鷺とか鶴とか細くてでっかいヤツ。
「ウサギとカメ」ってあるじゃん?あれの「ウサギ」のもっと上…「ウサギ」じゃなくて「鳥」。
宗谷見てると自分は「カメ」か「地を這う虫」な気がしてくる。
卑下しているわけじゃなくてイメージな?でもって参るのは「ウサギ」は過信して自滅してくれるけど宗谷は「天才」と呼ばれる人間のご多分にもれずサボらない。
どんなに登りつめても決してゆるまず自分を過信する事がない。
だから差は縮まらない。
どこまで行っても。
オレはずっと見ていた。
同い年の宗谷が風のように奨励会を駆け抜けて行くのを。
更にプロになり順位戦を駆け昇って行くのを…
しかし「縮まらないから」といってそれがオレが進まない理由にはならん。
「抜けない事があきらか」だからってオレが「努力しなくていい」って事にはならない。
っ痛…。
島田さん!?やっぱり今日は…医者…医者に行きましょう!!いや…大丈夫医者は行ってる。
でも島田さん…。
薬もたーんともらってる。
10代からだもんなコイツが痛むのももう日常だ。
ふー。
もうやんなっちゃうな。
内臓だけは鍛えらんないからな。
悪い…桐山水たのむわ。
あはい。

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  悪いな呼び出しておいてこのザマじゃ…。
やめて下さい。
ぜんぜん構いません。
(うめき声)さて…とじゃあ付き合ってもらえるかもう少し。
せっかく掴んだ挑戦権だ。
みっともない幕切れはな…それだけはな…申し訳が立たん。
だってなぁ…貼ってあるんだよ。
地元の駅に今もでかでかとさあ。
しかもまいった事になぁ…いないんだよオレしかB級以上で山形出身。
だからオレがやるしかないんだ。
あの段幕あのままあそこで煤けさせとくわけにはいかないんだよ。
(発車のベル)よいしょ…と。
(アナウンス)「8時5分発のぞみ15号…」。
これ毛布とあとあったかいお茶よかったら…。
前のポケットに入れときますね。
ああすまんな桐山…。
2時間ちょっとですね。
着いたら起こしますから眠って下さい。
うん。
悪いな頼む…。
はい。
あれから僕は
(島田)もう角番だ。
ストレート負けはな…それだけは…。
そういう島田さんに押し切られる形で僕は研究に付き合い続けた
(島田のうめき声)やっぱり僕一緒に行きます。
一人にする訳にはいきません。
すまん。
しかし島田さんの青ざめた寝顔に本当は何が何でも拒否して休ませるべきだったのではと不安と後悔がうずまいた…
(アナウンス)「京都京都です。
京都京都です」。
えーとタクシー乗り場は…。
右だよ京都タワー方面…。
あっはい。
京都第二ホテルまでお願いします。
はい。
来た来た。
お〜い島田っっ。
おう桐山っっごくろうだったなっ。
(島田)会長すみませんご心配おかけして。
(神宮寺)まーた胃かよ弱っちーなお前は昔っから。
なあ!!
(島田)…すんません。
(神宮寺)胃とかって移植できねーのかな?このままじゃお前一生タイトルとれないぞっ。
会長無茶言わないで下さい!もーいーや前夜祭まで部屋で寝てろっ。
おーい部屋へ案内っ。
頃合を見て呼びに来ます。
お水とお茶と携帯枕元に置いたんで…。
何かあったらすぐ呼んで下さい。
はは。
え?何かおかんみたいだな。
え?あすみませんしつこかったですか?いやいやそーじゃなくて。
ありがとな。
さて…とぼくは何してたらいいんだ?う〜ん…。
そうだコンビニ探して何か飲む物と本を…。
ふーん…意外だなぁ桐山。
お前はもっと現代っ子でクールなのかと思ってたんだがな。
島田を連れて来てくれて助かったよ。
さて…とオレも宗谷を迎えに行ってくっか…。
まだ来てやがらねえ。
あーんにゃろ近所だと思って油断してやがんな。
近所?うんそう銀閣寺のそば。
そんなスゴいとこに?観光地のド真ん中なのでは?いやすげー静かだよ?おうちのひととかは?電話…とか…。
出ねーんだなコレが。
ああ今ばーちゃんと暮らしてんだがちーと耳が遠いのよ。
やっぱちょっと行ってくるわ。
(車のドアが閉まる音)そっかぁ京都かあ…中学校の修学旅行以来だな…。
なんかお土産とか買ってったらひなちゃん達喜ぶかな…。
(笑い声)あれ〜?桐山は?知らねいいんじゃね自由行動なんだから。
・自由に行動してんじゃね?・ですな。
(笑い声)やっぱ帰ろう。
行きたいトコとかわかんないし…。
そして夜になり獅子王戦第四局前夜祭が始まった。
皆に囲まれた島田さんはにこやかに受け答えをしている。
でも夕べからほとんど何も摂っていない。
さっきまであんなに苦しんでいたのに…
やっぱムリです。
明日にひびいては元も子もないんですよ?うーんそりゃまあ重々承知だけどね。
いい対局を見せるのが一番の務め。
でもこの「場」を用意してくれた人達の前にきちっと立つのも大事な務めだ。
わかるわかるけど…でも。
フラッシュがひとつたかれる度胸が痛んだ。
島田さん…。

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  そのひとつひとつさえも島田さんの胃をチリチリと焼くような気がして。
ん?何か話してる?
島田さん?出るぞそっとな。
どうして急に…いいんですか?大丈夫任務完了だそうだ。
「あとは任せろ」とさ塩おくられちまった。
よ☆お務めご苦労さん。
すみません明日に備えて今日は…。
大丈夫大丈夫。
スッ☆といなくなりゃ解らんさっ。
それにみんなが見に来たのはそ・う・やだから☆気にすんな☆ハハハ…。
会長!?キャーッ。
…ですよね☆ま挨拶が済んじゃえばあとはほぼ「宗谷の撮影会☆」ですもんねいつも。
なー。
お前って昔からカゲが薄いっつーかいろんなトコ薄いっつーか。
ハハハッ。
会長ホントにもその辺で…あの…も…ホント…。
ほーんとアイツムカつきますよね。
いつまでもピチピチっつーかフサフサっつーか…。
なー?同い年なのになー?どっちかってーと後藤と同期ってカンジだよなー。
あそーだ桐山。
桐山お前の部屋なスミスに頼んどいたからアイツんとこ行けな。
副立会人で来てんだよアイツ。
え?大丈夫です僕ネットカフェとか行きますからっ。
バカそんなのダメだ。
いいなスミス会場にいるから声かけろ。
じゃなおやすみ。
おつかれ様でしたっっ。
じゃ…。
こんな時までヒトの心配をっっっ。
あれじゃなーそりゃ胃も痛むわ。
(ドアチャイム)困るなぁ。
せっかく一人で優雅に過ごそうと思ってたのに。
わーすみません!ボク大丈夫です!ネカフェとか行きますからっっわーっっ!
(スミス)真に受けるなよメンドくせぇヤツだなコラッ!ニャー…。
ん?ちょっと待ってろ。
あーはいもしもし。
おうどう?そっちは。
オレ?オレはこれから寝よっかなってトコ。
うんうん。
どうよオレがいなくてさみしがったりしてるんじゃない?大丈夫?え?あ…そう食欲もあるの?モリモリペロッと食べちゃった?
(ネコの鳴き声)え?何今のその声…い…いちごちゃん?何?オレ以外の人にそんな甘えた声…。
か…彼女か?しかも別の人と一緒に?三角関係!?僕ここにいていいのかな…
え!?ヒザ!?ヒザに乗ってる!?ええっっどゆこと!?抱っこキライでオレのヒザにも乗らないのに!?はああ…。
あ…あの?スミスさん?桐山…オレちょっと呑んでくるわ…。
カギ持ってていい?いいってらっしゃい…。
そしてまるで何事もなかったかのように静かに夜は明け獅子王戦第四局の幕が上がった
(記録係)では九時になりましたので先手宗谷獅子王から始めて下さい。
(宗谷島田)よろしくお願いします。
島田さん夕べは少しは眠れたんだろうか…。
表情が険しい…胃はまだ痛み続けているのだろうか。
どうすれば良かったんだ。
練習を断って無理矢理にでも休ませた方が良かったのだろうか…。
悔やんでも戦いの幕は切って落とされてしまった。
あとはもう誰も手を差しのべる事はできない
(駒音)・「あなたの指がその胸がその瞳が」・「眩しくて少し眩暈がする夜もある」・「それは不意に落ちてきてあまりにも暖かくて」・「飲み込んだ七色の星」・「弾ける火花みたいにぎゅっと僕を困らせた」・「それでまだ歩いてゆけること教わったんだ」・「神様どうかどうか声を聞かせて」・「ほんのちょっとでいいから」・「もう二度と離れないように」・「あなたと二人あの星座のように」・「結んで欲しくて」獅子王戦島田さんの戦いはまだ続く。
またうどん作りに行かなくちゃ。
「3月のライオン」次回も見て下さいね。
2017/02/25(土) 23:10〜23:35
NHK総合1・神戸
アニメ 3月のライオン「第19話」[字]

17歳のプロ棋士・桐山零。幼い頃に事故で家族を失い、周囲にもなじめず孤独に生きていた。ある日あかり・ひなた・モモという3姉妹と出会い、零は少しずつ変わり始める…

詳細情報
番組内容
山形の雪深い村で育った島田は、地元のお年寄りたちに将棋を教わり、中学生になると月2回の奨励会へ通うためアルバイトに励み、勝ち進めない時期も胃の痛みと戦いながら将棋を続けてきた。同い年の宗谷が奨励会を駆け抜け、順位戦を駆け昇っていくのを見ながら、縮まらない差を見つめながら、それでも努力することをやめるわけにはいかなかった。零はそんな島田と共に、獅子王戦第四局の場・京都へと向かう。
出演者
【声】河西健吾,三木眞一郎,石田彰,杉田智和,玄田哲章
原作・脚本
【原作】羽海野チカ,【脚本】東冨耶子,木澤行人
監督・演出
【監督】新房昭之