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字幕書き起こし NHKスペシャル MEGA CRISIS 巨大危機4▽地震大火災があなたを襲う 2017.01.22

迫り来る次の巨大地震。
揺れが収まったあと更なる試練が追い打ちをかけます。
うそでしょ…。
その本当の恐ろしさを私たちはまだ知りません。
街が炎に包まれた…地震火災はどこまで過酷なものになるのか?研究者たちは今起こりうる最悪のシナリオに迫ろうとしています。
東京を襲う首都直下地震。
想定をはるかに超える死のリスクが浮かび上がってきました。

 

 

 


火災から避難しようとした数千人の人がある場所で炎に巻かれるおそれがあるのです。
今まで見落としていたような都市の弱点のようなものが見えてきています。
想定される南海トラフの巨大地震では津波によって大型船が漂流しコンビナートに衝突。
大阪の市街地に大量の油が押し寄せ炎上する危険性が明らかになりました。
巨大な危機にどう立ち向かうのか?想定外の地震大火災を最新の技術で食い止めようという闘いが始まっています。
あなたを襲う地震大火災。
巨大な炎に挑むその最前線に迫ります。
「シリーズMEGACRISIS巨大危機」。
今夜は…地震を生き延びても火災で命を落としてしまう。
まさか自分の身にそんな事が起きるとは思いたくない。
でもちょっと思い出して下さい。
1か月前に新潟県糸魚川市で発生した大火災。
たった1か所からの出火が瞬く間に燃え広がって手のつけようもありませんでした。
そうした火災が地震の時にはあちこちで同時に発生して拡大。
そんな状況が明日私たちの身に起きる可能性があるんです。
東京で開かれた国際会議に各国を代表する火災の研究者たちが集まりました。
地震火災はどれほど大規模になりうるのか?ある研究者の発表が注目を集めました。
改めて今検証しているのが22年前に起きた阪神・淡路大震災です。
震度7の激しい揺れに襲われた神戸の街。
地震発生の当日神戸市だけで109件の火災が同時多発的に発生しました。
火災が収まったのは数日後。
およそ7,000棟が全焼し焼け跡からは400人以上が遺体で見つかりました。
しかしある条件によっては火災は更に深刻化していたといいます。
それは風です。
震災1週間前からの風向きと風速のデータです。
強い冬型の気圧配置によって神戸市周辺では時折風速10mを超える強風が吹いていました。
ところが震災当日。
冬型が緩み風速は3m前後まで弱まっていたのです。
岩見さんはシミュレーションを行いました。
コンピューター上に最も被害が大きかった神戸市長田区一帯を再現。
出火場所は震災の時と同じ22か所です。
震災では風速3m前後の風で赤色の範囲が燃えました。
一方シミュレーションでは風速15mの強風を想定します。
これは関東大震災で記録された風と同じ強さです。
台風の影響による強風で大火災となり死者は9万人を超えました。
この強風を神戸の地震火災に当てはめるとどうなるか?火災は震災当時と同じ規模に達します。
更に強風によって火災は拡大。
離れた場所にも飛び火して次々と燃え広がっていきます。
24時間後には震災の4倍近くにまで燃え広がりました。
その時どれほどの人が死傷する可能性があるのか?岩見さんが注目したのは震災後神戸市のおよそ4,000世帯に行ったアンケートです。
その中に住民がいつ火災から避難を始めたかを示すデータがありました。
岩見さんはこの避難行動のパターンをシミュレーションに当てはめ風速15mの時の避難の状況を解析しました。
その結果です。
青い丸は住民一人一人を示しています。
地震発生後避難を始めた人たちが緑色に変わります。
赤で示した部分で火災が発生。
強風で広がっていきます。
しかし大半の人は自宅の周辺にとどまったままです。
逃げないのには理由があります。
地震発生後多くの人が家の下敷きになった人を助けたり大事なものを運び出すのに追われていました。
気が動転して何もできずにいたという人も3割近くいました。
その間にも強風によって急速に火の手が迫ります。
低い建物にいると火災が50mくらいまで近づかないと気付けません。
このタイミングでは避難が難しくなります。
逃げようとしても行く手には炎が。
別の方向を見回しても…。
入り組んだ住宅地ではすぐそばまで近づかないと火災に気付けません。
こうして逃げ惑っているうちに火災はますます拡大します。
避難を始めたこの緑の丸逃げ惑ううちに紫色に変わりました。
死傷して動けなくなった事を示しています。
風速15mのシミュレーションではこの地区一帯で最大およそ3,000人が逃げ惑い死傷する結果となりました。
警戒すべきなのは強風だけではありません。
別のシミュレーションからは多くの人が炎に巻かれる思わぬリスクも見えてきました。
東京大学の加藤孝明さん。
注目したのは火災が発生する場所です。
地震の際どこで火災が起きるかによって死のリスクが大きく変わる可能性があると考えています。
解析したのはおよそ112万人が暮らす東京・世田谷区とその周辺です。
想定される首都直下地震の火災で住民がどう避難するかシミュレーションしました。
風の条件は関東大震災のほぼ半分の風速8m。
住民は全て地震発生から1時間以内に避難を始めると想定します。
出火場所は100か所と設定。
場所をさまざまに変えて3,000通りの出火パターンを計算しました。
するとその中に世田谷区だけで数千人もの人が命の危険にさらされるケースがある事が明らかになったのです。
そのケースです。
地震後赤色の場所で火災が発生。
次第に燃え広がる中緑の点で示した人たちが次々と避難を始めます。
向かっている先は各地域で指定された広域避難場所です。
避難場所につながる住宅密集地では狭い道路に人々が集中します。
そこへ火災が燃え広がります。
狭い道路に取り残された人たちがいます。
逃げ惑ううちに炎に巻かれ死傷する結果となりました。
避難場所近くの住宅密集地での火災。
そのリスクの高さが浮かび上がりました。
このケースではほかの避難場所の近くでも複数火災が発生。
死傷者はおよそ2,500人に上りました。
東京理科大学の関澤愛さんと共にお伝えします。
関澤さんは阪神・淡路大震災をはじめ国内海外の大規模な火災の調査分析などもされていますけれども今のシミュレーションご覧になってこれ本当に起こりうるんですか?世田谷区だけでなしに広域避難場所の周辺自体が密集市街地だというケースは結構ありますね。
そこで火災が起きると広域避難場所までたどりつけなくなると。
木造密集市街地の中に広域避難場所があるような所では共通した問題だと思います。
もう一つはですねもし強風で起きた場合にはごく最近の例で言うと新潟県の糸魚川市で平常時の火災ですけども市街地火災になりましたよね。
地震の場合はそれが更に同時にああいうケースが起きる訳なので。
こういった気象条件の中では…ただ先ほどのアンケートで言うと目で見て火事起こってるって分かっても逃げませんでしたっていう方が7割近くですよね。
それはどう考えておいたらいいですか?津波の場合は警報があってもなくてもですね大きな揺れがあれば即時にもう高台避難という事で割と周知されてると思うんですね。
はい。
一方火災の時はですねまずすぐに避難になるかどうかさえ分からないんですよ。
風速によっても近づいてくるスピードが違いますし風向きがどう変わるか分からないという事で…ですから目で見て判断するしかない。
災害報道を自分で自己判断で判断して逃げなきゃいけないという要素があるのでなかなか答えが難しいという事なんですけども。
自分ですか…。
できるかな?ですからその時点でテレビとかラジオの報道それに注意をしてて自分が住んでる地域の近くでいくつも火災が起きてるかどうか。
これをまず判断すると。
そういう情報媒体を持ってない時はですね少なくとも外に出て周りを見渡す。
「自己判断と言われてもな。
経験した事もないし」って思うんですけどどの時点でどういうふうに判断して今逃げ時なのかあと10分待ったらいいのかっていうのはどうすればいいですか?かなり遠くまだ近づいてない時でもですね足の遅い人…もう火の手が見えたら早めの…。
空振り覚悟の早めの避難が命を救うと。
でも全員早く逃げればいいという事ではなくて自主防災組織の人とか日頃鍛えた腕をそこで発揮して地域の防災に少しでも活躍してもらうと。
そういう方たちの場合はもう少し手前に…。
それこそ50mとか近づいてきたらやはり逃げなきゃいけませんけども。
それは足が速いので。
火災のスピードよりはずっと早く逃げれますので…。
さあ自己判断だからこそどうやって情報を手に入れるのかが大切です。
今将来に向けた新たな取り組みが始まっています。
人々に迫る地震火災。
情報の力で命を守ろうと挑む研究者がいます。
特に対策が必要だと考えているのが地震火災のリスクが最も高い…耐震性の低い古い住宅が多く狭い道路を挟んで隙間なく建ち並んでいます。
想定される首都直下地震では多くの建物が倒壊。
至る所で道路が塞がれ逃げられなくなるリスクが高まります。
地震火災から避難する人たちの命を守るために大佛さんが開発しているのがスマートフォンを使った…地震が発生した際システムの利用者は火災や通れなくなった場所などを確認するとその場所をスマートフォンの地図上に入力します。
入力された情報はインターネットを通じて利用者全員で共有されます。
地図上には周辺のどこで火災が起きているかが示されます。
多くの利用者が情報を入力する事で火災の発生状況などを正確に把握し安全な避難ルートを判断できるようにする仕組みです。
更にその時の風向きや風速のデータから12時間後までにどう燃え広がるか予測する事もできます。
いや〜このアプリすぐにでも入手したいと思うんですけどこうしたITを駆使した技術アイデアはどう思われますか?いやすばらしいと思いますね。
すごく役に立つと思いますけども。
こういったインターネットを使った情報の場合は欠点もある事を知る必要あると思うんですよね。
しっちゃかめっちゃかなってる中で冷静に客観的な情報を送るっていう事も必ずしも楽じゃないと。
そうですよね。
例えばテレビ局…。
NHKなんかも災害があるとヘリコプターで映像流しますけどそれとこうしたITの技術を連動させるっていう事もありえますかね?これから。
もちろんそれが大事だと思うんですよね。
お互いに情報交換して補完し合うという姿が一番望ましいんじゃないでしょうか。
避難以外ではどういう事を心がけておけばいいですか?そもそもその地区からの出火を減らすという事で例えば感震ブレーカーのような…地域全体に普及させて出火件数をなくすと。
そういった対策がいいと思います。
感震ブレーカーとは地震で大きな揺れが起きると自動的にブレーカーを落とす装置です。
電化製品などからの出火を防ぐ効果があります。
ようやく感震ブレーカーというものの存在が知られるようになりましてつけて下さるところも増えてきたんですけども…特に重点的に対策を施すところにはまずは感震ブレーカーから設置して対策を進めてほしいなと思います。
それが命を守る事になる?はい。
さて地震火災の脅威はこれだけではありません。
都市に大火災をもたらす最悪のシナリオがもう一つ見えてきました。
浮かび上がった新たなリスクです。
千葉県市原市の石油コンビナートでガスタンクの大爆発が発生しました。
うわ〜これは…。
爆風は3km以上離れた市街地にも及び住民8万5,000人に避難勧告が出される事態となりました。
この時消防などと共に消火に当たった海上災害防止センター。
コンビナート火災を専門としています。
更なる爆発を防ぐため4隻の消防艇が海から消火活動に当たりました。
火災が消し止められたのは10日後の事でした。
そのままそのまま!ず〜っとそのままや!この大爆発は思いも寄らない事をきっかけとして始まりました。
地震発生前液化天然ガスのタンクの1つに検査のため液化ガスの2倍の重さの水が入れられていました。
そこに地震が発生。
強い揺れで支柱が重さに耐えきれず倒壊。
配管から漏れ出したガスに引火します。
周囲のタンクが加熱され大爆発が起きました。
(爆発音)更に周りのタンクも巻き込んでかつてないほどの規模に拡大したのです。
この大火災が更に過酷な事態になっていた可能性を指摘するのが現場に指示を送っていた萩原貴浩さんです。
注目しているのはタンクが爆発した方向です。
映像をよく見ると…画面左下タンクの破片が海に落下しているのが分かります。
最悪の事態を免れたコンビナート大火災は都市の間近に潜む新たなリスクを浮かび上がらせたのです。
東日本大震災では地震火災を引き起こすもう一つのリスクも明らかになりました。
津波です。
ぶつかる。
宮城県気仙沼市では港に置かれていた燃料タンクが津波で押し流され大量の油が流出。
がれきと共に炎上し大火災を引き起こしました。
海洋工学が専門の加藤直三さんらの研究グループはこの津波火災がある要因によって更に拡大する事を懸念しています。
研究チームの牧野秀成さんです。
東日本大震災で津波が船の動きにどのような影響を与えたかAISと呼ばれる船の位置情報のデータで解析しました。
注目したのは工場や石油コンビナートが建ち並ぶ茨城県鹿島港です。
震災当日港にはタンカーや貨物船など大小さまざまな船が停泊していました。
小型の船は次々と沖合に避難を始めましたがタンカーなどの大型船はすぐには動き出せません。
地震からおよそ1時間後津波が襲います。
すると大型船が漂流し始めました。
津波に押し流され操縦不能に陥ったためです。
丸で囲んだ大型タンカーは津波で生じた複雑な流れによって迷走。
そして…。
コンビナート前の岸壁に衝突しました。
牧野さんはこうした大型タンカーがコンビナートの施設に衝突し大火災を引き起こす可能性もあったと指摘します。
次々と浮かび上がる地震火災の新たなリスク。
次の巨大地震ではどんな地震火災が起こりうるのか。
近い将来発生が懸念される南海トラフの巨大地震。
太平洋側の広い範囲が激しい揺れと巨大な津波に襲われるおそれがあります。
中でも地震火災による大きな被害が想定されているのが人口880万人余りが暮らす巨大都市大阪です。
最大で震度6強の激しい揺れと高さ5mの津波に襲われると想定されています。
大阪府が去年3月に発表した石油コンビナートの防災計画です。
この中で石油タンクから流れ出す油の量を想定しています。
大阪湾の北部に位置する大阪北港地区。
建ち並ぶ小型のタンクは津波で押し流されるおそれがあり最悪の場合2万7,000キロリットルの油が流出すると府は試算しています。
一方南にある堺泉北臨海地区。
タンクは大型で重いため津波で流される事はないとしています。
しかし地震で油が大きく揺れると最大1万7,000キロリットルがあふれ出るおそれがあります。
2つの地区からの油の流出量は合計4万4,000キロリットル。
東日本大震災の時に気仙沼市で流出した量の4倍近くに達する予測です。
流れ出た油はどうなるのか?加藤さんたちの研究グループは油が広がる様子をシミュレーションしました。
その結果です。
流出した油は津波に乗って市街地へと広がります。
地震発生からおよそ2時間後には大阪の中心部に達する可能性がある事が分かりました。
今回NHKでは国や大阪府の想定をもとに火災や海洋工学などの専門家の監修を受け最悪のシナリオを映像化しました。
地震の揺れは最大震度6強。
激しい揺れが湾岸の石油コンビナートを襲います。
そこに押し寄せる最大高さ5mの津波。
コントロールを失った大型船がコンビナートに乗り上げます。
船の衝突でガスタンクが破壊され漏れたガスや油が次々と爆発炎上します。
更に津波は小型のタンクを押し流します。
流出した油はがれきと混ざり合いながら市街地に流れ込みます。
漏電などで油やがれきに火がつき次々と燃え広がっていきます。
現代の都市を襲うこれまでにないタイプの地震大火災です。
いや〜もうこんなんやめてってもう…絶対起きてほしくないって思いますけどこれもう絶対起きないとは言えない光景という事ですか?そうですね。
あの〜確かに…日本列島あちこち見ましても各地沿岸部にコンビナートもありますよね?一応どのコンビナート地域でも考える必要あると思いますね。
こういった最悪のシナリオっていうのはもちろん起きてほしくないんですが研究現場では新しい技術で立ち向かおうという取り組みが始まっているんです。
地震大火災の脅威にどう立ち向かうのか。
加藤さんたちは解決策を模索し始めています。
この日実験したのは火災の拡大を防ぐ新たな方法です。
油が海に流出した事を想定し水を入れた容器に油を流します。
その上でがれきを燃やすと油に炎が燃え広がります。
こうした油の燃焼を抑える効果が期待されるのが油分散剤と呼ばれる粉末です。
油を吸収する能力に優れた特殊な成分でできています。
油に混ぜて火をつけると…。
火は油に燃え移りません。
炎の大きさや燃焼時間も大幅に抑えられる事が分かりました。
加藤さんが描く将来像です。
強い揺れを感知するとタンクから油分散剤が噴射されます。
津波が押し寄せると水面に浮いた油分散剤は波でかき混ぜられ油を吸収。
その後水中に沈んで油に火がつくのを防ぐ仕組みです。
更に津波でタンクが流されるのを防ぐ装置の開発にも取り組んでいます。
フレキシブルパイプというしなやかな棒を何本も並べた装置です。
タンクの前方に設置し津波の威力を軽減しようというのです。
まずはフレキシブルパイプがない状態で100分の1の大きさのタンクに高さ5mに相当する津波をぶつけます。
タンクが押し流されて防油堤に引っ掛かり転倒しました。
OK!ここでフレキシブルパイプをタンクの手前に設置するとどうなるか?お〜すごい。
実験ではタンクにかかる津波の力が最大で45%軽減されました。
そのメカニズムです。
上から見ると津波を受けたパイプの後ろにいくつも小さな渦が発生。
この渦が津波の力を分散し威力を弱めるのです。
加藤さんの構想では石油タンクの手前50mの海底にフレキシブルパイプを折り畳んだ状態で設置します。
強い揺れを感知するとパイプに空気が送り込まれ僅かな時間で海上に突き出して津波からタンクを守る計画です。
フレキシブルパイプっていう津波そのものの強さを軽減させようっていう取り組みまで考えてらっしゃるというのにびっくりしたんですけど…。
重要な事だと思いますね。
ほかにもですねいろいろな方策も考えられると思いますので研究者の方々あるいは技術者の方々が協力していろんな方法を今後も研究していく必要があるというふうに思います。
起こさないためにも…災害をそして命を守るためにも。
ただ…初めての経験だったんですけどもこれが…「コンビナートないから大丈夫だわ」じゃなくて沿岸部はもうとにかく津波火災については気を付けていかないといけないという事。
そうですね。
そうすると津波が起きました。
どういう避難をするのが一番正しいですか?それはもう…まずそれを考えてほしいんですね。
はい。
でもし寝たきりの人で遠くに動かせないといった場合には最寄りの津波避難ビルに逃げて頂く必要があるんですけども…最悪のシミュレーションも見てきたんですけれども途方に暮れるんじゃなくてやっぱりそれでも諦めずに自分に何ができるのかっていうのを考えなきゃいけないんだなって改めて突きつけられた気がするんですけれども…。
決して諦めずにですねまず身近なところから対策を考えるという事をしてほしいというふうに思ってます。
私たち自身も巨大災害を止める事も減らす事もできる一人になる事もできるって事ですね。
そういう事ですね。
東京湾に浮かぶ人工島。
ここにコンビナート火災の消火技術を学ぶ訓練施設があります。
次なる危機に備えようと特殊な訓練が繰り返されています。
参加しているのは石油コンビナートの防災担当者や現役の消防士たち。
油やガスを大量に燃やして実戦さながらの状況が作り出されます。
大火災に至る前にどうすれば炎を制圧できるのか。
熱や煙を肌で感じながら技術と戦略を学びます。
確実に迫る次の巨大地震。
地震火災から命を守るために。
最前線では炎との闘いが続きます。
2017/01/22(日) 21:00〜21:50
NHK総合1・神戸
NHKスペシャル MEGA CRISIS 巨大危機4▽地震大火災があなたを襲う[字]

次の巨大地震で、想定を超える“地震大火災”が日本を襲う!?最新シミュレーションで見えてきた、起こりうる「最悪のシナリオ」とは。その時あなたは生き延びられるのか?

詳細情報
番組内容
警戒される首都直下地震や南海トラフ巨大地震では、同時多発火災によって多数の死者が出ると想定されている。しかし最新研究から、その想定をはるかに超える「最悪のシナリオ」が明らかになってきた。東京では、避難場所に逃げる人が炎にまかれ、1か所で数百人以上が死傷。大阪では、湾岸の石油コンビナートから流出した大量の油が津波と共に都市に流れ込み、炎上する可能性も。命を守るため、過酷な地震火災に挑む最前線に迫る。
出演者
【ゲスト】東京理科大学教授…関沢愛,【キャスター】有働由美子,【語り】武田真一