たまにはほんの少し歩みを止めて足元のお宝を探してみませんか？わ〜！怖え〜！ちょっとこれ…
（叫び声）
彼らは今ある場所のてっぺんにいる
誰もが知っているこの橋には誰も知らない裏側があった
近くない？
世界的照明デザイナーが衝撃の過去を激白
心躍るワンダーランドはこの世の裏側にこそある
うわ〜！
いざウラガワンダーランドへ
さあ今日は船の上からスタートですよ。
気持ちいいですね。
気持ちいいです。
何でこいつがいるんだよ。
田中さん。
心強いですよ。
そうですよ。
僕…
「お金持ちになれる」と父親に勧められ本気で建築家を目指した芸能界きっての建築ツウ
今日のミッションを発表いたします。
今日のミッションは…ということで。
（田中）難題だらけ？
案内はレインボーブリッジの管理責任者…
今ねはい。
レインボーブリッジ見えますけども。
（サヘル）さあ来ましたよ皆さん。
はい。
あ確保できなかったんだ。
はい。
それでどうしてもちょっと…あそうなんだ。
バランスが悪いようには見えないが何が変なのか
明石海峡大橋と比べてみる。
すると橋を支える柱…
理由は近くにある羽田空港。
飛行機の邪魔にならないよう高さが制限された。
更に主塔からアンカレイジまでの距離も短い。
これが橋にとって大きな負担となっている
一体どういうことなのか…こちらにご用意いたしました。
これは吊り橋の仕組みを再現した模型だ。
まず押さえておきたいのが吊り橋は橋桁をケーブルで実際に吊っているということだ
解説委員なの？お前解説できんの？いや…吊り橋…ですから…この…ちょっと何か近くないですか？一番端っこ。
あそこが本来はきれいにするにはこのぐらいの距離に持っていきたい。
これがあんまり力かからないんですよ。
ただ土地がない分あの位置に持ってこのぐらいになってるじゃないですか。
吊り橋は通常この２つの角度を同じにして主塔に負担がかからないように造る
しかしレインボーブリッジは土地を確保できなかったため角度を同じにできずより強い力で引っ張らなければいけないのだ
実は土地の制約があるため吊り橋以外の形も検討されていた
実際にいろんな案が出ていてこのようにちょっと合成写真のほうをご用意いたしました。
いかがです？
計画段階で作られた合成写真。
幻のレインボーブリッジだ
あ〜そうですね。
レインボーブリッジは東京でね…。
結局直線的な都会の風景に曲線が映える吊り橋が選ばれた
アンバランスな見た目を目立たせないために数々の工夫が重ねられた。
まずアンカレイジの上の部分をケーブルに合わせて斜めに。
短い両サイドを少しでも長く見せるためだ
更に斜めの模様を追加した。
目の錯覚を利用したいわば「足長効果」だ
いや〜すばらしい。
思っちゃうね。
だまされた…っていうか…
（サヘル）ありがとうございました。
（田中）さっき来たばっかり。
船を下りた一行。
続いてレインボーブリッジの根元に向かう
案内してくれるのはこの橋の設計をした…
レインボーブリッジは都心に造られるため車も人も電車も通すという複雑な構造を与えられた。
しかしその分設計は難航した
中でも木さんたち設計者を最も悩ませたのが人が通る遊歩道だ
高さ５０メートルにある遊歩道へ向かう
もちろんだよ。
あ〜ここから行くの？
（田中）もう車がバンバン通ってます。
お〜！
（サヘル）そうなんですよ。
あ〜ホントだ。
確かに風すごい。
木さんたちは強風という悪条件の中安全な遊歩道を造る方法を模索。
その１つが歩行者を守るための金網だった。
しかしこれが新たな問題を引き起こす。
金網が風を受けることで橋全体が予想以上に揺れることが分かった。
しかし安全のため金網の設置は欠かせない
実験を繰り返し編み出された秘策。
それは意外な場所にあった
はい。
開いてる開いてる。
首都高ね。
道路の間に２メートルの空洞を設け風の通り道を作った。
これで風の影響を抑えられるようになり安全な遊歩道が実現した
（田中）あ〜レインボーカラーになってるってこれが？この色が？
（木）そうそうその色が。
未来に２２世紀までいろんな人に愛してもらいたいと思って。
そうなんです。
（サヘル）関係者以外立ち入り禁止。
ここもだ。
更に奥へと進む…と！
ちょっとここで…一旦ストップ。
撮影ストップだって。
心臓部は詳しいルートを特定されないよう厳重に守られている
ねえ。
はい。
ここで裏側こそが面白いウラガワンダーランド。
レインボーブリッジ内部の最重要施設へ
あ〜！わ〜これ！
（木下）これはレインボーブリッジのメインケーブルをず〜っと伝って今この下アンカレイジのおもしに固定している場所です。
へ〜。
（サヘル）すごくないですか？
（田中）すごいね。
一行がたどりついたのは吊り橋を引っ張っているここ
この手にあたる部分
橋桁を吊るメインケーブルと３０万トンのおもりを結び付けている場所だ
今回特別に近づくことが許された
あれ？これ抜けない。
やりましょうか。
あこれはいいの？ここはいいんだ。
（サヘル）かっこいい！
ケーブルの異常は目では見えない。
点検担当者はケーブルをたたいて振動を解析することで緩みがないかを調べる
メインケーブルは橋の命綱。
１本でも異常を見落とせば橋全体の大きなダメージにつながる
あ〜はいはいはい。
（サヘル）あ〜そうですね。
はい。
（サヘル）それは大事ですね。
安全であることが当たり前。
そんな場所の裏側には必ず頑張る人の姿がある
人間というものは意外性がお好きですね。
パンダラです
おや遊園地？いえいえこれはれっきとした橋でございます。
橋と観覧車。
意外な取り合わせで話題のスポットに。
渋滞中ラブラブのカップルが見えてもイラッとしてはいけません
立派な龍の姿をしたこちらの橋。
週末限定で意外な行動に出ます
突如火を噴いたかと思ったら…すぐさま水を吐いて消火活動。
この時橋は通行止めに。
渡れないのにたくさんの人で大にぎわいです
ウフフ。
パンダラ〜
都会のさまざまな制約を乗り越えて造られたレインボーブリッジ。
一行は優雅な姿の知られざる裏側を目撃してきた
お次は東京の夜を彩るレインボーブリッジライトアップの秘密に迫る
（サヘル）石井さんよろしくお願いいたします。
照明デザイナー…
東京タワーをはじめ国内外の有名建築物や観光地などこれまで手がけたライトアップは２，０００以上！
実はレインボーブリッジには衝撃の思い出が
その訳は石井さんが最初に考えたデザインにあった
白い橋を生かすためあえて色を多用しない方針に。
にぎやかな都会の夜景になじむよう心がけてデザインした。
ところが！
（石井）２０００年と２００１年にレインボーのライトアップになったと。
（サヘル）このレインボーカラーどのようになってるか皆さんちょっと気になったりしませんか？
一行は早速立ち入り禁止の照明エリアへ
こんなもんなんだね。
これだけでできるの？もうね随分やっぱり…そうですね。
はい。
ということで…あ〜そうかそうか。
（田中）それは大事だもんね。
ここは船の数が多く照明との距離も近い
更に上空の飛行機にも邪魔になってはいけない。
制約の多い場所だ
そのため角度や照らす範囲をミリ単位で調整しそれぞれピンポイントで橋だけを照らしている
海の生き物たちにも配慮。
海面に映る光は満月の明るさ以下に調整されている
実際に私も…へえ〜！ここで気になるのが…カラーちゃん？はい。
せ〜の！あほら出てきました。
カラーちゃんたちが抱えているのは色つきガラスのフィルター。
重さは１つ２０キロもある
（田中）すいません。
赤真ん中に行ってもらえますか。
ゴレンジャーだから。
赤レンジャーだからね。
（サヘル）本当に来て下さった。
（田中）いやいやいいですよ。
へえ〜！わ〜。
何かどっかで…。
パソコンで。
ピカン！ピカン！みたいに。
地道な手作業でレインボーカラーは作られていた。
今年は１２月からお目見え
平日のライトアップは白が基調。
正時には色が変わり時を伝える
ピンクリボンなどイベントの時にはかれんなピンク
またいろんな建物がこの辺特に建つわけでしょいろいろと。
でもレインボーブリッジも…それはやっぱり……というふうに思いますね。
いよいよ探検はクライマックスへ
これがエレベーター。
あら〜！
目指すは高さ１２６メートル主塔のてっぺん！
はいどうぞ。
狭いんだね。
いやいやいや。
寄ってったって…。
狭いんだよ。
そうだね。
エレベーターに詰め込まれること４分
おお〜。
（止まる音）こんにちは。
どうもこんにちは。
お〜！え〜っ!?
ついにレインボーブリッジの頂上へ！
やばい！これすごい！あ〜！うわすごいとこだ！これは…怖え！ちょっと待って。
これすごい！あ〜３６０度！いやいやいやいやすごいわ！あ豊洲！問題の。
あれが空間だ。
（田中）あれが豊洲だ。
（サヘル）はい。
ちょっとびっくりした！見て下さい。
向こう側。
人がいますよ。
（田中）あっ人がいる！あれ？どこに？
（田中）そこそこ！あっいるいる！
（サヘル）びっくりした！へえ〜！どうも！
下から見上げると…まるで空の中。
ここにも橋の安全を守る人がいる
吊り橋の命綱メインケーブルに異常はないか確かめているのだ
端から端まで歩くのに２時間
怖くないんですか？空を歩いてる気分って言われると…。
誰か空中散歩してみたくなりません？やったら？やっていいの？えでも…ねえ。
やってみます？勝った人ですか？勝った人。
いいんですか？
（一同）最初はグ〜。
じゃんけんぽい！あいこでしょ！あいこでしょ！俺だ！あ〜っ！一番何も言ってなかったのに。
一番別に…何やってるんですか！
結局もう一人の田中が挑戦
うわ〜！怖え！ちょっとこれマジで怖い！
（田中）マジで怖い？ハハハハ！うわ〜！いや〜！
（田中）わ〜！すごいね確かに。
（田中）すごいすごい。
いや〜ここからただの…。
いやいや！
（田中）えっ地面丸いの？あっホントだ。
（サヘル）足元がいいとは言えないですね。
（田中）そうだよね。
あ〜！おえっおえっ。
（田中）おいっ！吐くなよ。
汚い顔だよ。
（サヘル）すごいですよ〜！いえ〜！やべえ！
（田中）どこまで行くの？あれ。
かつて建築家を夢見た男…
うしろ向きで！あ〜。
お帰りなさい。
景色見てなかったろ全然。
ちょっとこれはもう…
（サヘル）そうですよね。
（田中）どうもどうもご苦労さまでした。
騒ぎすぎ。
騒ぎすぎだって。
あ〜！はい。
そうですね。
相方の方といつも一緒にこうやって上ったりするんですか？
（サヘル）そうですよね。
数々の制約の中建てられたレインボーブリッジはまさに唯一無二の橋。
ただ通り過ぎるだけではもったいない
特にオリンピックに向けて。
ね。
日本を代表する橋ですからね。
うまいことを！さすが今日靴ひもまでレインボー。
そうなんです。
気持ちはレインボー。
一番ねテーマに沿った服装で。
2016/11/23(水) 20:15〜20:45
ＮＨＫ総合１・神戸
探検バクモン「レインボーブリッジ」[解][字]
東京湾岸の顔・レインボーブリッジ！大都会ならではの数々の制約に打ち勝った橋。その知られざる工夫を目撃。ライトアップ誕生に衝撃秘話！？頂上からのＴＯＫＹＯ絶景も！
詳細情報
番組内容
オリンピックに向け注目を浴びる東京湾岸。その顔ともいえるレインボーブリッジに爆笑問題が迫る！今回は芸能界きっての建築ツウ・アンガールズ田中が参戦。首都の数々の制約をクリアした知恵と、橋に刻まれた美への執念に驚がくする。世界的照明デザイナーも登場！都会の夜を彩るライトアップ誕生のウラガワに衝撃の過去があった！？さらに、立ち入り禁止の心臓部や高さ１２６メートルの主塔頂上も特別公開！
出演者
【ゲスト】田中卓志，照明デザイナー…石井幹子，【司会】爆笑問題（太田光・田中裕二），【出演】サヘル・ローズ，【語り】木村昴，島本須美
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