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サワコの朝【青木崇高▽結婚は旅のひとつ…】 2016.12.17

 

 

(阿川)おはようございます。
阿川佐和子です。
私あんまりあの〜ひと目ぼれっていうのはしないタチだと思うんですけれどもあるテレビドラマを見てたらこの人すてきって思った方が最近すごくすてきっていう女優さんと結婚してしまいました。
俳優の青木崇高さんです。
あははっ。
どうも。
すみません。
おめでとうございます。
どうもありがとうございます。
6月に結婚なさったんですか。
そうですね6月の末に。
どんな…。
いや〜まあ楽しくやってますね。
なかなかこうニヤニヤしてしまいますけど。
ニヤニヤしてしまいますか。
してしまいます。
毎日が楽しくて。
いやまさかいきなりその話題から来るとは思ってなかったので。
あとでもじわじわいきますけど。
はい分かりました。
じゃあ今日はよろしくお願いいたします。
(ナレーション)今日のゲストは青木さんの初主演は25歳のとき。
殺人を犯した青年を演じたドラマ「繋がれた明日」。
誰がこんなこと…。
そして大河ドラマ「龍馬伝」では…。
お主それを大殿様に言えるかい。

 

 

 


役作りで体重を15キロも増量し土佐藩士後藤象二郎を熱演。
妬ましかったがです。
役作りに全力で挑む体当たりの演技で作品によってまるで別人に。
それに私は…。
(奥田)それに?いやだってようらら先生はよ女神様だから!ああっ!そして…。
豊洲にオープンする客席が360度回転するというこれまでの常識を覆した新感覚の劇場で野性味あふれる野武士を演じます。
うぅ…はあ〜!しかし苦しんだそうです。
今日はその演技にひと目ぼれしたサワコが青木さんの熱い俳優魂に迫ります。
ほんとにあの〜無理に言うわけじゃなくてこんなに…言っちゃなんですけど普通の人…。
あははっ!ものすごく普通の人になるんですよね役の中で。
いるよねこのサラリーマンみたいな。
うれしいですね。
だけど何?この変わり者みたいなのもあるしあげくの果てに「ちかえもん」で…。
ひげもじゃの…。
なんかパッパラな江戸時代の男みたいな。
こんなにまでもなるかみたいなのを見て優香ちゃんもきれいだな〜って思ったらなんと結ばれたっていうんで。
結婚しちゃいました。
結婚しちゃいましたけど。
あのドラマ「ちかえもん」で出会われたんですか?いやええ〜っと出会ったのは6年ぐらい前に映画の…オムニバスの映画でそれは夫婦役だったんですけど。
そうだったんですか。
でもまあ撮影自体は3日ぐらいだったのでまあちょっとお話ししてっていうぐらいだったんですね。
で「ちかえもん」ってNHKのドラマのときの衣装合わせかカツラ合わせのときに再会して「あっ元気?」みたいな感じだったんですけど。
それからどうなったの?いやそっからまああの…あっこれ言うんですか?まあ言いますけど。
あの〜京都で撮影をしてたのでまあだから京都で時間あったらご飯でも食べようやって言っててまあ同世代だったっていうこともあって。
同世代ですね。
まあねこれ以上根掘り葉掘り聞くのもねちょっとなんですけれども。
いやいいです。
あははっ!私は。
今でも記憶に残っている曲はなんですか?THEBLUEHEARTSの「終わらない歌」という曲。
いつ出会ったんですか?
(青木)いやもう自分の姉の影響もあって…。
お姉ちゃまがいらっしゃる。
そうですね。
もうずっと聴いてはいたんですけども。
パワーがこう…例えばすごい作品ですごい大変な役をやるとき過去にちょっと殺人を犯してしまって服役した人が出てきたんですけどもそのあともいろいろ生活が大変だっていう…。
初めての主演。
(青木)主演の作品だったんですけども自分の心をこうあまりうまくコントロールできなくてもうプライベートもずっと沈んでいたんですね。
その作品をやってたときはほんと2か月ぐらいはずっと落ち込んでまして。
もうとにかくもうガンガンにTHEBLUEHEARTSの「終わらない歌」を…。
もうほんとにそれにずっとすがってました。
それを聴いてる間はどういう気持ちなんですか?なんか空っからのどうしようもない心にちょっとこうあったかいものが流れてるっていう。
水を注いでもらって…栄養を注いでもらって。
インスタントラーメンじゃないですけどふわ〜って湯気が出るような。
へえ〜。
パチパチ…
(拍手)あははっ!今聴いてても胸にしみこんでる…。
これはたまらないですねほんとに。
最高…いやほんと何度助けてもらったかこの歌に。
クズ共のために。
クソッタレのために。
クソッタレの…はい。
平等に愛情をくれる…。
クソッタレだと思ってたことがあるんですか。
もう…ほんとにもう自信があんまりないんですよね。
芝居をやるにしても今もそうなんですけども。
今も?そうですね。
なんとかこう角度を…物の見方を変えてまあまだ頑張れるんじゃないかみたいな感じで頑張ってるんですけどもやっぱりずたぼろになっちゃったりとかしてて。
特にそのさっきのドラマのときなんてもうほんとにセリフが頑張って入れてるのに言葉に出てこないんですよね。
「ありがとう」っていう言葉も何十回もNG出しちゃうっていうか。
ほんと俺なんてやめた方がいいやめた方がいいとか…。
まあそこにすばらしい演出家の方とプロデューサーとの出会いがあったのとそうですねこの曲とで…。

(妻)あなたには小さくない?
(夫)いやこれぐらいがちょうどいいんだよ。
だいぶ慣れてきたぞ。
意外とできるのね。
(ナレーター)そんなニッポンの暮らしに耳を傾けたら新しい家電が見えてきました。
和食の厳選レシピが50種類選べるレンジ。
2人分でもかまど炊きの美味しさに炊き上げる小さな炊飯器。
どう?なかなかのもんだろう。
ふふっご自分でおっしゃるんですね。
これからの日々に上質を。
パナソニック「Jコンセプト」そもそも大阪八尾市出身でどういう少年だった?いや結構そこら辺にいる少年だったと思いますね。
で目立ちたい気持ちはありながらもそんなに前にも出られないみたいな緊張しいみたいな。
いい子だったの?悪い子ではなかったと思いますけど。
親御さんが厳しかったとか?あの〜小学校の先生だったので。
そうか。
お母様が小学校の先生で。
それであんまりこう迷惑かけまいと抑えてたところはすごいあったと思います。
東京には出たいっていうのはいつごろから…。
高校を卒業してそのあと東京の専門学校にいったんですけど。
なんで役者事務所みたいな所に入ることになったんですか。
なんかあの〜一緒にお酒とか飲んだりする仲間がモデルをやったりとか役者をやってる友達とかがいたんですね。
「興味ないの?」とか言われて。
「いやいやいやいや…そんな俺なんかがやったら笑われるでしょ」みたいな。
「いや〜ないです〜」って言ってたんですけど…。
そのときは全然「ないです〜」?いやでもなかったですねたぶん。
家に帰ってものすごい心臓バクバクバクバクなって寝られなかったんですよ。
でも人生を見たときにやるんだったら今しかないのかなとか思ってちょっと恥ずかしいけどなんかちょっと自分の可能性をバ〜ンと放り出してもいいのかなとか思って。
でもう21歳のときには役者さんに…ん?22歳ぐらい?22歳ぐらいのときに事務所にあの〜書類を送ってみたいなはい。
昔の友達には言いにくいけれどっていう感じの。
全然家族にも言ってなかったです。
はい。
結局まあなんかもうすごい事務所の人とすごいケンカになっちゃってなんかオーディションっていうかなんかそういうので。
何でケンカしたんですか?「あなたモデルやりたいの?」って言われて「あっはい」「いやでもモデルはハーフブームだからね今。
ハーフの人しかね…」とか言われたらカチンってきちゃうわけなんですよね。
「いやそんなブームっていうのはこっちから仕掛けるもんだから今あるものにのっかっても意味がないでしょ。
じゃあ今僕の方がチャンスあるんじゃないですか?」とか言ってたんですよね。
言ったんですか?はい言ってたんです。
「いや役者もやりたいんでしょ」みたいなことを言われて「まあ役者もやりたいです」って。
「どういう役者やりたいの?」「例えば連続殺人犯とか頭がちょっとこう精神異常者とかそういうのはみんなやりたがるんですけども僕はそういうのよりごく普通の人間そこら辺にいる人間を演じてみたい」っていうことを好きで読んでた映画雑誌でハリウッドの俳優が言ってたことをそのまま言って。
あははっ!あっほんとに?そしたら「分かってるじゃない」みたいなこと言って向こうも。
よっしゃ〜とか思ったんですけど。
いやでもそれはほんとに僕自身も思ってたことなので。
ふふふっ。
でそれでいざまあじゃあ芝居をやってみようみたいなことになって。
芝居なんて全然やったことなかったんでまあ与えられた本を持って。
「じゃあちょっと10分15分時間をあげるからちょっと覚えて」みたいなことを言われて「あっ分かりました」って。
こっちもカチンときてるんで。
でそれで読んでたらなんだ?これはって思って。
こんなの全然おもしろくねぇやと思って。
ご本がおもしろくないと思ったの。
はい。
それで持ってたペンでセリフを書き直してたんですよ。
あははっ!
(青木)それでその15分…10分15分して戻られてきてでそれでじゃあ読み合わせしましょうって。
で向こうは向こうでこう紙を持ってるんです僕は僕で持って。
で「何々何々何々…」って言ったら向こうが「ん?ん?何?ちょっと待って」って言われて。
「いやちょっとこれ書いてるようになんで読まないの?」「いやおもしろくないからです」。
あははっ!「いやでもこれはちょっと書いてあるように読んで」「いやそれはなんでですか?」「脚本家の作品だから」「いや俺脚本家が絶対なんて思わないですよ」みたいな。
あははっまだ役者でもないのに。
でもない人間が偉そうに。
「はいもう一回。
とりあえずここの場ではそのとおりやって」「はぁ…分かりました」って。
結構な問題児がやってきたぞっていう。
いやもうなんだ全然おもしろくねぇじゃねぇかと思ってそのときははい。
まあ全部そのあとまた芝居やって。
それでまあそのとき僕あの〜関西弁しかしゃべれなかったんですね。
標準語というか東京の言葉でこうやって終わったあと「まあ大阪弁出てたけどね」とか言われて。
くぅ〜!とか思いながら…。
うんカチ〜ン。
カチ〜ンと思って。
でそれでなんか一応オッケーみたいなその演技のレッスン生みたいなかたちでならオッケーですよっていうのを頂いたんですけど。
いやいやないしって思ってたんですね。
入らない入らないって思ってたんですけれども偉そうに。
とか思ってたらなんかその友達とかとお酒の場でこう話をしてたら…まあそれを言ったら「いやいやお前とりあえずやってみれば」と。
「やってみてから嫌だったらやめりゃいいんじゃないの」って言われて。
いい友達だね〜。
で行ったんだ。
はい。
それで入ったんですけど。
(ナレーター)日本の移動シーンは進化する。
海外からのお客さまをお迎えする空港。
そこで新しい安心と快適が動き出しています。
LEDの光から情報を受け取り目的地まで自動で案内。
もちろん安全な移動もサポートします。
そのやさしさは今様々な都市空間へ。
オドロキが常識を変えていく。

(妻)よいしょ。
(夫)大丈夫か?
(ナレーター)そんなニッポンの暮らしに耳を傾けたら新しい家電が見えてきました。
洗濯槽を浅く取り出し口を広く。
奥の物まで取り出しやすい洗濯機。
世界で一番軽いボディ。
持ち運びが負担にならない掃除機。
これからの日々に上質を。
パナソニック「Jコンセプト」初主演のドラマ「繋がれた明日」で殺人を犯した青年を演じた青木さん。
当時思いどおりの演技ができなかったそうです。
初めて主演でやるっていうのは…。
それ来たときはちょっと喜んだっていうか。
興奮はありました。
でもやっぱり怖いっていう方が強かったですね。
いよいよその化けの皮がはがれるというか。
ああ〜。
でもまあそのときに出会われたプロデューサー?演出家の方との出会いが大きかったって。
あっ大きかったです。
NHKの?NHKの…はいプロデューサーの方はまあ母親のような方で。
母親…あっ女性なんですか?
(青木)女性なんです。
女性なんですけどものすごい厳しくてボロボロにされましたね。
なんでしょうもうカメラが回っててこうやっているだけがやっぱりもう怖くて怖くてしかたないんですね。
でもセリフは覚えてるんですねちゃんと。
覚えてるんですけどとちってしまうことも何十回もやってしまいますし芝居が不安だからつい物を触ったりとかしちゃうんですよ。
あっ芝居が不安になると物を触ったりするんですね。
そうです。
もう手がこうなっちゃうんでだからなんか持ってる方がまだ楽なんですよ。
まあ持っててもこうなっちゃうんですけど見抜かれてるんでもう物に逃げちゃ駄目とか。
物は触らないでやりなさいと。
はい。
とかもう芝居のダメ出しはすごい多かったです。
でもそれはもう的確で自分自身がいちばん分かってることだったのでもうさらけ出すしかないっていうような状態だったんで。
THEBLUEHEARTSを聞きながら。
そうですね。
ほんとそうですよ。
クソッタレの俺でもなんとかやれてるのかなみたいなんでしたから。
ほう〜。
でそこで鍛えられたことっていうのが後に影響してくるんですか?そうですね。
そのときにあの…受けた演出家の方から受けた演出もすごかったので。
それはまた別の演出家の方。
(青木)はい。
「なんで俺がこんな目にあうんですか」っていうひと言を涙を流しながら言うって書いてあったんですよ。
でもうそれまでももうぐったりしながら撮影やってたんでその気持ちはものすごいあったんですよ。
でテストでやろうとしてもうボロボロ出るんです。
で出るってなったんでブレーキ掛けててはいじゃあカメラをセッティングしてじゃあ撮りましょうじゃあ用意スタート!ってなったときに外からすごい大きな笑い声が聞こえてきたんですね。
へえ〜。
でそのときにもう気持ちがすっごいしらけちゃって。
うん。
でも回ってるしってやったんですけどもそのテストのときに出てた感情より全然違うって思った自分がもっと焦っちゃって全然出ないんですよ。
それでああ…ってなっちゃってちょっと時間をもらってもう一回やったんですけども出ないんですよ。
もうそれでもう自分がイラついちゃって。
今までこう積み上げてて涙出さないといけないのにって思ってて…でもそれでもしらけちゃってやってもやっても出ない。
終わったみたいな感じに思ってたんですよ。
じゃあそのときの一色さんというその演出家の方がまあ隆太っていう役だったんでもうずっと隆太隆太って呼ばれてたんです。
「隆太お前ちょっとセリフ言ってみろ」って。
「なんで俺がこんな目にあうんですか」「分かった。
それをもっとゆっくり言え」「なんで…こんな目に俺があうんですか」「いや違う。
もっとゆっくり言え」って。
「なんで…俺が…こんな目にあうんですか」「それをお前ちょっと怒れ」って。
うん。
「なんで…俺がこんな目に…」「もっとゆっくり言え」「なんで…俺が…こんな目にあわないと…」ってやったらばあ〜って出てきて。
それでもうそのままよし回せ回せ!ってなってもう涙がばあ〜って流れてしまって…。
うう〜…。
(青木)あははっ!もうなんで私が泣くんですか?
(一同)あははっ!いやいやそうなんですよそのあとももうずっと泣いてわんわんわんわんその…それまでにこう積み重なってきたものが…。
でまあカットもかかってるんですけどちょっと離れてもうずっとわんわんわんわん泣いてて。
「ううっ…」ってなりながら「か…監督さっきのなんだったんですか?」って。
あははっ!「俺…俺どうなってるんですか?」とか言って。
そしたら「いやあの…やっぱり同じアプローチで気持ちをやってると人間は慣れちゃう。
慣れるとやっぱりこう新鮮な気持ちが出てこない。
だから回線を替えたんだ」って。
怒りであったりだとか言う言い方をゆっくり変えることでより新鮮な気持ちを再確認する。
感情がだから悲しいじゃなくて怒りにするとか。
そうです。
最終的な涙っていうポイントが必要だとしても泣くっていう行為はいろんなかたちがあるっていうことを教えられたんですよね。
だからそのとき…それを考えると笑いながらでも言えるなって思いましたしなんとでもできるんだなって。
それはほんとに自分の心もひっかきまわされたんですごい貴重な体験でしたね。
へえ〜。
(青木)あははっ!あははっ…。
ちょっとあの〜青木さんの周辺に青木さんを長く見守ってた方からのメッセージがございます。
はい。
岩谷可奈子さんというNHKのプロデューサーの女性。
その人がお母さん…。
あっそうそうそうそう。
ドラマ「龍馬伝」では1か月半ほど青木さん演じるええ〜後藤象二郎の出番がないときに誰も頼みもしないのに15キロ…15キロ体重を増やして…。
はい。
どデブやん。
あははっ!土佐の重役となった後藤象二郎を表現しようとした。
演出もプロデューサーもちょっとあきれながらも青木さんの熱意がうれしかった。
ああ〜ほんとですか。
何かその1か月半とか空くんだったら何かこの作品にこう爪痕を残してやりたいっていうかなんかかましたいみたいなことですよね。
何したんですか15キロを短期間で。
食べる。
ふふっ。
食べるけど。
食べるをひたすらやってましたね。
まあ朝パン4つ5つ食べてお昼も大盛りの定食を2つ頼むんですよ。
気持ち悪くならなかったんですか?いやなりましたね。
なりました?皮膚病しましたねなんかね。
2種類ぐらい皮膚病をやっちゃいました。
まあでもあのときは勢いでやってやる!っていう。
そのやっぱり当時はその力が必要だったのかなとも思うんですけど。
NHKの「ちりとてちん」でだって落語家…。
はい朝ドラで。
あのあとにええ〜ブラジルだっけ?南米だっけ?そうです。
ブラジル南米をちょっとひとり旅しまして。
終わった解放感で休みを取ったってことですか?いやええ〜っとそれはもう終わったら行こうと思ってたんですよね。
なんで?それはあの〜NHKが南米でも放送されてるっていう事実を知って…。
移民の方たちをいろいろと応援してくださってる方が友人でいるんですけれどもその人たちからそういう話を聞いてえっじゃあその「ちりとてちん」も南米で…。
放送してる?はい。
移民のおじいちゃんおばあちゃんそして2世3世の方とかも見てるの?って言ったらいやもう毎日毎日見てるよ楽しみにして。
ええ〜!じゃあこれは確認しなきゃ駄目だろと思って事実確認をしに。
「僕のこと知ってる?」って?
(青木)ああ〜そうそうそう…。
僕まあ落語家の役だったので落語1本覚えてそこで落語の…落語会をやれれば最高なんじゃないかなと思って。
サービス精神旺盛。
それはひとり旅だったんですか?ひとり旅だったんです。
バックパック担いで。
着物も持って?着物はい。
出囃子も?出囃子も僕朝ドラのスタッフからデータを頂きましてそこの会場で流してそれで「・タンタンタン」って入ってきて。
一人で?だってマネージャーさんも一緒じゃないし友達も一緒じゃないし。
はい。
まあいろんな所でその人が紹介してくださった友達の所に泊めてくださったりとか。
それこそその移民の歴史とかをいろいろ聞きながら晩はお酒を飲みながらとか。
結局ペルーも含めて11か所ぐらいまわりました。
あっペルーも行ったんですか。
はい。
旅好きなんですか?旅結構好きですね。
そうですね一人でバックパッカーとか。
バックパッカーはいつごろからやってたんですか?二十歳のときにアメリカ1か月とかヨーロッパも1か月とか。
なんか1週間ぐらいとかいう旅じゃなくてやっぱり長期の旅をしないと…。
なんか不安になることがいいんですよねさみしくなることが。
さみしくてさみしくてしかたがないんですよ。
自分でチケットを買って休んで行っときながらなんですけど。
で宿に…安い宿でドミトリーっていって相部屋の所で…。
それもその現地へ行ってから予約したり。
そうですね。
直接行ってで満席だったら別の所行ったりするんですけど。
うん。
そういうのを繰り返してでさみしいんです。
でもそんななかでたまに日本人とかいたりして「何してるんですか?旅ですか?」みたいなことを話して「じゃあちょっと今日ご飯食べません?」とか言ったりして。
まあ言ったらなぜ来てるかでちょっとこう人生観みたいなものを話したりするじゃないですか。
でそうやっていくといろんな国の人間とかと仲よくなったりとかご飯食べたりするとすっごいすてきな一日を送れるんです。
さみしいんですけど動けば何かしら楽しいことが起きる。
まあもちろん大変なこともあったりとかするんですけど。
やっぱり動かないことには何も起きなくて動けば何かしら摩擦が起きて何かが起きるんだっていうことの図式が分かりやすく感じられるんですよひとり旅をしてると。
まあ〜世界とつながっている青木君。
あははっ!いや〜世界はもっと楽しめるなって思いましたね。
なんだかあれですね青木さんはあの…慣れちゃうことが嫌いなんですね。
ああ〜。
なんかドキドキワクワクするものを探して生きてたような。
ああ〜はい。
だから優香ちゃんも訳の分かんない女の子でいいんですよずっと。
あははっ!分かっちゃうと…。
つまんないかもしれないから。
ほんとにだから二人でいて近くのご飯屋に行くっていうこととかが自分の中で今の旅みたいな感じに置き換えられるんですよね。
距離じゃなくなったっていうか。
はあ〜。
いつも食べてるものでも楽しくすごいワクワクできるっていうことは次の次元に行ったなっていう感じは…。
チルチル・ミチルみたいな人だ。
あははっ!「青い鳥」みたいな。
あははっ。
幸せは目の前にありましたっていう。
でもそうかもしれないです。
そういう青木さんが「今、心に響く曲」はなんですか?ええ〜っとJanisJoplinの「GETITWHILEYOUCAN」。
それはなんで好きなんですか?よく聴いてはいたんですけど改めて歌詞とか考えると今グッとくるなという。
今グッとくる?はい。
生きてるうちに何かこう動いてアクション起こさないことには何も始まらないんじゃないかなっていうことは思いましたし。
あの〜邦題では「愛は生きているうちに」か確かなんか入ってるんですけどやっぱり好きな人には好きってやっぱり言わなきゃ駄目だなっていうのとか…。
いいな〜なんか行動力があって。
言いましょうよ。
あははっ!なるほど。
青木さんの出囃子のように聴こえてきました。
あははっ!ああそうですか。
とりあえず一歩踏み出せっていう。
そうですね。
あの〜やっぱり日常ってこう普通にあるようで普通じゃないじゃないですか。
僕が言うのなんておこがましいですけども。
やっぱり一日一日がこれはもうありがたく奇跡的に成り立った瞬間だと思って生きていきたいなと思ってますけどね。
そんな…そんな毎日エネルギッシュには生きられないんですけどそう思えればいろんなことを全然怖くないというかドキドキしながらも怖がりながらもなんか動けると思うんですよね。
それを究極的にやりたいなっていうのはありますね。
これから?はい。
いつまでもその心を忘れずに。
あははっ!はい。
今後も渡辺謙さんなど多彩なゲストが続々登場。
お楽しみに!2016/12/17(土) 07:30〜08:00
MBS毎日放送
サワコの朝【青木崇高▽結婚は旅のひとつ…】[解][字]

俳優/青木崇高▽監督の言うとおりにしたら、出なかった涙が出た!?野性味溢れる演技力にサワコも一目惚れ!俳優・青木崇高の熱い俳優魂に阿川佐和子が迫る。

詳細情報
番組内容
ゲストは、俳優の青木崇高さん。大河ドラマ『龍馬伝』では、役作りのために体重を15kgも増やし貫禄に満ちた土佐藩士・後藤象二郎を熱演。全力で芝居に挑むその姿は観る者を惹き付け、作品によって“まったくの別人”になる俳優として一躍有名になりました。しかし、青木さんはデビュー当時、思ったような演技が出来ずに苦悩の時間を過ごしていたとか。
番組内容2
プロデューサーからの“ダメ出し”が続く中、“涙を流す芝居”で苦戦していた青木さんを一気に“ボロ泣き”させたある出来事が…!?俳優人生を変えたという演出家とのエピソードが語られます。
プライベートでは、今年6月にタレントの優香さんと結婚されました。2人の出会い話をはじめ、事務所のオーディションで「芝居にこだわるが故に喧嘩になった」というほど、熱い俳優魂を持つ青木崇高さんの軌跡を阿川と辿ります。
 
出演者
【司会】
阿川佐和子
【ゲスト】
青木崇高(俳優)
 
音楽
【番組テーマ曲】
「Tea for Two(二人でお茶を)」歌:ドリス・デイ