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過去40時間のテレビ番組
べっぴんさん 一週間 第９週「チャンス到来！」 2016.12.04
これまで頂いた支援に対する感謝の気持ちを忘れず唐丹の未来をしょって立つ子供たちが明るく元気に育っています。
（はな）
終戦から３年の月日が流れました
（いつ子）どうして一番上のボタンホールだけが横向きなの？
（すみれ）横向きですと襟元がずれにくいんです。
へぇ〜。
ありがとうございました。
いい買い物させて頂きました。
あっそうそう。
これなんやけど…。
２年前のファッションショー見に来て下さったんですか？主人と一緒に。
ありがとうございます。
それにしてもすてきなお店ねぇ。
・「『雨上がりの空に七色の虹が架かる』」・「ってそんなに単純じゃない」・「この夢想家でもそれくらい理解ってる」さくら。
喜代さんの言う事をちゃんと聞いてね。
うん。
（紀夫）うん。
（喜代）行ってらっしゃいませ。
喜代さんだっこ〜。
もう赤ちゃんやないんですから。
だっこ〜！
（倒れる音）・
（喜代）い…痛い！・
（さくら）喜代さん！喜代さん？喜代さん！大丈夫ですか？ああ…はいはいなんとか。
（良子）これ！龍ちゃん待ちなさい！龍ちゃん駄目！はだしでお外に出たら駄目やって何回も言うてるでしょ？
（勝二）あかん事はあかんと教えな。
はい…。
（琴子）よいしょ。
はい健ちゃんお口あ〜ん。
あ〜ん。
（琴子）あ〜ん。
ウフフフッ。
（君枝）健太郎ごはんは自分で食べなさい。
もうさくらちゃんは上手に食べるって言うてたよ。
君枝さん。
健ちゃんは健ちゃんよその子はよその子。
（明美）タケちゃんおはよう。
（足立）あっ明美さん。
おはようございます。
彼は足立武君。
大分のメリヤス工場の息子さんです。
潔君の紹介でキアリスに住み込んで掃除などの雑用をしてくれています
わっかわいい。
生地の柄とおんなじ花を刺してみたの。
ここに飾ったらどうかな？
このころ第１次ベビーブームが到来しすみれたちのお店も評判となっていました
（長谷川）ただいま戻りました。
（ゆり）お帰りなさい。
（潔）どやった？大急百貨店は。
いや〜潔さんの言うとおりですわ。
秋に３０周年の売り出しを開催するらしいです。
なんとか食い込めたらええんですけど。
何か特別な形で売り込まないと難しいやろね。
紀夫君今夜空いてるか？はい。
そやったらつきおうてくれ。
接待や。
接待…。
何？何？すみれちゃん。
一点一点にキアリスの名前を入れたいの。
すてきやわ。
どんなふうにしたらええかな？
（田）あの〜すいません。
私神戸毎報新聞社で記者をしとります田と申します。
新聞…？
大急百貨店の大島社長です。
五十八さん正蔵さんの時代には大変お世話になりました
なんとかもう一度大急特選マークを取り戻す事が坂東営業部の今一番の目標なんです。
婦人服で勝負がしたいんです。
デザインもモダンさも紳士服より断然面白いはずです。
（大島）だったら売れる仕掛けを考えて持ってきてくれ。
どこもやってないような新しい仕掛けをね。
はい。
正直今大急の方から取り引きしたい思うてる店はあるんですか？１軒だけあるんだよ。
どうしてもうちに来てほしい店がね。
えっ？えっ？え…。
女房が言うんだよ。
間違いなくいい店だってね。
わしらが間をつなぎます！なあ紀夫君。
はい！ぎょうさんのお客さんがキアリスに来るようになったきっかけというのは？ベビー相談室…よね？明美さんの知識があったからできた事なんです。
よしっ決まった！見出しは「ベビー・子供服キアリス産みの親はお母さんたち」。
うちはちゃいます。
（田）え？うちは独身なんです。
ああ…。
ニコッニコッ！ニコッ…。
（シャッター音）はあ…緊張したわ〜。
早速やけど見てもらってもええ？うわぁ〜！こういうのを一点一点につけたらどうかなと思て。
（良子）いいねえ！こんにちは。
潔さんいらっしゃ…。
折り入って話があってな。
（明美）何や？改まって…。
百貨店の大急は知ってるやろ？うん知ってます。
その大急が…。
キアリスの商品を扱いたいと言うてるのです！はあ…。
あの大急やで？
（昭一）はっ？あの大急が？はい。
君らにあの大急がか？はい。
ほなまずは経理の方はどないなってるんですかね？
（紀夫）ほかには？えっ？これだけよ。
商品の在庫数とか材料の在庫とか仕入れ値とか。
それは大体分かってます。
うん。
大体…。
丼勘定とはこの事か…。
君たちは本気で商売をやってるんか？私たちはいつでも本気です。
手を抜いた事なんてありません。
いいものを作る事だけを考えてやってきたんです。
こんな事やったら本格的な商売として百貨店に入るなんて無理や。
それやったら…そこまでしなくても…。
断るんか？はい。
（良子）はぁ〜いろいろ疲れた。
あっこれどなたかの忘れ物です。
それ…。
（明美）いつかもろたやつ。
お母ちゃん喜ぶやろなぁ。
うちが新聞に載るなんて…。
うん。
あっ…。
しかし翌朝
１人独身が交じってるよりも全員母親言うた方がよかったんやろな。
うちはこれっぽっちも気にならんからあんたらも気にせんとってな。
明美さん…。
えっ？やらんて？ええ。
（秋山）会社の今後の事考えると今大急に恩売っといた方がええ。
キアリスさんにとってもほんまにええ話やないですか。
こんな時に夫婦ゲンカしてる場合でしょうか？
（長谷川）秋山！
（秋山）せやかて長谷川さん…。
（明美）ほなまた明日な。
（２人）そしたらね。
（君枝）明美さんの力は大きいのに…。
何であんな記事になってしもうたんやろうね。
大急の担当者に会うて時間が欲しい言うてきた。
もっとたくさんの人に使うてもろうたり知ってもろうたり…。
いろんな可能性が広がるんやないかなぁ…。
可能性…？うん。
やっぱり大急にお店を出せたらなと思うんやけど。
どうして？新聞記事に４人のお店だって事がちゃんと書かれてなくて…悔しかった。
４人のお店を知ってもらいたいってそう思ったの。
うん。
うん。
やるとなったらちゃんと準備をせなな。
生産ラインの構築が必要やな。
生地や材料の安定した仕入れにあと縫い子さんも必要になるやろし。
私たちだけやったら無理…？大急と取り引きするからてここを閉める訳やないんやで。
ここ足す大急やで。
時子さんたちは？あっいいねぇ。
素人やないか…。
でも教えたらなんとかなるんやない？何人もいてるし筋もええしな。
人増やすなら作業スペース考えなあかんなぁ。
昭一さんうちはどうかな？えっ？上に空いてる部屋があるんです。
母さんがええ言うてくれたら。
きちんと言うてくれます？今度は。
ハハッもちろんや。
あんなんでようこれまで…。
ほんまや。
いいものを作るのも思いがあるのも確かですけど。
そやけどこれからはそうはいきません。
わしらが手綱を引かな！危なっかしくて見てられません。
男会結成ですな。
（時子）私うれしかったんよ。
今はお父ちゃんがおるけど将来は自活せなあかんて考えてた。
子どものためにもね。
手に職をつけて女一人でもちゃんと生きていけるように頑張りたい。
ご苦労さまでした。
ありがとう。
おい待ちない！
（時子）子どもたちはどないするの？
（千代子）お友達で保育所に預けてる人がおるよ。
なあ？
（綾子）ああほんまやな。
保育所か…。
保育所？大急の方が落ち着くまではキアリスに龍ちゃんを連れていけそうにもなくて…。
（龍一）キキ〜ッ！もう龍ちゃん！ビシッと言うた方がええんとちゃうか。
保育所って母さんもおるのにか？保育所でおんなじぐらいのお友達と元気に遊ぶ方が健太郎のためやないかと思うて。
それもそうやな。
上のお部屋使わせてもらいたいいう話と一緒に話してもらえる？ああ大丈夫や。
保育所？預けよう思うてるんや。
私に何の不満があるの？不満なんか…。
ありがたい思うてる。
なっ？ええ。
それやったら今までどおりにして。
健太郎はもう４歳ですし…。
私がおるのによそに預ける必要なんてありません！おはよう。
おはよう。
おはよう君ちゃん。
あれ？健ちゃんは？うちはあかんかった。
お義母様が離さなくて…。
そう。
行ってきます。
行ってらっしゃい。
（時久）この記事な。
う〜ん。
（玉井）いやいやうちもなあの〜子ども服でお世話になったんやわ。
そやけどあそこ確か４人やったやろ？せやねん。
うちの娘も怒っとったでぇ。
「明美ちゃんがおったからいろんな事ができたいうのに」ってな。
ああ…え？あ…明美ちゃん？いや明美ちゃん。
あっああ…明美ちゃんな。
ウハハッ！お願いします。
（保母）今日は初めてなんで早めのお迎えお願いします。
はい分かりました。
よろしくお願いします。
（小山）キアリスさんにはこちらでショーケース２つ分の商品をお願いしたいと思うてます。
でこちらが売り上げ予想になります。
はっ…。
え…こんなに？うちは大急ですから。
見本品は持ってきて頂けましたか？はい。
これは…お手間ですが全部外してもらう事になります。
えっ？まっそのかわり大急特選のマークをつける事ができます。
ほんまですか？ほんまですとも。
社長から品のよさはお墨付きやと言われとりますから。
すごいなすみれ！大急特選マークがつくいう事は大急さんが名を付けてもええと認めた品いう事や。
はあ〜こないな名誉な話…。
はあ…。
ただいま。
（君枝）お帰り。
どうやった？キアリスの名前を外して下さいって…。
代わりに大急特選マークをつけるって…。
名誉な事らしいけど…。
それって…。
うん。
何で？
大阪の大急百貨店へ偵察にやって来たすみれはある事を目撃してしまいます
すみれちゃん。
大急どうやった？うん…。
ああ…値下げしても売れへんかったか。
売れ残った商品が処分されていたのです
あっお帰りなさい。
（すみれ良子）こんにちは。
さくら〜！今日はどうやった？
（さくら）さみしかった。
そやけどお友達と遊んだよ。
そうよかったねぇ！龍ちゃん！どうしたの？誰がこんな事…。
（シスター）自分で暴れてぶつけたんです。
痛かった〜。
ああ…かわいそうに。
（シスター）龍一君のお母さん。
はい。
すみません。
うちでは龍一君はお預かりできません。
えっ？お力になれずに申し訳ありません。
断られた？そうなのよ。
保育所は子どもを預かる所やのに。
それはよっぽどいう事やろ。
ブ〜ン！えっ？それはよっぽどいう事やろて。
ブ〜ン！少し黙らせなさい。
龍ちゃ〜ん。
（勝二）「龍ちゃ〜ん」やないやろ。
叱る時は叱らんとろくなもんにならへんぞ。
そんな事おっしゃるならあなたが叱ってくれたらいいやないですか。
（良子）龍ちゃん…。
龍一静かにせぇ！
（泣き声）怖かったねぇ。
ある晩突然訪ねてきたのは…
明美さんですか？
大阪の闇市にいた男でした
ああ〜っ！アニキ〜！あんたと話したい思うてな。
この記事にはあんたの事はひと言も触れとらん。
あんた何の用や？相棒にならへんか？何言うてんやあんた。
（玉井）ヘヘヘヘッ…。
あんたとやったらええ商売できる思たんや。
ヘヘヘ…。
（明美）帰って。
（戸が閉まる音）
（小山）よろしくお願いします。
（２人）よろしくお願いします。
まずキアリスさんの商品には大急特選のマークをつけさせてもらお思うてます。
それはすごい！お預かりした見本についてですがちょっと手間かかり過ぎですねぇ。
一工程二工程減らしましょう。
修正提案箇所が２０項目くらいありますので…。
ちょっと待って下さい。
工程を減らすなんて…。
（小山）それでも品質は変わらへんでしょう。
そんな事をしたら私たちの作るキアリスのものやなくなります。
私たちが作った肌着やお洋服がキアリスのものやなくなるなら…。
この話は全部なかった事にして下さい。
ほんまに申し訳ありませんでした。
うち大急ですよ？うちの社長は何が何でもキアリスさんと契約したいと言うとるんです。
はい。
何で先方の前で突然あんな事を…。
少し考えてからでもよかったんや…。
考えても変わらないと思ったの。
私ね考えてる事があるの。
何や？これを大急に提案したいのやけど。
「大急百貨店で学ぶ大人のための洋裁教室」？そう。
デザインでお世話になってる吉田美代先生に講師をお願いしてうちの生地を使っておしゃれな洋服を作るの。
生地も売れるし生徒さんたちはきっとうちのお客さんになってくれると思う。
大急の集客にもつながるし話題性もある。
いけるんちゃうか？これ。
ほんま？この教室をきっかけに更に食い込めるはずや。
ああ紀夫さんお帰りなさい…。
大丈夫？やりたない言うてます。
どういうこっちゃ。
（ゆり）ああ…！
（一同）おお〜！
（長谷川）やりますわやります。
お邪魔します。
こんばんは。
さくら元気やった？元気やった！紀夫さん紀夫さん！すみれの思いは分かる。
そやけどそれやったら大勢の人にすみれたちの作ったいいものを届ける事はできないよ。
飛躍のええ機会やのに…ほんまに断ってええんか？一度はやる言うたのに潔さんの顔に泥を…泥を塗るような事になってしもてほんまに…。
ごめんなさい。
わしらのためにやる訳やなし。
大島さんにはわしから断っておくわ。
立場を分かってるのにごめんなさい。
もうええ。
ところが数日後
小山さんお世話になってます。
大島社長が…。
直接すみれさんにお会いしたいと申しております！へぇ〜何でやろ？とにかく明日一緒に行く事になったから。
気が進まないわ…。
ここまで尽力して下さったんや。
ええ条件もぎょうさん出して下さったんやぞ。
きちんと顔突き合わせて話をする事は礼儀やろ！わがまま言うんやない。
うん…。
（ドアが開く音）大急百貨店社長の大島です。
初めまして。
キアリスの坂東すみれです。
この出会いがすみれたちにもたらすものは…
生字幕放送でお伝えします2016/12/04(日) 11:08〜11:28
ＮＨＫ総合１・神戸
べっぴんさん 一週間 第９週「チャンス到来！」[字]
終戦から３年、キアリスは順調に客足を伸ばしていた。そんなある日、紀夫（永山絢斗）と潔（高良健吾）は大急百貨店がキアリスの商品に興味を持っていることを知るが…
詳細情報
番組内容
終戦から３年、ベビーブームの影響でキアリスは順調に客足を伸ばしていた。そんなある日、紀夫（永山絢斗）と潔（高良健吾）は大急百貨店がキアリスの商品に興味を持っていることを知る。すみれ（芳根京子）たちは、ある思いから百貨店への出品を決めるが、大量の商品をどうするのか、製作場所はどうするのか問題は山積みだった。そんな中で行われた百貨店との打ち合わせで、百貨店側から提案された内容に彼女たちは困惑する…
出演者
【出演】芳根京子，菅野美穂，高良健吾，蓮佛美沙子，谷村美月，百田夏菜子，土村芳，永山絢斗，田中要次，平岡祐太，宮田圭子
原作・脚本
【作】渡辺千穂
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