チョイス一つで泣く事も笑う事も
それは病気になる前なった時も同じ。
そんな時一体どうしたらいいの?
寒〜い冬の日。
身も心も温かくしてくれる…
最高だな!
そして暖かい寝室で寝ている時…実はお風呂と寝室には思わぬ危険が潜んでいるのです。
なんとお風呂で事故死する人は年間およそ1万9,000人とされています。
そのほとんどが冬に集中しています!こちらの方はお風呂に入っていたら…
プチッていうか…
なんと命に関わる事故に遭っていたのです
お風呂の時間にどんな落とし穴があるのでしょうか
気持ちいいね〜。
これは寝ている間に起きた…
暖房器具の使い方に思わぬ落とし穴が!冬の家には危険が潜んでいます!
危険を回避するチョイスがあるんです。
これさえあれば冬も快適!
いや〜いい湯だったな。
今日は冬の家に潜む危険を避けるチョイスをご紹介しま〜す!
健康への道のりはチョイスの連続。
という事で今日のチョイスはこちら「冬の家に潜む危険」という事ですからね。
でも本当に冬の家って危険がいっぱいですね。
クリスマスが来ますね。
お正月もやって来る。
人によってはバレンタインデーとか。
どんどん出費していく。
危険だこれは。
危険だけどそれちょっと健康には関係ないんじゃないですか?健康も害するぐらい出費が…。
出費がつらい。
確かに冬はそうですけど。
体で言うとね何が危険なのかって言われると…。
まあお餅が詰まるとかですね。
詰まらせちゃったり。
こうのむやつあるじゃない。
長いやつをずっとのむやつ。
あれやっちゃ駄目なんですよ。
あれ危ないですから。
いろんな所に危険がありそうですね。
そうなんですよ冬は。
ただまずはお風呂の話からさせて頂きたいと思うんですが。
こちら入浴中の事故死の推移。
東京23区で2005年から2014年までのデータ。
かなりデータ量としては多いですね。
見て頂きたいのがですね…。
もう完全に冬だ。
そうなんですよ。
この12月1月2月。
特にこの1月が一番多くて平均200人を超えているという事なんですね。
随分危険があると考えていいですね。
そうなんですね。
ですので是非今日はいろんなチョイスを皆さんに知って頂きたいと思います。
まずはお風呂で命に関わる危険な目に遭われた方を取材しました。
お風呂で命に関わる事故に遭った…
「何?」っていう感じですね。
後遺症が少し残っています
森さんが危険な事故に遭ったのはマンションの大浴場で入浴していた時です
大浴場で更にほかに入浴している人がいた事が生死を分けました
森さんはその日もマンションの大浴場へ行きました。
脱衣所も暖房が効いていて快適でした。
そして…
お湯はやや熱めの43℃
シャワーで体を流してから熱い湯船に入ります。
肩までしっかりつかるというのが大好きだという森さん
10年間毎日繰り返している昨日と同じお風呂の時間。
ところが…
痛い痛い痛い!
突然の頭痛。
それも今まで感じた事がない激しい痛みが森さんを襲います。
騒然となる大浴場。
しかし…
出して!出さなきゃいけないわ!ちょっとそ〜っとねそ〜っと。
寝かせてくれる?頭頭…。
一人だけ冷静な人がいました
そのまま素直に横になったんですね。
異変が起きた時周りに人がいた事が幸いしました。
森さんは直ちに救急車で運ばれました。
詳しい検査の結果脳が出血を起こしていました。
出血のあった場所は頭の中にあるくも膜という膜の下。
ここにある動脈が破れていました。
くも膜下出血です。
くも膜下出血は死亡率が高く一刻も早い治療が必要でした
森さんはくも膜下出血を止める手術を受け命をつなぐ事ができました
そのまま入ってたか出たとしても子どもを呼ぶほどじゃないしなって思ってたかもしれないし。
いやちょっと想像を超える危険度っていうかビックリ致しましたね。
さあ詳しく話を伺っていきましょう。
お風呂の事故に詳しい埼玉医科大学の倉林均さんです。
どうぞよろしくお願い致します。
いや〜でもさっきねお風呂このままだと死んじゃってたかもしれないって。
お一人だったら。
確かにあれもう本当に一人だったら分からないからそのまま命を落とされたんじゃないかなと思ったらドッキリしますけれども。
だってああやって大勢で入る事の方が少ないじゃないですか。
ほとんどの方が一人でお風呂に入る事の方が多いから。
さっきデータもありましたけどお風呂の事故というのは冬に集中してるって事ですけどなぜなんでしょう?やはり気温が低いから血圧が上がりやすい。
お風呂も温かいのに入りたいという心理がありますので寒い所から熱い所へ血圧が上がったり下がったりしやすいって事が一番大きな原因だと思います。
例えばほかにどういった危険がありますか?まずくも膜下出血は今のビデオであったように血管が膨れて脆弱になってきた。
そこが血圧が急に上がったりして破裂すると。
それから脳出血は脳の実質の中にある血管が破れると。
これも血圧が急に上がったり下がったりする事が原因ですね。
それから脳梗塞。
これは脳の血管が詰まる病気です。
これもやっぱり血圧が上がったり下がったりする。
それから動脈硬化が強い人に起こりやすいという事になります。
脳以外の所もありますね。
こちらも心筋梗塞意識障害とありますけれども。
同じですね。
心筋梗塞はやはり心臓の冠状動脈という所が心臓の血管に栄養を送ってる血液ですね。
そこが動脈硬化が強くなってそこが詰まったりするという事です。
立ちくらみはよくお風呂上がりにね聞きますよね。
僕も経験あります。
何かこう「おお…お?危ないぞ」ってそれでフ〜ッて戻ってくるからいいですけどそのまま倒れたりするとまた更にケガをしたり頭を打ったりという事になってきますもんね。
体が温まって血管が拡張したとこに急に立ち上がりますと頭に行ってた血が急に重力に従って足の方に行きますので血圧が下がるという事になります。
でも自宅で本当に一人でいたらさっきの場合だとなかなか助からないだろうなというふうには思いますけど特に注意した方がいい事っていうのはあるんですか?お風呂の入り方をいくつか気をつけて頂ければある程度防げるかと思います。
お風呂の入り方か…。
そんなの習った事ないですもんね。
こうやって入りなさいなんて言われた事なくって…。
さあ今日は事故に遭わない冬のお風呂の入り方を実際にこのスタジオで教えて頂こうと思います。
えっ4人で入ります?という事でスタジオに…。
どなたですか?これは。
こういったものを用意致しました。
名付けて「お風呂シミュレーター」と。
シミュレーションしていこうかと思うんですけれども。
お二人に伺いたいんですけれどもお風呂入る前にやる事といったら何でしょうか?もうこの方入っちゃってますけどその前段階ですね?そうです。
僕うちは正直に言っていいですか?はい。
あの…足って何かやっぱりちょっと靴下のモラモラとかあるじゃないですか。
そのままお風呂行っちゃうとつかっちゃうとすごい奥さんに怒られるんで…。
あ〜分かる!息子と2人で足をジャバジャバジャバッと洗って男同士なんで男性の大事な部分にかけて。
そこさえ…。
僕は自分のオヤジに男はそこさえお湯に慣れれば体全体が慣れるっていうふうに教わったもんですからその2か所を重点的にいってから。
入ると。
公衆浴場とかたくさんいらっしゃるとこでは最初に体を洗ったりしますけども家の場合は何となくそういう感じで。
なるほど。
八嶋さんそれは湯船に入る前のお話ですね。
え!?更にその前。
その前!?お風呂場の前?浴室に入る前にやる事って…。
いやそれはお洋服を脱ぐんじゃないですか。
まずためる?そこからのチョイスですか?今日は。
まあ入る前に水分を補給して頂くというのがいいかなと思います。
そこ!?もうお洋服脱ぐ前の段階からのチョイスですね。
でも飲んでないですね特に。
入ろうと思ってその前に1杯飲むって事は…。
むしろそのあと飲みたいみたいな感じがあるんで。
あえて風呂上がりの1杯を楽しみに…。
そうです。
お水にしてもまあビールにしてもですよむしろ飲まない方がというふうに思っちゃってますね。
お風呂に入ると当然温かいから汗をかいて水分を失います。
それからもう一つお風呂に入ると利尿効果でオシッコが出やすくなるんですね。
両方の効果で水分が失われていわゆる血液が濃縮してドロドロの状態になりますので脳梗塞が起きやすくなるんですね。
そうか!それでそうなる前に1杯飲むと。
そうなってから湯上がりに飲むよりはなる前に飲んだ方がいいかなと思います。
(2人)なるほど!まずは入浴前にコップ1杯の水で水分補給。
これが1つ目のチョイスでした。
分かりました。
でもこれはもう冬場に限らず夏場でも一年中やっといた方がいいですね。
分かりました。
いよいよ浴室に入ります。
さあここでどんなチョイスをする必要があると思いますか?2回目のお話しになりますけども僕はですね足の…。
大丈夫です。
聞きましたさっき。
さっき言ったからいいですか?まあその一連の流れを…。
美帆ちゃんは?私もそうです。
入ってこうバチャバチャってかけたりシャワーをワ〜ッと浴びたり…。
その服を脱ぐ時のチョイスがですね…。
脱ぐ時!?まだ?それまだ完全に入ってないじゃないですか。
それ脱衣所の話ですよね?はい。
こういったチョイスがあるんですね。
要は暖めるって事ですか?脱衣所を暖めて頂きたいんです。
大体冬のお風呂場っていうのは寒くなってます。
ですので更衣室を暖めて浴室それからお湯の中それから更衣室と温度差をなくす事が大事だと…。
そのためには寒い更衣室をあらかじめ暖めておくって事が必要だと思います。
自分の体が冷えて…温まるんじゃなくて空間そのものを同じぐらいの温度にしておくという事ですね。
服脱いで寒い寒いって言いながら入るのが楽しかったりした時期もあったんですけれど。
分かる!それも分かる!でも根本的に先生温度差があるとなぜ悪いっていうのは…。
寒いと血圧が上がります。
寒いで上がる。
お風呂に入ると更に上がります。
温かさに反応して。
ですので脳の血管が破れやすくなります。
あまりよくないと思います。
分かりました。
その辺り血圧と温度の変化を表したものがあるんですけれども。
これ42℃のお風呂に入るとこの血圧が急に上がるんですね。
でも落ち着くのは落ち着くんですね。
しばらくいると。
そうですね。
入ったあとは少し落ち着くんですけれども…。
一気に上がるって事ですね。
この急激な変化というのが先ほどもありましたがこういう危険潜んでいるという事なんですね。
これで脱衣所を暖めておくとどういいんですか?この120が…。
温熱による反応が少し和らぎますので。
血圧の上昇が少なくなりますので。
そこからがその血圧が安定させるようにするという事ですね。
でも浴室を暖めるというのはいろんな方法がありますけども意外と水場だから電化製品というのもちょっと危ないんじゃないかなと思ったりしますけども。
そこで登場するのはこのよく見るシャワーですね。
これ倉林さんどんなふうに使うんですか?浴槽に湯を満たす時にシャワーでこういうふうに満たすと蒸気が浴室内に充満しますので温度が上がります。
それで温度差が少なくなります。
そしてシャワーですので壁にお湯もかけられますから…。
あっ全体!そうか。
なるほど。
壁意外と冷たいですもんね。
冷たいです。
そうか。
終わったあとに水で壁はよくやってるんですよ。
カビ防止で。
でもその逆で温かくすると全体が暖まるんですね。
ふたを外して湯を沸かすと湯気が広がり浴室が暖かくなります
いよいよ入浴なんですけれども。
やっとですね。
まだ水…。
俺これ水張ってる体だと思ってたけどまだ張ってもなかったんですね。
シャワーで入れると。
じゃあシャワーで入れました。
さあここからのチョイス。
入る時のチョイスは…入る前のチョイスですね。
分かりました。
3回目のお話ししますけどもいいですか?もう。
もう大丈夫です。
私もそのようにかけ湯をします。
かけ湯?そうなんです。
そのかけ湯が次のチョイスのポイントなんですけれども倉林さんに持って頂いてるこのシャワーヘッドと洗面器があります。
ふだんどちらをお使いですかね?僕はこっちです。
私はこっちです。
大和田さんこちらで。
じゃあふだんやってらっしゃるようにかけ湯をしてみて下さい。
分かりました。
今のこれで靴下のモシャモシャを取ってるんですね。
そして下半身にかけ湯をして湯船に入ります。
大和田さんはいきなり肩口からかけ湯をする。
さて正解は?
細かく言うとまず心臓から遠い部分。
足先手先からかけ湯をしていって最後に…。
じゃあ八嶋さん合ってるんじゃないですか?意外と…。
根拠は間違ってましたけれども。
靴下だったけど。
モサモサを取るためなんですけど。
あっそうかそうか。
体の胸だとか肩は最後にして頂くのがいいかなと…。
じゃあ私ちょっと…。
でも上からいっちゃうとどうしても近くになっちゃいますよね。
じゃあなるべく足から。
足の方からがいいと思います。
じゃあその靴下のモシャモシャを取ろうとしてればいいですね。
何か皆さん足の汚れを取ってからって思うと…。
是非皆さんね靴下のモシャモシャを取るっていうふうに考えて頂ければね。
どっちにもいいかもしれないですね。
お湯はまあ熱からず寒からずでかけ湯をしてもらいます。
そうすると血圧が急に上がらなくて済みます。
それから心臓から遠い所からゆっくりかけていって熱い湯に慣れて頂くと。
それからお風呂に入って頂く。
分かりました。
ありがとうございます。
そろそろ入りませんか?そろそろ入りませんか?もう。
そうですね。
じゃあ湯船の中に入る訳ですがどうやって入りますか?どうやって?そんなチョイスあります?考えた事もないですね。
何で?普通だってこう…こう行くでしょうそりゃ。
それも違うって言われたら…。
こう行けばいいって事ですか?でもやっぱりこうやってまたいで入りますね。
縁をまたいで。
やはりこれもお湯に慣れる事が大事ですのでゆっくり足の先から入るんですけれども湯船に腰掛けて頂いてそれで足を入れてそれからお尻を沈めていくという2つのステップが…。
じゃあちょっとここで一呼吸置いて足を温める事で何となく温度に慣れていくと。
ジャバンと行かないって事ですね。
そういう事です。
何かかけ湯とかやってるからもうそれはクリアされてるもんだっていうふうに思いますね。
湯の温度は40℃以下のぬるめがオススメ。
ぬるめの湯だと副交感神経が刺激されゆったりした気分や眠くなる作用があります。
一方42℃以上の湯につかると血を止める血小板が刺激され脳梗塞や心筋梗塞が起きやすくなります
温度は分かりました。
今度はお湯の量です。
お二方ふだんどの辺りまでつかってますか?僕は何かもう…。
皆さん半身浴とか言うけどまあこのおなかちょい上ぐらいですね。
だけどそれだとさみしいから息子が入って湯量が多くなってこういってここにこう…喉に来るようにしますね。
結局この辺りまでという事に。
だから先生のあれで言うと段階を踏みます。
まずここいってからこう…。
よさそうな気がしますけどね段階踏んでれば。
大和田さんはどんな感じで?私ももともとのお湯はこれぐらいにしておいて半身浴をしたりもするんですがやっぱりこういうふうにこうやってここまでまず入る。
やっぱりね。
それはある。
あとね僕ら世代とかもうちょっと上もそうですけど小さい頃親に肩までつかりなさい。
そしてつかったら数をね100なら100まで数えなさいって数え終わるまで出ちゃいけないとかいわれてる世代ですからね。
半身浴といいましてこのみぞおちぐらいが一番いいかなと思います。
これでキープ?はい。
ただ若い方は肩まででも差し障りはないかと思います。
やっぱり年配の方は…。
はい。
この方の場合はこの辺でしょうか?倉林さん。
そのぐらいですね。
でも思ってるより少ない。
本当にちょうどみぞおちですね。
でもこれでず〜っとだったら寒くないのかなっていうか…。
おっしゃるとおりです。
そこで登場するのがこちらなんですね。
タオル。
温まらないじゃないかという方にはタオル湯に浸して頂いて温かいタオルを肩にこのようにかけて頂くとそこそこ温まります。
肩までつかるよりやっぱりこの方法の方が危険は回避する可能性は高い?高いです。
また冷えたらお湯にぬらしてやるって事ですね。
こっちの方が確かにずっと肩温まるのかもしれない。
肩まで湯につかると水圧で心臓へ負担がかかります。
半身浴がオススメです
ようやくリラックスできたという。
やっとね。
やっとですねリラックス。
よかったですよ本当に。
ここで終わらないのが「チョイス」なんですが。
本当ですか!?もうリラックスしてるからいいんじゃないですか?入浴中も気が抜けないんです。
リラックスしてないじゃないですか。
リラックスさせて下さい!そこで使うのがですね…。
入浴中?今度は出る時かなと思ったけど。
これを使います。
お風呂のふたです。
これはどんなふうに使いましょうか?このようにかけて頂いて…。
まあこのようにして。
ちょっと浴槽が高いですけども。
手を出して。
これはどういう効果があると?お風呂に入るといろいろ事故が起きやすいもんで軽いものでもこのようにふたをしておくと鼻とか口が水の中に入っていわゆる溺水しない窒息しないという事で…。
そうか。
ウトウトッとしちゃったりフッてなったりする時に最悪そうなってもこれだと防げるって事ですね。
あ〜なるほど。
なるほど。
万が一気を失うような事があっても溺れる危険を減らす事ができます
実際入ってる時間ですねお二人はどれぐらいふだん入ってますか?30分ぐらい。
込み込みで30分。
でも一人で台本読んだりする時は1時間ぐらい入ってる時あります。
結構入るんですね。
もちろんお水は持って入りますけど。
基本的には…それだけ水分が失われてるという事ですので。
長湯して汗をかくと血液がドロドロになり脳梗塞などの危険が増えます
出る時のチョイスがあります。
倉林さん出る時は?覚えられるかなもう…。
具体的に言いますとゆっくり立ち上がって一旦湯船のへりに腰掛けて頂いて…。
そうか。
入る時と逆ですね。
逆ですね。
それで足を出してからゆっくり立ち上がって頂くという。
そういうゆっくりと出るという事が大事だと思います。
お風呂を出る時もこんな危険が潜んでいるんですね。
入る時に血圧がグッと上がりましたけれども出た瞬間グッと下がる訳ですね。
これもすごい急降下ですね。
そこで先ほどの意識障害立ちくらみという危険が潜んでるという事なんです。
お風呂に入ると体が温まって体中の血管が広がります。
そうすると入浴前に比べて下半身の血液の容量が増えます。
その状態で急に立ち上がると頭に上半身に行ってた血液が一気に下に下がって入浴前にあった頭の血液も下に行ってしまいますので脳の血流が少なくなって起立性低血圧がより顕著に強くなるという事です。
これはそもそもお風呂に入るのを避けた方がいい時間帯というのはあるんですか?一番避けてほしいのは朝起きて間もなく。
朝風呂です。
朝っていうのは寝てる時の状態副交感神経の優位の状態から起きて目がスッキリするという交感神経が優位の状態。
切り替わる時間帯ですので体の中で大きな変化が起きるんですね。
具体的に言うと血圧が上がる呼吸数が上がる脈拍が上がる。
それから体温が上がる血液の粘度が上がる。
そういう大きな変化が起きますのでそのようなダイナミックな変化が起きてる時に高温の湯に入るとか高い水圧で入るとか長い時間入るとかそういうのは体に障害を起こしやすい。
だから朝風呂は避けた方がいいかなと思います。
お風呂で事故に遭わないための冬の入浴法。
全部で10個のチョイスを見てきました。
どうですか?八嶋さん!
一ついいですか?はい。
緊張しちゃう。
いや〜。
こんなふだんの「チョイス」の中でもあんまりこんな数背負う事ないですよ。
なのにお風呂入るだけでこんなに…。
まさかのね。
ふだんやってる事にこんだけチョイスがある。
絞るっていう事で考えると?重要度順に並べてありますのでどうしてもっていうのはやっぱし上の4項目。
水分補給と温度差をなくすためのちょっと暖める。
いろんな脱衣所だったり浴室だったり。
そして40℃以下。
冬にお風呂で事故に遭わないためのチョイスをもう一度おさらいしましょう
入浴前にコップ1杯の水を飲みましょう。
脳梗塞や心筋梗塞の危険を減らす事ができます
お風呂に入る前に温度差があると血圧が急に上がり脳卒中心筋梗塞の危険が上がります。
そこで服を脱ぐ前に…
またはふたを外して湯を沸かす事で湯気を浴室全体に広げる事ができます。
脱衣所浴室の温度差を少なくする事が重要です
湯の温度は40℃より低いややぬるめの湯にする事で血圧の急上昇を防ぐ事ができます。
入浴後にも水分をとって血液のドロドロを解消しましょう。
入浴中の事故に遭わないためのチョイス。
そして…
ちょっとこんなチョイスもあるっていう方法もありますね。
銭湯に行くと皆さんがいらっしゃいますので万が一の時はすぐ発見してすぐ運んでくれますので一番安心かなと思います。
なるほど。
銭湯ですと脱衣所も比較的暖かいですし。
そういえばその温度差はあんまりないですね。
確かに。
ほかの人が入ってますから浴室に入ってももう既に暖かい。
それでは先生お風呂で事故に遭わないためのベストチョイスをまた改めてよろしくお願いします。
それからお風呂の温度は40℃前後の血圧に優しい温度にするという事です。
それからお風呂に入る前は家族に声をかけてお風呂に入ってるんだぞと。
何かあったらすぐ駆けつけてくれというような意味合いで声をかけるのがいいかなと思います。
でもねこんだけお風呂についていろいろ学ぶと何かあれだけど毎日の事だし楽しいのが毎日ある分危険も毎日あるっていうふうに考えると何となく習慣化していったらいいのかなと思いますね。
先生どうもありがとうございました。
お風呂に入ってあとは寝るだけと思っていますよね。
もちろん。
そのために入ったんですから。
冬の家では寝ている時も油断ができないんです。
一体どんな危険が潜んでいるんでしょうか。
一日の終わりに暖かい布団に包まれるそんなひととき。
しかし寝室にも危険は潜んでいるのです。
これは寝ている間に起きたとされるやけどの写真です。
皮膚の奥までやけどが進行した状態です。
なぜこんな事が起きるのでしょうか?
一般的なやけどは皮膚の表面だけの症状です。
熱いものに触れた時反射的に逃げたりすぐに冷やしたりして早い段階で処置をする事ができます。
ところが低温やけどは皮膚の深い所まで達してしまうのが特徴です。
なぜかというと熱いと感じる温度ではないため長い時間触れてしまう事が多いからです。
そのため重傷になると皮膚の下にある筋肉や神経などの組織まで壊れてしまう事もあります
湯たんぽはカバーや厚手のタオルで覆って使う。
寝る前に布団を暖めるために使う
寒い冬を暖かくしてくれる暖房器具など使い方を間違えると思わぬ危険に遭うのです
うわ〜湯たんぽだっこして寝てました去年の冬までは。
でも今またちょっとねザッツ湯たんぽって感じじゃないけどはやってるもんね。
カバーもそうなんです。
かわいいのがいっぱい出ててとてもはやってて体温めた方がいいという事で使ってるんですけど。
さあどんなふうにしていったらいいのか。
ここからは高齢者の訪問看護のスペシャリスト暮らしの保健室の秋山正子さんにご一緒頂きます。
よろしくお願い致します。
お久しぶりでございます。
よろしくお願いします。
まあどんな方が…。
いろいろあるんでしょう。
やり方もあるんでしょうけどどういう方が低温やけどになるかっていうのはございますか?そうですねやはり高齢の方が多い。
それから脳梗塞などで片方の側が動きが悪いとそちらは温度を感じにくいのでそちら側に湯たんぽとかそういうものがくっついてるとあっという間に低温やけどをしててしかも傷が治りにくいんですよね。
そういう事がしばしば見られます。
寝てる間だから知らないうちに最初は真ん中にあったけどそっちの感じない方に行っちゃってたらもうず〜っと一晩中そうなっちゃうって事ですね。
それから糖尿病の方は末梢の皮膚というか神経も鈍くなっているのでそれで低温やけどを起こしやすいですよね。
しかも糖尿病の方は傷が治りにくいのでそのあととても苦労していますね。
ただ湯たんぽにしても貼るカイロにしてもしっかりと説明書を見ますとね注意書きというのが書かれているんですね。
いや大抵はそうですよ。
使い方の問題ですから。
そうなんですそうなんです。
どんな事が書かれてるのかというと例えば湯たんぽに添付されている注意書きですと「布団から出して使用する。
布団が暖まったら湯たんぽを取り出して就寝すると低温やけどの危険性はありません。
このような使い方をオススメします」と書いてあるんです。
ちゃんとオススメしてくれてるんですね。
やっぱりその湯たんぽを出すっていうイメージが…。
せっかく暖めるためにっていうのがあるから。
でもそれがちゃんと書いてあるって事ははなからその危険があるって事は知らしてくれてる訳ですもんね。
貼るカイロにしても…書いてある訳なんですね。
きちんと注意を守って使ってれば安全なものですからね。
ここからは更にこうしたらより快適にそしてより安全にという暮らしの知恵を秋山さんに伺っていこうと思いますけれどもまず服装ですね。
部屋着。
お二方はふだんお部屋の中ではどんなふうに?今日随分赤裸々な回になってますけども。
何かね全てをさらけ出さなきゃいけなくなっちゃって。
そうですね。
私は上はトレーナーの…ジャンパーみたいな感じのものです。
Tシャツに1枚羽織ってます。
大和田さんはどうでしょう?私は綿の薄手の長袖のものにモコモコしたちょっとフワッとした暖かいやつを着ています。
お二人はいいんですけれどもご高齢の方は割と半纏みたいなこういう袖のついたものをよく着ておられるんですけどそれがガス台の上を通過してここに火がついてというような事があってそこから火事を起こしたとかそこがひどいやけどになったとかっていう事があるんですね。
そうか。
そっちの危険ですね。
体が冷える冷えないとかじゃなくて。
火事とかそういう事ですね。
でも若くてもちょっと袖が長いものでたまに危ないなと思って上げる事はあるのでご高齢だと余計気を付けた方がいいですよね。
学生の時は母親から送られてきた半纏みたいなのを着てインスタントラーメンを作った時に完全にここが燃えた事があります。
やっぱりね。
何か目に入らないんですよね。
若いからこうやって消しましたけど。
やっぱり水かけたりしましたけど。
そこで「チョイス」ではこんな部屋着の提案を用意致しました。
こちらですね。
ちょっと何かあの…女性の方はあれですけど男性の方は厨房で働いてらっしゃるような…。
コックさんのような。
これどの辺りに知恵が反映されておりますか?生地自体が防炎というのかしら。
はあ〜!あっそうなんだ。
燃えづらいものを。
むしろ燃えやすいように今触ってると感じるんですけど繊維の中にそれがあるんですね。
そうですね。
それと袖口がこちらも詰まってますしこちらも袖口はゾロゾロしてないですよね。
スッキリしてますね。
そこが火の上を袖口が通らないという事では大丈夫じゃないでしょうかね。
そうですね。
もちろん。
大和田さんはモコモコしたものをねふだん着ているっていうふうにおっしゃってましたけれどもそうすると袖口が燃えやすかったりするっていう事なんですかね。
素材がね燃えやすいものってありますよね。
気が付かないで下から煙が出てるなんて…。
で大慌てでしても若いとね消しますけどそれが間に合わないという場合がありますよね。
あと素材によっては一気に広がるものもありますからね。
化繊のものは…。
さあ続いては暖房について見ていこうと思うんですがこちらは暖房のしかたとお年寄りの活動量にどれぐらい違いがあるかというものなんですけれどもこの青い円の部分はこたつやホットカーペットのみを使っている高齢者。
そしてこの黄色の円は部屋全体を暖房している高齢者という事なんですがこれ活動量が上に行くほど高くなるんですけれどもだいぶ変わってくるんですよね。
動かないって事ですね。
でも分かる!こたつは動けないですよね。
やっぱ出なくなっちゃうもん。
転ばないようにするっていうのも大切ですよね。
そうですね。
寒くって体が硬くなって緊張してる時に急に立ち上がったりしてつまずいて転んだりして…。
転倒して転ぶ事がきっかけで寝たきりになるっていうのは結構多いですので冬の間それが結構起こりますから是非活動量を増やして元気に過ごしてほしいですよね。
体が本当に凝り固まっちゃうっていうのが。
それは年齢関係なく若くても寒いとこうなってると急に動くとね何か支障が出るというのはありますからふだんから生き生きと動いてらっしゃる方がいいという事ですかね。
お年寄りはどうしてもそこに暖房の周りにいろんな必要なものを置いてちんまりと猫のように過ごしておられる事が多くて。
それを全体を暖めるような暖房器具に少し替えて頂いてそして活動量を増やして頂くって方が冬の間の引きこもりを防止するかなと思いますけど。
是非高齢者っていうんじゃなくて人生の先輩たちに冬でも生き生きと過ごしてほしいなというふうに思いますね。
そうするとやっぱり立ったり座ったりもあるし別に広範囲動かなくてもありますよね。
活動量っていうのはね。
そしてこれから年末年始を迎えるとお餅を食べる機会なんかも増えてくるんじゃないのかなと。
毎年ありますよ。
皆さんお餅が大好きなんですね。
それでお餅を食べるなと言うんじゃなくて食べるには1つずつを小さくする。
例えば四角いお餅を6分割ぐらいだから1口大ですよね。
小さくするという事と食べて飲み込むまでしっかり横について見守るという事が大事なので「食べといて」と言ってその場を離れて「あれ?」と思うそういう事故って結構あるので食べさせてあげて下さい。
そのかわりにそういう工夫をして安全に食べて頂いてというような話をいつもします。
季節のものだし季節のものっていうかねやっぱりそういう…。
お好きですから。
食べたいっていうのありますからね。
それによる別のストレスっていうよりかは上手につきあうっていう事あるかもしれないですね。
では秋山さん快適な冬の暮らしのベストチョイスのためのアドバイスをお願い致します。
お餅は小さめに…。
それから暖房は全体を暖めるものを。
それから洋服等で工夫はできるけれども火事にも気を付けましょうという事でよろしいでしょうか。
はい。
楽しくね冬を乗り切るためにそういう事をちゃんと分かっておくっていうのはいいかもしれませんね。
本当に秋山さんどうもありがとうございました。
さあ今日は「冬の家に潜む危険」という事ですけれどもいかがでしたか?お風呂の入り方ちゃんと勉強した事なかったですけど特にうちの祖母が高齢になってからお風呂に入るのが怖いっていう時期があって入らなかったんですよ。
それをどうしたらいいかって考えた時期があったのでこういう事を少しでも頭に入ってると入れるかなって。
お風呂やっぱりねリラックスの場にもなりますから入るための知識ができてよかったなと思いました。
しかも毎日の事だから昔はやってたから大丈夫だろうっていうのもあるけど当たり前のような生活の中に危険があるんだというふうに思っとけば逆に回避していく事が生き生きとした生活につながるっていうふうに思って頂ければ今日はいいのかなというふうに思いました。
さあ次回も皆さんにお届けします。
健康へのベスト…。
(2人)チョイス!2017/01/21(土) 20:00〜20:45
NHKEテレ1大阪
チョイス@病気になったとき「冬の家に潜む危険」[解][字]
冬に多い入浴事故と低温やけど。入浴事故は、脳卒中などで死亡することも。低温やけどは、皮膚の深いところまで達するので注意が必要。冬の家を快適に過ごすチョイスを紹介
詳細情報
番組内容
冬に多い入浴事故と低温やけど。入浴事故は、脳卒中などで死亡することも。低温やけどは、皮膚の深いところまで達するので注意が必要。冬の家を快適に過ごすチョイスを紹介
出演者
【司会】八嶋智人,大和田美帆,【講師】埼玉医科大学病院教授…倉林均,訪問看護師・訪問看護ステーション所長…秋山正子,【リポーター】新井秀和,【語り】佐藤真由美,江越彬紀
ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者