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実況書き起こし 競馬「第61回有馬記念」〜中山競馬場から中継〜[SS] 2016.12.25


生字幕放送でお伝えします
ことしの中央競馬の総決算第61回有馬記念。
毎年10万人を超えるファンが集まるビッグイベントです。
中山競馬場、晴れています。
3時25分のスタートに向けて出走する16頭、すでにパドックに集まっています。
まもなくジョッキーがまたがろうかというところ。
すでに馬体重の増減も発表になっています。
ミッキークイーン前走休み明け10kg増えてましたがきょうはマイナス8kg8番です。
人気もご紹介しましょう。
1番人気はGI3勝ファン投票も1位でしたキタサンブラックが2.6倍。
人気を集めて1番人気のキタサンブラックに迫ってきましたゴールドアクター。
1番人気のキタサンブラックです。

 

 

 

 


春の天皇賞勝ってジャパンカップも勝ちました。
鈴木さん、雰囲気いかがでしょうか。
とても力強く歩いていると思います。
まず最近変わったところがあるんですよ。
というのはクビの付け根のところにあるキ甲が非常に発達してきております。
これは馬が成長する段階においてキ甲が発達するんですけど非常にキ甲が発達してきているというのが印象が深いです。
ゼッケンの一番前の辺りです。
後ほど詳しく説明します。
武豊騎手がまたがりました。
武豊騎手の有馬記念というとオグリキャップディープインパクト。
雰囲気どうでしょうか。
武君が乗りまして背中にハリが出て非常に力強く歩き出しました。
いい雰囲気です。
ご存じ、北島三郎さんの持ち馬ですキタサンブラック。
そして2番人気に迫ってきたのがサトノダイヤモンド。
皐月賞3着ダービー2着、菊花賞でとうとうタイトルを手にしました。
どうでしょうか、ルメール騎手がまたがっております。
ゆっくり歩いてる感じを受けます。
雰囲気的に緊張感がないような気がしますがこれで返し馬をして気合いを入れることによって馬がぐっと盛り上がってくると思います。
返し馬ウォーミングアップの様子は後ほど、ゆっくりご覧になっていただきます。
この2頭が人気を集めてます。
そして、去年のチャンピオンゴールドアクター2番に入りました。
同じ舞台の日経賞もことし、勝っています。
こちらはいかがでしょうか。
ご覧になってる画面なんですが少しうるさいように思いますね。
しかし、前走のJC東京競馬場ではるかに馬は落ち着いてると思いますね。
やはり、この馬、中山ですと落ち着いて歩けるのでしょうか。
とてもいいですね。
それぞれの馬によって通常の落ち着きのレベルが違うわけですね。
違いますね。
すでに人気の2頭キタサンブラックとゴールドアクターはたくさんのファンが待つ本馬場へと向かって地下の通路に入っていきました。
2倍台でキタサンブラックとサトノダイヤモンド。
そのあとゴールドアクターまでご紹介しました。
去年の2着、GI2着が多いサウンズオブアースが4番人気です。
サトノダイヤモンドとクリストフ・ルメールが地下の通路へと向かっていきます。
先ほどキタサンブラックについてはキ甲という話がありました。
今、赤い矢印のちょうどその部分ですね、キ甲。
ここが私たちは馬が成長してくるとキ甲が抜けたという表現をするんですよ。
キ甲が抜けたということはキ甲が上に出てきたということでそれによって馬が成長したんだというバロメーターなんですね。
ちなみに馬の体高はここから地面までおろしたところで馬の体高も測るんですが非常に馬にとっては体の中心で大事なところなんです。
それが非常に大人になってきたというところが印象深いです。
走りのうえではどんな特徴が出てきますか。
まずキ甲から肩にかけて非常にいい筋肉がついてくると思うんです。
ということはスムーズに走れる、この馬ちょっと脚が長くて顔が高い馬なんですがそれにしてもキ甲によってスムーズに前脚が出てくるようになったと思います。
そのキタサンブラックがまもなく本馬場へと姿を見せようというところです。
地下馬道なんですけどキタサンブラック非常に落ち着いていました。
そして、武豊ジョッキーも余裕の表情をされているのが印象的でした。
それではキタサンブラックの当日情報をお伝えします。
清水調教師に1時半ごろに話を聞きました。
まず、はじめにひと言何も心配がないと話していました。
ジャパンカップの疲れはすぐにとれて、いい状態できょうを迎えられたファン投票1位に感謝して期待に応えますと力強く答えました。
続いて、2番人気のサトノダイヤモンドの当日情報についてもお伝えします。
まもなく地下馬道も通る予定です。
池江調教師に1時45分に話を聞きました。
ふだんどおりきょうも落ち着いていて力を出せる状態だと話しています。
常によい状態を一定にキープしている馬だけど順調にきょうを迎えられたと話してくれました。
あとの2頭についても話を聞きまして、8番のミッキークイーンに関しては1回、つかってよくなってきているそして12番のサトノノブレスについては出来に波はない馬なので安定していると話してくれました。
そして、地下馬道マリアライトも本馬場へと向かっていきます。
上位人気2頭は順調のようです。
本馬場入場は藤井アナウンサーです。
大観衆の前に16頭が姿を見せます。
ファンにも支持を受けたこの16頭がことしの頂点に挑みます。
キタサンブラック1番人気です。
上位人気馬についてはウォーミングアップ返し馬の様子もご覧いただきますが鈴木さんキタサンブラックの入り方いかがですか?
後ろからの画面になるので見づらいんですが非常に落ち着いてゆったりと返し馬しておりますね。
ハミの取り方も力強く取っております。
確かに非常にゆったりとした印象がありますキタサンブラックです。
先ほどキ甲についての話もありましたが走りからは具体的にどんなところが見えますか。
キ甲が育つことによって肩甲骨、肩の傾斜が非常にスムーズなように見えるんですよ。
それについてくる筋肉が非常にやわらかくなるものですから肩の傾斜の延長線上まで前脚が伸びるというふうにされていますので今まで以上に少し前脚が伸びるようになったのではないかと思います。
角度がより斜めになってくるので前まで脚が伸びていくということなんですね。
今、この段階では軽めのキャンターですからあの程度なんですがこれがもっとギャロップになりますともっと前のほうに肩も寝ますし前脚も前に着地します。
スピードが出てくると前脚がもっともっと前に出てくると。
走りの面でも幅が広がっているキタサンブラック。
武豊騎手も成長を認めています。
一方、3歳馬はただ一頭の出走です。
ことし、有馬記念サトノダイヤモンドの返し馬の様子です。
500kg以上の馬なんですが筋骨隆々というよりすっきりした感じの馬なんです。
ですから、非常に大きなフットワークで走ります。
非常に瞬発力に関してはちょっと、まだ、これから先ついてくるのかなという感じなんですが筋肉がやわらかいですから走っていても疲労がたまらないような筋肉だと思うんですよね。
ちょうどキャンターにうつったところなんですけど完歩が非常に大きいです。
体全体を使ってキャンターをしているように映りますね。
スピードをかなり落としたスローでご覧いただいていますが筋肉の動きなどもよく分かりますね。
本当ですね。
日に照らされて本当に繊細な細かい筋肉まで浮き出て見えますね。
サトノダイヤモンドとクリストフ・ルメールです。
ルメール騎手はあのハーツクライで有馬記念を制したレースがありました。
第61回有馬記念、スタートは3時25分です。
解説、放送席は元調教師の鈴木康弘さんです。
鈴木さん、ことしもきょうで中央競馬のレースは終わりますけど、この一年はいかがだったですか?
非常に盛り上がったと思いますね。
おもしろい楽しみなレースがたくさんあったように思います。
総決算が、きょうの有馬記念というわけですが非常にファンの数がすごいことになっています。
3時現在で9万人を超えました。
例年10万人を超えるファンが集まる有馬記念ですがそれでもびっしりですね。
すごいファンですね。
ありがたいことです。
この有馬記念はファン投票で出走馬が決まります。
ファン投票上位の馬が走ることができますが山田さんがファンに話を聞いてくれています。
ウイナーズ・サークルすごい熱気ですよ。
2時現在の気温が10.1度なんですけども寒さに負けず、皆さん各馬に声援を送っていました。
ファンの皆さんに応援する馬。
そして、有馬記念に期待することなどを聞いてきました。
きょうの開門は7時半。
開門前にすでに4000人を超えるお客さんが詰めかけていました。
(山田)応援している馬は?
サウンズオブアース。
(山田)なんの馬を応援されてますか?
私はサトノダイヤモンドで。
キタサンブラックで。
ゴールドアクターです。
メジャーな血統じゃないのでそういったところで頑張ってる馬応援したいなと思ってそれで応援してます。
マリアライトは何回も勝ったりしててかっこいいからです。
頑張れ!
キタサンブラックですかね。
1枠、引いたのも、すごいですし。
サブちゃんの歌も、また聴ければいいかなっていうふうに。
有馬記念はファンの思いファンの夢が走るというのもよくいわれますがさまざまなファンの声がありました。
というレースの中でもことし、ファンの支持を集めているのがキタサンブラックです。
ファン投票1位。
キタサンブラックの前走のジャパンカップをご覧いただきましょう。
スタートのところです。
鈴木さん、ほかの馬が競りかけてくることも予想されましたがキタサンブラックが逃げていく形になりました。
とてもいいスタートで出ましたね。
ほかの馬がハナを主張してこなかったものですから最初のコーナーもゆったりと自分のペースで入ることができました。
3コーナーへと向かっていくところです。
内側の荒れたところも避けていいところを取ってますね。
ちょうど馬場の走りやすいところを選んで走ってきました。
最後の直線です。
キタサンブラックといいますとこれまでは勝っても負けても大接戦というレースが多かったんですが2馬身半ちぎりました。
非常に接戦を制してきたんですがこのレースにかぎっては離しましたね2馬身半になりましたか。
強さが本格化してきたということなんでしょうか。
一つの、そういう取り方をしていいかなと思います。
またがっている武豊騎手の声も聞きましょう。
(武)ファン投票1位ということでその馬に乗れるというのは非常にジョッキーとしてね、光栄ですね。
ことしから、この馬とコンビを組ませてもらってるんですけど一戦ごとにというか、乗るたびにこの馬の強さを感じるというか改めて感じることが続いてますからね。
本当にどんどん強くなっていってると思いますね。
ことし天皇賞、ジャパンカップと勝ってる馬ですからね。
この馬の年にしたいなとは思いますからねラスト、本当に責任、感じて乗りたいなと思います。
思い切って乗りたいですね。
(山田)この馬の年、いいですね。
(武)ことしはキタサンブラックの年ですね。
多くの名馬を知る武豊騎手も成長していると、一戦ごとに強くなっているという話をしていました。
オーナーの北島三郎さんの姿も見えています。
ジャパンカップのときには「まつり」を歌うという姿もありました。
この風景も、すっかりおなじみになってきましたよね。
それだけGI勝っているということなんですね。
ですから、最近は競馬を知らない方でもあまり詳しくない方でも「サブちゃんのね」ということで浸透してきています。
その北島三郎さんも愛馬の様子を見ています。
北島三郎さんのインタビューもお届けします。
(北島)ファンの皆さんに感謝したいですな。
町を歩いても言われます「サブちゃん、ブラック」って。
そのうちにサブちゃんを忘れられて「ブラック」ってそういうふうに言われるんじゃないかってそんな気もしますね。
みんな、あそこへ出てくる16頭の馬は、それなりに最後の舞台を飾るためにちゃんと一生懸命、すばらしくできてきていると思います。
その皆さんと一緒に走ってけがもなく、ちゃんとゴールへ入ってくれればうれしいなということで。
もう一ついえば1着なら、なおうれしいかなと。
皆さんが選んでくれたから結構、頑張ってくれるんじゃないでしょうか。
(取材者)もし1番で入ってきたら、どうしましょう?
(北島)もう、やることは決まってるじゃないですか、私は。
1年間に何千頭か生まれてきた7000、8000と生まれてきた馬が3歳、4歳、5歳、6歳と重ね合うと大変な数ですよね。
その中で皆さんに応援されて1位になったらもう私がお返しするのはもう、これしかないでしょう。
競馬ファンの皆さんと一緒に「まつり」を歌ってみたいなと思ってます。
きょうも勝って「まつり」を聴くことができるんでしょうか。
中山競馬場、ファンの期待が高まっています。
ジョッキー、そして馬主の思いもお聞きいただきましたけども調教師にとっては有馬記念というのはどういうものでしょうか。
ダービーと違った意味のことし最後の競馬ということで非常に盛り上がるレースですね。
調教師にとっても非常に重要なレースです。
一方、2番人気のサトノダイヤモンドです。
菊花賞のレースをご覧いただきましょう。
皐月賞3着、ダービー2着ときて悲願の三冠タイトルへ。
中団から抜け出していきます。
強かったですね。
非常に長い間いい脚を使ってますよね。
すばらしいレースができたんじゃないでしょうか。
先ほど、返し馬のときに瞬発力はまだまだこれから伸びてくるという話がありましたけど長い足が使えるんですね。
ルメール騎手とのコンビで菊花賞という大きなタイトルをつかみましたサトノダイヤモンドです。
ルメール騎手のインタビューも聞いてみましょう。
(ルメール)レースの最初でリラックス、馬がすごく大切です。
そのあとは4コーナーは中山コースはちょっときついです。
直線が短いですから4コーナーでいいポジションを取りたいです。
ことしはキタサンブラックたぶん、一番のライバルですけどダイヤモンドのポテンシャルがとても高いです。
だから、楽しみ。
たぶん、マッチレースになるから応援お願いします。
よろしくお願いします。
ありがとうございます。
ルメール騎手からはキタサンブラックとマッチレースになるだろうという話がありましたが鈴木さんは、この2頭あるいは、そのほかの馬でもきょう、パドックであまり聞けていませんのでいかがでしょうか。
まずサトノダイヤモンドはキタサンブラックを見ていけると思いますから非常にすぐ動きに反応できると思います。
あと、ゴールドアクターですね。
きょうはジャパンカップの東京のパドックよりも落ち着いてると僕、見ましたものですからちょうど1枠2番を引きましたしレースの前に壁を作って流れに乗りやすいところにポジション取ると思います。
奥で分かりにくいんですが目のところにつけていた網目状のものを外しているんですね。
外してますね。
地下馬道で外したんでしょうか。
これはジャパンカップと同じルーチンとみていいでしょうか。
装鞍所
(そうあんじょ)でこれをつけましたからたぶん、パドック終わりましてそれで地下道で外したと思います。
外したあとの雰囲気はどうですか。
ちょっと発汗が気になりますが落ち着いて、歩いているのはとてもいいことだと思います。
汗が滴っているのが分かりますね。
連覇を狙うゴールドアクターです。
連覇となると史上5頭目。
そしてもう1頭紹介しなくてはいけないこのサウンズオブアース去年2着。
ジョッキーも2着。
2着が非常に多いんですね。
おもしろいことに去年、ことしまるっきり同じローテーションでこの有馬記念に臨んできましたね。
よほど丈夫な馬なんでしょう。
使いたいレースを使ってこれるということで同じパターンで、ことしも有馬記念に臨んできました。
重賞はまだ勝ったことがありませんがGIの2着が3回あるというサウンズオブアースです。
最強の未勝馬というふうにもいわれます。
以上、ご紹介した4頭が人気を集めていることしの有馬記念です。
最新のオッズをご紹介しましょう。
キタサンブラックとサトノダイヤモンドがほとんど並ぼうという人気になってきました。
第61回有馬記念。
いよいよスタートです。
16頭はすでにスタート地点で輪乗りです。
キタサンブラックとサトノダイヤモンド。
2強の争いとなるのかそれともほかの馬が頂点に立つのか。
実況席に鈴木康弘元調教師に座っていただきました。
展開ですが、キタサンブラック逃げることができるかどうかですがここはどうですか?
逃げたいでしょうけど4枠7番のマルターズアポジーが非常に速いものですからこれがハナ、いくと思いますね。
そのあとにキタサンブラックが2番手について最初のコーナー1周目の3コーナー4コーナーを回っていくんじゃないでしょうか。
とするとサトノダイヤモンド先ほどの鈴木さんのお話ではキタサンブラックを見ながらレースはしやすいかというところかと思いますがどうでしょうか。
そのとおりだと思います。
中団ぐらいでキタサンブラックを見ながらレースをしていくと思います。
キタサンブラックが動けばサトノダイヤモンドも長い間いい脚を使えますから一緒に動いていくと思いますね。
キタサンブラックの武騎手としてはどうでしょう、4コーナーでもう先頭に立つぐらいの形でくるのかどうか。
キタサンブラックが瞬発力という意味では少し劣ると思うんですね。
スタミナの平均ペースで走るものですからそのようなレースをする後ろからくる馬にもいわゆるなし崩しに脚を使わすということでスローペースならば早めにハナに立つ可能性があります。
直線をそのまま突き抜けることができるかどうかですがほかの、去年の優勝馬のゴールドアクターですが状態はかなりよくなったと見ていいんですね。
やはり落ち着いて前走より落ち着いているというところが非常にいいポイントだと思います。
内、内で我慢しながら突き抜けてくることができるか。
あるいはサウンズオブアースなどにもチャンスは十分。
スターターが上がりました。
♪〜
(ファンファーレ)
(大歓声)
およそ10万の大観衆。
その大歓声が鳴り響きます。
スタート地点は3コーナーの奥です。
16頭、いよいよゲートに収まっていきます。
第61回のグランプリ、有馬記念肌を刺す空気は一番と冷たさを増しています。
奇数番号がゲートに向かいます。
キタサンブラック、武豊収まりました。
外のほうでサトノダイヤモンドも向かいます。
クリストフ・ルメール。
一騎打ちになるのかどうか。
8歳馬のヒットザターゲットが少しゲート入りを嫌っています。
なんとか収まりました。
そして偶数番号。
去年の優勝馬ゴールドアクター。
向こうで牝馬ミッキークイーンも収まりました。
順調です。
2分30秒後に結論が出ます。
アドマイヤデウス。
そして12番のサトノノブレス。
残るは16番マリアライト。
ことしもマリアライトが大外16番蛯名正義。
16頭が収まりました。
大歓声の中ゲートが開きました。
ちょっと3番のムスカテールが立ち遅れました。
キタサンブラック、2番手。
やはり予想どおり。
マルターズアポジーがいきました。
速い逃げです。
2馬身から3馬身リードを広げます。
2番手、キタサンブラック。
ゴールドアクターもキタサンブラックを見ながら行きます。
そして、サトノダイヤモンドが中団の外を回っています。
緑の帽子が見えています。
前から7〜8頭にいます。
正面スタンド前1周目の4コーナーを回ってきました。
マルターズアポジーから5馬身リードを広げてその後ろがキタサンブラックです。
武豊は手綱を押さえています。
サトノダイヤモンドとクリストフ・ルメール。
10万の大観衆大歓声の前を16頭が突き抜けていきます。
まもなく1000mですが少し早いペースでしょうかマルターズアポジーが先頭で1000mを通過。
ほぼ平均ペースです。
1分少々過ぎたころ。
61秒でマルターズアポジー先頭。
5〜6馬身のリード。
これを見ながらキタサンブラックがどこで動いていくか。
2番手、キタサンブラック。
そして、外からゴールドアクターの外から…。
もう早くも11番サトノダイヤモンド上がっていってキタサンブラックの外に馬体を並べようとしています。
動いていったサウンズオブアース。
3コーナーから、これから4コーナーに向かっていきます。
少しペースが上がった。
まだマルターズアポジーがリードしている。
早めにサトノダイヤモンドが先行馬を捉えにいっています。
内に2番のゴールドアクター。
大歓声の中まもなく4コーナー手前。
まだ粘っているマルターズアポジー。
ここで先頭に立ったのがキタサンブラック!キタサンブラック!外にゴールドアクター!
(大歓声)
並んだところがゴール!2頭が並んでゴールです!4番手にヤマカツエース。
そして、ミッキークイーンも突っ込みましたが2頭並んだ!キタサンブラックとサトノダイヤモンド2強が並んだ。
3着にゴールドアクター。
ほとんど並んでのゴールです。
残り200を切って外からサトノダイヤモンド。
真ん中に入ったゴールドアクターちょっと脚色が鈍ったところでキタサンブラックと外のサトノダイヤモンドこの2頭。
鈴木さん、どうですかね。
際どいですね。
少しでもサトノダイヤモンドが先に出てますかね。
映像ではゴール前で差したように見えますがどうでしょうか。
大熱戦の最高の舞台での有馬記念。
すばらしい内容のレースでした。
サトノダイヤモンドクリストフ・ルメールが勝負をかけていきました。
最後、大接戦。
キタサンブラックをかわしているように見えます。
サトノダイヤモンドが先。
キタサンブラック、2着か。
そして、去年のチャンピオンゴールドアクターが3着かというところです。
この映像ですと11番1番、2番という順番に見えます。
北島三郎さんも大きくうなずきました。
放送席に鈴木康弘さんに戻っていただきましたがいいレースになりました。
いいレースですね。
やっぱり、キタサンブラックをマークしてきましたね。
かなり早めにルメール騎手が動いてきましたですね。
やはり、長い間いい脚を使えるということこれがまずルメール騎手の頭の中にあったと思いますね。
瞬発力では劣るので早めにキタサンブラックを追っかけていきましたね。
最後は我慢しあうようなレースになったんですけども。
着順掲示板は1着、11番のサトノダイヤモンド。
2着、キタサンブラック。
そして3着に2番のゴールドアクター。
4着、4番ヤマカツエース健闘しました。
5着、8番ミッキークイーンと挙がっています。
クリストフ・ルメール騎手のガッツポーズがありました。
このまま確定しますとルメール騎手は有馬記念あの2005年ハーツクライに続いて2勝目になります。
GIはちょうど10勝目。
ことし、すでにGI3勝していましたからこれでGI、4勝目となります。
菊花賞を制した3歳馬。
3歳世代がクラシック春のときにはレベルが高いといわれていた中で秋はどうなんだろうと疑問視する声も出ていました。
それをサトノダイヤモンドが払拭しました。
直線に入るところキタサンブラックが先頭に立ちます。
すぐぴったり横にマークしているのが2番のゴールドアクター。
そして、その外からサトノダイヤモンドです。
ルメール騎手はキタサンブラックとのマッチレースになるだろうと予想していましたけれども今回の騎乗ぶりを見ていかがでしたか。
向こう流しで思い切ってサトノダイヤモンドがキタサンブラックの外に並びかけるような勢いでいきましたね。
ここからスパートしなきゃ間に合わない。
これで負けたんならしかたないんだという乗り方をしたんじゃないかと思います。
まさに負かしにいっての勝利となりました。
まだ確定はしていませんが先着はサトノダイヤモンドです。
一つ、拳を握っていましたね。
レースが確定しています。
1着、11番サトノダイヤモンド。
2着向こう側1番のキタサンブラック。
3着、2番ゴールドアクターというところで上位人気の馬が3着までにきましたことしの有馬記念です。
人気馬同士の決着です。
ことしの有馬記念です。
3歳馬の有馬記念の優勝は2012年、ゴールドシップ以来18頭目になりました。
最後、きっちり差しきったサトノダイヤモンドです。
すべての競馬ファンの皆様お待たせいたしました!ことしの有馬記念を制したルメールジョッキーです。
おめでとうございます!
ありがとうございます!
今のお気持ちを教えてください。
あまりしゃべれないね。
すいません…。
今のテンションがすごい高いとすごくうれしいですけど競馬は時々難しいけど…。
きょうはすばらしいです。
レースを振り返ります。
キタサンブラックをマークするように早めに動きました。
あの辺りのレースプランいかがでした?
キタサンブラックは一番、ライバルでした。
最初、いいポジションだった。
でも、スタンド前、大外だった。
だから、ポジションを上げました。
キタサンブラックの隣ポジションを取りました。
そのあとは馬が引きがありました。
もう一回、リラックスしました。
だから、直線で伸びた。
ゴールまで頑張った。
すごい頑張った。
前回はハーツクライで勝ちましたまたそのときとは違う気持ちかと思いますがいかがでしょう?
違う気持ちです。
ハーツクライのときは日本でGIが初めてでした。
ことしはサトノダイヤモンドは人気馬だった。
いっぱい自信があったけど最初から新馬から彼に乗りました。
きょう、有馬記念を勝てた…。
だから、すごくうれしいです。
この馬は3歳です。
来年以降の夢が大きく広がりますがいかがでしょう。
もちろん楽しみです。
3歳で有馬記念、勝ったためにちょっと難しいです。
けど、ダイヤモンドは能力がすごい高いです。
ポテンシャルがすごい高いです。
スーパーホースになりましたね。
来年は凱旋門という話もありますが、その辺りはいかがでしょう。
いけると思います。
みんな分かりますね。
凱旋門賞が欲しいです。
ダイヤモンドがスタミナがある乗りやすい馬です。
頭がいい。
だから、チャンスあると思います。
最後に中山競馬場そして全国の競馬ファンにメッセージをお願いします。
皆様、応援してくれてどうもありがとうございました。
きょうは、すばらしい日です。
来年、サトノダイヤモンドもう一回、応援お願いします。
よろしくお願いします。
ありがとうございました!
有馬記念を制しましたクリストフ・ルメール騎手でした。
インタビュー冒頭涙もありましたルメール騎手です。
鈴木さん、どんなふうにお聞きになりましたか。
日本の騎手としての有馬記念制覇ですからね。
前回、取った有馬記念とまた感覚が違うと思いますね。
非常にうれしそうです。
勝ったのはサトノダイヤモンドです。
ことしの有馬記念を振り返ります。
レース途中からです。
キタサンブラックが2番手。
そして、ここはすでにサトノダイヤモンドがポジション上げてきたあとなんですけど。
向こう流しでサトノダイヤモンドがキタサンブラックに並びかけたんですけどそれからちょっとおかれたんですね。
あそこで一気にいくわけではなくちょっとあったんですよね。
キタサンブラックがサトノダイヤモンドが来たために少しペースを上げたんですね。
それにちょっと対応できなくておかれたんです。
しかし、そこからのし上げていって直線に入ってきたんですけどね。
ここからは3頭の争いになりました。
真ん中にいるのがゴールドアクター。
外から、サトノダイヤモンド。
きっちりとさしました。
最後の着差はクビです。
キタサンブラックもサトノダイヤモンドを途中、意識してサトノダイヤモンドももちろんキタサンブラックを意識してという。
お互いに意識しあってペースを作っていったと思います。
間にゴールドアクターもいますがまさにマッチレースのような2頭、そして2人の争いになりました。
サトノダイヤモンドのきょうの勝ち方も踏まえて来年、凱旋門賞という話もありましたが鈴木さんは可能性はどう見ます?
僕は非常に可能性、高いと思います。
ただ一つ、欲を言えば瞬発力ですね。
長い間いい脚は使えるんですけどもっとすっとした瞬発力が欲しいなという感じします。
ただまだ3歳ですからこれから4歳になり、まだまだ一皮も二皮もむけたサトノダイヤモンドになっていくと思います。
検量室前から伝えます。
優勝しました調教師の方に話を聞きました。
最後を締めくくれてよかったです。
うれしいですと話してくれました。
そして、キタサンブラックの武豊ジョッキーの話ですがレース自体は想定どおりだったけど3コーナーでサトノノブレスに追いつかれてしまった。
いいタイミングで差し返したと思ったけど残念です。
ことしよく走ってくれましたと話していました。
山田さんが伝えてくれました。
お父さんがディープインパクト。
そして、安平町のノーザンファームの生産です。
池江泰寿きゅう舎の馬。
里見治さんは香港ヴァーズのサトノクラウン。
朝日杯のサトノアレスに続いて3週連続GI勝利となりました。
ことしのっているオーナーとなりました。
ルメール騎手はことし、GI、4勝目。
NHKマイルカップ阪神など、そして有馬記念です。
戸崎騎手とのリーディング争いもありましたが現時点で187勝の戸崎騎手。
ルメール騎手、186勝。
戸崎騎手がリーディングを確定させています。
ルメール騎手もことし、盛り上げましたね。
すばらしい競馬をしましたね。
このあとのスポーツの放送予定です。
海外への進出も含めて来年以降の競馬、鈴木さんはどんなふうに期待されますか?
3歳の若馬が有馬記念勝ちました。
これから一皮も二皮も向けた競馬を見せてくれると思います。
楽しみです。
解説は元調教師の鈴木康弘さんでした。
1年間ありがとうございました。
2016年、総決算有馬記念を制したのはサトノダイヤモンドクリストフ・ルメール騎手です。
「第61回有馬記念」をお伝えしました2016/12/25(日) 14:59〜15:45
NHK総合1・神戸
競馬「第61回有馬記念」〜中山競馬場から中継〜[SS][字]

北島三郎さんがオーナーのキタサンブラック、菊花賞馬サトノダイヤモンド、有馬連覇を狙うゴールドアクターなどスターホースたちの夢の競演。

詳細情報
番組内容
中央競馬、今年活躍したスターホースたちが集うグランプリレース。北島三郎さんがオーナーのキタサンブラック、菊花賞馬サトノダイヤモンド、有馬連覇を狙うゴールドアクター、宝塚記念を制した牝馬のマリアライトなど楽しみなメンバーがそろった。解説は元調教師の鈴木康弘さん。[延伸のとき以降の番組に変更あり]
出演者
【解説】鈴木康弘,【アナウンサー】上野速人,【レース実況】藤井康生,【リポート】山田さつき