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解説書き起こし FIFAクラブワールドカップ決勝 「レアル・マドリード×鹿島アントラーズ」 2016.12.18

 

 

田辺
クラブワールドカップ決勝。
レアル・マドリード対鹿島アントラーズ。
36戦無敗の実況
これから始まる90分は日本サッカーの未来を映す90分です。
FIFAクラブワールドカップジャパン2016決勝戦。
ヨーロッパ王者レアル・マドリード対開催国王者・鹿島アントラーズの一戦です。
間もなく両チームの選手達がピッチに姿を現します。
アントラーズのサポーターが見守る中、レアルのサポーターが見守る中、さらには全世界のサッカーファンが見守る中、決勝戦です。
先にアントラーズの選手達がドレッシングルームを出ました。
クリスティアーノ・ロナウドです。
ゲスト解説は岡田武史さんです。
胸がワクワクするような決勝戦直前の雰囲気ですね。

 

 

 

 


岡田
ここに日本のチームがいるということがドキドキさせる。
こんな時代が来たんだなとあらためて思いますね。
実況
置くには植田、手前はベンゼマです。
都並
植田は臨戦態勢ですね。
絶対に負けないという気持ちがみなぎっていますね。
実況
選手達がピッチに姿を現します。
キャプテンの小笠原は、レアル・マドリードは、素晴らしいチームであることに間違いないが自分達は勝ちにいくと話しました。
クリスティアーノ・ロナウドを止めることはできるでしょうか。
ヨーロッパチャンピオンズリーグ優勝。
ポルトガル代表として欧州選手権優勝、レアルとさらに5年契約を結んだロナウド。
サッカー界最高の栄誉バロンドールも今年受賞しました。
美し過ぎる瞬間を重ねて来た。
夢の瞬間だ。
そう話したロナウドです。
クラブワールドカップのタイトルを目指します。
両チームの選手達がピッチに姿を現します。
世界のサッカーファンの目がここ横浜に注がれています。
FIFAクラブワールドカップジャパン2016。
ヨーロッパ王者レアル・マドリード対開催国王者・鹿島アントラーズの決勝戦。
FIFA国際サッカー連盟インファンティーノ会長は日本という国がサッカーの発展に情熱を注いで来たからこそこの決勝戦のカードが実現した。
ヨーロッパチャンピオンと開催国チャンピオンが対戦する。
ワクワクする決勝戦だと話しました。
1991年、当時小学校4年生の女の子が大好きな鹿にちなんだチーム名にしようと、鹿の角を表すアントラーズという名前を考えました。
4半世紀の時をへて今日そのアントラーズの名前が世界に響き渡ります。
対戦相手はヨーロッパ最強36戦無敗、世界最高のクラブ、レアル・マド実況
両チームの選手達がピッチに散りました。
この中継は600名を超えるスタッフによって支えられています。
180を超える国と地域に配信されています。
レアル対鹿島の決勝戦、間もなくキックオフです。
今アントラーズのキックオフでゲームが始まりました。
センターバック・植田から。
長いボールを縦に送ります。
カゼミーロ、後ろから金崎。
ナバスが前に送りました。
GKナバスが抑えました。
まず長いボールから入っていきましたね。
岡田
相手のプレッシャーに立ち上がりからかかるのは嫌ですからね。
レアルはなんだかんだいってディフェンスが非常にいいですからね。
実況
ルーカス・バスケスはレアルで一番運動量のある選手です。
センターバック、バランがカバーに入っていました。
かなり金崎が前から、土居もそうですが、プレッシングに行っていますね。
都並
永木が激しくクロースに一本目から行きますね。
かなり積極的にいっていますよ。
実況
ピッチコンディションです。
天候は曇り、気温は10℃。
湿度は82パーセント。
風速1.1メートルです。
主審はザンビアのシカゼ。
都並
一発目に体ごと行くよという気持ちが植田、見えますね。
コンタクトを激しくいっていますね。
実況
ゲームの入り方、ポイントはどこでしょうか。
岡田
自らプレッシャーをかけて行ってね。
まぁ、力から見て10回やったら8回から9回は負けるでしょうけれど、残りの1回を、ここにもってくればいいわけですから。
実況
さぁ、上がってくる遠藤。
しかし、ここはカバーが速いカゼミーロ。
両チームとも立ち上がり、ボールへの執着心、集中力、非常に高いものを見せています。

かなり鹿島は飛ばしています。
ボールに対してのプレッシャー、前に行くんだという姿勢が非常に手とって見えますね。
実況
自分達のスタイルを立ち上がりから出せていると見ていいですか。

そうですね。
相手の良さを消す作戦に出ています。
実況
バランはフランス代表です。
縦へ送る遠藤。
その前でセルヒオ・ラモス。
ブラジル代表マルセロからスルーパス。
上がってきたベンゼマ。
昌子の1対1。
この1対1です。
今のプレーどうですか?岡田
いいですね。
粘り強く。
そしてベンゼマも、ちょっとナメたようなプレーをして、ナメさせたらいいですよ。
都並
シンプルには上げてこないですからね。
最初にそういうことを知っておくのも大事です。
実況
レアルの選手達もアントラーズと対戦するのは初めてです。
立ち上がりは様子を見ながらというところもあるでしょう。
実況
ここはタイミングが合いませんでした。
レアル・マドリードのフォーメーションです。
ディフェンスは4バック。
中盤の一番底にカゼミーロ。
モドリッチはクロアチア代表です。
クロースはドイツ代表。
前線は左にクリスティアーノ・ロナウドです。
4−3−3。
サブのメンバーです。
ハメス・ロドリゲスはコロンビア代表。
各国の代表選手がサブに控えるレアル・マドリードです。
遠藤がプレッシャーにいっていた。
ここはタッチに逃れます。
昌子が準決勝、アトレティコ・ナシオナル南米チャンピオンを相手に3対0で勝ちましたが、素晴らしい働きでしたね。
岡田
昌子のディフェンスが僕はMVPを与えてもいいと思いましたね。
実況
準決勝では、南米王者を3対0で退けて、決勝戦まで上がってきました。
クリスティアーノ・ロナウド、前が空いている。
遠藤がプレスバック。
少しでもスペースを与えると怖いですね。
都並
そうですね、そこをマルセロが見ています。
前半はこのセットプレーが嫌ですね。
実況
セルヒオ・ラモスの前。
金崎のクリア。
ルーカス・バスケスに対しては西。
ここはいいアプローチを見せました。
都並
少しでも余裕を与えると回転しながらパスを出してくる技術を持っています。
実況
城さんから、かなり飛ばしてるという情報が入りました。
このぐらい激しく行ったほうがいいのでしょうか。
岡田
温存して入れるような相手ではありません。
実況
キャプテンのセルヒオ・ラモスです。
鹿島アントラーズのフォーメーションです。
GKは曽ヶ端。
準決勝のマン・オブ・ザ・マッチに輝きました。
中盤は永木と小笠原のダブルボランチです。
都並
最終ラインにボールがあるとき、アプローチに行けば、鹿島の最終ラインが上がることができます。
実況
モドリッチのシュート!こぼれた。
押し込んだ。
レアル・マドリード先制!決めたのはベンゼマ。
2試合連続ゴール。
モドリッチのミドルシュートのこぼれ球、曽ヶ端、よく防ぎましたがベンゼマが詰めていました。
アントラーズ立ち上がり、失点を喫しました。
前半9分。
都並
サイドチェンジされるとだんだん鹿島の守りが深くなって、ああいうケースが出てきます。
岡田
まったく崩されてはいないんだけれどクリアがちょっとね。
小さかった。
そういうのが本当にこのレベルになると命取りになるんですよね。

ベンゼマですけれど、何度も動き直しをしてゴール前にいるんですよね。
そして必ずセカンドボールを狙っている。
それがゴールにつながりますね。
実況
ゴールへの嗅覚といいますか。
ベンゼマがこぼれ球を狙っていました。
中には柴崎がいる。
折り返して山本。
小笠原のミドルシュート。
小笠原がミドルシュートを放ちました。
決して失点してもひるまずに前に前にという姿勢が見えますね。
岡田
いい形で破ったんですけれどラストパスが合わなかった。
小笠原のシュートもよかったですね。
レアルベンチ
今のシュートでジダン監督の表情が変わりました。
都並
いや〜、このワンタッチ。
実況
ここはラインを割っています。
都並
ボールカットしようとしたとき、ワンタッチをとりますよね。
いや〜、簡単に決めるな。
実況
植田のクリアがもう少しペナルティーエリアの外に飛ばすくらいまであればということですね。
岡田
Jリーグだとね。
今のでも、やられないですよ。
僕は代表の監督をやっている時、ペナルティーの10メートル外に行ったら詰めろ、枠に飛んで来るところがJリーグだといかなくても飛んでこないですよね。
そうしないとやらないんです。
やられて初めてこりゃいかなきゃ。
肌で感じなければいけません。
実際、経験しないと分からないんですよね。
そういう意味では日本のサッカーのレベルを上げるために今日の試合は重要なポイントかもしれません。
実況
植田がクリアをしっかり飛ばすという意識を持てるかですね。
実況
アントラーズのサブのメンバーです。
柴崎、絡んでいく。
小笠原、右を使う。
都並
このへんのスペースは時間をくれるので丁寧に行きたいですよね。
実況
GKのナバスがおさえました。
いいクロスが入りましたアントラーズです。
岡田
アントラーズは、この大会に入ってからでも、パススピードが上がっています。
第1戦の時はコロコロと転がるようなボールがありましたが今は結構いいスピードでパスを出せていますね。
実況
一試合一試合よくなっているということですね。
岡田
ものすごい貴重な経験ですね。
鹿島ベンチ
成長していることを実感していると石井監督も話していました。
実況
マメロディ・サンダウンズに対して、前半何とかしのいで勝利をものにしました鹿島です。
準決勝はアトレティコ・ナシオナルに3対0で勝ちました。
3試合の中でも非常に選手達のパススピードで例にとらえていうと意識が高まっている。
その中で迎えた決勝戦です。
都並
引き出しが増えると思うんですよね。
実況
少しプレッシャーに行けなくなってきたか?アントラーズ。
前にスペースがある。
クロース、かわしていく。
ルーカス・バスケスのシュート。
ドイツ代表のクロースからスペイン代表のルーカス・バスケスのシュートでした。

今のシーンに対しても昌子がもっと前に行け。
ディフェンスを後ろに下がるのではなくて、前に行こうという指示を出していました。
都並
クロースがパスをするかなと見ているんですよね。
でも空いていると、すぐドリブルが来ますからね。
このへんはしっかり来ている。
実況
ジダン監督が相当激しいジェスチャーで怒っていました。
これはサイドを簡単にワンツーで破られたことに対するジダン監督のリアクションですね。
岡田
アメリカとやった試合でもあんなに簡単にやられることはなかったですね。
実況
土居、前を向いた。
シュート。
バランの対応です。
岡田
これはひょっとしたらいいかもしれません。
早めに点が入ったのでレアルは楽な試合になるかもしれないとボール際が甘いです。
チャンスはまだありますよ。
実況
金崎、トラップした。
このスペース。
都並
背中側に遠藤が回り込んできて左足で打たせたいという思惑でしたね。
実況
ボランチのところを抜けてくるとかなり怖いですね。
都並
空いたスペースがあると途端に前にボールを運んできます。
そのあたり、入れました。
レアルの選手は迷いがないですね。
実況
ヘディングでのクリアになりました。
左サイドバックは山本です。
アントラーズは前からいけるか。
ラインを上げたいアントラーズ。
かなり前半、クロースがボールを持つ回数が増えています。
昌子が対応していました。
コーナーキックです。
セルヒオ・ラモスが上がってきます。
DFながらここまで公式戦通算63得点をあげているセルヒオ・ラモスです。
レアルは2本目のコーナーキックです。
ベンゼマはファーサイド。
バランもいます。
ベンゼマ、その前でヘディングのクリア。
こぼれ球、さぁカウンターに行きたい鹿島。
曽ヶ端が出てくる。
おさえました。
鹿島のサブのメンバーです。
赤崎は開幕戦でゴール、鈴木は準決勝、途中出場でゴールを決めています。
ベンゼマに対しては小笠原がいく。
都並
この辺り、人数をかけて取りたいんですけれどね。
実況
さぁ、クリスティアーノ・ロナウド、1対1。
昌子が行く。
岡田
素晴らしいですね。
都並
よく粘った。
実況
モドリッチがあいていた。
かわした。
ここはよくブロックに入った。
カゼミーロのクリアです。
今の一連の攻撃を受けてからの守備、どう見ましたか。
岡田
そりゃ、この相手とやるんだからピンチはあるでしょう。
最後の一歩、最後の1センチを詰めることによって相手が力んでくれたり、いろんなことが起こるんですから、絶対あきらめないでついていくことです。
都並
小笠原が狙っているんですけれどクロースが横の矢印で逃げていきます。
うまいな。
実況
ファールがありました。
遠藤がベンゼマに対するファールです。
前半20分を経過します。
ここから攻撃に入りたいアントラーズ。
柴崎はサイドで開きます。
今日は永木と小笠原のダブルボランチ。
岡田
ここは少し時間をくれるので、丁寧にいきたいですよね。
実況
植田と昌子のセンターバックコンビです。
このあたりでは時間を与えてくれますね。
実況
柴崎、前を向いた。
しかしマルセロ。
都並
速いな、マルセロ。
実況
崩したかに見えたんですが、マルセロの対応です。

トップギアに入るスピードはものすごいですね。
都並
土居にクロスを上げさせるにはもう少し足元に出すようなパスにならないといけないんだよね。
そのあたりゲームの中で学んでいけるようにならないと。
実況
世界レベルの中で、選手ひとりひとり感じることが将来の日本のサッカーに生かされていくわけですね。
岡田
まぁ、この試合、勝ちにいくべきだと思いますし、ひょっとしたらいけるかもしれないなと思ってみているんです。
都並
岡田さんが行けると言ったら行けますからね。
実況
守備は粘り強く、一歩でも足を出すという岡田さんから話がありました。
攻撃のポイントはどこですか?岡田
レアルの切り替えは早いんです。
クラブアメリカとやったときもプレッシャーが良かったですよね今日はちょっとゆるいんですよ。
そういう意味でチャンスはあるかなという気がします。
確かにそりゃ、当たり前にうまいですよ。
給料が違いますもん。

ボールを奪ってからの次のボールをどうしても失っているのでここを大事につなぎたいですね。
都並
寄せも早いという感覚はあるので、早く処理しなければと思うと今のようにコース取りを違ったりするんですよ。
ゆっくりするところはしたほうがいいですね。
実況
2007年、浦和レッズがACミランと対戦しました。
考えられないようなパスミスがおきています。
ACミランのプレッシャーを感じながらのプレーで結果的に1対0。
スコア以上の差を感じながらの敗戦でした。
あれが準決勝でした。
都並
何となく圧があるんですよね。
実況
柴崎はボランチのポジションをよし、あっと!遠藤。
都並
行け。
実況
シュートを打った。
いい形で終盤から遠藤にパスが入りました。
これでアントラーズはシュート3本目になりました。
利き足ではない。
最後は右足でのシュートになりました。
都並
一瞬ボールを受けたときに考えたんですよね。
あれを早くすればシュートを打てる体勢になると思うんですよ。
あの判断も早くしたほうがいいと思います。
実況
クリスティアーノ・ロナウド、植田が対応する。
ルーカス・バスケス、シュート。
ブロックに入った、カゼミーロ。
シュートを打って、左に外れました。
ここはディフェンスに当たったでしょうか。

当たりましたね。
コーナーキックです。
実況
今のも球際のところ、諦めず足を出して行きます。
最後いったのは小笠原。
コーナーキックは3本目。
クロース。
マルセロがショートコーナー。
対応しようとしたところ。
バランのシュートか。
こぼれてセルヒオ・ラモス。
GK曽ヶ端に対するファールがありました。
コーナーキックでも、高い集中力を保っていますね。
1対0、前半立ち上がり9分にベンゼマのシュートが決まりました。
レアル・マドリードが1点リード。
前半25分を経過しました。
都並
素晴らしいね、西。
実況
ワンタッチでつないでくる。
ここは昌子の対応です。
クロースにボールが入りました。
しっかりと中を固めているアントラーズ。
ベンゼマ、抜けてきた。
ベンゼマのシュート。
曽ヶ端、防ぎました。
緩急といいましょうか。
一気にスピードアップしてきます。
岡田
でも、ちゃんとコースを切っているし、曽ヶ端も防いでいますからね。
都並
昌子もついて来て、最後はコースを消しているんですよ。
実況
クロースのコーナーキック。
前半4本目。
ヘディング。
バランのシュート。
高さのあるバラン。
身長191センチ。
17歳で国内リーグデビュー。
日本代表のハリルホジッチ監督です。
曽ヶ端から落ち着いて右サイド。
しかし、ここはマークに入りましたクロースです。
22番は西です。
ブラジル代表のカゼミーロからスペイン代表ルーカス・バスケス。
柴崎、ボールを奪った。
ちょっとタイミングが合いませんでした。
岡田
ルーカス・バスケスのところが、ちょっとチャンスを作れそうですね。
ルーカス・バスケス、奪った。
植田のクリア。
このクリアを大きくクリアしたいところ。
クリスティアーノ・ロナウドがボールを引き出そうというところ、植田がついています。
いいディフェンス。
昌子がいいディフェンスを見せましたね。
都並
素晴らしいですね。
実況
ここでボールを奪えればというところですが。
あっと!ここは正当なチャージにも見えましたがファールです。
小笠原はショルダーを使ったチャージだと主張していますが、ファールです。

モドリッチは後ろから来ているのを見て足を少し前に出したんですよ。
わざとファールをもらうような体勢にしましたね。
実況
このあたりも駆け引きになるわけですね。
都並
ブロックするような技術ですね。
実況
前半30分。
少し角度があります。
ゴールまでは30メートル近くありますが、狙ってくるでしょうか。

準決勝でも同じ位置がありましたね。
岡田
2本あったよね。
実況
あの時は2本とも壁に当てました、クリスティアーノ・ロナウドです。
バランが壁の中に入っています。
壁を確認する曽ヶ端。
ロナウドのシュート。
壁に当たった。
もう一度シュート。
準決勝でも壁に当たった後、左足の強烈なシュートを見せました。
今も山本に当たった後、もう一度シュート。
前半30分がすぎました。
ここまで1対0です。
レアル・マドリード、1点リード。
岡田さんがポイントにあげたルーカス・バスケスのところですね。
ここでボールが取れればというアントラーズです。
岡田
結構、孤立しているのでチャンスかもしれないです。
実況
レアル・マドリードはベイルという中心選手がいてベンゼマ、ベイル、クリスティアーノ・ロナウドで、BBCといわれています。
ベイルが大会前にケガをして今回、来日していません。
都並
その代わりに入っているのがルーカス・バスケス。
チーム全体のバランスをとっている選手です。
実況
柴崎のサイドチェンジ。
素晴らしいサイドチェンジです。
今のサイドチェンジですが柴崎の視野の広さといいましょうか、正確性ですね。
岡田
ボールのスピードもよかったですよ。
あの距離だと時間がかかるとどうしても詰められるんですけれどね。
速いボールなので詰められなかったですね。
実況
この選手がレアル・マドリードは2002年トヨタカップで優勝しましたが、その時はジダンが選手でした。
ベンゼマ、中にいる。
あっと!コントロールミス。
すぐに対応した小笠原。
小笠原へのファールになりました。

モドリッチは本当によく見ています。
今、ロナウド、ミスになったのはボールを見て、ベンゼマの動きを見ていたんですよ。
それでボールをちょっと見失って、足に引っ掛けましたね。
岡田
何だかロナウド、大したことないねぇ。

ちょっとでも点が取りたいというね。
準決勝からの思いが強いのか。
いつもより精細を欠いていますね。
実況
おっと、ここはモドリッチ。
昌子、よく対応した。
岡田
よく対応した。
いいぞ。
実況
そして長いボールを送る。
昌子のディフェンスです。
日本代表にも選ばれています。
鹿島ベンチ
ロナウドはすごいんだけれど、すごいのはモドリッチとクロースだ。
ここは気を付けなくてはいけないと昌子は話していました。
実況
それからカゼミーロも守備的な位置にいます。
この3人の中盤ですよね。
岡田
特にモドリッチ、ラストパスを出しますからね。
実況
準決勝でもマン・オブ・ザ・マッチに輝いたのはモドリッチです。
都並
攻撃の起点になって、気の利いたプレーをしますよね。
速攻も彼のプレーから始まっています。
非常に的確なプレーを随所に出します。

サブにはね、イスコだったり、ハメス・ロドリゲスがいますからね。
都並
やめてって感じだよね。
実況
フォーブスによるとレアルの価値は36億4500万ドルの価値があるといわれています。
ロナウドの年俸は90億円。
一日に計算すると2500万円を1日で得るというサラリーです。
岡田
やめましょう、そういう話は。
実況
チームができてから114年の歴史があります、レアル・マドリード。
ヨーロッパチャンピオンは11回、今日、クラブ世界一のタイトルを取れば史上最多5度目というレアル・マドリードです。
前半9分に失点を喫しました。
1対0。
ここまでアントラーズらしいディフェンスを見せています。
35分経過。
都並
ボールを自分達が奪ったあと、レアルがプレッシャーをかけてきた。
1つ目の壁を抜けて、その次にまた壁がくるわけです。
そこを抜けなければいけないんですけれどミスが起きている状況ですね。
実況
ベンゼマからクリスティアーノ・ロナウド。
モドリッチがフリーだ。
シュート!今も最後、コースをなんとか切ろうという永木。
岡田
ピンチになりそうで入れさせない。
これが大事なんですよ。
まったく攻めきれないくらい堅い守備をすると相手はヤバいぞと思うんですよね。
いつでもまた入るんじゃないかと思わせておいて後半同点にする。
実況
何とかこのまま前半は1対0でいきたいですね。
柴崎、落として、土居というところ、想像力のあるプレーでしたね。
都並
奥に出すと見せかけて、中央への短いパスでしたね。
実況
ボールポゼッションはレアル60パーセント、鹿島40パーセント。
鹿島伝統のサイド攻撃。
都並
勝負、勝負。
実況
あっと、折り返せない。
都並
逆サイドに山本が上がるような形を少し狙っているような感じですね。
実況
アントラーズは右サイド西、左サイド山本。
両サイドバックが同時に上がってくるケースが多々ありますね。
都並
レアルの右サイドバックも絞っているんですよ。
その外で山本がフリーになっています。
実況
パスミスになった。
ベンゼマへ。
都並
粘れ。
実況
しっかり締めていました。
植田のディフェンスです。
リオオリンピック代表、植田。
クリスティアーノ・ロナウドからボールを奪った。
ここはオフサイド。
前線は土居聖真です。
アントラーズのユースから昇格して6年目。
間もなく前半40分です。
バランはフランス代表です。
都並
外されてももう1回走ってしっかりと。
この後、動いてしっかりとつなげていく。
実況
マルセロのファールです。

ボールを鹿島は奪って出してから次の動きがちょっと遅いですよね。
都並
そこがレアルは速いものね。

ボールをもらう角度を作ってやると、つなげていけると思うんですけれどね。
都並
苦しんだけれど、そこの頑張りだよね。
実況
コーナーキックのチャンスです。
鹿島1本目。
アントラーズサポーターから大きな声援が響いています、横浜国際総合競技場。
蹴るのは小笠原です。
昌子が上がります。
植田は準決勝、アトレティコ・ナシオナル戦では、強烈なヘディングシュートを放ちました。
都並
植田のヘディングは通用するんじゃないかな。
実況
ドリブルで上がっていくベンゼマ。
ベンゼマと1対1、遠藤。
粘り強く守る。
しっかりと外に追い込むディフェンスを見せている鹿島の伝統。
鹿島ボールに変わりました。
小笠原も前半でつぶれてもいいんだと言わんばかりの運動量ですね。
岡田
そうですね、素晴らしいですね。
ヨーロッパチャンピオン、レアル・マドリード相手に日本の開催国チャンピオン鹿島アントラーズ。
ここまで1対0。
植田のクリア。
岡田
これだけプレッシャーをかけたらね、クロースやモドリッチでもミスをするということです。
サッカーというのはミスの競技ですからね。
実況
ルーカス・バスケスからボールを奪った昌子。
都並
ここは勇気を持ってしっかり三角形をつくりたい。
実況
金崎、抜けた。
バランが行く。
金崎、あっと、スピードがある。
サイドから遠藤が上がっている。
バランのクリア。
アントラーズサポーターからの声援が大きくなった。
前を向いた。
シュート!決まった!アントラーズ同点!柴崎。
ヨーロッパチャンピオン、レアル・マドリードからゴールを奪った!1対1。
見事なボレーシュートが決まった。
都並
素晴らしいな。
実況
レアル・マドリードから柴崎のボレーシュート。
1対1の同点。
都並
いや〜。
実況
今のシーンです。
都並
ステップを速くかわしたね。
岡田
土居もよかったですね。
実況
アントラーズファンだけでなく日本中のサッカーファンが心を打たれた、そんなシュートでした。

サブのメンバーがゴール前まで駆け寄って、大きな声を出していますよ。
実況
昨日の記者会見でもレアルに勝つつもりで自分は戦うと話していました、柴崎。
アントラーズの10番を背負う男。
かつてジーコがつけていた10番を背負う男、柴崎岳がレアル・マドリードから同点ゴールを取りました。
1対1。

この時間、残り最後まで耐えたいですね。
実況
ここで前半終了のホイッスル。
柴崎岳がレアル・マドリードからゴールを決めて1対1。
ヨーロッパチャンピオンを相手に開催国王者・鹿島アントラーズ、クラブのワールドカップ決勝戦、前半を終えて1対1です。
桐谷
1対1ですよ、すごいですね。

クラブワールドカップ決勝は前半終わって1対1。
鹿島が追いつきました。
さんま
また鹿島に僕は謝らなければいけません。
こんな展開になるとは。
日本テレビさんからもありがとうございます。
中田
鹿島は失点してからも積極的に前にいきました。
それが実ったゴールかなと思います。
北澤
柴崎があそこにいたということが大事なことですが1回も崩されていないですよね。
粘り強い守備がうまくいっているというところでモチベーションが下がっていない。
さんま
ロナウドが何かな〜。
元気がないんですよね。
点を取りにいこうとしているのか、昨日の夜遊びなのか分かりませんけれど。
北澤
鹿島のディフェンスが無理に飛び込んでいかないですよね。
中田
柴崎選手、素晴らしいゴールです。

決勝は1対1で同点で折り返しています。
副音声も盛り上がっていますね。
手越
鹿島が1点取った時はみんな拍手しながら大盛り上がりでした。
田中
最初はね、圧力が強くてどうなることかと思いましたがワンチャンスをものにして素晴らしい試合になっています。
森重
押される時間帯もあったんですけれど、鹿島の我慢強さが出て2失点目をしないことによって同点に追いつけたと思います。
高橋
鹿島やりましたね。
後半、もっともっと本気のレアルが来ると思うので前半の戦い方が通せるかどうかだと思います。
田中
試合展開、難しいと思うんですけれど、鹿島の選手達が修正してどんどん内容がよくなっているので後半はすごく期待できます。
森重
鹿島はうまく行かないときにみんながピッチの中で修正できる。
それが鹿島の強みなので後半も疲れてきて、隙が出てくるかもしれないけれど、そこをうまく修正してほしいと思います。
高橋
鹿島がもう1点先に取ってほしいと思います。

レアルのほうがまだ出てきていないようですね。
さんま
ジダン監督が怒っていると思います。
正座させられて怒られていると思います。
中田
レアルは間違いなく後半出てくると思います。
そこを鹿島は引かずに前半と同じように戦うことが大事だと思います。
北澤
やりづらさを感じているとはレアルだと思います。
今のうちだと、チャンスかなと思いますね。
さんま
イスコを出します。

選手交代の可能性もありますか?北澤
イスコの起用は考えられますね。
さんま
私ならイスコを使います。
中田
ロナウドはもっともっと貪欲に仕掛けてくると思います。
ディフェンス陣がどう対応するか。
さんま
ねぇ、怒られた後の顔でしょ。

ロナウド選手が横浜国際総合競技場のピッチに向かっています。
レアルの後半は恐ろしいですね。
北澤
タイトルを取るために来ていますから、戦術を変えるのか。
キックオフ直後から見えてくると思います。
中田
この守備を後半も続けてほしい。
さんま
2対1で鹿島が勝つと日本テレビの社長も喜ぶと思います。

背番号7クリスティアーノ・ロナウド選手の姿が見えます。
北澤
自分でも前半のできはよくなかったとわかっていると思いますよ。
ちょっと目つきが違います。
実況
前半1対1。
これから後半です。
岡田
1点早めに取ったレアルがかなりゆるくなりました。
アントラーズの得点シーンを見てもかわそうとしたのかもしれません。
クリアではなくてね。
実況
緩みがあるとすれば、ジダン監督は、その緩みを一切排除してくるでしょう。
青森山田高校から鹿島アントラーズに進んだ柴崎岳の見事なシュート。
都並
落ち着いていました。
正確にネットを揺らしましたね。
実況
日本のサッカーには無限の可能性があると柴崎は話していました。
それを証明するような試合にしたい。
その言葉通りの見事なボレーシュートをたたき込んで、1対1の同点。
クラブワールドカップの決勝戦。
レアル・マドリード対鹿島アントラーズの後半戦です。
今、後半のキックオフ。
1対1の同点。
レアル・マドリードは白いユニホーム。
4番はキャプテンのセルヒオ・ラモス。
後ろからカゼミーロのタックル。
バランのタックルです。
開けたスペースにベンゼマが入ってくるところ。
かなり中盤、激しくいっているアントラーズです。
ルーカス・バスケスから右サイド、カルバハル。
ディフェンス、よく守った。
ここはよく対応した。
とにかく前半もそうでしたがワンツーパスの、何と言うんでしょうか、局面を打開する一瞬のスピードですよね。
都並
パススピードと精度ですよね。
正確に来ます。
実況
後半、立ち上がり、セットプレー、気を付けたい鹿島。
パンチング。
少し小さい。
モドリッチに対して永木。
モドリッチ、かわした。
ディフェンスが対応しました。
都並
永木がモドリッチを追いかけて、モドリッチは苦しい体勢になっているんですけれどターンの技術でかわして、また違う場所にパスを出していく。
これは奥深い。
実況
蹴るのはモドリッチ。
セルヒオ・ラモスのヘディング。
クロスバーの上です。
セルヒオ・ラモスにはセットプレーでのヘディング。
気を付けなければいけません鹿島アントラーズです。

レアルの選手の表情を見ているんですけれど、非常にキリっとした顔に変わりました。
前半とは違いますね。
エンジンをこれから、かけに来そうです。
実況
クリスティアーノ・ロナウドには植田がついてる。
ここは、いいプレッシャーで相手のパスを下げさせているアントラーズです。
岡田
中盤の守備いいですね。
実況
後半の入り方、アントラーズはどうですか?岡田
悪くないですよ。
都並
いいね、西。
この後のつなぎができれば。
そうそう。
実況
カゼミーロのディフェンスです。
カゼミーロの守備範囲の広さです。
ブラジル代表。
都並
奪いに来ているじゃないですか。
今のつなぎはよかったですよ。
実況
コーナーキックです。
蹴るのは同点ゴールを決めた柴崎です。
ファーサイドに昌子。
植田もいる。
ニアサイド。
ヘディングのクリアはクリスティアーノ・ロナウド。
ここはファールになりました。
レアルボールです。
岡田
おもしろいものでね、サッカーは人間がやるのでメンタルというのがあるんですよ。
ここがゲームと違うところで一回ちょっと緩んだのは頭では分かっていても心は戻らないんですよ。
ブラジルワールドカップの日本代表の初戦も恐らくちょっとそういうところがあったのでしょう。
ヤバいと頭では分かっていてもなかなかリズムは戻らない。
実況
コートジボワール戦ですね。
一気に畳みかけられて逆転負けを喫したゲームがありました。
岡田
こういうのは面白いですよね。
実況
レアルのほうが、一度緩んでしまったものを締めるのは難しいということですか?岡田
まだ戻っていないので鹿島はチャンスありますよ。
普通そのまま後半に入って何とか行けるだろうと思わせておいて後半で取るのが一番いいと思っているんですけれど、まだ十分いいディフェンスをしてるのでレアルはちょっと戸惑っています。
都並
スピードを出させないような守備をするのでね。
レアルは嫌な感じがしているんじゃないですか。
実況
さぁ、柴崎、前を向いた!シュート!決まった!柴崎のゴールが決まった!スーパーミドルシュート!柴崎の左足がさく裂!レアル・マドリードを逆転した!都並
きた〜!柴崎、すごいな。
実況
日本の未来を変えるか?柴崎岳。
都並
なんという決定力だ。
実況
2対1。
逆転。
都並
ちょっと夢を見ているみたい。
すごいね。
実況
今のシーンです。
都並
甘いですよね。
岡田
柴崎のシュートは素晴らしかった。
レアルはスライディングもしていません。
面白くなってきた。
実況
レアル・マドリードから2点を奪った柴崎、2ゴール。
日本代表。
日本のサッカーには無限の可能性があると僕は信じていると話した柴崎岳。
子供達の目を輝かせるために僕らがあこがれの的にならなければいけない。
そう話していた柴崎が見事なシュート。
さぁ、2対1。
アントラーズ1点リード。
後半8分。
もう一度コーナーキックです。

ここ、大事ですね。
しっかり守りたいです。
実況
クロスが上がってきた。
ファーサイド、ベンゼマ。
よく守りました。
ここは遠藤のディフェンス。
レアルベンチ
今の失点を受けてハメス・ロドリゲスにアップを急ぐように指示をしました。
実況
日頃から何度も何度もイメージをつけるために、ミドルシュートのDVDを見ていると話した柴崎です。
実況
GK曽ヶ端、おさえました。
世界を驚かせる見事なミドルシュートでしたね。
都並
素晴らしいね。
本当に全世界が驚いているよ。
実況
岡田さんはFC今治でオーナーを務められています。
岡田
日本のサッカーが進歩してきているというのを目の当たりにしています。
都並
このピッチには、日本人しかいません。
すごいことだな。
実況
セルヒオ・ラモスにイエローカードが出ました。
都並
すでに数的優位を保って攻守に頑張れている。
実況
1対1。
粘ってスライディング。
ここは22番・西。
サイドクリスティアーノ・ロナウドが手を挙げて呼んでいる。
しかし鹿島はしっかりとレアル・マドリードのFWに対して守備についています。
都並
ここで慌てて取りにいくと間に合いませんから、人数がそろわなくなります。
縦パスを入れさせないようにコースを切りながら、守っています。
実況
2対1で守るアントラーズ。
鹿島ボールです。
都並
レアルは鹿島の壁に対してパスという形で崩そうとしています。
これにハメス・ロドリゲスとかイスコとかドリブルを使われると鹿島のディフェンスの距離感が少し変わってくる。
そういうことが次に起きてくるかもしれません。
石井監督の采配を見ると相手が来るぞという時に、お返しのように勢いの出るような采配をきっています。
ちょっと見応えがありますね。
後半12分。
2対1となってこの後のゲーム展開、どういうふうに読んで行きますか?岡田
アントラーズはこのまま続けていけばいいと思います。
レアルがどういう手を打ってくるかですね。
ジダンはまだ動かないんですけれど、流れはこのままでは変わらないと思いますよ。
何か手を打たないと。
レアルベンチ
イスコとモラタにもアップを指示しました。
実況
ベンゼマからモドリッチ、抜けた!倒れた!PKだ!PK。
ここはPKの判定。
岡田
今のはかわいそうだな。
実況
ルーカス・バスケスを倒したか。
実況
山本、今、イエローカードが出ました。
ルーカス・バスケスに対して…。
岡田
あぁ。

引っ張られた反動がね、ちょうどレフリーから見えたんですよ。
これ、合わせ技一本です。
これは仕方がない。
ただこれね、止めるかもしれません。
実況
蹴るのはクリスティアーノ・ロナウド。
GKは準決勝、マン・オブ・ザ・マッチ、曽ヶ端。
実況
決めました。
クリスティアーノ・ロナウド、決めて2対2。
都並
喜ばないでボールを取りにいきましたね。
実況
表情は変わりません。
岡田
あのスピードのインステップであそこに蹴るんだからすごいね。
よほど自信があるんだね。
キックの精度に。
実況
ヨーロッパ・チャンピオンズリーグの決勝でも最後はクリスティアーノ・ロナウドのPKでした。
11度目のヨーロッパチャンピオンになったレアル・マドリード。
シュート!ここは一気に畳みかけようというレアル・マドリード。

これ、レアルは100パーセントきますよ。
ちょっとやっぱり1つのミスがね、命取りになるので、鹿島は切り替えて集中したいですね。
実況
後半15分。
クロースです。
バランがニアサイド。
セルヒオ・ラモスのシュート!ここは、事なきを得ました。
苦しい時間帯に今アントラーズサポーターから大きな大きな声援が響いています。
右サイドには、ルーカス・バスケス。
クロスを上げた。
クリア。
少しレアルの選手達の動き、そしてパススピードが上がってきました。
山本のクリアです。
この時間帯、アントラーズは耐える時間帯ですね。
岡田
石井監督も何か考えていると思います。
実況
ベンチでコーチングスタッフと話し合っています。
セットプレー。
蹴るのはクロース。
金崎のクリア。
17分経過。
アントラーズ石井監督はどんな手を打ってくるか。
レアルのパス回しがテンポアップしてきました。

苦しい時間帯、昌子が後ろからみんなを鼓舞していますよ。
ここを耐えようという声が聞こえましたね。
実況
アントラーズにとって勝負の時間。
反対に、この時間帯に仕留めたいレアル・マドリード。
岡田
まだ2対2ですからね。
鹿島ベンチ
ファブリシオが呼ばれました。
実況
昌子がクリスティアーノ・ロナウドについています。
揺さぶってくるレアル・マドリード。
都並
速くなって来たね。
実況
コーナーキックです。
都並
パスと人の動きが速くなるとDFはつられるから数的優位をつくれなくなるんだよね。
岡田
あのPK、もったいないなぁ。
都並
ここを攻めたいよね。
実況
あっと!ここは。
マルセロ、中をしっかり締めたいアントラーズ。
ここはパスミスになりました。
間もなく後半20分。
アントラーズはファブリシオを投入ですね。
岡田
当たりが相手に強い、そういうのもあってカウンターのスピードを期待しているのかもしれません。
誰と代えるかですね。
都並
ここが一番苦しい時だね。
実況
マルセロに対して西。
交わした、ベンゼマ。
クリスティアーノ・ロナウド。
マルセロ、シュート!止めた!少しブラインドになりましたが、曽ヶ端、よく止めました。
しかし、この局面を打開するベンゼマのプレーですね。
都並
裏からアウトで通しているんだ。
モドリッチに対しては小笠原がついている。
カゼミーロ、下がって最終ラインでボールを受けます。
ベンゼマには植田がつく。
ベンゼマが追いついた。
クロスを上げた。
クリスティアーノ・ロナウド。
クリスティアーノ・ロナウド、振り向きざまにシュート。
しっかり3人で対応します。
ここはクリアしました。
今の一連の流れ、アントラーズの守備はどうでしたか?都並
体を背けずに、しっかり複数で対応していると思います。
都並
裏をとってくる。
ロナウドの動きが速いね。

前半にはなかった裏を取る動きをしていますね。
都並
呼んでいるよね。
実況
ここで選手交代が認められます。
小笠原を下げてファブリシオ。
柴崎が恐らく真ん中に入るでしょう。
今日の小笠原のプレーはどう映りましたか?岡田
素晴らしいと思いますよ。
この年齢になってここまで泥くさく走りきる。
大したものですね。
実況
37歳です。
そしてキャプテンマーク、代わってファブリシオが入ります。
中国の広州でも岡田さんは指揮をとっていました。
このファブリシオはよく知る選手ですよね。
岡田
僕はよく使っていました。
まだ当時は若くてね、だいぶ大人になってきました。
実況
強烈なシュートも持っているファブリシオ。
ここは永木。
永木と柴崎のダブルボランチになりましたね。
岡田
今、チャンスですよ。
ナバスが飛び出してヘディングのクリア。
岡田
これは止めたほうがいいですね。
実況
セルヒオ・ラモスです。
かなり激しく当たりました。
今、ファブリシオがスピードを見せましたが、ひざが入っていますね。
都並
これは痛いぞ。
岡田
大丈夫ですか。
実況
キャプテンのセルヒオ・ラモスです。
都並
ろっ骨を損傷しててもおかしくないくらいの当たりですよ。
筋肉のよろいを着ているのかな。
実況
レアルの哲学に献身性、そして最後まで、あきらめずに全力を尽くす、そして攻撃的レアル。
この3つがあります。
都並
頑丈だ。
実況
決して諦めることなく、闘争心を最後まで見せるレアルの哲学を体現する男、キャプテンのセルヒオ・ラモスです。
クラブ114年の歴史、対するアントラーズ。
アントラーズというチーム名になってJリーグができてから25周年を迎えた今年、クラブワールドカップの決勝戦は2対2。
マルセロ、ちょっと遅れた。
柴崎が遅れてマークに行く。
しかし、ここは何とかコースに入った。
金崎に対するファールです。
失点したのは後半15分です。
そこから10分がたちました。
しのいだと見ていいでしょうか。
岡田
いっときの勢いはしのぎましたね。
実況
ここからゲームの展開がどう変わっていくか。
都並
柴崎は落ち着いているね。
実況
ちょっとコントロール、タイミングが合いませんでした。
レアルベンチ
ジダン監督は20分をすぎたあたりから、明らかに身振り手振りが大きくなっていますね。
岡田
それでも動かないですね。
実況
そうですね。
ジダン監督は動きません。
かつて、フランス代表でワールドカップを取り、ユベントス、レアル・マドリードでクラブ世界一のタイトルを取ってきたジダン監督です。
ヨーロッパチャンピオンになりました。
ヨーロッパチャンピオン、レアル対日本のJリーグチャンピオン鹿島。
シュート。
遠藤のシュートです。
岡田
代えるとしたらルーカスの所だね。
しかし、そこに合う選手がいないのかな。
実況
サイドができるというと、アセンシオという選手が控えています。

ロナウドを代えるわけにはいきませんしベンゼマも動いてはいるんですけれど若干動きが止まってきているような感じです。
実況
ベンゼマとモラタを代えるという交代は何度も今年行ってきました。
実況
ベンゼマ、前を向いた!シュート!曽ヶ端防いだ!おっと、オフサイド。
オフサイド。
曽ヶ端、スーパーセーブ!城
すごいセーブですね。
ベンゼマも振り向きざまで腰を振ってうまく打ったんですけれどしっかりと見切っていましたね。
実況
スペインではスーパーセーブのことをパラドーンといいます。
恐らく現地のアナウンサーはパラドーンと叫んでいるでしょう。
こういった一本のセービングでゲームの流れが変わることもありますね。
岡田
GKは1点入るか、止めるか。
ものすごく大きいですからね。
実況
チームをマネジメントする上でGKは重要なポジションです。
曽ヶ端がスーパーセーブを見せました。
ゲームの流れが変わるか。
ベンゼマに対しては昌子。
クリスティアーノ・ロナウドに対しては植田がついています。

昌子がロナウドに対して、かなりいろいろ接近して仕掛けたりしているのでちょっと嫌がっていますね。
実況
世界のサッカーファン、メディア、そしてサッカー関係者が今日のクラブワールドカップ決勝を見ています。
都並
攻撃だけ考えればクロースをアンカーにすることもあるんですけれどそれも怖いのでしょうね。
実況
間もなく後半30分経過。
ジダン監督はまだ動きません。
クロース、ここも抜けてきた。
昌子のクリア。
岡田
すばらしい。
実況
よく守った柴崎。
ホイッスルです。
観客数が発表になりました。
6万8742人。
クラブワールドカップ史上最多のお客様がこの横浜国際総合競技場に詰めかけました。
実況
残り15分です。
2対2。
同点。
先制したのはレアル・マドリード。
前半9分にベンゼマ。
しかし前半44分に柴崎の同点シュート。
モドリッチがフリーだ!よくブロック入った。
後半の7分に柴崎のシュートで勝ち越し成功。
しかし、後半15分。
ロナウドのPKで同点に追い付いています。
遠藤のクリア。
少し小さい。
こぼれて、GK曽ヶ端です。
2対2、同点です。
岡田
ジダンが動きそうですね。
実況
今、アシスタントコーチに交代を要求しました。
レアルベンチ
イスコです。
実況
テクニシャンドリブラーのイスコを投入してきます、ジダン監督。
ここも昌子、よく対応した。

昌子の対応ですけれど集中力を保って、しっかりプレーしていますよね。
実況
柴崎の2得点。
その柴崎は今ボランチの位置。
センターバックは昌子と植田のコンビ。
残り15分。
都並
守備のリズムができていますから。
パス、パスで展開されて、落としてドンみたいなところにちゃんと対応に行けています。
イスコが入ってリズムが変わりますからそこに対して微調整をして対応してほしいですね。
実況
クロースをはじめパスのリズムには徐々にアントラーズが適応してきています。
都並
必ず、1人ボールに行って、カバーに行く。
対応できていますよ。
都並
この後のつなぎをね、何とか持っていきたいですね。
ここは柴崎のディフェンス。
ホイッスルです。
アントラーズボール。
岡田
レアルが攻撃の時、カゼミーロを下げて、3バック気味でボールを回してきました。
それにちょっと対応できずに押し込まれているところがありますね。
実況
3バック気味にすると両サイドバックが高い位置を取ることができます。
そこにレアルの選手が1人2人絡んでくるとサイドで数の上で有利な状況を作られてしまう。
都並
丁寧に行きたいですね。
実況
パスがつながった。
ディフェンスラインは4人しっかりそろっている。
遅れてクリスティアーノ・ロナウドが入ってきた。
クロスを上げてクリスティアーノ・ロナウド。
しっかり昌子が体を寄せていましたが、シュートを打たれました。
ジダン監督が後半35分に選手交代。
手を打ちます。
ルーカス・バスケスに代えてイスコです。
都並
寄せていないと自由に体をひねったり、下にたたきつけたりするヘディングができてしまいます。
実況
天才的な感覚を持つテクニシャン、イスコを投入してきました、ジダン監督。
抜けた!金崎、ファブリシオが走っている。
あっと、前でこぼれた。
クリスティアーノ・ロナウドが抜けてきた。
止めた!曽ヶ端、止めました。

最後まで曽ヶ端、ボールがどこに来るか見ています。
曽ヶ端の間合いで止めましたよ。
落ち着いていました。
完璧ですね。
実況
コーナーキックです。
集中したいアントラーズ。
実況
ここはシュートでしょうか?マルセロ。
曽ヶ端が決定的なピンチを2本、3本、防ぎました。
アントラーズ、3人の選手が入ってくる。
柴崎のクロス。
カルバハルが戻っていました。
37分になるところ。
クラブワールドカップの決勝戦。
世界に散らばる30万1000クラブの頂点を決めるクラブワールドカップの決勝戦。
ヨーロッパチャンピオン、レアル・マドリード、開催国枠として出場した鹿島アントラーズがこの決勝戦まで勝ち上がってきました。
2対2。
世界最高のクラブ相手に譲らずアントラーズ、レアルから2点を取ったのは鹿島の柴崎です。
岡田
レアルが3バックにして2トップにしてきていますね。
カゼミーロを下げて3バックになってきました。
実況
その2トップをしっかりマークしたい鹿島アントラーズ。
岡田
昌子と植田、2対2になりますからね。
都並
これは中盤、上げてきたから攻めて行ったほうがいいね。
相手も来ているわけだから、思い切って西がいいんだよね。
実況
中に山本が上がってきている。
モドリッチのクリア。
実況
ヒールで送って、イスコ。
中にロナウド。
まだボールをキープ。
クロスが上がってきた。
GK曽ヶ端、抑えました。
都並
この時間帯にああいうドリブルをされると本当に疲れるんですよ。
実況
相手が2トップにしてきて、トップ下にイスコでしょうか。
アントラーズのディフェンスの考え方はどうですか。
都並
それに合わせて引くこともあるんですけれど、中盤は空いています。
攻めて出て行ってフィニッシュで終わるほうが危なくないですよね。
実況
カゼミーロ、上がってきた。
ここはしっかり対応しました。
しかしコーナーキック。
後半まもなく40分。

鹿島の選手、みんなで声を掛け合っていますよ。
実況
逆サイド、ヘディング。
ここは倒されたと主張しているレアルサイド。
都並
倒れこみながらのヘディング。
都並
我々はレアルのプレーを何回も見ているのでここから、ここにくるというイメージがありますよね。
鹿島の選手も少しあるのかもしれません。
実況
後半40分経過。
ヨーロッパチャンピオン、レアル・マドリードに対して日本のJリーグ王者、鹿島アントラーズ、ゆずらず、2対2。
ここから勝負の後半、残り5分。
このまま同点なら延長戦です。
鹿島ベンチ
鈴木が呼ばれました。
岡田
これは面白いぞ。
都並
やってくれ。
実況
アントラーズユース出身。
生え抜きの鈴木です。
アントラーズは本当に生え抜きの選手、高校からとって、ユースからとって、大切に選手を育てるクラブですね。
西のクロス。
ファブリシオ。
カルバハルのクリア。
中には金崎がいる。
カウンター。
威力があるレアル・マドリード。
さぁ昌子と1対1。
1対1、止めた。
クリスティアーノ・ロナウドを止めた!都並
素晴らしい。
実況
素晴らしいディフェンス。
都並
これは1点入るよ。
実況
ここは大事にいきたいアントラーズ。
十分に世界を相手に昌子のディフェンス、やっていける。
岡田
日本のDFでここまで世界に通用しているのは久しぶりですね。
実況
ファブリシオのシュート!ファブリシオ、強烈なシュート。
岡田
右足はもっとすごいよ。
都並
そうなんだ。
このシュートはこの時間帯に使いたくなりますね。
いや、面白い。
実況
レアル・マドリードのゴールを脅かしました。
実況
そして鈴木優磨が入ります。
土居に代わって鈴木。
都並
土居もよくやったよ。
実況
ジーコが植えつけた、勝負に対する執着心。
当時99.99パーセント、Jリーグの壁は無理といわれた中でカシマサッカースタジアム。
金崎、折り返した。
クリアした。
クリアした。
金崎、抜け出した。
43分。
都並
いい動き。

これは鹿島、あるかもしれません。
いい流れですよ。
実況
蹴るのは柴崎。
サポーターからの声援が一段と大きくなったレアルも勝負を決めに来る。
マルセロ。
中にクリスティアーノ・ロナウドがいる。
クリアした。
44分経過。
集中力を保ちたいアントラーズ。
永木のディフェンス。
金崎、前を向いた。
倒された。
あっと、退場!セルヒオ・ラモスは1枚もらっているが、イエローカードが出れば退場だ。
セルヒオ・ラモスにイエローカードが出ない。
岡田
何?イエローカード出さないの?実況
主審はザンビアのシカゼ。

間違いなく足にいっていますよ。
鹿島の選手は抗議していますけれどね。
岡田
やめたんですかね。
実況
一度、胸に、ポケットに手が行ったんですけれどイエローカードは出しません。
都並
えー、何だよ。
納得いかないですね。
実況
アディショナルタイムは3分です。
45分経過。
都並
ちょっとレアルに気を使ったか。
実況
アディショナルタイムは3分。
ヨーロッパチャンピオンに対して一歩も引くことなく2対2。
最も集中しなければいけない時間帯です。
46分経過。

レアルの選手もかなり足に来ていますからね。
こうなったら精神力の問題です。
実況
アントラーズにはジーコが残した勝利への執着心、そのスピリットが流れていますレアルにもレアルの哲学、最後まであきらめないというメンタリティーが備わっています。
中は整っている、レアル・マドリード。
47分になるところ。
西、浮かせた。
遠藤、クロスを上げた、イスコ。
永木。
永木のいいディフェンス。
日本代表・永木。
都並
よく見ている。
いいディフェンスでしたよ。
来た、遠藤。
ナバスもやっぱり読むね。
植田、昌子のセンターバックがしっかりとクリスティアーノ・ロナウドとベンゼマの2トップを抑えている。
都並
西、抜群ですよね。
本当に起点になっている。
パスを通したファブリシオ。
マルセロのクリア。
遠めから永木。
サイドを使ったクロスを上げた。
フリーになった遠藤。
惜しくも外れました。
都並
これは行けるよ。
実況
ここでホイッスル。
レアル・マドリード対鹿島アントラーズの実況
今、円陣の輪が解けました。
非常にいい雰囲気ですね。
都並
ファミリーという感じですね。
実況
一方のレアル・マドリード、ジダンが円陣の中央で話している。
レアルも円陣の輪が解けた。
クラブワールドカップの決勝戦は延長戦です。
2対2です。
素晴らしいですね。
岡田
すごいことですよ。
でも、やればできるんですよね。
実況
1998年、岡田監督が日本を率いてワールドカップ初出場。
アルゼンチン代表と対戦してから18年がたちました。
岡田
あの頃は本当にテレビで見る選手達とやるんだという感じだったけれどいまやみんな対等だと思っています。
スタートラインは以前は10メートル後ろでしたが、今は対等な位置から平気で走り出しています。
すごいことですよ。
実況
レアル・マドリード対鹿島アントラーズ。
クラブワールドカップ決勝戦、延長戦が今、始まりました。
15分ハーフの延長戦です。
左エンド、レアル・マドリード。
右エンド、鹿島アントラーズです。
中盤の底でモドリッチからクロース。
延長前半の立ち上がりはレアル・マドリードがボールをキープしています。
西はクリスティアーノ・ロナウドが引っ張っているのではないかと主審にアピールしていました。
レアル・マドリードボールです。
ペナルティーエリアの中にはベンゼマとロナウド。
今ロナウドには、昌子がついています。
ラインコントロールはどうですか?都並
いいですね。
コンパクトな陣形を維持するようにしています。
実況
ジダンがテクニカルラインまで出てハーフウェーラインのところで指示を送っています。

レアルのディフェンス陣のほうから見ているんですけれど、縦パスを通さないようにしていますね。
実況
ジダンがアントラーズのベンチの前まで来て指示を送っていますよ。
都並
ジダンも焦っているんだ。
都並
相手のテクニカルエリアにいる監督は初めて見ましたよ。
田中
今、審判に注意されて戻りました。
実況
ヨーロッパチャンピオンとしてはこの試合で落とすことは許されないというプライドがあるでしょうね。
岡田
3バックにしてから生きてないですね。
3バックが残っていてその前にモドリッチとクロースが下がってきて結局、5人ぐらい相手より後ろにいるような感じになることが多いです。
3バックが持ち上がらないとね。
数的優位になりません。
実況
ファブリシオに対してイエローカードです。
岡田
そしたら先ほどのセルヒオ・ラモスにも出してほしいな。

ちょっと厳しいですね。
実況
3人プラス1人。
モドリッチが今上がっています。
タイトにマークしたいアントラーズ。
ホイッスルです。
アントラーズボール。
鹿島ベンチ
北中米カリブチャンピオンのクラブアメリカ、そしてアトレティコ・ナシオナルも鹿島の応援に回っています。
都並
粘り強く戦うチームだなと思っているでしょう。
実況
鹿島にも長い歴史があります。
都並
しっかり強化してきたチームです。
強化責任者が20年変わらないというクラブも珍しいですよ。
鹿島ベンチ
鈴木強化部長に話を聞くと負けて当たり前という考えは一切捨てろとジーコに教えられたそうです。
実況
気持ちの部分も強調されていますがメンタルの部分もありますね。
岡田
大切です。
実況
イスコ、ドリブル。
ドリブルで相手の陣形を崩そうというイスコです。
ファブリシオ、ボールを奪った。
さぁここは、セルヒオ・ラモスとの1対1。
ファブリシオ、強烈な右足のシュート!レアルゴールを脅かしました。
クロースの一瞬の隙を見逃しませんでした。
ただセルヒオ・ラモスも落ち着いています。
さぁ、セットプレー。
蹴るのは遠藤です。
ファーサイドには鈴木優磨、ファブリシオもいます。
ヘディングの強い植田もいます。
ナバスが出た。
このカウンターに気を付けなければいけません。
アントラーズ。
ファールはしたくない。
少し、前のスペースが空きました。
ベンゼマのクロス。
植田のクリア。
ノーファールでボールを奪った。
そしてカウンター。
今、戻ったんですがね。

金崎の動きですけれど、ボールをとる前から準備していました。
常にゴールを狙っていますよ。
さぁクリスティアーノ・ロナウド。
一瞬の隙をつきました。
レアル・マドリード。
延長前半、一瞬の隙を突きました。
これがヨーロッパチャンピオンの力、レアル・マドリード。
延長前半8分。
ベンゼマからクリスティアーノ・ロナウド。
都並
ここでね、外にもイスコがいるのでそっち側にくるかなというイメージがあったんだけれど。
岡田
ラインがそろっていなかったからね。
都並
さすがですね。
実況
クロースの縦パスからベンゼマ、ロナウド。
あっという間に切り裂いていきました。
都並
ある程度、角度がないと受けにくいんですけれど角度がない状態で出してきました。
ディフェンスからすると、ちょっと出てこないんじゃないかなと思いがちなシーンでしたがまぁ決めるか。
実況
3対2。
レアル・マドリード1点リード。
このクリスティアーノ・ロナウドのゴールが決まりまして、勝ち越しに成功しました。
ヨーロッパチャンピオン、レアル・マドリード。
今日2得点のクリスティアーノ・ロナウド。
これでレアル・マドリード、通算が308ゴールになりました。
367試合目で308ゴール。
出場試合数よりも多いゴールをたたき出しているクリスティアーノ・ロナウド。
アントラーズ、1点を失いました。
延長前半。
ここからまだ勝負を諦めずに粘り強く戦うことができるか。
金崎夢生、倒された。
これはセルヒオ・ラモス。
あっと、あっと、出ます。
カゼミーロです。
失礼しました。
カゼミーロです。
カゼミーロに対してイエローカードです。
さぁセットプレーです。
金崎がスピードを生かして抜け出そうというところ。
セットプレーです。
今日2得点を決めている柴崎。
ニアサイドには山本がいます。

ちょっとニアサイドは空いていますね。
ここを狙うとチャンスになりそうですよ。
実況
クロスバーに当たった。
鈴木のシュートはクロスバー。
都並
惜しい。
実況
完璧なボールでしたね。
鈴木のヘディングシュートは惜しくもクロスバー。
3対2。
依然として1点リードはレアル・マドリード。
その鈴木、後ろからカルバハル。
ホイッスルです。
鹿島ボール。
カルバハルに対してイエローカードが出ました。
延長前半12分になるところ。
かなりレアル・マドリードも体力的にキツいという時間帯です。
アントラーズは選手交代です。
遠藤に代わって伊東を投入します。
今大会初出場になります、伊東です。
延長戦に入ると4人まで交代が可能というレギュレーションです。
鹿島アントラーズは、あと1人、選手を代えることができます。
岡田
レアルは4バックに戻したね。
なるほどね。
実況
得点を取ってまた4バックに戻しました。
セルヒオ・ラモスとバランのセンターバックにカゼミーロがアンカーの位置。
3バックにした時はあまり機能していないというところにも着目されていましたね。
岡田
うまくアシスタントコーチがジダンに言いにいきましたね。
実況
粘り強くディフェンスをする。
しかしカルバハルにかわされた。
クロース、ボレーシュート。
クリスティアーノ・ロナウド。
決まった!クリスティアーノ・ロナウド、ハットトリック。
延長前半終了間際、ここも一瞬の隙を逃さなかったレアル・マドリード。

やっぱりロナウドのところにボールが行くんですね。
ポジショニングと反応、そして最後は冷静さですね。
岡田
大したことないというのが聞こえちゃったのかな。

難しいボールですけれど、簡単にコントロールしました。
ニアの上ですね。
一瞬GKを見ています。
すごい。
都並
シュートに入るまでの姿勢をつくるのが速いね。
岡田
鋼をピンとはねるようなキックなんですよね。
振りの速い、一瞬の振りで蹴るようなキックになってきていますね。
都並
モーションが小さくてすむんですよね。
岡田
体幹が強くないとあのシュートはできません。
実況
世界レベルのシュートテクニックを見せましたクリスティアーノ・ロナウド。
4対2。
岡田
ちょっとアントラーズは足が重くなって来たな。
実況
やはり、これだけのプレッシャーの中でプレーをして、かなりタイトに激しくマークにいっていました。
岡田
それも2対2ならまだ持つんですけれど。
実況
カゼミーロですね。
カゼミーロに対して激しく行きました。
ここで延長前半終了のホイッスルです。
実況
延長前半にロナウドが8分と14分に2点を取りました。
2対2、同点で延長戦に入ったクラブワールドカップの決勝戦。
延長前半にレアル・マドリードが2点を取って2点をリード。
この後、延長後半のキックオフです。
ジダンが一人一人、カゼミーロ、それからバランを呼んで指示を送っています。
そして選手交代がありそうです。
16番のコバチッチを投入します。
モドリッチに代えてコバチッチ投入です。
同じクロアチア代表同士。
昨シーズン、イタリアのインテルから移籍してきましたコバチッチです。
中盤のハードワーカーを投入しましたレアル。
延長後半キックオフです。
都並
またカゼミーロを下げていますよ。
5−3−2のような感じになっている。
実況
ここはコバチッチ、スルーパス。
クリスティアーノ・ロナウド。
曽ヶ端、出た。
曽ヶ端、飛び出しました。
都並
ロナウドは中に行く振りをして外に出た。
実況
永木、サイドを変えます。
24番は代わって入った伊東。
また真ん中、カゼミーロが入ったので、5バック気味になっているレアル・マドリード。
延長前半は4バックにいったん戻しました。
まだロナウドはオフサイドポジションにいます。
レアル・マドリードはもう1人、選手交代がありそうです。
6番のナチョが投入されます。
岡田
アントラーズは最後まで諦めない姿勢を見せてほしいですね。
全世界が見ていますからね。
鹿島ベンチ
サポーターも奇跡を起こせという歌を歌っています。
実況
アントラーズサポーターは声援を送り続けます。
国内最多18個のタイトルを獲得しているアントラーズ。
開催国を代表してここまで勝ち上がってきました。
6番のナチョ、キャプテンのセルヒオ・ラモスに代わってナチョを投入させます。
ジダン監督です。
レアルベンチ
モラタとロドリゲスは依然アップしています。
実況
キャプテンのセルヒオ・ラモスに代わって6番ナチョが入りました。
カンテラ出身の26歳。
アントラーズ、ここでアプローチに行きたいところ。
ちょっと遅れた。
昌子がボールをカットした。
裏を取った、伊東!クロスを上げられるか。
真ん中、飛び込んだ。
岡田
いいですね。
実況
こういったゴールに向かう姿勢ですね。
そしてコーナーキック。
勝負を諦めるというスピリットはアントラーズにはありません。

レアルは全員下がりましたね。
実況
永木のコーナーキック。
あっと、ここはオフサイド。
最後は西のヘディングシュートでしたがオフサイドです。
植田のヘディングシュートでした。
岡田
ファールを取られたんですね。
実況
クロスを上げた。
ディフェンスラインとGKの間にクロスを上げましたがナバスがおさえました。
レアルベンチ
ジダン監督が最後に呼んだのはモラタです。
都並
この時間帯もベンゼマは正確だね。
実況
今日ハットトリック、クリスティアーノ・ロナウド。
延長に入るまではアントラーズ、2対2。
都並
中が空いた。
実況
相手ゴールに迫りたいアントラーズ。
ここはイスコがフリー。
イスコからロナウドへ。
ベンゼマからファーサイド。
オフサイドフラッグが上がっています。
実況
ここでクリスティアーノ・ロナウド交代です。
今日は3得点、ハットトリック。
前半はそれほどでもありませんでしたが、後半、そして延長とロナウドの決定力ですね。
岡田
あのひと振り。
都並
苦しいときに点を取ってくれるのはエースですよね。
隙ともいえないような隙でゴールに結び付けられちゃう。
本当に高いプレーを見せられました。
実況
今日ロナウドはシュート9本。
そのうち枠に5本飛ばして3得点。
延長後半7分が過ぎました。
鹿島ベンチ
赤崎がスタンバイしています。
実況
開幕戦でゴールを決めた赤崎。
オークランドシティ戦では、1点ビハインドから赤崎のゴールで息を吹き返しました、鹿島アントラーズです。
実況
コバチッチ、振り切った。
ここはホイッスル。
うまく対応したかに見えましたがホイッスルです。

コバチッチは途中からなので、スピードが全然違いますね。
でも昌子も諦めずについていきました。
都並
体勢を整えて、いいディフェンスですよ。
実況
昌子もこの大会を通じて自信をつけたでしょうね。
永木に代わって赤崎投入です。

キッカーはイスコですね。
イスコだったらこの距離は十分狙えます。
実況
ゴールまでは30メートル近くあります。
距離はありますが、イスコ。
狙ってきた。
壁に当たりました。
コーナーキックです。
バルセロナのスペイン代表イニエスタがスペインの将来を担う男だと評価しました、イスコです。
都並
狭いスペースで囲まれてもびくともしない選手です。
実況
なるべくコンパクトにしてボールを奪いたいアントラーズ。
さぁ、ボールを奪った。
かわされた。
モラタ。
スピードアップする。
モラタ、1対1、かわした。
昌子。
ブロックした。
よく守った!植田よく守りました。
モラタのテクニックも昌子は完全に振られてしまいましたね。
都並
素晴らしいね。
この時間帯であれだけ振られるようなドリブルをされると昌子も厳しいですね。
都並
赤崎は疲れた味方の分までいきましょうというところだね。
実況
柴崎、パスを送った。
通らない。
通りません。
ゴールキックです。
GK曽ヶ端が出てくる。
曽ヶ端、ここはタッチに蹴り出します。
クラブワールドカップの決勝戦です。
ヨーロッパチャンピオン、レアル・マドリードに対して一歩もひかずに日本の鹿島アントラーズ、延長前半にクリスティアーノ・ロナウドが2点を取りました。
4対2。
レアル・マドリード、2点をリード。
ここからアントラーズはカウンター。
都並
単調なクロスは植田と昌子で跳ね返していますね。
実況
22番は西。
都並
マルセロも疲れているぞ。
実況
GKナバスに戻しました。
失点した後の延長後半15分の戦い方。
ここが大事だと岡田さんからもお話がありました。
鹿島も何とか体を懸命に動かそうという姿勢です。
都並
後ろは昌子と植田、2対2。
マンツーマンで守っているんですよ。
システム的にも勝つぞという形にしています。
真っ向勝負ですよ。
実況
石井監督もプレッシャーに行けという指示を送っています。
都並
きついだろうね。
実況
決して勝負を投げ出さない。
ジーコが植え付けたアントラーズのスピリット。
ヨーロッパ王者レアル・マドリードと真っ向勝負を挑んで一時、勝ち越しました。
PKで同点に追いつかれて延長戦。
クリスティアーノ・ロナウドに2点を決められて4対2。
間もなく延長後半14分。
ゲームをまとめにきているレアル・マドリード。
昌子、体を入れた。
昌子のプレーに拍手がわき起こります。
心を打つプレー。
見事なプレーを見せています昌子。
ホイッスルです。
間もなく延長後半15分。

組織立ってディフェンスラインはうまく連動しているんですけれど、なかなかボールにプレスに行くことが難しくなってきていますね。
もう限界値をこえていると思いますよ。
実況
アディショナルタイムは1分です。
最後まで戦い続けるアントラーズの姿勢、世界のサッカーファンにはどう映るでしょうか。
4対2、リードしているのはヨーロッパチャンピオン、レアル・マドリード。
クラブワールドカップを取れば、2年ぶり2度目。
クラブ世界一は最多5度目になります。
ここでホイッスル。
レアル・マドリード、クラブ世界一。
鹿島アントラーズ、歴史的な一戦で大健闘。
レアル・マドリードを苦しめましたが延長戦の末、4対2。
レアル・マドリードがクラブワールドカップを制しました。
インターコンチネンタルカップを含め史上最多5度目のクラブ世界一に輝いています。
岡田
勝ってほしかったですけれど、世界は見ていましたよ。
このイエローカード、レッドカードのことも含めてね。
都並
本当に自信がつきましたね。
日本サッカー、十分にやれるんだ。
勝ちたかったでしょうけれどね。
素晴らしい戦いをしてくれました。
実況
クラブワールドカップ優勝はレアル・マドリードです。
石井
レアル・マドリードに対して自分達の戦い方をしっかりしたので、120分戦ってくれた選手達に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
足りない部分もあったのでそこを反省しながら今後、自分達のチームを修正していきたいと思います。
このレベルを落とすことなく、どんどん自分たちを向上させたいと思っています。

ものすごい試合を目にしました。
さんま
頑張ってくれて、きれいに着地ができたような形でホッとしています。
鹿島が勝っていたら、高速道路でいろんなことを考えてしまうところでした。
柴崎
勝てなかったのは悔しいですし、勝てるチャンスはあったと思います。
延長でのクオリティーは相手が維持していました。
僕らはちょっと落ちてしまったので課題だと思います。
柴崎
いい大会にできたと思います。
優勝できなかったことは残念ですけれど、優勝を狙える、挑戦できるように頑張りたいと思います。
柴崎
ファン、サポーターの方々の応援はよく届いていました。
開幕から4試合感謝したいと思います。
手越
本当に、すごい試合を見せていただきました。
4試合という過密日程の中、本当にお疲れさまでした。
2016/12/18(日) 19:20〜21:29
読売テレビ1
FIFAクラブワールドカップ決勝 「レアル・マドリード×鹿島アントラーズ」[多][字][デ]

日本勢そしてアジア勢で初めて決勝に辿り着いたJ王者鹿島アントラーズ!対するはC.ロナウド擁するレアル・マドリード!世界30万1千クラブの頂点に立つのは!

詳細情報
番組内容
夢の対決がついに実現!世界30万1千サッカークラブの頂点を決める戦いもいよいよ決勝を残すのみ。決勝へと駒を進めたのは、日本勢そしてアジア勢で初めて決勝進出を果たした開催国王者・鹿島アントラーズ!そしてジダン監督の下、クリスティアーノ・ロナウドら多くのスーパースターを擁するヨーロッパ王者・レアル・マドリード!全世界が注目するこの一戦で鹿島がレアルに勝利し世界一の栄冠を掴めるか!※最大70分延長
出演者
【スペシャルサポーター】
明石家さんま
【ゲスト解説】
岡田武史
【解説】
都並敏史
北澤豪
城彰二
【実況】
田邊研一郎
【STキャスター】
桐谷美玲
桝太一
【ST出演】
手越祐也
高橋陽一(キャプテン翼作家)
【副音声】
森重真人(FC東京)
田中順也(柏レイソル)
畑下由佳ほか