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実況書き起こし SMBC日本シリーズ2016 「第6戦 広島×日本ハム」 2016.10.29

実況
今日の広島は朝の最低気温が16度。
日中は日ざしが戻った一方で風も強い一日となりました。
日が落ちて冷え込んできた広島の夢の通り道、マツダスタジアムです。
今年のプロ野球、頂点を決める戦い。
SMBC日本シリーズ2016、カープが2勝、ファイターズが3勝、ファイターズが日本一に王手をかけて舞台を再び広島に移しての第6戦です。
この試合、山本浩二さん、山本昌さん、そして野村謙二郎さんの話でお送りしてまいります。
先週、雨の中で幕を開けましたマツダスタジアムで初めての日本シリーズ、第1戦、第2戦、鯉の選手たちがこのマツダスタジアムで暴れ回りました。
ファイターズに対して連勝。
札幌に舞台を移しての3試合、今度はファイターズが地元で大活躍。
3勝2敗と逆転して王手をかけてこの広島に戻ってまいりました。
始球式です。
リオオリンピック柔道男子73kg級金メダリスト大野将平さんによる始球式です。
素晴らしい始球式となりました。
背番号は2020、東京オリンピックの2020で素晴らしい始球式を見せてくれました大野将平さんです。
両チームのスターティングラインナップです。
まずは1塁側のカープです。
松山がスタメンに戻っています。
一方、日本ハムのスターティングラインナップです。
西川が1番に戻ってきました。
今日は大谷翔平、ベンチで控えます。
なお、今日はセ・リーグの本拠地、マツダスタジアムでのゲームです。
投手の増井もファイターズはそのまま打席に入るということになります。
間もなくプレーボールです。
山本浩二さん、山本昌さん、野村謙二郎さんです。
札幌ドームの3試合、紙一重の勝負が続きましたね。
山本
そうでしたね。
カープにとっては、後がない、それで地元に帰ってきましたので、この声援を受けて気持ちも違うでしょうね。
今日も接戦になると思いますけどね。
実況
今日は山本さんがお2人いらっしゃいます。
山本昌さんは昌さんと呼ばせていただきます。
あとがないなかでの先発となった野村祐輔の心境ですけどいかがでしょうね。

緊張しているでしょうね。
実況
初球、いきなり打った。
ライトが捕ることができない。
いきなり3塁打でのスタートです。
北海道日本ハムファイターズ、西川の勢い。
この広島に来ても、とどまるところを知りません。
野村
ノッてるといいますか、自分を信じて1球を信じての打撃でしたね。
実況
球種は何でしょうね。

シュート系のボールだと思います。
そんなに甘いボールじゃないですよ。
そういう意味では前の試合のサヨナラ本塁打はよほど調子を上げる要因になったのだろうなと思います。
実況
打席は中島卓也
立ち上がり、カープは内野前進です。
野村
初回から0アウト3塁で前進守備というのはリスクがあるんですけど、先取点をあげたくないというかたちを取りましたね。
実況
立ち上がりの失点は許さないという意思表示を見せました。
マウンド上の野村祐輔、このシリーズは第2戦に先発して6回を投げて105球、失点1、自責はありませんでした。
日本シリーズ初登板で初勝利をあげています。
受けるキャッチャーは今日もベテランの石原。
早くもスタンドからは野村祐輔を後押しする大きな拍手です。
これも外れました。
ストレートの四球。
たまらず石原がタイムを要求してマウンドに向かいます。
中島に結局ストレートの四球となりましたね。

ゴロを打ってもらおうということで低め低めに行きました。
初球が惜しいボールで残念でしたけれども、ちょっと痛いなと。
カープはこの球場でやっている時に1・2番をしっかりと抑えたんですよね。
そして日本ハム打線を封じました。
今日はこの2人を出してしまいました。
苦しい立ち上がりになっています。
山本
西川が初球を打ったでしょ。
野村にとっては動揺したところ。
中島に対して、それでこういう投球になったと思います。
実況
風が非常に強くなっている今日のマツダスタジアム
レフトからライトに非常に強い風です。
岡大海、今日は3番に入っています。
ここも初球からきましたね、岡が野村
チームの徹底していることだと思います。
配球をインサイド、アウトサイド、そして緩急というのも考えさせるピッチャーです。
高いボールは振って行こう、積極的に打っていこうというベンチの指示だと思います。
実況
カープの内野の守備陣形、先程と変わりましたね。
山本
併殺狙いですね。
実況
カープはもう後がありません。
第1戦、第2戦、マツダスタジアムでの2試合は栗山監督、ほとんど打つ手がありませんでした。
カープの前に連敗スタート。
ただ地元北海道に戻ってファイターズが3連勝。
王手をかけて迎えた今日の第6戦です。
今シーズンのセ・リーグ最多勝です、野村。
実況
最終的にはバッテリーはどのあたりで打ち取りたいでしょうね。

アウトローのボールだとは思うんですけれども、取りあえず1アウトが欲しいですよね。
初球を3塁打にされて落ち着けていませんので。
ただ今投げているボールを見ると調子は悪くないと感じます。
まずここは1アウトを取りたいところでしょうね。
実況
今シーズンは野村、石原のバッテリー、バッテリー最優秀賞を受賞しています。

いいところには投げていますけれどもよく粘っていると思います。
実況
第2戦も野村祐輔は立ち上がりランナーを2人出して26球を要しました。
今日はどうか。
岡がつられませんね。
山本
今のは、ちょっと低すぎましたけどね。
低めには投げているんですよね。
ただ早く、昌が言うように1アウトをとりたいでしょうね。
野村
ここで2回目なんですけど3塁へのけん制というのは、1・3塁への偽盗ができませんのでこうすると1塁ランナーはスタートを切りづらいですよね。
実況
岡が粘っています。
次が8球目ということになります。

これ以上、ランナーを溜めたくないですから、3ボール2ストライクにはしたくないですね。
次のボールで何とか仕留めて中田選手が調子が上がってきているので、ためて対戦はしたくないと思います。
実況
詰まった当たり。
記録はヒットです。
3塁ランナー、西川がかえってファイターズ先制。
なおも0アウトランナーが2塁1塁です。
どういうかたちでも、まずは1つアウトをとりたい。
そう放送席のお話がありましたがボールセーフで1点入って苦しいですね。

サヨナラホームランの流れをそのままこちらの球場までマツダまで持って来られたような立ち上がりになりましたけど調子自体は全然悪くないと思いますから落ち着いて、次のランナーをかえさないように、それを考えて投げてほしいですね。
実況
打席にはこの人です。
ファイターズの4番・中田翔登場。
生まれ故郷の広島での日本シリーズということになりました。
第1戦、第2戦はなかなかカープの投手陣の前にいいところがありませんでしたが札幌に戻って大活躍。
山本
初球、気を付けたいですね。
思い切って振ってきますからね。
実況
上空の風はレフトからライトに強く吹いています。
野村
明らかに中田の調子は上がってきていますね。
しっかりボールを見極めて、コースうんぬんというよりもボールの高さに目線を設定していますね。
ボールの見送りも非常にいいですし、バッテリーからすると非常に嫌な見逃しをされていますね。
実況
打ち上げた。
スタンドへ。
ファウルボール。
中田の見逃し方、というお話がありましたが、中田翔の打席での雰囲気、明らかに1〜2戦とは違いますかね。

変わりましたね。
第4戦にレアード選手が本塁打を打ったんですが、その前、中田選手が四球を選びました。
2ストライクから。
あそこから変わったなというのは非常に感じています。
今日も試合前にお話をさせていただいたんですが、今日打ってMVPが欲しいという話をしていました。
おあつらえ向きの場面がきましたね。
実況
ショート、深いところ。
併殺。
野村祐輔、踏ん張った。
最後は球種は何でしょうね。

低めに落ちるボールでしたけれどもどうでしょうね。
いろんなボールを投げるので。
カットボールですね。
実況
バッターからしますと今のショートゴロなんですが。
山本
バッティングカウントでしょ。
中田も状態がいいので思い切ってひっぱっていきました。
それが少し動いているんですね。
バットの先にあたりました。
実況
1点を先制したファイターズですが、2アウトランナー3塁と変わっています。
そして近藤です。
ストライクのコールで割れんばかりの大歓声。
そうです、ここは広島マツダスタジアムです。

最多勝を取ったというのは今年は粘り強さでとったと思うんです。
このように踏ん張っていきますからね。
山本
そして守備ですよね。
三遊間に深いショートゴロでしょ。
それを併殺にできる、菊池の肩と俊敏性ですね。
シーズン中もよくありましたからね。
非常に大きいプレーです。
実況
試合はこれから1回の裏。
1点を追ってのカープの攻撃となります。
放送席です。
野村祐輔が1点取られてどうなるかと思いましたが山本
1点でよかったというところでしょうね。
カープ側からすれば。
うんと気持ちも違いますよ。
実況
山本浩二さんからもお話がありましたが1点を失った後、田中広輔、菊池涼介
この二遊間で次の失点を防ぎました。
リードオフマンの田中広輔、2球目を打って2塁ゴロ。
これで1アウトです。
クライマックスファイナルステージでは8割を超える打率でMVPを獲得した田中広輔。
タナキクマル。
赤ヘル三銃士が今日も健在です。
マウンド上はファイターズの先発、増井です。
今シーズン途中、7月から先発に転向しました。
増井に対して襲いかかれるか、カープ打線。
2番の菊池です。
マウンド上の増井は今の真っすぐにフォークボールがあります。
第2戦の先発では立ち上がり、ストレート系統が多めだったんですが、今日はフォークを投げていますね。

とにかく飛ばしていこうというところですね。
先取点をもらいましたので、ここは抑えにかかっています。
山本
第2戦の登板はストレートとフォークだったんですよね。
それが田中広輔にはカーブでしたかね。
横の変化も使おうとしていますね。
実況
1・2塁間、やぶった、ライト前ヒット。
カープ初ヒットは菊池涼介のバットから、1アウトランナー1塁です。
立ち上がり、いきなり1点を失ったカープですが、もう後がありません。
アウトランナー1塁ですが菊丸コンビで何か仕掛けはありましょうかね。
野村
いろいろ作戦は考えられますね。
ただ、カープの仕掛けというよりもまっすぐとフォークというのが主な球種になるんですよね。
そうして行くとランナーが出るとフォークというのがワンバンになるケースが多いんですよね。
そういったところで丸がフォークボールを振らないということと逆にストレートをしっかり仕留めるということですね。
カープは1、2、3番の機動力というのが当然ファイターズも警戒していますから。
実況
第2戦は足で増井を揺さぶるということもありました。
山本
丸は少しタイミングが遅いですね。
早いカウントから打ちにくる打者なんですけどね。
少しタイミング的に遅れているのか。
低めのフォークボールを振るケースが多くなっていますね。
実況
空振り三振。
野村
丸の追い込まれても四球を選べるというところが特徴なんですけれども投手に先手をとられていますよね。
1球目インサイドのストレート。
様子を見ていってストライクを取られて変化球でかわされて、早く追い込まれて当然フォーク投手とわかっていますから今のはまったく振り遅れてのストレートの空振りでした。
仕掛けていくというのも相手を考えさせる意味ではいいかもしれませんね。
実況
4番のエルドレッド
初球から行きます。
このシリーズ好調です。
第1戦、第2戦、そして札幌ドームに移っての第3戦。
3試合連続の本塁打です。
札幌ドームでは右方向に持っていきました。
山本
今日はインハイを攻めますよ。
おそらく攻められます。
野村
1、2、3戦というのは、セントラルリーグの投手だったらもうちょっとインサイドの高めのつり球を投げてくるのにファイターズは攻めてこないなと思ったんですけど4戦目からはすごくインサイドのストレートを使い始めましたよね。
まったく配球が変わっていると思います。
実況
第5戦では市川が活躍しましたが今日は大野に戻っています。
10年ぶりの日本一へ。
あと1勝に迫っています。
ファイターズの栗山監督、続けて落としてきましたがここは誘いにのりません。

2球フォークを投げて、ボールになりましたのでインコースに1球まっすぐという選択肢はあると思います。
今日はカーブがいいボールが来ているのでそれも選択肢に実況
今日の広島は日中の最高気温が20.5度。
秋も深まってまいりました、広島マツダスタジアム
上空からの映像をご覧いただいています。
ファイターズが日本一に王手をかけて迎えた第6戦。
立ち上がり、野村祐輔が1点は失ったんですが、次の失点は与えませんでした。
このあたりが今年セ・リーグ最多勝という投手、さすがという感じですね。

さすがです。
大量失点になるような場面でもしっかりと1点にまとめてきますからね。
実況
重要な2回の表のピッチングです。
下位打線といっても怖いレアードからの打線です。
山本
レアードは要注意だと思います。
カープバッテリーは。
実況
第1戦、マツダスタジアムでジョンソンからソロホームラン。
第4戦はジャクソンから決勝ツーラン本塁打がありましたがその要注意レアードを空振り三振。
1塁側
第2戦のときの登板、決して状態はよくなかったけれども投げるコースだけは間違えていなかった。
カットボールツーシームが効果的に使えていたということでした。
あとは低めに動かせるばという話をしていました。
実況
調子はよくなかったそうですね。
野村
一番いいところはスピードはあまりないんですけれども球種の多さとコントロールが抜群にいいところです。
高さが間違ってもコースは間違わない、それが両方良ければ素晴らしいピッチングになるんですけれども逆にそれが両方行かないとまとまらないということですから。
1塁側
今年からプレートの1塁側を踏んで投げるようになりました。
それでストライクゾーンを広く使えるようになったと本人が話しています。
実況
痛烈な当たり。
打者ランナーは2塁へ。
セーフです。
田中賢介、2塁打。
アウトランナーがこの回も2塁です。
第5戦では、田中賢介が2つの四球を選んでいずれもそれが得点に直結しました。
迎えた第6戦も第1打席、いきなりツーベースヒットです。
3塁側
野村の小さく曲がる変化球に対して自分たちはこつこつ当てに行ってしまった。
今日は振りに行くんですと試合前に話していました。
いろいろな選択肢を残す、しぼりづらい球、打者を悩ませるバッテリーなのでチームとして明確に何を打つか、どのコースを狙うか考えていきたいと田中賢介は話していました。
実況
外野は前進守備。
ゴロヒットの場合はもう一回、ホームで、ひと勝負しようというカープの外野陣です。
マツダスタジアムに戻って態勢を建て直したい、そう語りました緒方監督。
日本一まであと1勝に迫っているファイターズ、栗山監督です。
接戦が続いてる日本シリーズ第6戦です。
ライト。
ファウルゾーンで鈴木がつかんだ。
タッチアップからランナーは3塁に進む。
どうだ?判定はセーフ。
3塁塁審の川口、大きく両手を広げました。
実況
田中賢介もよく走ってきましたね。
野村
よく走ったんですけど小窪が両手で取りに行きましたよね。
その分だけタッチが遅れたかなというふうに思います。
ライトの鈴木は素晴らしいボールを投げたと思いますよ。
ランナーはびっくりしたんじゃないですか。
実況
投手の増井が打席です。
野村
球場を見るとすごく風が吹いてるんですよね。
ボールが流されますから、間に上がったフライというのは外野手はしっかり声をかけてどちらが取るかジェスチャーで示したほうがいいですね。
実況
ドーム球場とは違う風の演出があります。
投手からしますとこの風は気になりますか。

そうですね。
強く吹いているときには今日だったらレフトからライトに流れていますから実況
今シーズン、主催ゲームの観客動員数、215万人を数えました。
広島東洋カープの本拠地、マツダスタジアムです。
今日も大勢のお客さんが第6戦、詰め掛けています。
試合はこれから2回の裏、1対0。
1点を追ってのカープの攻撃です。
この第6戦、スタメンに戻ってきました松山竜平からです。
第1戦で大谷から素晴らしい本塁打があったんですが、その後なかなか結果が出ておりません。
初球打ち。
センターの前へ。
ワンバウンド、ヒット。
アウトランナーが1塁です。
松山竜平が大谷から本塁打はあったんですがその後、なかなか結果が出ませんでね。
野村
そうですね。
いい出だしだったんですけれども、その後、なかなか結果が出なかったんですけど初球、思い切っていきましたね。
山本
第2戦もいい当たりはしてるんですよ、2回。
実況
そうでしたね。
立ち上がりにいいライトライナーがありましたね。
第1戦での本塁打以来のヒットとなりました松山が1塁ランナーです。
1塁側
今日は鈴木誠也は1時から早出特打ちをしていました。
内容としては打ち体勢がつっこんでいるのでバットが出にくくなっている、そのあたりを修正ポイントとして今日の試合に臨んでいると話していました。
山本
上体で打ちに行っているということなんですよね。
全体的にタイミングが遅れて出ているので。
野村
もう少しトップの位置がしっかり引けていくといいんですけどね。
実況
今のもちょっと遅れていますかね。
山本
気持ちね。
いい時は見逃し方もものすごくゆとりがあるんですけど、上体と一緒に出ていってるじゃないですか。
ステップと同時にバットが出ていますよね。
一瞬の間なんですけどね。
実況
いい当たりだ。
レフトの頭を越えて行った。
長打コースになる。
1塁ランナーは3塁を回ったところでストップ。
河田コーチがとめました。
カープビッグチャンス到来です。
山本
今のはコンパクトに振りましたね。
野村
この打ち方はすばらしいですね。
実況
今日はベンチスタートの新井貴浩
率先して声を出しています。
アウトランナーが2塁3塁です。
野村
第5戦と同じシチュエーションですね。
0アウト2・3塁で二遊間が後ろに下がっています。
その時は打者は石原でしたが今回はランナーが松山ですが今日はゴロゴーしてくると思います。
投手がとりかけてとれなくてショートが捕って小窪がホームに突っ込めなかったんですよね。
今日も試合前にその話を高コーチとしていたんですけれども、選手に徹底したと話していました。
ここの走塁はひとつ見物ですね。
実況
札幌ドームでの第5戦。
カープが1点先行してなおも迎えた2回の表、0アウトランナー2塁3塁でバッター石原のショートゴロ、このとき、二遊間は前進守備はとっておりませんでしたが、3塁ランナーの小窪がホームにかえってこれませんでした。
今日もここはファイターズの内野の守備陣、前進守備はが捕っておりません。
野村
当然、小窪が犠牲フライ、もしくはヒットでつないで、ヒットでつなぐというのが一番いいんですけれどもベンチからすると松山が3塁ランナーよりは鈴木誠也が3塁ランナーに持っていく。
そうしたいという気持ちがあるでしょうね。
実況
打席の小窪は第2戦、マウンド上の増井から先制のタイムリー2塁打を放っています。
実況
場内がどよめきました。
打たれたという残像はあるものですか。

あると思います。
山本
だから配球変えましたもんね。

増井投手は同じようにインコースに投げたかったと思うんですけど最後の一球で甘く入ったので悔いが残っていないかなと思うんですけど。

満塁にはしたくないですよね、当然。
フォークボールは見逃されるとボールになる球が多いんですよね。
捕手の大野選手がどういう選択をするか。
興味深いんですけどね。
山本
意外とフォークボールじゃないかね。
実況
バットは回った。
三振です。
やはり落としてきましたね。

たいしたもんですね。
ここでボール気味。
見逃された時にストライクにならないんですけれども、思い切って腕を振って投げてきました。
ここは1アウトを取ったのは非常に大きいですね。
実況
アウトカウントを1つ増やしてマウンド上の増井。
表情はほとんど変えません。
受ける捕手は大野です。
アウトランナー2塁3塁と変わって内野の守備、前進守備に変わりました。
野村
セーフティースクイズも当然考えられるんですけどランナーが松山、さほど走るのが速くないということでどういう作戦を取ってきますかね。
実況
やはりバッテリーは様子を見ます。

満塁のほうが守りやすいということもあるんですが次は投手ですよね。
石原選手はアウトにしてしまえば0点で切り抜ける確率は非常に高くなりますので満塁にしてトップに回すよりは石原捕手と勝負ということだと思います。

野村投手も増井投手も調子は悪くないと思うんですけど今日は両チームの気力が充実しているというか攻め込みますよね、序盤から。
実況
ここでバッテリーエラーが出た。
思わぬ形でカープ同点。
立ち上がりから積極的にフォークボールを投げ込んできた、今日の増井。
ここはコントロールがつきませんでした。
思わぬミスになりましたね。

ベース板の前でワンバウンドしたんですけれども、ちょっとした石か何かがあったんですかね。
ベースの角に当たったのかなとも思ったんですけど手前でしたよね。
アンラッキーですよね。
野投手はしっかりと止めに入っていましたので。
野村
このあとスクイズあるんじゃないですかね。
こういう空気の中でスクイズは十分に考えられます。
実況
3塁が捕り切れない。
ミスが続いたファイターズ。
記録はサード、レアードのエラーです。
カープ、この回、逆転に成功しました。
ベンチで栗山監督の表情が変わってまいりました。
たまらず吉井コーチがマウンドに向かいます。
実況
野球は怖いですね。
山本
こういうことがあるんですよね。
これがね、終盤だったらかなり痛いんですよ。
野村
ダブルミスですからね。
ワイルドピッチにエラーですから。
ランナーの動きって野手の目に入るんですよね。
スタートを切っていたので慌てましたね。

ふだんだったらトンネルするような打球じゃなかったので一刻も早くホームに投げたいという気持ちがエラーを誘いましたね。
実況
打席は投手の野村祐輔です。
送りバントの構え。
2塁には投げません。
一球で決めてみせました、野村祐輔です。
アウトランナーが2塁。
ここでカープが誇ります赤ヘル三銃士、田中・菊池・丸、上位打線に回っていきます。
1番の田中は今シーズン、1年間、ショートをまっとうしてきました。
ショートとしてのフルイニング出場は球団としては高橋慶彦さん、今日、放送席の野村謙二郎さんに次いで3人目。
すっかりチームの柱に成長しました。
打席の田中広輔です。
去年までは高校、大学時代、ジャイアンツの菅野とチームメートだったという紹介もよくされていましたが今シーズンは違います。
カープの躍進を象徴する1人、田中広輔。
野村
増井、大野のバッテリーは徹底していますね。
フォーク、フォーク、フォークです。
野村
鈴木誠也のインサイドのストレートを打たれたというのが意識の中にこれはありますね。
山本
このカウントも簡単にストレートは投げてこないんじゃないのかね。
野村
投げづらいですよね。
実況
田中に対しての打席、徹底して変化球攻め。
バッテリーが田中対して真っすぐがきませんね。

そうですね。
全力で抑えにいっています。
追い込みましたのでフォークボール、ショートバウンド気味のボールも使ってくると思います。
野村
キャッチャーは感じていると思いますけどインサイドのボールがシュート回転で真ん中外寄りに来ていますから。
次のストレートというのは選択しづらいんじゃないかなと思います。
山本
ここはフォークでしょうね。
野村
投手は早く決めたいと自分のウイニングボールのサインが出ると、すぐにセットに入りますね。

そうですね。
早くベンチに帰りたいと思いますから。
早く一回帰りたいですね。
実況
打ち返した。
レフトの守備範囲。
実況
SMBC日本シリーズ2016。
思わぬ形で2点をもらいました野村祐輔、マウンド上です。
カープが逆転に成功しまして流れがカープに向いてきましたかね。
野村
そうですね。
相手のミスでもらった点ですのでただゲームは動くと思います。
カープも早い段階で逆転できたんですけれども次の点ですよね。
いつも同じようなことになるんですけれども。
山本
それとこのイニングでしょ。
1番からのね。
実況
第1打席では初球をたたいて3塁打の西川です。
1塁側
日本ハムは機動力があるのでとにかく下位の先頭の打者を抑えていきたいと野村は話していました。
実況
多彩な球種を投げ分けていきます、マウンド上の野村祐輔
西川も1戦目から4戦目まではなかなか結果が出ませんでしたがここはストラックアウト。
見逃しの三振です。
実況
回の先頭が大事という話がありましたが西川をいい形で切って取りましたね。
野村
浩二さんがいわれた通り、先頭打者を取るか取らないかでは逆転してもらった次の回、空気が違いますからね。
実況
地元マツダスタジアムでは大歓声。
ファンの皆さんの後押しがついています。
立ち上がり、1点を失いましたが2点目以降は許しませんでした。
中田翔のショートゴロ併殺でピンチを逃れました。
2回の裏、味方打線が2点を取ってくれました。
迎えた3回の表です。
このシリーズ、打率は2割5分なんですがカープの投手陣・中島には数字以上に苦しめられています。
山本
球数を投げさせますからね。
実況
投手の立場からしますとファウル、ファウルで逃れてくる打者は嫌でしょうね。

嫌ですね。
ボール2つにした時点でこの打者はやってくるなと投手は感じますからね。
今3つ目のボールを投げてしまいましたから打ち取るの面倒くさいなということはマウンドで考えてるでしょうね。
実況
これです。

野村投手も球数を正直いうと今日は使いたくないんです。
7イニングは投げたいという気持ちでマウンドに上がっているでしょうから。
1回も結構使いましたし、こういうバッティングをされると嫌でしょうね。
実況
高いバウンド。
3塁は小窪。
ここは中島卓也のほうが速かった。
もちろんヒット。
内野安打です。
ちょっと嫌な形でランナーを出しましたね。

せっかくフェアグラウンドに打ってくれたのに、あれだけ高く上がると投手は上がった瞬間にヒットだと諦めますね。
また足を警戒しなければなりませんのでひと手間かけなければいけなくなります。
力を使う場面になってしまいますね。
実況
クリーンナップです。
3番の岡。
3塁側
岡の談話ですが、初回から1・2番がチャンスメークしてくれた打席だったのでどんな形であっても先制点を奪うことができてよかったですと振り返っています。
実況
立ち上がり、岡のタイムリー内野安打で先行した日本ハムファイターズ、しかし2回の裏。
カープがミスをうまく利用して2対1と逆転に成功しています。
多彩な変化球を持っている野村祐輔なんですが、大きなカーブから入ってきましたね。

このボールもそうなんですが、どのボールも素晴らしい切れをしているので打者に見せておくのもいいと思います。
実況
球数というお話がありましたが野村祐輔は次で50球目となります。
現在、試合は3回の表です。
実況
振らせました。
空振り三振。
3球でかたをつけました。
今のはチェンジアップですかね。

ボール気味に落とすところがうまくタイミングをずらしたボールが行きましたね。
ボール気味でいいと思って投げたのが、その分、腕を振って投げたのがうまく空振りをとれた、本人に言わせれば、おそらく失投の部類でしょう。
実況
打席は中田翔です。
空振りの後、首を横に振りました。
あれを振っちゃいかんということでしょうかね。
山本
どんどん初球から来る打者ですからね。
内気に行くとあのボールを振るケースが多いですね。
実況
バッテリーはあのボールを振らせれば、術中にはめることができるということですね。

中田選手の状態は上がってきているので、石原捕手もどう対処しようか、一生懸命考えていると思います。
配給によって、いろいろ変えていると思います。
山本
一番有効なのは低めのチェンジアップじゃないでしょうかね。

見逃し方がよくなりましたよね。
投手は、そういうのを投げていて感じるので実況
すくい上げた。
距離が出ない。
実況
試合はこれから3回の裏、2対1。
1点をリードしてのカープの攻撃です。
野村祐輔は1アウトから岡、中田翔、3番、4番を切ってとりました。
勢いをつけての3回の裏のカープの攻撃です。
打順よく2番の菊池から。
第1打席でもヒットを放っています。
1塁側
高ヘッドコーチは増井について前回はフォークボールの低めの見極めができていた、前回同様のアプローチをしていきたいと話しています。
実況
打ち上げました。
高く上がった内野フライ。
中田翔がつかんで1アウトです。
1塁側
石井バッティングコーチは大谷が抑えで投げてくることも想定してるので、その前に増井をマウンドから引きずり降ろしたいと話していました。
山本
点差でしょうね。
カーブが勝てば明日ということもありますからね。
実況
初球から行く。
センターバック
しかし最後は動きに余裕あり。
センター岡がつかんで2アウト。
今日の上空の風はレフトからライト方向に強い風が終始吹いています、マツダスタジアムです。
この回はわずか4球で2アウトとなりました。
実況
4番のエルドレッド、右の打席に入りました。
このシリーズ、3試合連続の本塁打がかかります、エルドレッド
放送席でもお話がありましたが1、2戦と第5戦あたりはファイターズのバッテリー、攻め方が違って来た、そんな中で第6戦、第1打席は三振に終わっています。

増井投手も今すっぽ抜けてしまいましたが、ハーフスピード、ああいうボールは注意ですね。
腕が長いですし、手が伸びたところに非常に強い打者ですから、ああいうボールは注意しなければなりません。
実況
インコースを突いてきます。
実況
何とかファウルで逃れましたエルドレッド
どうやらエルドレッドの打球、大野の膝の辺りに当たったようです。
相当に痛そうにしています。
実況
打ち上げた。
実況
広島の夢の通り道、マツダスタジアムで行われています。
日本シリーズ第6戦です。
今日はファイターズが1点先制したんですが、広島カープが逆転に成功しています。
2連敗のあと地元、札幌ドームで3連勝して再度、広島に乗り込んで参りました日本ハム
この回、先頭の近藤、初球をたたいてセンター前。
このシリーズあまり当たっていませんでした近藤ですが第2打席でヒットを放ってまいりました。
アウトランナー1塁です。
そして怖いレアードです。
またしても気を使うマウンドになりましたね。

そうですね。
毎回ランナーを出しているんですよね。
これをしのいではいますけれども、疲労となってどんどん蓄積はされますので野村投手、おそらく長い回を投げようとしても厳しいですから自分でも6回とかくぎって目標を持って投げたほうがいいですね。
実況
第1打席のレアードは空振りの三振です。
初球打ち、バウンドが変わったか。
記録はどうだ?エラー。
田中広輔、エラーで0アウトランナーが2塁1塁です。
ショートとしてはどうなんでしょう。
野村
中途半端だったですね。
出方が中途半端で前進しながらどちらに投げるかすごく迷ったという前進の仕方でした。
打球も緩いんですけど実況
田中広輔にとってはちょっと迷うような打球になりました。
野村
あの体勢だと2塁に投げるのは難しいですから。
一歩めが少し迷ったという守備になりました。
山本
併殺を取ろうとした気持ちが出た感じのね、プレーでした。
実況
アウトランナーが2塁1塁で田中賢介です。
この後は下位打線、8番・捕手の大野、さらにはセ・リーグの本拠地、マツダスタジアムですので投手の増井と打順が下がっていきます。
実況
ベテランの域に入ってきました、田中賢介
第5戦ではカープの投手陣がこの田中賢介に与えた2つの四球。
いずれもファイターズが生かして勝ちにつなげました。

強攻させているということは増井投手に代打を出すつもりがないということです。
普通だと短期決戦になりますとバントで送ってということもあるわけですけれども。
実況
いい当たりだ。
2塁ランナーが3塁を回った、ボールは近藤、同点ホームイン。
なおもランナーが2塁3塁0アウトです。
実況
カープの守備も落ち着きませんね。
野村
守備は仕方ないんですけど、今の配球なんですよね。
左打者で昌さんが言われたように打ってくるということは左打者ですから最悪でも進塁打にしたいわけです。
アウトコースの球を少し踏み込んでいって引っ張りにいってるんです。
その分、甘くなったところを芯でとらえられたんですけどやろうとすることはすごく理解できるんですけど1球インサイドにボール気味に投げると左打者はどうしても引っ張りたいのでファウルを打ってくる可能性もあったんですよね。
3球目までずっと踏み込んでいましたから若干ボールが甘かった、高かったところを芯で捉えられましたね。
実況
ファイターズは同点に追いついてなおもランナーが2塁3塁0アウトです。
実況
本塁に送球。
追い込んでいく。
レアード、タッチアウト。
打者ランナーは2塁に到達しています。
アウトカウントが1つ増えてランナーは2塁3塁です。
実況
そして策を授けます、金子コーチです。
投手の増井も打席に入ります。
あるいはスクイズということもあるでしょうか。
山本
どうでしょうね。
もちろんスクイズの可能性はありますよ。
ありますし、増井は最初の打席、いいスイングをしているんですよね。
実況
あるいは代打か。
驚きましたね、これは。
4回の表、野村
ここでひっくり返してしまおうと先に仕掛けてきましたね。
実況
代打・矢野を送りました。

栗山監督と緒方監督を考えたときに栗山監督のほうが短期決戦という采配は見せています。
5戦目でメンドーサ投手が非常にいい投球をしましたし、ダブル先発という形で、おそらくスタンバイさせていると思うのでここは強気にきましたね。
山本
ちょっとベンチで悩んでいましたね。

こういう場面になっていなかったらおそらくいったと思うんですけどどうしても超えておきたいんでしょうね。
3塁側
栗山監督は終盤で1点差勝負になるように持ち込みたいファイターズは中継ぎ勝負のチーム。
早め早めに手を打つと話していました。
実況
これでバッテリーが追い込んだ。
野村
代打を送る積極策も辛抱するというのも両軍ベンチ、非常に難しいところですよね。
これはもう結果ですから。
仕掛けてとれば勢いが増すでしょうし、我慢してしっかり抑えればまたチャンスはめぐってくるので。

増井君の表情が見えますけれども納得して交代した様子ですね。
さわやかな顔をしていますよね。
実況
今日は総力戦ということは増井も分かっていると。

そういうことですね。

ナイスボールなんですけどね。
ここはどうしても三振が欲しいですから、ほんのボール1つですよね。
実況
振らせた。
空振り三振。
まずはひとつの関門を越えました野村祐輔です。

チェンジアップですよね。
山本
それでもね、あの際どいところ、ボールにされて、また同じ所に投げる。
大きいでしょう。

大したもんですね。
ランナーを出してもそう簡単にかえさないというのは、すごいところですね。
実況
一難去ってまた一難。
トップに戻って西川です。
第1打席は初球をたたいての3塁打がありました。
第5戦のサヨナラ満塁ホームランで西川ものっています。
初球打ち。
狙ってましたか、西川は。
野村
初球から振ってくるというのは西川の中では決めていると思います。
気持ちが充実しているということですね。
今の1球の入り方というのは打ってもファウルだというボールを投げていると思うのでバッテリーとしてはまったく怖くないですね。
狙ったところに投げてファウルを打たせているわけですから。

打者は1本のヒットや本塁打で変わりますよね。
西川選手はシリーズの序盤ではほとんど機能できなくて振りに行っても空振りを多かったんですよね。
それをしっかりした強い当たりのファウルが出るようになっているので怖いところですよね。
山本
チェンジアップが少し高くなっているんですよね。
それがちょっと気になりますよね。
実況
ライトが追っていくが頭の上を越えていった。
1人ホームイン。
2人ホームイン。
打者ランナーは3塁へ向かう。
今日2本目の3塁打は2点タイムリー3塁打。
この回ファイターズ、逆転に成功。
これで4対2。

おそらくカーブを投げたと思うんですね。
一番、打者が想像していないボールを投げたんですけど、西川選手、状態が上がってきている証拠ですね。
あのボールを外野の頭を越えるということはね。
恐らく待って打ったのではなく、反応で打ったと思います。
実況
西川の勢いは本物でした。
主君の西川を3塁に置いて打者は中島卓也
今日はいずれも出塁しています。
四球と3塁への内野安打。

野村投手が、ランナーが3塁まで進んだことによって内野安打が非常に嫌なんですよね。
ですから際どいところで苦しいピッチングになってしまっています。
実況
第2打席の内野安打もサードの前に弾んでヒットになりました。
ランナーを3塁に置くとバッテリーは神経を使ってしまう。

2塁と3塁ではすごく違います。
特に足の速い打者が出てくると際どいところに投げざるをえません。
野村
ランナー3塁は内野手も気を使いますよね。
ここから追っ付けに来ると思うんですよね。
先ほどがそういったおあつらえ向きの内野安打を打っていますからね。
実況
これが中島卓也の真骨頂。
ファウルで逃れます。
実況
これも球審の右手は上がらない。
スイングもない。
ここも歩かせました。
アウトランナーが1塁3塁でクリーンナップの岡登場です。

今のは取ってほしかったでしょうね。
あのへんのボール、ストレートはとってもらってるときもありましたのでね。
苦しくなりましたよね。
実況
カープベンチの動きも随分慌ただしくなってまいりました。
ここまで球数76球。
野村祐輔
カープはとにかくもう後がありません。
カープ2勝。
一方のファイターズ3勝。
ファイターズが日本一に王手をかけて迎えた第6戦です。
実況
先ほどの第2打席はチェンジアップで三振を取りました。
マウンド上の野村。
山本
これで動いてくる可能性がありますね。
1塁ランナーが。
野村
そうですね。
動いてくる。
2塁に直送するのか、ピッチャーカットするのか、それとも投げないのか。
追い込んでますから、どっちを選択するかですね。
野村
走られたくないという選択をするのであれば先程のように3塁にけん制を投げるというのをここでも入れるかもしれませんね。
実況
先程は3塁にけん制球を投げたことで1塁ランナーの足を止めるというシーンもありました。
実況
マウンド上の野村祐輔と打席の岡大海、同じ岡山県倉敷市の出身です。
明治大学の先輩後輩でもあります。
打ち上げた。
バッテリーの勝ち。
実況
打たれてベンチで何を思う?今日の先発の野村祐輔です。
4回の表に3点を失って都合4失点。
ここからはもう攻めるしかありません。
一方のファイターズは増井に代わって2番手は鍵谷です。
栗山監督は4回の時点で先発投手を代えて代打の矢野は打ちとられたんですが西川が2点タイムリー3塁打。
野村
代打・矢野を三振にした時点でベンチはあいたと思ったと思うんです。
それが2点タイムリーでしょ。
流れがファイターズに向いているかなという気がしますね。
実況
鍵谷を打ち崩せるか、カープの攻撃は松山から。
満員のスタンド、ファウルボール。
実況
ちょっと窮屈なバッティングになりました。
マウンド上の鍵谷。
このシリーズは第2戦以来の登板ということになります。
実況
ファイターズは中継ぎで勝ってきたチーム。
という栗山監督のコメントが入りましたが分厚い中継ぎ陣が、これからカープ打線の前に立ちはだかっていきそう。
まずは松山、塁に出たいところです。
実況
見送った。
先頭打者の松山、四球で塁に出ました。
アウトランナーが1塁です。
野村
松山は打ちに行きたいところ、しっかりとボールを見ましたね。
ナイス四球だと思います。
実況
そしてさきほどツーベースヒットの鈴木誠也です。
先ほどの2ベースはいい形で打てましたね。
山本
追い込まれてすごくコンパクトに打ちました。
それまでスイングがすごく早かったですもんね。
ああいう形で出ればかなり戻ってくる確率が高くなります。
実況
2点ビハインドではありますがマツダスタジアムを埋め尽くしている真っ赤なカープファン、まったくひるんでおりません。
鈴木誠也に大歓声です。
実況
打ち上げた。
2塁オーライ。
この第2打席は打ち上げて、2塁フライに終わった鈴木誠也です。
山本
少し甘いストレートではあるですが、球速に押されていましたかね。
実況
ここから下位打線です。
7番は選手会長の小窪。
ベンチの野村祐輔、どうですかね。
回ってきたらもう。
野村
回ってきたら代打だと思います。
山本
回って来なくてもどうですかね。
普通キャッチボールするでしょう。

球数以上にピンチを背負っていますから疲労度というのはかなりあるというふうに思います。
実況
ファイターズの栗山監督は4回の攻撃で先発の増井に代打を起用してまいりました。
先に動いたのが栗山監督。
野村
小窪がつなぐようなことがあれば石原のところに代打ということもあるかもしれません。
実況
とにかくカープは攻めていかなければなりません。
王手をかけられています。
実況
小窪がつないだ。
鍵谷が出したランナーはいずれも四球です。
またしても吉井コーチがマウンドに向かいます。
そして動きますね、緒方監督が。
野村
そうですね。
2点先に点をとられていますからどんどん仕掛けていくと思います。
実況
4回の表、栗山監督が仕掛けました。
直後の4回の裏、1アウトランナー2塁1塁で捕手の石原にどうやら代打、安部友裕の模様です。
山本
当然でしょうね。
実況
今日はスタメンから外れています、安部友裕
札幌ドームで行われました第3戦、9回2アウトから本人いわく覇気でつぶしたという同点タイムリー。
今シーズンの安部の成長が見えましたね。
野村
開き直って初球から思い切っていきました。
実況
ネクストバッターズサークルには新井の姿も見えています。
この4回から総力戦のもよう。
とにかくカープはもう後がありません。
前がかりで攻めています。
実況
捕手の大野が1つタイムを要求してマウンドに行きました。

恐らくなんですけど両方とも球が高いんですよね。
恐らく振っていなければノーストライク2ボールなんですよ。
ストレートは今日非常に来ていますからボールが低めに行きさえすればと捕手の大野君は感じているでしょうね。
実況
左の石井。
さらにバースというところがブルペンで準備を続けています。
メンドーサは今日ベンチに入っておりません。
実況
マウンド上の鍵谷、コントロールが定まっていませんね。

変化球ですよね。
ちょっと制御しきれていませんね。
普段こんな感じじゃないとは思うんですけどね。
落ち着きませんよね。
こういうのがやはり大声援の力といいますか今もすごい声援ですからね。
実況
打たされた。
ランナーはそれぞれ進塁。
1塁はアウト。
これで2アウト、ランナーが2塁3塁です。
ここで緒方監督がベンチを出ます。
ピンチヒッター新井を告げます。
実況
球場のボルテージがひときわ高くなりました。
一方のファイターズベンチからは外野の守備位置の指示が飛んでいます。
ライトはずいぶん前にきましたね。
野村
僕も思ったんですよ。
ないと思ったんですよ。
今、下がりましたけどね。
山本
新井は速いボールに対応でしょうね。
追い込まれるまでに。
高めの見極めでしょう。
1塁側
負ければ今日で終わりだし、明日は黒田さんが投げる可能性がある。
すべてを含めて今日は負けられないと新井は話しています。
実況
負けられない。
その言葉に新井の思いが凝縮されています。
実況
バットが出かかったんですがね。
山本
ストレートがかなり速いじゃないですか。
それに照準を合わせたと思います。
3球とも変化球できましたよね。
実況
空振り三振。
実況
SMBC日本シリーズ2016、第6戦。
4回の裏、息詰まる攻防がありました。
高めの見極めというお話が山本浩二さんからありましたが。
山本
全部変化球で伸びてきていますのでそれが出ましたね。
実況
試合は中盤、5回の表に入っています。
投手はヘーゲンズに代わっています。
受ける捕手は會澤です。
この回は4番の中田翔から。
カープは先程4回の裏、捕手の石原、さらには投手の野村祐輔、いずれも代打という勝負手を切ってまいりましたが得点にはいたりませんでした。
緒方監督が2番手に指名したのはマウンド上のヘーゲンズ。
このヘーゲンズが中継ぎで踏ん張って流れを持ってきたいところです。
ただ行けません。
ここは中田翔に対してストレートの四球。
アウトランナーが1塁です。
10年ぶり3度目の日本一へ。
王手をかけています、ファイターズの栗山監督、先週行われたマツダスタジアムでの第1戦、第2戦はファイターズのいいところがほとんどありませんでしたが、この第6戦は西川が打ち、勝負ても決まって、ここまで4対2。
打席の近藤は先ほどセンターへのヒットが1本あります。
実況
併殺コース。
4・6・3とわたってダブルプレー
ヘーゲンズが術中にはめました。
実況
今シーズンのヘーゲンズは結構併殺を取るんですよね。
山本
非常にボールが動いているので内野ゴロが多いんですよね。
実況
先頭の中田をストレートの四球で出しましたが続く近藤は2塁ゴロ、併殺2アウトランナーなしと変わって一発があります、レアードです。
今日のレアードは空振りの三振と先ほどはショートゴロ。
エラーになりました。
相変わらず上空はレフトからライト方向への強い風。
ここでレアードに一発が出るということになりますと。
野村
ジョンソン、ジャクソンと外国人投手から一発を打っていますから、ここは意識して一発を狙ってくるところですから、バッテリー間がボールを振らせるという意識を持たないといけませんね。
今のように中間球を打つのが非常に上手ですから。
実況
カープが2勝。
一方のファイターズは3勝。
ファイターズが日本一に王手をかけて迎えた今日の第6戦です。
序盤から点を取り合って5回の裏。
カープは打順よく1番の田中広輔から、マウンド上はファイターズの鍵谷、続投です。
カープはこの回ですね。
野村
この回ですね。
ヒットでつなぐということも当然なんですけど少しボールが荒れているのでしっかり四球を見極めてですね。
実況
鍵谷は先ほどの回、松山、小窪、2つの四球を与えています。
カープが誇ります、赤ヘル三銃士、田中、菊池、丸。
この3人でこの事態を打開できるか。
一方マウンド上は2番手の鍵谷。
今日の先発は増井でした。
4回の表、チャンスとみるや栗山監督は代打を使ってまいりました。
一方のカープ、緒方監督も4回の裏、捕手の石原、さらには投手の野村祐輔に代打を使ってまいりました。
お互い総力戦です。
今日の第6戦。
ファイターズが勝てば10年ぶり3度目の日本一。
一方カープが今日勝てば逆王手。
3勝3敗のタイで明日の第7戦に運命の一戦ということになります。
カープはあすの第7戦、黒田の先発も予想されています。
ファウルチップ。
空振り三振。
あの高めなんですね。
山本
見逃せばボールなんですが。
追い込まれるとね。
打者の手元で伸びてくる感じがしますよね、映像を見ていても。
実況
なかなかとらえることができません。
実況
投手陣をうまくリードしている捕手の大野。
第5戦では市川が先発マスクをかぶって非常にいい働きを見せたんですが迎えた第6戦はスタメンマスク、大野に戻しています、栗山監督です。
打席の菊池は今日、第1打席でヒットを1本放っています。
実況
この鍵谷。
球が多少荒れているというお話が野村さんからありました。
ここも、まさにそんな感じですね、ボールが3つ。
野村
この回はストレートが多くなっているんですけど少し抜けていますね。
実況
ベンチの栗山監督はこのあとの継投、どう来るのか。
あるいは最終回に大谷翔平がマウンドにということもあるんでしょうか。
実況
右中間だ。
ライトがオーライ。
つかんで2アウトです。
風はライト方向に吹いているんですがいま1つ伸びませんでした。
これで2アウト。

鍵谷投手がこの2イニングを0点にしてくれますと栗山監督はこの後の計算がたちますので、大きいピッチングになります。
実況
カープはここからクリーンナップです。
丸、登場。
今日まだヒットは出ておりません。
このシリーズ第1戦から第5戦までいずれもヒットを放っている丸。
実況
打ち上げた。
ライト、どうだ。
入ったか?入りました。
入りました!本塁打
丸佳浩、反撃ののろし。
1点返した。
これで4対3。
実況
この回、鍵谷に田中、菊池が抑えられて2アウトランナーなしからの丸の一発。
野村
今のはストレートだと思うんですけど。
山本
スライダーですか?野村
スライダーが抜けてちょうどタイミングが合ったという感じですね。
実況
右中間の一番深いところ、フェンスをぎりぎり越えました。
実況
再び吉井コーチがマウンドに行って今、内野手の輪がとけました。
野村
スライダーでも140キロぐらい出てましたよね。

これで、また試合が全く分からなくなりましたね。
とにかく今日はすごいゲームにりそうだというのは序盤からぷんぷんにおいがしていましたからね。
実況
エルドレッドも今日はここまでヒットが出ていませんが何しろこのシリーズ、3試合連続本塁打が光ります。
そのうち第2戦は現在マウンド上の鍵谷からの一発。
第2戦の一発は2ストライクから高めのボール要求の球が打てる所に行ってしまうという。

インコースから高めの球を投げたかったんですが逆にアウトハイにいきました。
一番手が伸びて飛ぶところです。
今2球投げましたけどアウトローの低めですね。
実況
危ない、危ない。
しかし近藤がナイスファイトを見せました。
両チーム、気力が充実しています、今日の第6戦。
当然、外野手からしますとフェンスも気になるところですが。
山本
両チームの選手、気持ちが入っていますね。
実況
追い込んだのはバッテリー。
追い込まれたのはエルドレッド
実況
空振り三振。
実況
今日ここまでのハイライトです。
先制したのはファイターズでした。
カープ先発の野村祐輔から立ち上がり、岡大海のタイムリー内野安打でファイターズが先制。
逆転したのはカープ、2回の裏。
1アウト2塁3塁から増井のワイルドピッチ。
さらにサード・レアードのタイムリーエラー。
カープが逆転に成功します。
試合が再び動いたのは4回でした。
田中賢介のライトへのタイムリーヒット
これでファイターズが同点。
さらには第5戦ではサヨナラ満塁ホームランがあった西川。
今日も2点タイムリー3塁打でこの回、ファイターズが逆転。
このあと5回の裏、丸にソロホームランが生まれまして4対3。
試合はこれから後半に入っていきます。
6回の表です。
カープは投手ヘーゲンズ続投です。
一方のファイターズはこの回、下位打線。
田中賢介、捕手・大野、さらには投手・鍵谷という打順です。
第5戦、そして今日の第6戦、ベテランの田中賢介がきいています。
今日も2塁打に先ほどタイムリーヒット田中賢介です。
3塁側
そのタイムリーですが後ろが8番9番だったので思い切って打ちに行きました。
レアードもよく走ってくれたし、0アウト1塁2塁だったので数少ないチャンスをものにできてよかったと思いますと話していました。
実況
バッテリーはちょっと悔いの残る1球になりましたか。
野村
2球投げた段階で外の球を引っ張りに行く、そういう姿勢が見えたのでまぁ、打った打者が素晴らしいんですけどインサイドを投げてファウルを打たせることができたらなというふうに思ったんですけど。
実況
ここはベテランの田中賢介が一枚上でした。
山本昌さんはファイターズが前回、日本一になった2006年、日本シリーズで対戦していますね。

投げましたね。
負けたんですけどね、逆転で。
実況
その時、田中賢介は2番で2塁を守っていました。
今日は7番でスタメンです。
その田中賢介をまたしても歩かせました。
札幌ドームで3試合、カープはファイターズに敗れたんですがいずれも四球が致命傷になっているんですよね。
野村
そうですね。
短期決戦はひとつのミス、今日も両チームともエラーの失点ですよね。
そして札幌では四球をきっかけにというのがありますから、投手も四球を出そうと思って出しているわけではないんですけれども、こういう場面ではカープはしっかり抑えなければいけない。
こういうチャンスはファイターズはものにしなければいけないという展開ですよね。
実況
捕手は石原に代わってマスクをかぶっています、會澤翼
バッテリーは切り替えないといけませんね。

そうですね。
このシリーズは石原捕手がかぶっていましたが、ちょっと感じが違うんでしょうけど、しっかりとすり合わせてやってほしいですね。
山本
まず送ってきますからね。
ネクストバッターズサークルには谷口がスタンバイOKです。
山本
先ほどサインプレーの確認をしたんでしょうね。
実況
3塁がチャージする。
フライになった。
見送りました。
判定はファウルボール。
SMBC日本シリーズ2016、広島対日本ハムは放送時間を延長してお送りします。
とにかくこのシリーズ、ファイターズは送りバントを確実に決めてるんですよね。
野村
きっちりと確実に送ってきますよね。

第5戦は市川捕手がしっかりと3回決めていましたからね。
チームが流れに乗りましたよね。
ここもしっかりやりたいところなんですよね。
実況
ファイターズにしては珍しい。
2球で決めることができません。

ちょうど動きやすい所、スコアリングポジションに進められますし、トップの西川選手はバットが振れてきていますから、しっかり送りたいところですけどね。
実況
スリーバントでいいですか。
山本
あるでしょう。
野村
スリーバントの構えをするとバッテリー間というのはファウルにさせたいので力が入るので引っ掛ける可能性があるから會澤はしっかりそれも意識しておかないといけません。
投手はバントを失敗させに行こうとしますから。
実況
捕手の前だ、結果、送りバント成功です。
大野がスリーバントを決めました。
アウトランナー2塁と変わって投手・鍵谷という打順。
野村
2ストライクからバントをさせてしまったというのはファイターズからすれば願ったりなんですけど。
ここは流れ的にもバントを失敗させたかったですね。
山本
低めに投げておけばね。
実況
代打は谷口です。
ランナーが2塁に進んでカープの外野陣は前進守備。
点差はわずかに1点です。
さきほどの回、カープは2アウトランナー無しから丸の本塁打が飛び出しました。
実況
これでバッテリーが追い込んだ。
山本
チャートを見て分かるように結構甘いボールなんですよね。
少し動いているからなかなか捉えるのが難しいとなっているんでしょうね。
実況
振らせた。
これで2アウトです。
ここはバッテリーがうまく攻めましたね。

スライダーがカットボールになりますけどね。
西川選手が次出てきましたけどここは歩かせてもいい場面だと私は思います。
3塁側
カーブは頭にありませんでしたが反応で打ちました。
チャンスだったから悔いのない打席にしたかった、とにかく勝ち越すことができてよかったですと西川は振り返っています。
実況
昌さんが放送席でおっしゃったとおりでしたね。

まあまあ、反応という感じに見えたのでカウントが悪くなったということはあると思うんですけど、勝負になりましたね。
私は無理に行く場面じゃないなと思うんですけどね。
野村
打者も歩かされるかなという頭はあるんですけどインサイドから入ってくると勝負かなという意識になりますので。
実況
お〜!勝負だ。
勝負ですね。

これはベンチの作戦ですから、私たちがどうのではないんですけどここで打たれた時はちょっと悔いが残るかなというふうに思いますね。
実況
それだけにバッテリーは全力で西川を。
山本
次の打者を考えれば外野はもっと前にこれるんですよね。
そういうのもあるんですが勝負していますね。

間違いなく勝負していますね。
恐らく振っていなければ3ボールだったと思います。
それだけ際どいところに投げられているので勝負でもそれはそれでいいと思うんですけどね。
野村
ボール球を振らせたということでカウントが悪くなればということを考えているんですけど、ここはもうベンチの指示ですからね。
これは。

ヘーゲンズ投手もカットボール、スライダーが一番自信があるボールでしょうから、そこに集めてということだと思いますけどね。
実況
やはりまともにストライクゾーンには投げてきません。
実況
最後はわりきりそうです。
歩かせて2アウト。
ランナーこれで2塁1塁。
2番・中島卓也との勝負になりました。
ただ今日の中島卓也はよく機能しています。
四球、サードへの内野安打にもうひとつ四球。
3打席とも塁に出ています中島卓也

この人のファウルを打つ技術というのは本当にすごいものがありますしね。
実況
そして外野がなおいっそう前に出てまいりました。
実況
これはいいところ。

ナイスボールですね。
ぎりぎりですよね。
ここに集められたら中島選手もちょっと苦しいかなというふうに思いますけどね。
実況
なおもインコースを攻めます。

この打者にボールが先行しますと、またファウルということがありますから今のボールで1ボール2ストライクにしたかったですね。
野村
いつもよりもインサイドのボールがカットしていないんですよね、ヘーゲンズ。
曲がりが少ないんじゃないかなというふうに見えますね。
モニターで見るのと打席に入るのでは見え方が違うとは思うんですけどシーズンをずっと見ている時にもう少しボールが打者のほうに食い込んで来るいやらしいボールを投げるんですけどね。

いつも以上に力が入っているということもあるでしょうね。
実況
それだけの大一番です。
受ける捕手の會澤はそのあたりをどう感じ取っているか。
構えは内へ。
外に来たがスイングはない。
フルカウントです。
実況
逆にきましたけどね。

抜けましたね。
こうなるとね。
レフト方向にしか考えていませんから。
あとは際どいボールはカットして四球を取ってやるという打席になりますね、これも。
実況
これです。
実況
見逃しました四球。
今日、中島卓也が選んだ3つ目の四球です。
2アウトフルベース。
たまらず畝投手コーチがマウンドに行きます。
中島卓也らしさが全開でしたね。

いくら投げてもファウルにしそうな感じがしますもんね。
かといって甘いところに行くとヒットということもありますから、こういうランナーが詰まっているときは本当に嫌な打者ですね。
実況
今日はすべて出塁の中島卓也
塁上すべてファイターズの選手が埋めました。
打者は3番の岡。

日本シリーズの1戦目2戦目、1・2番がまったく機能しなかったわけですけど今日はすごい数のランナーを出していますから機能していると日本ハムはしっかりした攻撃になりますよね。
野村
今のが本来のカットの動きですね。
実況
今のはいい変化を見せました。
実況
2球で追い込んだ。
実況
カットします。
最後はバッテリー、やはり初球のカットボールなんでしょうか。

初球の空振りを見ますとボールを振らせたいところですね。
ただ満塁なので一球はずすとかじゃなくてボール球にカットボールを投げ込んでいきたいですね。

ノーボール2ストライクではありますけど一球外してという感覚には投手はならないですね。
どんどん際どいところにボールを使えるわけですから、真ん中には投げたくないところですね。
山本
低めの落ちるボールでしょうね。
今日はインサイドに結構投げていたんですけどヘーゲンズはインサイドにあんまり投げさせられないですよね。
実況
岡に対しては山本
外なんですが、すべて高いんですよね。
野村
浩二さんが言われるようにインサイドをつけばということはあるんですが、チャートに見られるように外一辺倒ですから中で行くというのも投げづらいですね。
満塁ですし。
もしということがありますから。
山本
高低で勝負するしかないよね。
実況
最後はヘーゲンズさすがでしたね。
とにかくバッテリーは外一辺倒だったんですが、最後は外、うまく決めてきた。

あそこにしっかり投げられればあそこを振らせるのが、ヘーゲンズ投手の力なので。
カープサイドにとって今のは大きかったと思います。
実況
反転攻勢なるか?この回はカープ、松山から。
ファイターズは投手が代わりました。
サウスポーの石井です。
サウスポーの石井が登場したんですが緒方監督は松山に代打を送りません。
野村
6回でしょう。
もう一回、8回、9回、カープがこのまま行けばまわってくるということで松山を残しているんだと思うんですけど。
松山も左は苦にしませんからね。
実況
これで松山は追い込まれました。
野村
左対左で松山が出塁するようなことがありますとファイターズの継投も少し誤算になってくるでしょうね。
考えてはいるでしょうけれども。
実況
この後は右の鈴木。
さらには右の小窪。
右打線は続いていきます。
カープの6回の裏の攻撃です。
点差はわずかに1点。
センターに持っていきました。
追い込まれながら松山、センター前ヒット。
チームこれが5本目。
アウトランナーが1塁です。
これは栗山監督も想定外。
実況
1点を追ってのカープ
6回の裏の攻撃。
先頭の松山が塁に出ました。
栗山監督は投手を代えてきました。
ルーキーの井口です。
今年の日本シリーズ第2戦で3番手として1回を無失点という記録が残っている井口。
一方のカープは今シーズン、カープ躍進の象徴となりました鈴木が打席に入ります。
実況
今日の先発は増井でした。
2番手鍵谷、3番手石井、そしてこの6回の裏、4番手井口が登板です。
前がかりの継投になっているファイターズ栗山監督、鈴木に対してボールが2つ、レギュラーシーズンでも37試合に登板しました、マウンド上の井口。
実況
これも選んだ。
早め早めの継投で来ています、今日の栗山監督。
4回の攻撃で早くも先発の増井に代打を送りました。
ストレートの四球。
山本
これは大きいですね。
実況
この四球は大きいですね。
山本
まずバントでしょうし。
ランナーを代えますかね。
ああ、そうですね。
実況
切り札の赤松が2塁に向かいます。
点差は1点。
同点のランナーを2塁においています。
カープ、足のスペシャリスト、赤松が向かいました。
山本
勝負に出ましたね。
実況
打席には選手会長の小窪です。
野村
浩二さんが言われたとおり、ここは大きな勝負に出ましたね。
とにかく勝ち越すんだというね。
間違いなくバントですから。

ヘーゲンズ投手がキャッチボールをしているんですよ。
本人が自主的にやっているのか。
山本
点が入っても恐らく誰を出すと思いますけどね。

普通だと、この場面でキャッチボールをしないんですけど。
野村
ただ赤松を出しているので代打、代打といく可能性は高いんじゃないかなと思うんですけど。

普通、赤松選手が出るのは8回、9回ですからね。
実況
送って来た、捕手の指示は3塁だが投げることはできない送りバント成功です。
実況
あるいは3塁で勝負するかとも思いましたが結局とった中田翔は1塁に投げました。
アウトランナーが2塁3塁。
送りバントを成功させて打席には打撃に定評のある會澤翼です。

今のは代走を送っていたのが利きましたね。
松山選手だったら落ちついて3塁に投げていたかもしれません。
この代走はいきましたね。
実況
下水流がスタンバイしています。
実況
ファイターズの内野陣ですがファースト、セカンド、サードは前進。
ショートはそこまで極端に前進じゃないですね。
野村
ショートゴロは1点やっていいという法則的な守備隊形です。
ファイターズのデータに基づいてだと思うんですけど。

珍しいですよね。
山本
データを見ての守備位置でしょうね。

2塁はもうちょっと下がりそうなもんですけどね。
実況
バッテリーが2球で追い込んだ。
背番号25番、宮西がブルペンで投球を開始しています。
さらに手前はもう1人のサウスポー、吉川。
実況
ストラックアウト?ひと呼吸あって球審丹波
ストライクコールをしました。
これで2アウト。
會澤、手が出ませんでした。

キャッチャーはボールゾーンに構えていたんですけど、シュート回転してストライクに入ってきました。
球審は迷いましたよね。
実況
會澤、手が出ませんでした。
ここでまた吉井コーチが出て、ひとつ、間をとりました。
アウトランナー2塁3塁で投手ヘーゲンズに代えて打者は下水流です。
実況
長打力には定評があります、打席の下水流。
実況
マウンド上はルーキーの井口。
非常に厳しい場面での登板となりました。
抑えるか。
打ち返すか下水流。
実況
わずかに外れます。
10年ぶりの日本一まであと1勝に迫っています、栗山監督。
今日は早め早め、攻めの継投を見せています。
実況
三遊間、ショートが追いついたが投げられない。
ただここでランナーが挟まれた。
どうだ?タッチはできていない。
今度は1塁ランナーが1塁に戻ります。
カープ同点。
4対4。
まず下水流がショートへの深い当たり。
ショートもよく捕ったんですがどこにも投げることはできません。
これで同点。
そのあとです。
鈴木誠也が挟まれてここです。
結局タッチはできておりませんでした。
捕手の大野、最後はつまづいてしまいましてボールを投げることができません。
ここでファイターズにミスが出ました。
記録、大野のエラーです。
野村
今のはミスというよりもショートの中島がよく止めましたね。
そこが一番大事だと思います。
まずあそこを止めたということがね。
逆転のランナーをかえさなかったことがすばらしいと思います。

今のは3塁が追い過ぎましたね。
もう少し手前で捕らせてあげていれば、ああいうことにはならなかったと思います。
実況
打席はトップに帰って田中広輔。
山本
今日はいろいろありますね。
それでこの点差ですからね。
実況
いや〜、昌さん、すごいゲームになってきましたね。

どっちに転ぶかわかりませんね。
後半に入りますから1つのミス。
例えば四球だったりバントのミスだったり、このシリーズはそういうところで流れが変わることが多いんですけど今日もそういう展開になりそうですね。
実況
のってる中島卓也
素晴らしいプレーで抜けていれば2塁ランナーも当然帰ってくる。
逆転タイムリーとなるところを1点で止めました。
野村
ハムからすれば慌てなくていい。
ゆっくりアウトを取ればいいのを少し焦りましたね。
時間をかけてアウトを取ればイニングが変わるわけですから。
ちょっと慌てましたかね。
ただ中島はよくとりました。
実況
カープは投手が変わりました。
今村猛です。
赤松はレフトに入っています。
ファイターズ、この回は中田から。
実況
今村はなんとこれで6試合連続の登板となりました、この日本シリーズです。
1塁側
もちろん疲れはあります。
日本シリーズが始まる前に7試合全部投げるつもりだと話した通り最後まで投げ抜きたいと今村は話していました。
実況
今のが147キロ、強振しました。
第1打席は内野ゴロ。
これが併殺になりました。
そして2塁ゴロと四球。
ここはバッテリーが打ち取った。
4番の中田翔
投手ゴロで1アウトです。
ちょっと中田が力が入りましたかね。
山本
変化球ですよね。
その前のストレートを思い切って振っていましたから、そのタイミングでいきましたね。
実況
4対4の同点ではありますが緒方孝市監督は勝ちパターンの今村をこの7回に送ってました。
打席は近藤です。
初球を打って1塁正面。
これで2アウト。
ファイターズ、この回は中田翔、近藤、さらにはレアードというところなんですが、5球で2アウトです。
とにかくファイターズは勝てば10年ぶり3度目の日本一が決まります。
カープのほうはもう後がありません。
主力を尽くしてのお互い第6戦となっています。
得点は4対4。
両者譲らず7回まで来ました。
一発がありますレアードです。
今日のレアードはショートゴロ。
相手のエラーで一度、出塁があります。
山本
今日は変化球にタイミングが合っていないんですよね。
このカウントでのストレートは怖いんですね。
野村
そうですね。
ここは安易にストライクは取りにいかないと思うんですけど。
2アウトをとってもこの展開だとほっとできないですよね。
実況
バッテリーもそのあたり分かっています。
今日のスタメンマスクは石原でした。
途中からこの會澤翼に代わっています。

徹底していますね。
歩かせてもフォークなんだと。
そういうところを出していますね。
実況
よくフォーク連投で四球となりました。
そして田中賢介です。
札幌ドームでの第5戦、さらには今日の第6戦、この田中賢介が大活躍しています。
10年前の日本シリーズでは2番2塁をつとめて日本一をつかみ取りました、田中賢介
それ以来の日本一を狙っています、ファイターズ。
山本
この点差、同点でしょ。
例えばこのイニングで塁をためれば、どうでしょうね。
実況
大谷、ありますか?山本
大谷、代打というのも考えられるんじゃないでしょうか。

今日お話させてもらいましたけれども、恐らくなんですけど、最後の投手のほうに重きを置いて考えていらっしゃるんじゃないかと感じがしましたね。
確実に勝てる。
大谷投手なら勝てるという点差がついたときに投げる可能性があるんじゃないかというニュアンスのお話はしていらっしゃいました。
3塁側
バッティンググローブをしたまま大谷選手はベンチの裏を歩いているところを見ました。
実況
あるいは大谷があるかもしれません。
ラッキー7の攻撃です。
ファイターズ。
実況
ネクストバッターズサークルには背番号2番・杉谷の姿が見えています。
この後は捕手・大野という打順なんですが杉谷が準備しています。
野村
ただこれを歩かせると大谷っていうのもあるんじゃないですか。
山本
塁を埋めるとね。
実況
栗山監督はどう考えているか。
あるいは代打としての大谷投入も考えているのか。
実況
空振り三振。
実況
原爆からの復興の象徴として創立された広島東洋カープ
初優勝までが第一期。
初優勝から平成の初頭までが黄金時代。
その後20年にわたる低迷の時代をを経て2009年、このマツダスタジアムのオープンが大きなチームへの転機となりました。
去年は211万人。
今シーズンは球団史上最多の主催ゲーム観客動員215万人。
去年まではともするとこの熱心な応援がプレッシャーになってしまっていたところもあったんですが今シーズンは本当に力に変えていますね。
野村
ホームでの勝率を考えてもお客さんの後押しというのが選手の力にすごくなっています。
実況
7回の表、今村がしっかりと抑えました。
この回カープのラッキー7は2番の菊池から。
一方マウンド上ファイターズは投手が代わりました。
バースです。
このバースは第3戦、4番手で勝ち投手。
第5戦も勝ち投手となっていますすでにシリーズ2勝を上げていますマウンド上のバース。
今日の菊池は第1打席でヒットを放っています。
その後は2打席いずれもフライアウト。
野村
ハムの継投、残りを考えるとどうして行くんですかね。
同点ですよね。
延長戦ということも頭によぎってくるイニングに入ってきましたから。
実況
このシリーズは15回までが設定されていますが、確かに昌さん、栗山監督はずいぶん前がかりな継投できていますからね。

そうですね。
DHを使っている北海道のゲームとは違いますからね。
打順が回ってきますからね。
バース投手は何とか引っ張りたいところなんですけどね。
まぁどうですかね。
谷元投手も毎回投げていますし今日は吉川投手が一応入っているので長い回をということがありますが、どうですかね。
こう考えると今日は入っている投手総動員で大谷投手がサブに回るということもあるかもしれません。
実況
ファイターズはシフトの変更が随分ありました。
実況
これは距離が出ません。
岡がつかんで1アウトです。
そして丸です。
先程は右中間への大きな本塁打がありました。
1塁側
打ったのはスライダー。
自分のスイングでしっかりとらえることができましたと振り返っています。
実況
自分のスイングでとらえることができた丸の談話を伝えてもらいました。
ここも左から右に強めの風が吹いていますマツダスタジアム
今のが152キロ。
ファイターズの投手は誰が出てきても球速が豊かです。
山本
両軍ともメンバーが少し変わっていますよね。
そうなってくるとワンチャンスというのも大事にしなければいかんですね。
実況
ライトへ。
快音を残しましたが打球ははるかに右。
すごい打球音でしたね。
野村
少し速かったんですけど真芯でしたね。
丸の打ち方を見ているとストレートに見えるんですけどボールが動いてるんですかね?実況
選んだ。
バースは歩かせてしまった。
アウトランナーが1塁です。
好対照の表情を見せておりました両軍の監督です。
一発があります。
エルドレッドが右の打席に入ります。
本塁打に限らず何とかチームに貢献したい。
第6戦を前にしてエルドレッドはこう語っていました。
一方マウンド上のバース、このシリーズすでに2勝を上げています。
当たっているエルドレッドか、それとも2勝を上げているバースか。
実況
バットが折れたような音。
1塁もアウト。
実況
緒方監督はジャクソンを出して来ましたね。
こういう展開になればこのパターンで行くんでしょうね。
それにしましても昌さん、ずいぶん重たい展開になってきましたね。

今年の最後を決めるのにふさわしいというか気を使って慎重に進めていますね。
山本
我々も力が入ってね。
体が硬くなっていますね。
実況
先ほどのバース対エルドレッド、併殺に打ち取りました。
バッテリーが勝ちましたね。

いいボールを投げましたね。
北海道に行ってから投げ方を変えたという話をされてましたが、あそこにきっちり投げれば詰まることができるんですよね。
実況
エルドレッド、先ほどは結果を出すことができませんでした。
8回の表、ファイターズの攻撃は8番の杉谷からです。
杉谷、市川というところが塁に出ますと上位に回ってきます。
マウンド上のジャクソンもこのシリーズ、第1戦から今日まで6試合連続登板となりました。
山本
ジャクソンが登板してるということはほんとにせってる勝負なんでしょうね。
実況
それにしましても2人のピッチャーが6試合ずつ投げるというのもすごいですよね。
第3戦、そして第4戦、このジャクソンをファイターズが打ちました。
ただ第5戦は気持ちを切り替えてジャクソンがナイスピッチングを見せました。
迎えた第6戦。
とにかくこのシリーズは延長戦、15回まで設定されています。
早め早めの継投になっています。
実況
先頭の杉谷が出るかどうか。
丁寧にさばいて1アウトです。
このシリーズ、延長は第7戦までは15回まで行われます。
途中からマスクをかぶっています市川です。
第5戦は市川が先発マスクをかぶって打つほうでは田中賢介を全部送って全部送りバント
あれがファイターズ。
利きましたね。
1球で仕留めましたので、チームがリズムにのりますよね。
山本
今日は四球が結構ありますけど、これからは大事になってきますね。
実況
札幌ドームでの3試合は四球を全て終盤にものにしてきたのがファイターズです。
実況
フルカウントまで戻してきました。
実況
意外と伸びていく。
今日はこちら向き。
丸がつかんで2アウトです。
意外と打球、伸びましたがセンターフライ。
ツーアウト。
ファイターズはここから、上位打線です。
カープブルペン
中崎がウォーミングアップを開始しています。
どこで中崎の投入があるでしょうか。
第5戦は中崎が打たれて試合を落としましたが緒方監督、中崎への信頼感は変わることがありません。
第5戦、中崎からサヨナラ満塁ホームランを打った西川。
ライト前ヒット。
アウトランナーが1塁。
3塁側
西川ですが3勝2敗だけれどもこのマツダの空気感、アドバンテージはないと思っています。
危機感を持って試合に臨みたいし、塁に出たら思い切ってスタートをきりたいと話してました。
実況
全くゆるみはありません。
スタートを切れる局面になりましたね。
ファイターズは。
野村
ここは切ってくるんじゃないですかね。
実況
試合は8回に入っています。
野村
ただ西川は完全に乗りましたね。
どのボールに対してもバットが振れる状態になるというのは、なかなかないんですけど、このシリーズでそういう状態になったというのはホントにのってきましたね。
山本
2戦目は状態が悪かったのにね。
実況
どこで仕掛けてくるのか。
野村
この1・2番コンビですと最初にストライクを取りたいんですよね。
一球目に走ってこなかったときにストライクを取ったのと取らないのとでは打者が有利になっていきますから。
実況
初球、ストライクは取れませんでした。
野村
そうですね。
先ほどの1球目のインサイド、ストライク、エルドレッドの打席なんですよね。
インサイド、ストライクを取ったことに対してエルドレッドが審判にずっとクレームをつけているんです。
今、審判から注意を受けたんですけど、エルドレッドが退場になるようなことになったら大変なことですからね。
実況
ここは冷静に行ってほしい。
野村
高ヘッドコーチが出るのが早かったですね。
大谷っていうのが頭に浮かぶんだけど。

そういうのが浮かぶだけでもカープベンチとしては嫌ですよね。
切り札というか。
実況
ここもスタートの構えだけ。

次くらいですかね。
そんなにクイックというわけでもないですし、走らなくても四球が取れるという計算もあったと思うので、この辺で仕掛けてくる可能性が高いですね。
実況
もう一回けん制球。
ここはもう時間をかけます。
実況
またしてもけん制球。
野村
これはけん制をしているんじゃなくてけん制をさせられているんですね。
自分の間で投げるということが大切なんですね。
もうこれ以上のことをしてコントロールを乱すのはいけませんから。
実況
投手返し。
センターに抜けていく。
中島卓也がつなぎました。
アウトランナーが2塁1塁です。
完全にファイターズの1・2番が覚せいしました。
これで西川と中島卓也
今日は2人合わせて9度の出塁ですか。

これはね。
カープサイドには非常にプレッシャーをかけていますよね。
今のも野村さんが言われますように1塁ランナーを気にしすぎてホームに投げる神経が半分ぐらいになっていましたね。
棒球といいますね。
この次はそうはいかないのでしっかり投げなければいけません。
実況
2アウトでランナーが2塁1塁。
打席は岡大海
第1打席でショートへのタイムリー内野安打がありました岡大海です。
外野は前進です。

岡選手は勝負が早いですから第1ストライク、しっかりと際どいところに投げたいんですけれども初球ボールになりました。
実況
センター返し。
抜けていく。
2塁ランナーは3塁を回って止めた。
センターの丸からダイレクト送球。
俊足の西川ではありますが、3塁を回ったところで止まりました。
2アウト、フルベースで4番の中田翔です。
すごい場面を迎えましたね、8回の表。
山本
アウトランナーなしからですからね。
3連打。
実況
そしてネクストバッターズサークルに大谷ですか。
野村
ネクストバッターズサークルにいるだけで嫌ですけど。
まずはこの中田ですよね。
実況
第3戦、マウンド上のジャクソンから逆転のタイムリーがありました、中田翔です。
さすがにジャクソンも平常心ではなさそうですね。

とんでもないボールを投げるような投手じゃないんですけど、逆転タイムリーもこのシリーズ中に打たれていますしね。
そう考えると神経を使うのは分かります。
ただ、満塁なので勝負ですからね。
実況
外れました。
ボールが2つ。
バッテリーが難しくなってきましたね。

アウトコースのスライダーに投げるというのがこのシリーズの一貫したカープの攻めなんですね。
ただ今のは外れていますからね。
どうしますかね。
山本
今日はスライダーがほとんど入ってないでしょ。
野村
中田はまっすぐ1本で来るでしょうね。
実況
これも外れた。

今のはとってほしかったでしょうね。
ナイスボールだったんですけど。
実況
外れた。
押し出し。
この8回の表、押し出しでファイターズが勝ち越しに成功です。
結局ストライクが入りませんでした、ジャクソン。

そうですね。
もうちょっと強気で行ってほしかったんですけど。
実況
そして大谷を下げました。
もともと投手・バースという打順だったんですが、そのままバースが行きますね。
野村
そうですね。
ネクストバッターズサークルピッチャーのジャクソンから見えますからね。
栗山監督が意識させたんじゃないですかね。
山本
中田の勝負だったんですよね。
ストレートの四球ボールってのはね。

ただ日本ハムはこの1点を守りにきましたよね。
代打を使わないというね。
実況
タイムリーヒットになる。
大きな大きな1点が入りました。
1点追加、これで6対4。
投手のバースが打ちました。
あるいはマウンド上のジャクソン。
緊張の糸が切れてしまったのか、投手のバースに打たれました。
これは大きな1点ですね。

投手でもバットを持っていますんでね。
今のボールはちょっと不用意でしたね。
真ん中高めの甘いボールでしたから。
う〜ん、ちょっとね、もったいない。
この2点はもったいないと思いますね。
山本
スライダーがストライクでなかなか入らないからストレートねらいですもんね。
実況
なおもフルベースでレアードです。
ジャクソン苦しい。
すでに10時を越えていますので、鳴り物での応援はできなくなっているマツダスタジアムです。
この回は2アウトフルベースでネクストバッターズサークルに大谷翔平が立ちました。
実況
これも外れた。
踏ん張れるか、ジャクソン。
この人の力で今シーズンカープはペナントをつかみました。
ただこのシリーズは苦しんでいます。
実況
打った。
大きな当たりだ。
そのまま届いた。
グランドスラム!ファイターズ、この8回の表、ビッグイニングです。
実況
いや〜、昌さん、レアードがね、やりましたね。

というよりね、投手はストライクが入らないと満塁、満塁で攻められるのが一番苦しいんですよね。
最後はスライダー。
ど真ん中。
高めに甘く入ってしまいました。
今シーズンカープを助けたジャクソン投手なので実況
重かった重かった第6戦。
8回の表、ファイターズが一気に解放されてビッグイニング
6点です。
これで10対4となりました。
アウトランナー無しからだったんですけどね。

今日の前半の流れを見ますとね、非常に重たい。
平常のシーズンの試合とは全く展開が異なりますからこういうことも起こりうるのかなと今は思いますね。
実況
カープは投手が代わりました。
大瀬良です。
山本
2アウトからのファイターズ打線の集中力ですよね。
実況
大きな一発となりました、レアード。
このシリーズ、これが3本目の本塁打となりました。
真っ赤に染まるレフトスタンドにたたきこんだグランドスラム
喜びがはじけます。
3塁側、ファイターズの栗山監督です。
それにしましても投手というのは繊細なもので2アウトから西川を出してやっぱり気にしましたかね。
ランナーの西川を昌
中島選手に対して2ボールにした時にちょっと嫌な感じがしたんですよね。
ただ、その後このつながりというのは予測できませんでしたけれども、あそこからガタガタと崩れた。
押し出しが決勝点というのは、ちょっと寂しいかなという感じがしますね。
実況
11.5ゲーム差を逆転してペナントを制したファイターズの力ということでしょうか。
あの6点は。
野村
連打というのは甘い球があったにせよ、つながっていたというのは、やはり恐るべしですね。
日本ハムの打線というのは。
実況
点差はつきましたが8回の裏、カープは食らいついて行くしかありません。
途中から守備についています、赤松からです。
赤松、鈴木誠也、さらには選手会長の小窪とつながっていきます。
今シーズン、シーズン前の下馬評は決して高いものではありませんでした。
6月には31年ぶりの連勝もありまして、日本シリーズ出場を果たしました。
マウンド上はバースが続投しています。
ベンチの新井。
代打で登場しましたがランナーをかえすことはできませんでした。
今シーズンは去年、大リーグからこの日本、カープに戻ってきてチームを支え続けた黒田、その黒田、さらには新井、この2人を中心にチームが1つにまとまってやってきたカープ
明日の第7戦に向けて黒田は準備をしているはず。
何とか黒田さんに日本一で花道を、そう誓って臨んだシリーズ。
きょうも3万人を超える観衆がマツダスタジアムに駆けつけています。
3万693人、打席の鈴木誠也もこのシリーズ、1戦2戦はただ札幌に移ってからはじょじょに本来の当たりも取り戻しています。
今日も2塁打を1本放っています。
実況
カープ緒方孝市監督もこのシリーズどんな結果に終わるにせよ、選手にとっては大きな経験になる。
そう話していましたが、できれば日本一で勝って経験を積みたいところ。
32年ぶりの11連勝の際はこの人の活躍がありました、鈴木誠也
神ってるという言葉は広島の流行語にもなりました。
ファンは声援を止めません。
中途半端なスイングになってしまった。
これで2アウト。
1塁側
今シーズンはマツダスタジアムでの試合はチケットを本当に取りづらかったんです。
球場の外から無料で見られるタダ見エリアがありますよね。
200人ぐらいの方が今日も詰め掛けていたんです。
今日も勝って明日もここで見たいんですというふうに話していた人が多かったですね。
実況
たくさんの人の思いを日本シリーズ
マウンド上は先ほどタイムリーを打ちましたバース。
選手会長の小窪。
実況
第2戦ではこの人の先制タイムリー2塁打が効きました。
第1戦、第2戦、地元マツダスタジアムで迎えたこの2連戦はカープの素晴らしい野球が展開されましたが、今日、第6戦は苦戦しています。
野村
バースという投手は淡々と球種を変えながら本当に早く打者を追い込む素晴らしい投手ですね。

シーズン中に先発で使われているときよりもセットアップで投げた時のほうがいい投球をしていますね。
球も実況
ベンチの大谷翔平をとらえています。
この雰囲気だとどうですかね。
9回の裏はないですかね。

ないでしょうね。
あとはしっかり応援、声を出すということだと思います。
実況
なんといいましても8回の表、2アウト満塁でネクストバッターズサークルに栗山監督は大谷を立たせました。
あれも投手のジャクソンにとってはひとつ、目に入っていろんな思いがあったでしょうかね。

細かい作戦なんですけれども、投手としては気分はよくないですね。
意識したかどうかは分かりませんけど、間違いなくプラスではありません。
投手の心理にしては。
実況
この回は杉谷からという打順。
代打はヨウ・ダイカンです。
いいプレーだ。
集中力は切れていない。
サード、選手会長小窪哲也
ヨウ・ダイカンもシーズン終盤では故障もありました。
なかなかこのシリーズは結果がでませんでしたけれどもね。

シリーズの序盤はスタメンでしたけどね。
途中からスタメンを離れてあまりいいところは出ませんでしたね。
実況
ただ札幌ドームで守備でヨウ・ダイカンはいいところがたくさんありました。
打席は途中からマスクをかぶっている市川です。
マウンド上は大瀬良が続投しています。
シーズン3年目の大瀬良。
キャンプで故障がありました。
7月まで1軍に合流することができませんでした。
7月20日にレギュラーシーズン、先発しまして結果を出せず、一度ファームに戻って中継ぎとして再度、上に上がってきました。
それからの大瀬良はずいぶん活躍しましたね。
野村
先発したときは故障明けだったんですけど、中に入ってから中継ぎ陣の層の厚さがしましたよね。
実況
これもいいプレーだ。
小窪哲也、田中広輔、難しいゴロをさばいて2アウトです。
実況
そして西川です。
今日の第6戦、1番の西川が3安打4出塁。
2番の中島が2安打、5打席全部出塁。
山本
サヨナラ本塁打からバッティングが変わったような気がしますね。

一気に来ましたよね。
実況
打者というのは一本で変わる。
野村
そうですね。
やっぱり吹っ切れたんでしょうね。
実況
9回の表は大瀬良大地が3人で抑えました。
6点差を持っていよいよ栗山ファイターズ、10年ぶりの日本一へあと1イニングです。
最後マウンドに立つのは一体誰なのか。
抑えのマーティンはすでに帰国しています。
このシリーズも抑えなしという苦しい状況でスタートしましたがここまで3勝2敗。
王手をかけて、この広島に再度、やってきました。
最後は誰が来ますかね。

栗山監督のことですから今シーズン一番頑張った投手じゃないですかね。
最後は胴上げ投手にふさわしい投手をあげてくるんじゃないですかね。
実況
誰を告げるのかも注目したいところです。
背番号48、谷元が向かうもようです。
レギュラーシーズンも58試合に登板しました。
第3戦では安部に同点タイムリーは打たれましたが第4戦では勝ち投手、栗山英樹監督は今年の日本シリーズ、日本一を決める最後の局面、谷元をマウンドに送りました。

今シーズン頑張りましたし、このまま3人投げるのかというのもわかりませんし点差はありますけどね、投げる投手というのはこういう大舞台というのは点差は関係ありませんから、しっかり投げてほしいなと思います。
逆にカープのほうもしっかり攻めてほしいなと思います。
実況
カープにとって2009年マツダスタジアム完成が大きな転機になったように2004年、北海道に移転したことがファイターズにとっては大きな転機になりました。
2006年、2度目の日本一を果たした、北海道日本ハムファイターズ、あれから10年たちました。
今日勝てば10年ぶり。
3度目の日本一ということになります。
栗山監督は4年前、日本シリーズジャイアンツに敗れました。
その忘れ物を取りに来るシリーズ、そう誓った今年の日本シリーズ、いよいよ頂点まであと1イニング。
アウトは3つです。
ファイターズはシフトの転向がありました。
ヨウ・ダイカンがセンターに入っています。
勝のために日本一になれ、メッセージボードが掲げられています。
カープにとって黒田が精神的な柱だったようにファイターズは武田勝投手、大きな柱でした。
今年で引退する武田勝投手の花道を日本一で飾れるか。
外野は左から西川、ヨウ、岡。
カープは會澤から2球目を打ってライトがつかんで1アウト。
大谷も手をたたいて大声を出します。
カープはここで代打攻勢です。
投手、大瀬良という打順。
ルーキーの西川が告げられました。
野村
西川が代打で来てルーキーで日本シリーズの打席ですから、この打席は大事にしなければいけませんね。
実況
きょう第6戦の先発は増井でした。
4回途中で栗山監督はチャンスと見るや増井に代打を送りました。
2番手は鍵谷、そして石井、井口とつないでバース。
実況
西川、これはあっぱれ。
西川にとってはいい経験になりますね。
野村
すごくいいヒットといいますか、一生、心に残るヒットになると思いますし代打で出ての成功率が非常に高いんですよね。
実況
来シーズン以降、非常に成長が楽しみな西川。
そして上位に戻ります1番の田中広輔。
今日はトップ打者の出来が明暗を分けています。
田中広輔はここまで4打席ノーヒット。
一方のファイターズの1番打者・西川遥輝は今日、3安打。
山本
1・2番でヒット1本ですからね。
日本ハムはほとんどでしょ。
ほとんど出塁。
実況
9度出塁。
1塁真正面。
セカンド送球。
1塁には転送できません。
2アウトまで来ました。
実況
一時はホークスに11.5ゲーム差をつけられました。
6月から7月に球団新記録の15連勝。
中田翔打点王
今日も満塁ホームランのレアードは本塁打王
大谷の活躍もありました。
そしてマウンド上、地味にすごい、谷元の活躍ももちろんありました。
第6戦あとアウト1つで北の大地、北海道に日本一の称号をもたらしますファイターズ。
実況
ファイターズ、日本一の歓喜まであとアウト1つ。
実況
これで追い込んだ。
二刀流の活躍があった大谷将平。
打点王の活躍がありました。
中田翔
タクトを振るったのは、この栗山英樹監督。
栄光まで、あとアウト1つです。
実況
この今日の第6戦、マウンドに立つことはありませんでしたがベンチで応援を続けています、大谷。
一方、地元マツダスタジアムでこのまま敗れ去ることになるのか、広島東洋カープ
粘ります。
生まれ育ったこの広島の地で自身初の日本一となるのか。
一方戦況を見つめています、大谷翔平です。
実況
打ち上げた。
2塁オーライ。
構えて捕りました。
試合終了。
北海道日本ハムファイターズ
10年ぶり3度目の日本一。
4年前につかめなかった日本一。
忘れ物をこの広島で取り戻しました。
グラウンド上で歓喜がはじけます。
北海道日本ハムファイターズの選手たち。
一方の広島東洋カープ、地元で32年ぶりの日本一はなりませんでした。
ファイターズ、強かったですね。
山本
そうですね。
この短期決戦で徐々にチームが1つになっていた気がします。
粘りがありました。
各選手に。
実況
この広島で1戦2戦、ほとんど自分たちの野球をすることなく連敗したときは、どうかな、ファイターズという声もあったんですが昌
そうでしょうね。
ほとんど機能しませんでしたからね。
そして北海道に帰って3連勝して、まさか最後4連勝で勝負を決するというのは予想がつかなかったですね。
実況
2連敗からのファイターズの4連勝。
分岐点はどこにありましたかね。
野村
カープサイドから言わせてもらうと、あとひと押し、本当にあとひと押しができなかった。
浩二さんが言われたように盛り返して日本ハムの各打者が本当に粘ったと思いますし、この6試合の中でカープの投手に球数を投げさせましたよね。
チーム一丸となってですからね。
実況
胴上げです。
栗山監督が広島の空に舞います。
栗山監督が8度、広島の空に舞いました。
選手の目には涙。
それにしましても4年前はジャイアンツに2勝4敗で敗れたファイターズがこの4年後、レギュラーシーズンはホークスに一時は11.5ゲーム差をつけられながら最後は逆転して、そして日本一まで上り詰めたという2016のシーズンとなりました。

オールスター明けの15連勝がきっかけだったと思います。
カープも今シーズンは神がかっていましたけど日本ハムも最後まで神がかっていたと思います。
実況
今シーズンでの引退を決めています武田勝投手の胴上げもありました。
武田勝投手にとっては万感でしょうね。

うれしいでしょうね。
いろんな思いがあるでしょうね。
実況
二刀流の大谷翔平にどうしてもスポットが当たるんですけどファイターズはバランスのいいチームでしたね。
野村
そうですね。
中継ぎ陣、緊急事態だったんですけど本当に上手に栗山監督が起用しました。
実況
一方、ベンチで見つめているカープの選手たちです。
この悔しさをカープは忘れてはいけない。
野村
今目の前で見た胴上げ。
日本一、最高に嬉しい結果を出したチームと今日は日本一悔しいチーム。
2つに分かれたわけですけれどもカープの選手、またこの悔しさをバネに次はまた日本一を目指して頑張ってもらいたいと思います。
非常に素晴らしい内容の濃いゲームだったと思います。
内容の濃いシリーズだったと思います。
実況
ヨウ・ダイカンの目に涙が浮かんでおりました。
山本
スタンドのカープファンの人たちも日本ハムをたたえていますね。
実況
素晴らしいですね。

カープファンのマナーのよさといいますかね、最後とって集まった時からカープファンの方々は拍手をされていましたからね。
そう考えると野球って素晴らしいスポーツだなと思いますね。
実況
それだけ今年の2016年のシーズン、カープファンにとっては夢のようなシーズンでしたし、この日本シリーズも最後カープは敗れましたけれども6試合、死力を尽くして戦いつくしました。
野村
ちょっとしたきっかけというのが短期決戦ではありますけれども、そこがちょっとカープは足りなかったかなと思います、ただ素晴らしい試合を見せてくれたと思います。
実況
宮西も極度の緊張感から解放された達成感、いろんな思いがあるでしょうね。

ファイターズは思う存分、今日は楽しんでほしいと思います。
明日から数日間お休みをもらえますのでね。
実況
中でも主砲の中田翔は、この広島で生まれ育ってという選手ですからね。
山本
子どもの頃はカープファンでね、地元で優勝したわけですからうれしいでしょうね。
実況
ご家族もいる広島で、自身初の日本一ということになりました。
喜びがはじけています。
3塁側。
ファイターズベンチ。
2006年に2度目の日本一を果した後、実は日本シリーズ3度敗れるということがあっての今回ですからね。

喜びも球団として、ひとしおでしょうし、全国のファイターズファンの方々も非常にうれしいと思います。
聞き手
優勝監督インタビューです。
見事、10年ぶり3度目の優勝を飾りましたファイターズ、栗山英樹監督です。
マツダスタジアム、赤に染まったカープファンからも大きな拍手をもらいました。
どんなお気持ちですか。
栗山
今年1年、広島カープが頑張ってカープのファンの皆さんが野球の流れを作ってくれた。
どうしても日本シリーズをここでやりたいと思っていました。
なかなかパ・リーグの方はうまくチームを進めることができなかったんですがここで最後の最後まで野球をやらせてもらって本当に感謝しています。
聞き手
この日本シリーズを振り返るとマツダスタジアムで2連敗からのスタートでした。
正直あの時はどんな気持ちだったんですか。
栗山
まぁ、あの2連敗もそうですし、札幌の試合もそうですけど、どっちに転んでもおかしくないゲームばっかりだったんで今、こうやって全てが終わりましたけれども、勝った実感というのはあまりなくて野球の難しさばっかりが心にのこったシリーズなので、僕もそうですし、うちの選手達も本当に勉強させてもらったので本当に感謝しています。
聞き手
3塁側ダッグアウトにいる選手の皆さんは2連敗したあと、見事に4連勝、褒めてあげたいんじゃないですか。
栗山
そうですね。
選手たちはリーグ優勝の時もいいましたけど、苦しいシーズンから最後、大きく離されながらも、あきらめないでここまで来て、一試合ごとに選手たちが成長している姿は本当に実感できたので選手たちを褒めてあげてください。
聞き手
2016年のチームスローガンが殻を打ち破るという意味の「爆ぜる」。
中島選手や田中賢介選手、活躍しましたね。
前に進みましたね。
栗山
そうであったらうれしいです。
クライマックスシリーズから日本シリーズ、使い方を含めていろんなことを思う選手がいたかもしれませんがいろんなことを自分に決めてやってきたので勝ちきって勘弁してほしいと思います。
聞き手
ファイターズ、チームで見ますと武田勝投手が今シーズン、引退を発表されてまた1つチームがまとまったと思います。
どう感じていましたか?栗山
若いチームなのでみんなで前に進むしかないしひとりひとりが強くなっていかないと勝ち切れないチームなので日本一になりましたけれども、まだまだ途中なので明日からまたしっかりと前に進んでいきます。
聞き手
マツダスタジアムでの試合でした。
黒田投手は札幌ドームで素晴らしいピッチングをしてまた明日の試合、ファンの皆さんに期待されていたと思います。
黒田投手の勇姿は札幌ドームで見て栗山監督はどうお感じになりましたか?栗山
連敗した後、黒田投手だったので選手たちが純粋に野球に入っていけるんじゃないかと思っていたんですけどある意味、黒田投手の力を借りてチームが立て直ったところもあったので本当に尊敬していますし、できればもう1試合、選手たちはやりたかったかもしれませんけどもう一試合あるとどうなるか分からないので勘弁してください。
聞き手
見事勝ちきりまして、10年ぶり3度目の日本一となりました。
あらためて日本一になった思いはいかがですか。
栗山
正直にというと実感が湧かないというかもう一回、落ち着いて冷静に考えていきます。
日本一になったことよりも1つ1つの試合に野球が面白いというふうに皆さんが思っていただけたらのなら、すごくうれしいし、それだけを求めてきたので本当によかったです。
聞き手
マツダスタジアムにも多くのファイターズファンが詰め掛けました。
何よりこの場所から1000km以上はなれた北の大地ではパブリックビューイングなども行われてテレビ、ラジオなどの前で多くのファイターズファンが応援してくれていたと思います。
ファイターズファンに向けてメッセージをお願いします。
栗山
1年間、本当にありがとうございました。
今年は北海道にも災害が多くあって苦しんだ方もいたと思いますけど少しでも力になれたらうれしいです。
本当に一年間ありがとうございました。
聞き手
見事な勝利、栗山英樹監督でした。
ありがとうございました。
実況
優勝監督インタビュー、栗山英樹監督、聞いていただきました。
実感がわかないというコメントがありましたがさぁ続いては、シリーズのMVP、誰でしょう。
レアード選手です。
聞き手
あらためてレアード選手に大きな拍手をお願いします。
8回、見事な満塁ホームランでした。
あの場面を振り返っていただけますか。
レアード
すごく大事な場面だったのでなんとか打ってやろうという気持ちでいきました。
たまたま甘いところに来たので、あのような結果になって、すごくうれしいです。
聞き手
レアード選手の効果的な3本の日本シリーズでの本塁打がありました。
好調の要因はどう感じていますか。
レアード
そうですね。
まぁ毎日一生懸命、全力でプレーすることを心がけているので今日の本塁打は祖父が打たせてくれたものだと思っています。
天国にいる祖父も誇りに思ってくれていると思います。
ありがとうございます。
聞き手
素晴らしい本塁打を連発する中で特にチームの強さ、まとまりというのも感じていらっしゃったんじゃないですか。
レアード
今シーズン、いろいろなことがありましたし、上がったり下がったりもありましたけれども、このような日本一という結果になってすごくうれしいです。
聞き手
レアード選手はいろんなチームに所属して結果を残してきましたがファイターズというチームはあらためてどんなチームですか。
教えてください。
レアード
信じられないぐらい才能にあふれたすごくいいチームだと思います。
聞き手
ファイターズファンはもちろんですがマツダスタジアムカープファンの皆さんもレアード選手のすしポーズがずいぶん浸透していたように思います。
すしポーズもまじえてメッセージをお願いします。
レアード
ありがとうございます。
すしボーイ!聞き手
1000km以上離れた北の大地。
北海道にいるファイターズファンに向けてのメッセージをひと言お願いします。
レアード
ありがとうございます。
今日のこの優勝はファンの皆さんの応援なくしてなかったものでこれからこのペナント、優勝旗を持って帰りたいと思います。
聞き手
見事に日本シリーズ、3本の本塁打、そして日本シリーズMVP、ブランドン・レアード選手でした。
おめでとうございます。
ありがとうございました。
実況
最後はすしポーズも決まりました。
MVPはレアード選手でした。
実況
ファイターズの日本一が決まりました今日の第6戦、映像で振り返ります。
先発投手はカープ野村祐輔
一方のファイターズは増井でスタートしました。
立ち上がり、まず岡のタイムリー内野安打。
ファイターズが先制。
2回にはカープがバッテリーエラー。
増井のワイルドピッチで同点に追いつきました。
さらに石原のあたり、レアード、タイムリーエラーで2対1。
ファイターズの反撃は4回。
田中賢介のライト前タイムリーヒットでファイターズ同点。
西川が完全に元の姿に戻りました。
4対2。
そして5回の裏、丸のソロホームランで4対3。
さらに6回です。
アウトランナー2塁3塁からこの当たり。
カープは同点に追いつきましたがショート中島卓也の守備も光りました。
そして8回です。
2アウト満塁から4番中田翔にジャクソンが痛恨の押し出し。
さらに投手のバースがセンター前タイムリー。
仕上げはこの人です。
シリーズMVPのレアード。
グランドスラムで一挙6点を取りました。
これで10対4。
最後は谷元。
菊池を2塁フライに抑えて見事10年ぶり、3度目の日本一達成です。
グラウンド上では表彰式が行われています。
北海道日本ハムファイターズの10年ぶり3度目の日本一で幕を閉じました、今年のプロ野球
結局今年はファイターズが日本一。
セ・リーグカープが25年ぶりに制すという1年になりました。
今年1年プロ野球を振り返ってどんな印象ですか?山本
このシリーズを見てもわかるようにペナントレースも非常に面白かったです。
ファイターズも15連勝。
11.5ゲームをひっくり返した。
そして優勝。
カープは若い選手が脂がのりきってちょうどいい経験をしてのっていった。
面白いペナントレースだったと思います。
そしてこの日本シリーズの戦い、一戦一戦、力が入りましたね。
実況
第6戦、大差になりましたが面白い日本シリーズでしたね。

今回のシリーズは力の接近した一つの試合の流れを決めるようなじりじりしたゲームが多かったです。
その中で終わったときに日本ハムが勝っていた。
力の差は本当になかったなと思います。
実況
流れというお話がありましたが札幌ドームに行ってから一瞬のミスで流れが変わったりしましたね。
野村
ホームゲームの力。
そういうのを両チームともに自分たちの味方につけて行ったんですけどカープからすれば悔やまれるのは押し込んでいただけに、もうひと押しができればというゲームでした。
両チームとも似たような1・2番の出塁であったり長打があったり投手力がよかったりバランスのとれた両チームだったと思います。
実況
ベンチ前、今シーズンで引退となります黒田博樹投手の姿もありました。
黒田、引退するんですね。
野村
そうですね。
黒田が帰ってきてから広島の逆襲といいますか、復活といいますか、カープを支えてくれた大の立役者です。
残念ですけれども彼もめいいっぱいやりきったんじゃないかなと思います。
山本
昨年カープに帰って先頭に立ってめいっぱい前に進んでいきましたよね。
それを若い選手が背中を見てついていった。
それが今シーズン、チームが1つになった、優勝の原因だと思います。
実況
一方のファイターズは武田勝投手が引退。
勝さんのために日本一を取るんだ。
このあたり、チームの思いも最後にありましたね。

もちろんあったでしょうね。
両チーム、素晴らしい試合をしてくれました。
日本ハムのほうは今年は栗山監督がいろいろな策を講じてシーズン中に増井投手を抑えから先発に回したり勝たせました。
監督がしっかりチームを把握して脂ののりきったチームになりました。
実況
あとは大谷翔平
本当にすごい存在感でしたね。

このシリーズも大谷選手の存在感が光りました。
打つほうも投げるほうも。
結局今日もどこで出てくるんだとカープベンチが警戒していました。
試合に出ないでプレッシャーを与えられる選手、こんなすごい選手はいないなと思います。
野村
スーパースターですから。
彼の影響力というのはあったと思います。
ただ初戦がね、その大谷を打ち崩してカープが取っただけにカープも素晴らしかったと思います。
実況
今年はいろんなことがありました。
2016年のプロ野球北海道日本ハムファイターズ
10年ぶり、3度目の日本一です。
今年の2016/10/29(土) 18:30〜20:54
読売テレビ
SMBC日本シリーズ2016 「第6戦 広島×日本ハム」[字]

日本一決定か!王手の日本ハム!大谷が新たな伝説をつくるか!広島がホームで32年ぶりの日本一に向け逆王手なるか!※最大延長110分+緊急延長(雨天中止の場合あり)

詳細情報
おしらせ
第6戦が開催されない場合【満天☆青空レストラン】【天才!志村どうぶつ園】【世界一受けたい授業】を放送します
番組内容
激戦続くSMBC日本シリーズ。初戦は広島が大谷を攻略、第2戦も最多勝野村の好投で広島が連勝を飾る。札幌に移動した第3戦は大谷のサヨナラタイムリー、第4戦は中田・レアードのHRで日本ハムが対戦成績をタイに戻した。互いに日本一に王手をかける第5戦は9回裏に西川の満塁サヨナラHRで日本ハムが3勝目をあげた。広島に舞台を移した第6戦。日本ハムが4連勝で日本一なるか!大声援を背に広島が逆王手をかけるか!
出演者
【解説】
山本浩二
【解説】
山本昌
【解説】
野村謙二郎
【実況】
長野正実広島テレビアナウンサー)
【広島リポート】
宮脇靖知広島テレビアナウンサー)
日本ハムリポート】
岡崎和久(札幌テレビアナウンサー)
【代表インタビュー】
森拓磨(広島テレビアナウンサー)
制作
【製作著作
日本テレビ
【制作協力】
広島テレビ
札幌テレビ
日テレアックスオン